すぎなみ民営化反対通信

東京・杉並発。「一人が万人のために、万人がひとりのために」をモットーに本当のことを伝え、共に歩んでいきたいと思います

10月10日な全フクシマ結成集会 報告①

2011年10月11日 | 福島に連帯、放射能から子ども守れ

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すべての原発をいますぐなくそう

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「福島を返せ」「子どもの命を守れ」「国と東電は責任をとれ」、フクシマの怒りは全国全世界の怒り。フクシマからの発信に応え、全国で大運動おこし、ありとあらゆる闘いで全原発の即時停止・廃炉へ闘おう!!!                       Dscf0025

 な全フクシマ(すべての原発いますぐなくそう全国会議福島支部)結成集会はコラッセふくしま多目的ホールに400名の参加で成功しました。福島の労働者農民の奮闘と母親の献身的で熱気あふれる闘い、主催者な全からの開会あいさつ、広島の高陽第一診療所医師・吉田良順さん講演、長崎被曝者・城臺美弥子さんの発言、各発言者の全身全霊を傾けた訴えと闘いの報告、教師、医師、弁護士による報告と決意の表明、野田政権と原発とテレビをはじめとするマスコミを徹底的にこきおろし諷刺し反原発の闘いを鼓舞激励する熱烈なコント(松元ヒロさん)、今後の具体的な実践方針の訴え等、すべてを通して、原発事故被災地・福島における「すべての原発いますぐなくそう」全国会議運動の結成に相応しい集会となりました。

 集会でのすべての発言がフクシマの怒りで心を一つにし、原発廃絶への避けて通ることができない闘いの苦難に満ちた険しさと厳しさを共有し、もはやひきさがることができない闘いに不退転で立ちあがることを通して必ずやすべての原発をなくす闘いの熱烈な真摯な決意の表明でした。

  福島の酪農家からは、(表土をはぎとることで放射能除染を行うとしている)表土5センチとは農民にとって数代にわたる苦労と愛情を注がれた自然の恵みによる百年、二百年を通して培われた農民にとってのいのちの土壌であること、それを原発と福島原発事故は奪い去ったことを怒りをこめて弾劾し、な全とともに原発をなくすまで闘うと表明しました。教師からは戦前に国の侵略戦争と戦争教育になべて屈して自ら口に封印して国に率先して従った教師の過ちをこの福島・原発・子どもたちの問題で繰り返すことは絶対できないと表明しました。福島の母親はもはや退きさがれないし、退きさがる気もない、子どもの命を守るためには闘うしかないと表明し訴えました。このな全結成集会での福島の人々のやむにやまれぬ闘いの決意は、会場でたくさんの人々の感動の涙を呼びました。この集会の全発言は、9・19明治公園さようなら原発6万人大集会に「福島隊」「浜通り隊」「中通り隊」「会津隊」の怒りの旗で結集した福島の人々の姿、9・19集会でのハイロアクション・武藤類子さんの発言ニューヨークでの子どもたちを放射能から守る福島ネットワークの佐藤幸子さんのスピーチとともに、全国全世界をかけめぐるでしょう。またぜひとも私たちの力で全面的に発信しつづける必要があります。 THIS.IS.JUST.THE.BIGINNINGSこれはたったいま始めたばかりの発信、アメリカ・ウオール街ではじまった運動が今では全米145拠点での大運動になつているように、な全フクシマ結成はまさに日本でのTHIS.IS.JUST.THE.BIGINNINGSといえる成功を実現しました。

当面する重大な焦点と集約点

 10・10な全フクシマ結成集会で重要な点は、以下の具体的な行動方針、運動方針が発言や配布されたチラシで提起された点です。

福島発緊急アクション  10月27~29日霞が関経産省前 ついに・・・女たちは立ちあがり、そして座り込む!(原発いらない福島の女たち あきらめない!風化させない! 100人の座り込み)

 原発は、もう真っ平!今すぐ止めたい! これが、命を守る女たちの本音です。それなのに、泊では休止中原発の再稼働が強行されたし、総理は『脱・原発依存』を継承するのかどうか、はっきりしないし、事故は収束していないのに、まるでなかったことにされそうな危惧を感じています。なぜ未だに脱原発に思い切った舵が切れないのか、どうしても理解できません。こうなってはもう黙っちゃいられないと、私たちはたちあがることにしました。立ちあがり、そして座り込みます。場所は霞が関経産省前、日程は10月27~29日(10~15時)もちろん「3日間のフル参加」ができなくてもOKです。可能な時間帯で参加ください。この話を聴いて、『よし!100人の1人になるわ!』と思う方を募集しています

以上呼びかけチラシ抜粋)

JR東への嵐の抗議・弾劾を! 汚染車両検修業務による被曝の労働者への強制に絶対反対!! ストライキ決起した動労水戸の行動に全力連帯 

              
 集会で国鉄水戸動力車労働組合の辻川副委員長が満身の怒りを込めて報告し緊急アピールしました。JR東による放射能汚染車両による常磐線運転再開、汚染車両の勝田車両センターへの回送強行と被曝労働=検終業務の犠牲の労働者への強制を絶対にゆるすな!

 動労水戸はこれに対して8日ストライキで絶対反対の闘いに決起しました。9月30日の緊急時避難準備区域解除によるJR常磐線(久ノ浜駅-広野駅)営業運転再開、震災・原発事故以降広野駅(福島第一原発25キロ)に放置され続けてきた放射能汚染車両のきちんとした除染抜きの運転強行です。JR東は、「国が安全と言っているのだから放射線量は測定しないし、その必要もない」というものです。乗務員や住民の放射線被曝の危険などまったく考慮だにしない!実際に、許しがたいことに、この汚染車両を勝田車両センターに引き入れたうえ、その車両の検査修繕を労働者に強制しようとしている。実際に何らの周知も防護措置も対策もなしにあたり中に飛沫をとばし散らしながら高圧洗浄し続けようとした。

 しかも動労水戸が絶対反対で決起することを計算に入れて、ストライキの事前通告期間を意図的に無視して、ストライキを行えば「違法ストライキ」になるような設定でこの勝田車両センターへの回送と検修業務を通告してきた。この常磐線広野駅放置の汚染車両の検修業務の強行と運転再開は、何が何でも「復興」「復旧」をみせかける政府のために、常磐線運転再開でJR東が率先して先兵になり、そのためには、労働者や乗務員や住民の被曝の危険も無視し去って信じられないような暴挙を行っている点にあり、その強行に際して、労働組合へのストライキ弾圧・組織破壊をも計画している点にある。原発運転や原発事故で作業に従事する労働者に命を削る被曝労働を強制し、周辺住民には「放射能は安全。健康に影響なし」と汚染と被曝にさらし続けている政府・東電とこのJR東がいまやっていることはまるきり同じだ。それに対してストライキで反対する労働組合に破壊・弾圧を行うというところに、このJR東が3・11情勢のもとでどういう役割を担おうとしているかも明白です絶対に許すことはできません。常磐線はいわき市から原発で働く労働者が福島原発に通勤してきた。この放射能汚染車両の検修業務(被曝労働)をめぐる攻防には、原発をめぐる攻防の核心的対決構造があります。闘いなしに安全なしです。団結なしに安全なしです。JR東がやろうとしているのは、鉄道で働く労働者を、原発で被曝の犠牲を強いられ、命まで落とす、そういう現在の原発での労使関係そのものに叩きこむということです。全労働者、全常磐線利用者、フクシマ全住民、全国の反原発の怒りで粉砕しよう。、

★10月21日 福島から大学を問う全国学生集会

 政府は、いま福島大学と福島県立医大に悪名高き山下俊一(福島県立医大副学長)を筆頭に「放射能」と「がん医療」の「権威」を原発御用学者として次々と送り込んでいます。言うまでもなく「放射能安全」「健康に影響なし」のデマでフクシマの怒りを分断し、封じ込めるためであり、さらに36万児童を生涯にわたってモルモットとして全データ管理し、カネ儲け医療の材料にするためです。学問と真理の砦であるべき大学、人の命を守るべき医療が、人殺しと情報統制、情報操作の御用学者の巣窟、原発擁護とカネ儲け医療の道具になりはてています。この大学を取り戻す闘いが若々しい全学連と福島大、県立医大の学生の手で10月21日に企画されています。

原発・反失業!怒りを力に!116日比谷へ

 結成集会では、偽装請負撤廃、構内業務外注化提案白紙撤回を掲げて9・29~30ストライキを貫徹し10月1日実施を完全に阻止した国鉄千葉動力車労働組合・田中委員長が11・6全国労働者総決起集会への大結集を渾身の決意で呼びかけました。

 非正規労働者の被曝と命の犠牲をいっさいの前提に運転され稼働し続けている原発に対して労働者の命を守ろうともせず自ら原発推進の先兵になっている電力労組の現実に、労働運動のこれ以上後退しようもない後退と変質の現実があると弾劾するとともに、それを突破して労働組合を再生するときがきたと訴えました。原発をなくす闘いと外注化・非正規化と闘う反失業の闘いは一つであり、全世界で闘われている共通の闘いだ、闘いを発信し続けることが労働者の国際連帯を発展させていること、フィリピン航空の非常勤労働者2600名がロックアウトを粉砕しピケットを張り、外注化阻止のストライキに決起していること、日本の伊藤忠商事が巨大集積基地をアメリカ西海岸に構築しようとしている攻撃に対してILWUが全港湾労働者の反撃を組織して闘いに立ちあがろうとしていること、原発が一つもないトルコから1万2000名の反原発署名が送られていることが報告されました。そして政府の「復興」特区こそ、空港も学校も病院もすべて民営化する東北破壊・大民営化攻撃であり、原発被災地福島を福島県民と子どもたちをモルモットにして「放射線先端医療の研究・開発」で新たな産業的カネ儲けの場所にしようとしていると声を大に弾劾しました。

反原発・反失業の国際統一行動を!国鉄1047名解雇撤回!非正規職撤廃!新自由主義とたたかう労働組合の全国ネットワークを

116全国労働者総決起集会

116日(日)正午 東京・日比谷野外音楽堂

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