会津八一&団塊のつぶやき

会津八一の歌の解説と団塊のつぶやき!

作家・澤地久枝2   SURUME

2008-07-20 20:53:10 | Weblog
 「昭和の語り部」として多くのノンファクション作品を発表した澤地久枝(77歳)は九条の会・呼びかけ人の一人として「実現不能の理想論とか、女書生の夢などと言われることは覚悟の上」で、現状を平和憲法の原点へかえしたいと言い「もうこの国は駄目だと投げてしまうのは簡単だけども、投げて得るものは何かと考えたら、無理にも希望を持っていたいし、希望を持ち続けるには勇気がいるのです」と決意を語り、さらに続ける。
 「いざ、有事」という時、政治家や金持ちは一線では役に立たない、もちろん年寄りもそうだ。なら、ボーナスも退職金もない不安定な非正規雇用者(今では労働者全体の3分の1超)が、ちょっといい条件を示されたら、戦争に出かけていくだろう。もう、そういう社会状況が出来ている。この国の近未来を想像し、身震いしたと言う。(続く)