summer diary

日記らしきページ

幸せな時間

2010年10月14日 | Weblog

 エコカー補助金が9月初旬で終了してから確かに減産体制に入りました。 駆け込み需要で7月、8月は日々3時間以上の残業をこなしていましたが・・・。10月半ばで今はオール定時です。 それ以上に受注は悲観的なようです。 駆け込み・・・簡単に言うと、給料の前借と同じなので、当然2~3ヶ月分を前もって貰ってしまっている状態ですから、この先最低でも3ヶ月程度は受注は無いと考えるのが普通ですよね。 さらに円高の逆風も相まって、自動車関連(輸出の利益が大きい企業など)などはかなりの利益が目減りする見通しとなっています。 なんで円がそんなに人気があるのでしょうね。 それほど、円(日本)は世界的に観ても安定している国家なんでしょうか。
それとも、企業の国際化により、日本の製品や国民性や、首相がころころ変わるようなこの国にしては投資家から観ると、かなり評価が高いと考えることができますよね。 
それはそうとして、 リーマンショックからやっと抜け出すことが出来たとおもいきや、またまたリーマンの再来がそこまで来ているような気がしてます。 これは何も、単なる投資家による破綻とは違って、ある意味、需要と供給とのバランスで、今は明らかに供給過多になっているのでしょう。 特に、トヨタ、日産、ホンダにしても・・・。日本の自動車産業は単純に車種を増やして(目先の新しいような感覚にさせて)マイナーチェンジ(これは2年に一度)、フルモデルチェンジ(これは4年に一度)などの趣向をこらして、目先で販売意欲を増進してきました。
しかし、もう、いい加減にこの手法が通用する時代ではないことに気づくことが大切ですね。 
なぜなら、数年前とは違って、デザインや排気量、馬力などというマニア的な要素では決して売れない時代です。
欧州の自動車産業や自動車の考え方をもう少し真剣に考えてみれば、なにが必要で何が不要なのかは歴然としてますね。
ベンツ、アウディー、BMW、ワーゲン、シトロエン、ローバー、ロールスなどなど、日本でも評価が高い自動車メーカーを見てみると・・・。
車種が限定されていて、車種そのものもトヨタなどと比べたらはるかに少ない。 ましてやグレードなど、1車種で数種類の段階を付けて、意味も無く車種を増やしているだけの戦略はこの先は通用しない時代がくると思う。

日本の自動車メーカーは、今までの目先の販売意欲をそそる・・・上っ面な製品ではなくて、本当に完成されたものであれば、顧客は納得して購入すると思うからです。