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むさしの墨友会

現代書道の父、比田井天来先生の門流である桑原翆邦先生の門人の吉野大巨先生を師として、書を愛好する仲間の会です。

「書の冒険」朝日新聞Globeより (萬鶴)

2012-01-10 | 書道

朝日新聞の日曜版にGlobe(グローブ)という別刷があります。

普段ですとチラリと見るだけなのですが、「書の冒険」というタイトルが目に止まりました。

 

 

・・・毛筆を握ったとしても、次の機会は来年の正月ー

そんな人が大半かも知れません。ちょっと古くさい?堅苦しい?

では伝統や精神論から少し離れて、「書道」から「道」を外してみたらどうなるのでしょう。

さまざまな新しい試みが起きています。・・・と書かれています。

 

 

紙面をめくると・・・

いつも目にしている、比田井天来先生の作品「龍跳」が紹介されていました。

文頭には、異分野との出会い「あなたにとって書とは?」との質問もあります。

              書×写真 “感情や動作を包含した美の結晶”

              書×インテリア “人生をクールに生きるための手段”

              書×パフォーマンス “自分のこころを映すもの”

              書×パソコン “文字の生命力を創造すること”

              ×インターネット “もっとも人間的な芸術”

              アラビア書道を語る “西洋とも日本とも異なる自然観!

              西洋カリグラフィーを語る “いかに美しく装飾するか”

 

 

文中、「書壇」と周縁の溝と題して、宮代栄一氏は次のように書いている。

書とは何か。決まりごととされてきたものをあげれば

① 墨を用いる ②文字を書く ③筆で紙に書く

今回の特集は必ずしも守っていない・・・

 

・・・確かに、書はただ自由に書けばいいというものではない。「好きに、楽しく書くというだけでは確実に限界がくる。書が実用でなくなった時代にふさわしい仕組みこそが問われている」と書道専門誌「墨」編集長の太田文子も指摘する。

長い時間をかけて培われた書の伝統。その良さを守りつつ、時代の変化にどう適応していくのか。その知恵が試されているのかもしれない。・・・結

 

「むさしの墨友会」は、現代書道の父 比田井天来先生の門流である桑原翆邦先生の門人の吉野大巨先生を師として、書を愛好する仲間の会です。

この会の特徴は、団体行動が多いこと。研修?研究と称して飲み会が多いこと。展覧会なども誘いあって行動する。

不定期(かなり頻繁に)ですが、ブログを立ち上げていること。

仲間の多くはフェイスブックなどを活用し、頻繁に情報交換?を行っています。

したがって、書に向かう姿勢は個ですが、会としてはデジタルな発信を行ったり、団体(みんなで)活動することが多くあります。

ある意味では小さな「書の冒険」をしているのかもしれません。

毎日書くのも継続。1カ月ぶりに書くのも継続と言われています。

こうして挫折せずに続けられることは、励ましあい。足を引っ張り合う?仲間がいるからでしょう。

 

今日はちょっと目に止まった内容をご紹介いたしました。

 

何か普段と異なる文面ですね。

次回からはいままでどおりにします。

 

(萬鶴)


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10 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
読みました! (鶴嶺)
2012-01-10 13:33:14
萬鶴さん

私もこの新聞紙面は昨日会社で読んでおりました。
というのも個人的には朝日新聞は購読していないのですが
同僚が書道の事が出てたからと持ってきてくれました。
一目見ると、吉野大巨先生の教室で良く見る比田井天来先生の作品「龍跳」が載っていたので
すぐに目にとまりました。
以前であれば絶対に読まない紙面でしたが・・・
最近は事務所内の皆も書に関することがあればどうも目に留まるようで
私に色々と情報を届けてくれるようになりました。これってちょと嬉しいことですよね。
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BSでも (鶴城)
2012-01-10 19:02:19
萬鶴さん

紹介ありがとうございました(見て見ます)。

ところで、NHKのBSはご覧になりましたか。4日朝に石川九楊さんが出ていました。「書は呼吸する~臨書・筆に偉人の人生を発見する」という番組でした。取り上げられたのは大久保利通、良寛、そして最後は宮沢賢治のエンピツ書きの草稿(雨ニモマケズ‥)でした。エンピツはちょっとびっくりしました。そういうものもあるんですね‥。

さて私、‥悪戦苦闘中です。
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気になるようになりました (萬鶴)
2012-01-11 07:12:22
鶴嶺さん・鶴城さん
4年前でしたら、全く興味が無かった世界でした。
ふとしたきっかけ(東鶴さんに強引に誘われて?!)書道を趣味の一つにしましたが、書に関することが目にとまることが多くなりました。
今の所、Danceの方にウエイトがかかっているかと思いますが、書に移行する日も間近となったと感じています。
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新しい世界の発見・・・ (彩翠)
2012-01-11 21:08:40
学生を卒業してしまうと、勉強などで、なかなか成果がえられないと いやになってしまうことがあります。一方、新しいことを知ったり、できなかったことができるようになることもあります。そんなとき、すごくうれしくなります。書道を続けていて、そんなことの連続かなあ・・・と思うこのごろです。
そして、こうした形で意見交換ができることって いいな、”仲間”っていいな、と思います。
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さすが (嶺鶴)
2012-01-11 21:16:25
 萬鶴さん情報をありがとうございます。手元に朝日がないのでなんとも言えないのですが、朝日らしいウンチクかなと思いますが、書が世間にどんな形であれ認知されるのは良いことだと思います。それにしても、皆さん真面目だなーーーー!
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??? (鶴嶺)
2012-01-11 23:11:32
私 鶴嶺と申します。

嶺鶴さんがお見えになっていますが・・・・
もしかして岑鶴さんでしょうか?
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おもしろーい (東鶴)
2012-01-12 07:18:59
みなさま

本文もさることながら、皆さんのコメントの
方もおもしろーい、ですね。

岑鶴さん

ご自分の雅号を勝手に変えないでください。
そんなに新しい職場はストレスフルですか?
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本文より面白い! (萬鶴)
2012-01-13 07:27:56
岑鶴さん(改め嶺鶴さん?)
新しい職場で、気も動転しているのでしょうね。
大きく深呼吸してください。

彩翆さん
意見交換の出来る“仲間”なら良いのですが、ただ飲むだけの“仲間”かとも思います。
でも、面白い形の意見交流の場になっていますね。
これも時代のながれでしょうか。
今年も沢山、意見交換をしましょう。

鶴嶺さん
フェイスブックが昨日から、やっとつながったとのこと。
今までどうやってコメントしていたのですか?

東鶴さん(事務連絡)
土曜日は私が頑張りますので、お教室へ行ってください。
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不思議な現象が (鶴嶺)
2012-01-13 14:37:56
萬鶴さん

フェイスブックは自宅パソコンからはアクセスできていたのですが
社のパソコンからでは朝から16時半まで繋ぐことが出来ませんでした。
何故16時半を過ぎるとつながったのかは?なのですが・・・
原因は社のネットワークの設定にあることが判明し、その部分を改善したところ
問題なく繋がるようになりました。
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デジタル (萬鶴)
2012-01-14 06:07:55
鶴嶺さん

書そのものはアナログの世界ですが、今こうして情報交換sているのはデジタルの世界ですね。
甲骨文や金文のころ(紀元前1600年)から近年(この25年くらい前)までは、ファックスもコピー機もありませんでした。
私が仕事を始めた時は、ガリ版でしたね。
先輩から鉄筆の使い方や書き方を教わったものです。
コピーは青焼き印刷でした。
これは新人の仕事です。
デジタルなPCを使いこなすのも大変ですね。
私なんか未だに振り回されています。

せめて、人間関係(仲間関係)はアナログ気持ちで繋がりたいですね。
先ずは、赤ちょうちんでちょっと一杯も良いのでしょう。
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