すぎなみ民営化反対通信

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地球・人類・いのちよりカネ!放射能汚染水流出阻止より五輪東京招致?! 極悪アベたおせ

2013年09月04日 | 2020年東京オリンピック返上

安倍首相と政府の「汚染水対応」は罪万死に値する!汚染水止めろ!被ばくさせるな!安倍をたおせ!9・14反原発大行動(亀戸中央公園)にその怒りを総結集しよう!

 内外からの安倍首相と政府の福島原発・汚染水流出問題への政府対応への批判と轟々たる非難の中で、安倍首相は、8月28日訪問中のタタール・ドーハで内外記者会見を開き「東電任せにはしない。政府として緊張感をもって抜本的な汚染水対策に取り組む。国が前面に出る」(当サイト9月2日記事にて報道)と言い、帰国後の9月2日政府与党連絡会議で「汚染水問題を東電任せにせず、国が前面に出て必要な対策を実行に移していく」と重ねて表明、そして9月3日安倍首相主宰の原子力災害対策本部(本部長・安倍首相)で、①総額470億円の国費の汚染水対策への投入、②うち320億円を原発施設の周囲土壌を凍らせて地下水流入を防ぐ凍土遮水壁(※2014年度中完成)の建設にあて、150億円を現在試運転中のトラブル続出で停止中の放射性物質除去装置(「アルプス」)より高度の性能の装置の開発にあてる、③政府の原子力災害対策本部のもとに汚染水対策関係閣僚会議を設置、福島第一原発近くに現地事務所を置き常駐職員を配置して体制強化にあたるとした。

 これが、参院選の全過程を通して、既に漏出が判明していた放射能汚染水の大量流出・海洋流出を隠し続け、参院選後になってようやく漏出・流出を認めたものの、さらに1カ月以上もたってから安倍首相と政府が重い口をやっと開いてはじめて表明した抜本的な「対策と政府方針」だというのだ。

 安倍政権としてのはじめての「対策と方針」だからいかにも、というものだが、何のことはない、こんなことは事故直後の民主党政権時代に、東電が1000億円の予算で設置しようとしていながら、東電が出費に二の足を踏み、政府も促進もせず放置し、そのままほったらかしにされてきた「遮水壁」であり、試運転半ばで放り出されてきた「除去装置」だ。しかも安倍政権が見積もった予算措置は、東電試算の1000億円の半分以下ですませようというシロモノだ。

 そして怒りに堪えないのは、「やらぬよりやったほうがよい」というレベルの話ではなく、安倍首相と政府は、この「政府の責任で国が前面に立つ」という「汚染水対策・方針」を、汚染水流出絶対阻止のために真剣に考え審議して決定したのではなく2020年オリンピックの開催地の東京招致のために、「放射能汚染が広がっている日本でオリンピックを開催できるのか」というIOC内議論を抑え込んで、「アベノミクス成長戦略の新たな起爆剤になる東京での2020年オリンピック開催を何が何でも実現したい」という目的で、決定された「汚染水対策・方針」だということだ。

 安倍首相は、今日9月4日、ロシアで開かれる主要20カ国・地域首脳会議(G20)に向けて出立し、そのまま9月8日の2020年夏季オリンピック開催地を決めるIOC総会(ブエノスアイレス)に乗り込み総会で首相自ら「東京招致」を訴える。出発に際して官邸で行った会見で安倍首相は、福島第一原発汚染水問題について質問した記者団に対して「国が前面に立って抜本的対策を講じる。7年後の2020年にはまったく問題ないと説明してきたい」とうそぶいている。本当に許せない!起きている汚染水問題とは、2011年3・11福島原発事故以来、その事故原発において『新たな3・11』というべき未曾有の原子力人災が起きようとしており、それは福島、日本にとどまらず、全太平洋域、全地球、全人類に、70億の生命と健康と未来に重大な影響をもたらす大惨事の始まりだ!地球・人類・いのちよりカネだというのか。汚染水流出阻止より、カネ儲けのためのオリンピック東京招致だと言うのか。八つ裂きにしても飽き足らない!

 そもそも、汚染水流出で求められている対策と方針とは、緊急を要するものだ。「7年先の2020年は安全(※そんなことは金輪際あり得ない!)」とか「2014年度中に遮水壁完成」などといった悠長な話では断じてない!流出阻止のためのすべての投入とともに、被ばく対策、海産物・水産加工品の安全対策、避難・医療をはじめとして放射能汚染拡大に対する国際的国内的な緊急措置を講じなければならない重大かつ深刻な緊急対策が求められている。政府対応には「被ばく」の問題、「いのち」の問題が完全に切り捨てられている。この許しがたい安倍政権の汚染水対策・政府対応を誰が許すか!原発再稼働とか原発輸出とか再処理・核燃サイクルなど、もとより、論外も論外だ。これらすべてを、安倍首相と政府財界は、カネのためにまかり通らせようとしている。安倍をたおせ!ひきずりたおせ!

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  安倍首相が言っていること、やっていることがどれほど許しがたいことかは、ネット上でも内外から声が湧き起っています。

以下にその一つを転載で紹介させていただきます。
以下のサイトには、当サイトも8月9日に記事で転載で紹介している2012年7月6日公表のドイツ・キール海洋研究所の放射能汚染拡散予測シミュレーションの動画も含まれています。東電が参院選後に認めた海洋流出量から試算すると、このキール海洋研究所予測以上に戦慄すべき拡散が推計されます。福島原発事故の放射能汚染で太平洋は“全滅”するということです。問題がいかに深刻かつ全地球的全人類的ないのちの問題であるかをはっきりさせるためにも重要です。

atsutarou・・・・の回想録(2013・9・3)blog.goo.ne.jp/atsutarou2013/e/f3c8b10ecb05fdb15a94fから記事『汚染水とオリンピック』の転載です。

2013年09月03日 | 最近の政治家に思うこと
福島第一原発事故の汚染水問題で、東電は今までずっと「汚染水タンクから海に漏れ出ていない」と言っていましたが、参院選の翌日7/22になってようやく「やっぱり海に流れていた」と訂正しました。

当然のことながら、2011年3月11日以降、汚染水は大量に海に漏れ出しており、一年も前(2012年7月6日)にドイツのキール海洋研究所(GEOMAR)が、放射能汚染水の海洋拡散シミュレーションを発表しているのです。これがその動画です。

数十年後の拡散予測図シュミレーション (動画)

      ⇒    http://www.youtube.com/watch?v=_8N-umYzWGs


この驚愕の動画を見ると、今から3~4年後には北米大陸の西海岸をべったりと放射性物質が覆うのがわかります。
そして(日本がこのまま放置すれば)10年後には太平洋が終わってしまうのです。

ただし、このGEOMARのシュミレーションは、あくまでもセシウム137だけを対象にしたもので、セシウム134、ストロンチウム90、トリチウムなど、他の核種は考慮に入れていません。

しかも、東電は、このGEOMARが前提にしていた数字よりはるかに高い濃度と多い量の放射能汚染水が、事故直後から太平洋に流れ出していたことを7/22にやっと認めたわけなので、現実にはもっとひどい状況になっているということです。
 
 どんなにお金がかかろうとも、国力のすべてを動員して汚染水対策に取り組まねば、日本は世界中から大非難を受けるばかりか、莫大な賠償金を払わされることになるでしょう。

 オリンピック招致や、イプシロンなどやっている場合ではないのです。汚染水問題が明らかになった以上、日本はオリンピックを辞退すべきでしょう。

(それ以前の問題として、人一倍健康に気を遣うアスリート達が、放射能に汚染された日本に来たいと思うでしょうか…?)




▲福島第一の全タンク数は現在約930基。それらは耐震設計されていません。
ということは、もし大地震と津波がもう一度来たら、これらはすべて破壊され、今回の何万倍もの汚染水が一気に海に流れ出ることになります…。
/////////////////////////////////以上転載終了///////////////////////////////////////////////
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