SUPER FLAT 2

非ファルス的にもっこりするものを肯定せよ!(神の性的不器用あるいはその性的悪戯に由来するもの達について)

科学的に考える

2009年02月04日 | Weblog
>しかし、今日「美術」がそれでもなお存在しているのは事実であり、「美術」とは何か、「美術」はいかなる意義があるのか、あるいはそもそも「美術」などは今日必要とされていないのであろうか、といった問題について考えることは、美術の生産活動に関わる限りにおいて、無意味な問いではあり得ません。(池田剛介氏の日記より転載)

 今の日本は、政治も駄目、経済も駄目、人間も駄目、環境も駄目......。こんなときに美術やってる馬鹿がいるか。シンポジウムやってる馬鹿がいるか。美術も文学も批評も亡くなったほうがいいんだ。すべての芸術文化はもう亡くなったほうがいい。私たちがやるべきことは、ただひとつだけ。しかし亡くなる前に、まったく新しい種を生み出すこと、まったく未聞の概念的な形式を作りだすことだ。荒川修作が「ある」って言うんだ。ジャック・デリダが「確実だ」って言うんだ。そいつに早く名前を付けようじゃないか。これからあと何十年か、絵なんて描いてたって大したことないだろう。小説なんて書いてたってたかが知れているだろう。そんな悠長なことはもう止めて、これから私たちは新しい科学者になるんだ。そして「私」と「環境」との関係を科学するんだ。それも毎秒、科学的に考えるんだ。時間が無いぞ。