むさしの墨友会

現代書道の父、比田井天来先生の門流である桑原翆邦先生の門人の吉野大巨先生を師として、書を愛好する仲間の会です。

ある方の執務室

2011-03-02 | 書道

ある方(東鶴さん)の執務室です。

この執務室で仕事上の相談や意見交換をさせていただいています。

 周りを見渡すと、そこは書の画廊のようになっています。

この色の部分は東鶴が加筆させていただきました。

一番左が「水流月不動」(水流の月は動かず)北村西望先生書

真中が「遊目」で桃園書道会の長谷川雅峯先生書

一番右が「居身百尺楼上放眼萬巻書中」(身を百尺の楼上に居し眼は萬巻の書中に放つ)東鶴書です...。


難しい?厄介?な相談もありますが、帰りがけに立ち話で一番大事な「書」の話に発展することもあります。

仕事の話では厳しい面持ちの東鶴さんですが、「書」の話になると顔も緩み温和になります。

さらに、飲み会の話になれば、目尻が下がります。

 

さて、なんて書かれてあるのかは、東鶴さんに加筆していただければ幸いです。


 

「得所」と「一期一会」ですね。

「得所」は桑原翠邦先生の臨書、「一期一会」は東鶴書です。

 

得所を所得と読まれた方がいますが、私だって所得の方が読みやすいですよ。

今では年金も少しいただいております。

以前と比較すれば所得も落ちています。

収入は落ちても支出(お付き合い)は変わりませんが・・・。

 

 

 サイドテーブルにも作品が置かれています。

左から「済世為念」桑原翠邦先生書、東鶴の写真立て利用の書額、吉野大巨先生の書で「琴清月当窓」

真中の銀色のものは次の機会に解説いたします。

 

やはり普段からこのような環境を作らないと、上達しないのでしょうね。

春3月です。

むくむくとやる気を起こさなければならない季節になりました。

冬眠生活(筆休め)から目覚めなきゃ!

 

(萬鶴)