すぎなみ民営化反対通信

東京・杉並発。「一人が万人のために、万人がひとりのために」をモットーに本当のことを伝え、共に歩んでいきたいと思います

杉並区の「あんさんぶる・税務署の財産交換」に荻窪南商店会連合会が「あんさんぶる荻窪」存続を決議

2015年12月18日 | 児童館なくすな!あんさんぶる⇔税務署交換

これはすごい!やったネ!!

荻窪南商店会連合会の満場一致の「あんさんぶる荻窪の存続」決議ですよ!勇気百倍!元気千倍!!

杉並区(田中良区長)には大打撃!財産交換相手の国では、田中区長と直に密約した麻生太郎財務大臣は別としても、“杉並区は何も報告してこないけれども、一体、何処で何を決めてんだかさっぱりわからない。地元の生の声を直に聴いてみたい、こんな自治体、前代未聞だ”って話になるんじゃないでしょうか?

⇒以上が、地元商店会連合会のこのたびの決議についての当通信の率直な感想であり感動です。

荻窪南商店会連合会の満場一致決議に続きましょう!

特報・杉並

(児童館・あんさんぶるー地域・職場版)

 

12月17日、荻窪南口仲通商店会・荻窪すずらん通り商盛会・荻窪南駅前通り睦会が商店会連合会として満場一致で決議!

 ★区は、来年2月1定区議会に「財産交換」議案を提出すると言っているが、この商店会連合会決議が、杉並区による荻窪税務署との財産交換で廃止されようとしている「あんさんぶる荻窪」の地元の声(地域ー住民・商店街・町会の総意)だ!

 

  既報の通り、杉並区は、11月開会の杉並区議会第四回定例会で、吉田施設再編整備担当部長の議会答弁を持って、「来年2月開会の区議会第一回定例会で、(あんさんぶる荻窪と荻窪税務署・公務員宿舎跡地の財産交換に関し)交換財産の種類・所在地・面積・金額・相手方等の議案を提出し議決承認をお願いする」と「事実上の“財産交換条例案”」とも「財産交換条例案そのもの」ともとれる議案提出の強行を明かにしていました。すずらん通り商店街と仲通商店街のゲートに反対の大横断幕が掲げられ、商店街の各所にポスタ―が貼られ、4510筆の署名が区に提出され、「あんさんぶるは区民の共同財産」「税務署ストップ」とまで「財産交換反対」「あんさんぶる存続」の地元の地域・住民の抗議がまきおこっている渦中で、区はあくまで強行の意思をあからさまにしたのでした。

「税金の無駄遣い」問題は「最小の出費で最大の効果」がモットーの田中区政の弱点

  その11月区議会での区の来年1定区議会「財産交換」議案提出の表明はは、しかも、時も時、安倍政権が「1億総活躍社会ー新たな3本の矢」の国の戦略なるものを打ち出し、その「第三の矢」として「特養整備」、そのための「国有地の格安の貸し出し」「首都圏90カ所での特養ホーム増設」の緊急対策の喫緊の実施を具体的計画として表明している渦中で行なわれました。安倍政権による「緊急対策」の実施の実現可能性や実施責任性、その内容の細密な中身や財源の明確性・責任性については、種々の議論や批判があることは、これまでの安倍政権の施策の経緯から当然のことですが、政府が国として公約に等しいものとして、前掲のように数値目標から方法まで言及したことは、「財産交換による用地取得と特養ホーム建設」としてあんさんぶる財産交換を進めてきた杉並区にとっては重大な選択枝に直面したことを意味しています。

  なぜなら、国のこの「緊急対策」が実施された場合、杉並区が現在強行しようとしている「あんさんぶる荻窪と荻窪税務署・公務員宿舎跡地の財産交換」による「天沼三丁目200床大規模特養・地域包括ケア」建設に投入する区の建築費は、国の「緊急対策」に基づいて杉並区が「特養ホーム」を建設するのに要する費用を少なくとも数倍、多い場合には10数倍にもなる超莫大な「区民の血税の出費」となるからです。区の「緊急対策」と国・都の補助金の組み合わせによって少ない場合には5億円でつくれる特養ホームを、田中区長と麻生財務大臣の口約束(2013年11月13日秘密「財産交換の最終合意)と財務省と杉並区の秘密「覚書」(2014年7月9日締結「覚書」)にしがみついて進めてきた財産交換計画に、固執して強行した場合には、特養建設費で30億円、複合施設棟建設費で30億円超、財産交換によるあんさんぶる廃止=荻窪北児童館廃止の玉突きで発生した学童クラブ・小学生放課後居場所事業の移転先としての桃井第二小学校の急きょ建替えで30億円と、計100億円近くなる建設費を投じることを意味するからです。この子どもでもわかる「税金の無駄遣い」を、杉並区=田中区長はどう説明し合理化・正当化できるというのでしょうか。一一月区議会でこの点を指摘された吉田施設再編整備担当部長は「国の方針はまだ区に達示しされていない」という一点でごまかすことしかできませんでした。

  国の国有財産の統轄権限を有する麻生太郎財務大臣にあの手この手で頼み込んで「国有地活用」「財産交換」でタッグを組んで、「国と決めてきたことだから白紙撤回などあり得ない」「もう決まったことだ」と地元に説明会も開かず、地元を無視し、複合施設棟の建築工事にまで来春夏過程で着手し「全国に先駆ける大規模特養増設」すると決めてかかっていた田中区長が、皮肉にも、政府の「緊急対策ー特養整備・そのための格安の国有し貸し出し」で、ここに至って大打撃を受けているということにほかなりません。地元町会・住民の反対運動で、追い詰められて、ますますウソとだまし討ちにのめり込むことに汲々としているだけでなく、「(国ー政府財界から)称揚される」はずのことが、逆に「政府の緊急対策」でとんでもない「(杉並区は)税金の無駄遣い」まで国の側から「暴露」される羽目に陥っているということです。

  12月17日の荻窪南商店会連合会の満場一致の「あんさんぶる荻窪」断固存続の決議は、声をあげれば、闘えば、「あんさんぶる荻窪」廃止ー財産交換をやめさせることができるという重大な、大きな展望を開きました。時は今です。

  少なければ5億円で区が建設できるという試算が成り立つ杉並区の特養建設について、100億円もの住民の血税を投入する「財産交換」計画強行までして現在の「財産交換」に固執するのは何のためか。その結果、ひきおこされるのは、年間7万2千人を超える利用児童総数を数える子どもの居場所・荻窪北児童館をバラバラにし、なくしてしまうということです。類まれなる地域住民と職員の共同の努力と創意ですばらしい地域福祉拠点、コミュニティ拠点となってきた複合施設・あんさんぶる荻窪を解体し、荻窪南口から取り上げ、奪い去り、潰して、税務署を誘致するということです。区は、子どもたちと親たち、住民と職員の培ってきた共同財産をつぶそうというのです。

「広大な土地」を使った建設企業のカネ儲けと再開発、施設再編整備が財産交換の本当の目的・・・、こんなことのために「地域の誇り」「築き上げた地域の財産」を奪われてたまるか!

  11月区議会での「来年1定区議会への財産交換議案提出」と国の「緊急対策」で浮き彫りになった杉並区の「税金の無駄遣い」への区の固執は、1点、杉並区・田中区長が強行する「財産交換」なるものの正体を満天下にさらけだすばかりです。「その1点」とは何か?区は「特養整備」が目的で、今回の「財産交換」に踏み切り、あくまで強行しようとしているのではないということです。田中区長が欲しかったのは「喫緊の大規模特養を建てる用地(土地)」ではなく、「喫緊の大規模特養特養の建設」を看板にして「広大な土地」、「荻窪税務署と公務員宿舎の6331平米の土地」を「カネ儲けのためのタネ地」として欲しかったのということです。そして、その土地を国からせしめるために、築10年半ば新築同然で駅近で資産価値が大きい「あんさんぶる荻窪(建物・土地)」を「高値になる交換材料」として意図的に選んだのです。

  そこには、あんさんぶる荻窪の歴史や杉並最大の児童館の存在や地域コミュニティ拠点としての役割などさらさら眼中にない。いや、それどころか、この際、「地域拠点であろうが子どもの居場所であろうが、全国自治体から見学者が後を絶たない福祉拠点であろうが、カネにならない施設など潰してしまっていい」という決断、「あんさんぶる荻窪」「荻窪税務署・公務員宿舎跡地」さらに、当初計画にもなかった桃井第二小学校まで巻き込んでの「桃井第二小学校改築」で、建築工事で莫大なカネ(住民の血税)を動かして建設関連企業を潤し、再開発に弾みをつける、そういう金まみれ・利権がらみのギトギトしたダ―ティな私利私欲が透けて見えます。41の小学校学区を中心とした杉並区の住区の構成をぶっこわし、駅中心の地域再開発・まちづくりに変えるという41児童館全廃を柱とした施設再編整備計画の狙いと一体で、その目玉としてあんさんぶる財産交換=荻窪北児童館廃止をたくらんでいることと根は一つです。

田中区政は「特養は有力な事業者を選定して民営で行く」という方針だが・・・、区は介護や福祉など真面目には考えてもいない!

  したがって「喫緊の特養」「大規模特養は区の最優先施策」というのも、どうでもよい手段としてしか考えられてはおらず、だから、もともと、施設再編整備計画で「民間活力の活用」「民営特養」として民間介護企業に、「特養建設⇒丸投げ」を前提にしており、しかも、特養や有料老人ホームが全国各所で経営破たん・運営破たん、介護職員不足、超低賃金・過重労働・安全崩壊のブラック介護施設問題が深刻な社会問題になっていることもどこ吹く風で、無責任な「民営特養」方針でつっ走っているのです。だから説明会や区議会での区の答弁でも、「しっかりした有力な民間介護事業者を選定していく」などという無責任な答弁が平然と行われている。

  皆さんも、今日のニュースで、損保ジャパン日本興和ホールディングが、このかん立ち入り査察が入り虐待問題が暴露・指弾されている「有力介護施設」ー『メッセージ』のブランド「Sアミ―ユ」のまるごと施設買収(子会社化)で、損保ジャパン日本興和グループが、ニチイグループに次ぐ業界2位のランクになるという動きをご存じでしょう。数ヶ月前に、この損保ジャパン日本興和グループは、名うてのブラック企業・ワタミグループから『ワタミの介護』の100施設(ブランド名は「レストヴィラ」)の一括買収をしています。まったくの異業種の損保ジャパン日本興和が「ワタミの介護」と「メッセージ」の買収でいきなりナンバーツーです。買収で介護市場に参入、そしてブラック企業の買収だけでいきなりナンバーツーですよ。介護など縁もゆかりもない企業が資本力(カネの力)で介護での荒稼ぎに参入している。杉並区が言っている「有力民間事業者」とはこうした要介護高齢者、高齢者、家族、そして「真っ当な労働条件なしに安全な介護なし」の介護職員を食い物にして「命よりカネ」でぼろ儲けしている巨大介護企業を念頭に置いているのです。

 ※関連ニュース 共同通信(以下に転載)

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損保ジャパン、介護大手買収へ メッセージ子会社化、業界2位に

 

2015年12月18日 11時09分

 

 損保ジャパン日本興亜ホールディングス(HD)は18日、介護サービス大手のメッセージ(岡山市)を買収し、子会社化する方針を固めたことを明らかにした。現在の3・5%の出資比率を51%以上に引き上げる。株式の取得金額は数百億円になる見通し。

 メッセージは業界3位で、10月に210億円で買収したワタミの介護事業(現SOMPOケアネクスト)を合わせると、ベネッセホールディングスを抜き、ニチイ学館に次ぐ2位となる。

 人口減や少子高齢化で国内の保険市場が縮小する中、今後の需要の伸びが期待される介護事業を強化し、収益源を多様化する狙い。 (共同)

 

 荻窪南商店会連合会決議に続きましょう!

  区の「税金の無駄遣い」問題無視の財産交換強行の姿勢、12月17日の荻窪南商店会連合会の満場一致の「あんさんぶる荻窪」存続の決議は、来年二月区議会を待たず、年末から年明け1月が、決戦のときとなったことを完全に明らかにしました。区には1カケラの正義・大義も、微塵の論拠・根拠もありません。声をあげている荻窪南口に正義・大義があり、真実があります。さらにありとあらゆる抗議・反対・白紙撤回の声を、ありとあらゆる署名を、行動を起こしましょう。来年2月議会に議案が出されたらおしまいなのではありません。

 ①まず、2月区議会議案を12月~1月の声と行動の大きさで阻止することに全力をあげましょう。

 ②仮に2月区議会に議案が出されても、議会を地元先頭に全区の地域・職場・街頭からの怒りの抗議で包囲し、採決を阻止し、議決できない大状況をつくりだしましょう。

 ③仮に議決強行をしても、財産交換強行は破たんを生み出すばかりです。そもそも理不尽でデタラメなものを撤廃、撤回させないでいられるでしょうか。私たちは戦争法に反対するが、戦争法が採決されたら、戦争になってもしかたがないと黙っていられるでしょうか。絶対そうではありません。それと同じです。要は、おかしいことはおかしい、ダメなものはダメ、許せないものは許せない、あきらめずに、一歩も譲らず声をあげ続けることです。この「あんさんぶる財産交換」をめぐる紛争だって、そうやって、立ち消えになったかと思われるような困難な中から、幾多の困難を乗り越えて、ここまで区と互角にわたりあうところまで来たのです。私たちが、負けてよいなどということは金輪際ありません。

 ④いま、あんさんぶる荻窪の荻窪北児童館解体・廃止と桃井第二小学校への学童クラブ・小学生放課後居場所事業の統合問題だけでなく、統合和泉学園への学童詰め込み、杉四小・杉八小の統合に伴う学童クラブ統合と高円寺に二つの児童館の廃止・再編、児童館職員室にまで学童詰め込みで拠点潰しへ重圧をかけられている善福寺北児童館はじめ、メチャクチャな《児童館狙い撃ち》の田中区政の攻撃に対して、苦戦を強いられ、歯を食いしばって職場と学童保育を守っている正規・非正規を問わぬ職員のみなさんも、どうか、あんさんぶる荻窪(荻窪北児童館)の「子どもの居場所」「地域施設ー地域拠点」を守る、ありとあらゆる粘り強い”徹底抗戦”の闘いに続いてそれぞれの児童館職場で地域住民とひとつになって声をあげてください。あんさんぶる攻防は、41児童館を守る闘いそのものです。問答無用の区の計画強行を前に議会が屈服し町会を分断され、地元が完全に外され切りすてられる中で、四面楚歌にさらされた荻窪南口が、必死で子どもたちと地域のために声をあげ続けて、真っ当なことを真っ当に訴えて、ここまで切り開くこともできたのです。やればできます。みなさん!縮こまるのではなく、背筋を伸ばし、両手を大きく広げ、思いっきり胸を広げ、元気に明るく声をあげましょう。声をあげ、力を合わせて、つながる限り、困難と思えたことでもあっけらかんとやれるものです。

  みなさん!声をあげましょう!荻窪南商店会連合会決議に続きましょう!これは希望が持てる闘いです。誰でもできる闘いです。まずは、この12月から1月の闘いです。

 

あんさんぶる荻窪―荻窪税務署・公務員宿舎跡地の財産交換に反対!田中区長がその気になれば5億円でつくれる特養建設に、わざわざあんさんぶる荻窪を潰し、財産交換による用地確保で100億円の血税をつぎ込む建設計画に固執するとは区は何を考えているんだ!区長の「税金無駄遣い」強行許すな!田中良(「ワル」と読み替えましょう!)区長に区長の資格なし!

あんさんぶる荻窪は断固存続!

あんさんぶる荻窪(荻窪北児童館)廃止を阻止しよう!

安倍政権の「1億総活躍社会―新3本の矢」の「特養増設―緊急対策」は大デマ、田中区政の「特養は喫緊、最優先施策」も同じ、その先兵だ。「特養」掲げた「あんさんぶる交換」強行を絶対許すな!

児童館廃止を阻止しよう!施設再編整備計画にゼッタイ反対!白紙撤回!

地域・職場・街頭から来年二月区議会「あんさんぶる廃止・財産交換条例」絶対阻止の大運動起こそう!子どもの居場所まもれ!税務署は荻窪南口に来させない!あらゆる署名運動起こそう!区職場からの声、決起が重要だ。みなさん、一緒に手を携えて、力を合わせて立ち上がろう!

 

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