会津八一&団塊のつぶやき

会津八一の歌の解説と団塊のつぶやき!

会津八一 1236

2016-10-30 20:13:10 | Weblog
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図書館通い 2009・9・2(水) 

 大学在学中から、文壇の寵児として大活躍していた相馬御風と同郷(新潟)の会津八一は早大文学部時代から親交があった。ただ、八一は生家が経済的苦境に陥ったことなどもあって、在学中は図書館にこもってひたすら勉強するだけだった。卒業後も恵まれず、雪深い新潟の高校・有恒学舎の英語教師の職しかなかった。その後、1910年に坪内逍遙らの尽力で早稲田中学の教師になり、その後の学究の道を開く。
 43歳(1924年)の処女作「歌集・南京新唱」はほとんど売れず、短歌が世間に認められたのは59歳(1940年)の「鹿鳴集」による。だが、早大旧図書館が今では「会津八一記念館」になっているのだから、そこに図書館での学習とその後の学究の素晴らしさが表れている。

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