会津八一に関するブログ 138
宮川寅雄「秋艸道人随聞」より 2009・4・22(水)
「・・・かれ(会津八一)が努力し、達成する過程に求めたものは、円満と調和と妥協ではなくて、すこぶる険しい抵抗と反撥の道だった。かれの歩んだ道は、個性的で不羈(ふき)ですらあったことは、すこしでもかれを知るものにとっては周知のところだった。
会津八一は、いわば圏外の人であり、孤高の道を歩んだ。学問においても、創作においても、つねに非正統をかざして、頑強に時流に抗した。その思想も文学も、きわめて肯定的であり、豊潤をめざしていたにもかかわらず、その形成の径路は、時流に否定的であり、反抗的ですらあった。・・・」
「円満と調和と妥協」の中にいる我が身に無い物を八一はすべて持っていた。全集12巻をやっと読み終えることが出来たのは、彼の全人的な魅力のおかげである。
宮川寅雄「秋艸道人随聞」より 2009・4・22(水)
「・・・かれ(会津八一)が努力し、達成する過程に求めたものは、円満と調和と妥協ではなくて、すこぶる険しい抵抗と反撥の道だった。かれの歩んだ道は、個性的で不羈(ふき)ですらあったことは、すこしでもかれを知るものにとっては周知のところだった。
会津八一は、いわば圏外の人であり、孤高の道を歩んだ。学問においても、創作においても、つねに非正統をかざして、頑強に時流に抗した。その思想も文学も、きわめて肯定的であり、豊潤をめざしていたにもかかわらず、その形成の径路は、時流に否定的であり、反抗的ですらあった。・・・」
「円満と調和と妥協」の中にいる我が身に無い物を八一はすべて持っていた。全集12巻をやっと読み終えることが出来たのは、彼の全人的な魅力のおかげである。
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