むさしの墨友会

現代書道の父、比田井天来先生の門流である桑原翆邦先生の門人の吉野大巨先生を師として、書を愛好する仲間の会です。

印泥の色

2013-07-31 | 書道

雙暢展(そうちょうてん)にお出しする作品を、先生に選んでいただきました。

1週間ほど前にお持ちした時は、まだ時間がありますよ!と言われ、何枚にも朱を入れていただきました。

そして、本日も3種類を合わせて20枚近く書いてお持ちしました。

まだ、時間が有りますよと言われるのではないかと、多少心配でしたが・・・。

でも、数打てば当たるの感じです。

先週の分と合わせれば30枚以上書きましたかね。

どれも不満足ですが・・・。

結局、4枚が選ばれ、雅印を押していただくことになりました。

 

 

吉野大巨先生より、どの色にしますかね?と・・・。

エッ!印泥にこんな色の種類があるのですか?とビックリです。

女性の紅と一緒で、今日は華やかに赤い色・・・

また、落ち着いてシックに、ちょっと濃い目の色・・・

書も同じんなんですよと。

 

 

分かりますかね?

微妙な色違いです。

 

 

選ばれた4枚に、それぞれ異なった色を押していただきました。

 

 

 

今回お出しする作品は、90歳になる母親に部屋に飾りたいので、横の大きいのを書いてと頼まれたからです。

横4文字の半切額装になります。

「長楽万歳」

こんな機会が無いと横の額装などは書くことは無いと思います。

知らぬ者(初心者)の恐さ知らずです。

雅印も8分の大きさです。

出来栄えは兎も角として、良い経験になりました。

今日は印泥の色についてご紹介いたしました。

 

萬 鶴