休日(日曜)議会開会強行弾劾!「減税基金条例案」を廃案に!!
今日2月28日は杉並区議会が区議会始まって以来の日曜日区議会を開会・強行し、そこでは予算特別委員会の集中審議が「減税基金条例案」をめぐって行われます。休日議会強行といい、類例なき悪法である減税基金条例案の審議といい、私たち労働者住民にとってとうてい認めることができないものです。
山田区長の残る任期は1年。この一年に「条例」制定を新たな前提として山田区長はいっそうの行革・民営化、すなわち新たな1000名削減に向かって職員クビきり、低賃金使い捨ての非正規化と福祉きりすてへ突き進んでくることは明白。この行革・まるごと民営化・非正規化との大きな焦点に図書館全館民営化との闘いがあります。図書館民営化反対闘争には図書館職場にとどまらず、学校給食、保育、児童館はじめ区の全職場の今後もかかっています。
前回に引き続き、図書館民営化のもとでの労働者の低賃金非正規化=官製ワーキングプア化について実態の一端をみていきます。
(株)B社の場合
東京都23区内図書館で50名のスタッフを募集しています。以下はB社の求人情報の骨子。
【雇用形態】 契約社員
【応募資格】 PC操作・接客できる方。司書資格、図書館実務経験あればなお可。資格がなくても応募可。
【年齢】 55歳くらいまで
【仕事内容】 図書館業務全般
【勤務日数】 土日祝含む週3~5日
【勤務時間】 8.30~22.15のうち実働4.5~7.5時間 *遅番できる方歓迎
【休日】 週2日以上
【契約期間】 採用日~2010年12月31日、当初2カ月の短期契約、以後1月~12月の1年契約で更新有
【給料】 時給 司書資格有950円、司書資格なし930円(但し当初の2ヶ月間は司書資格有900円、無資格880円)
(株)C社の場合
C社も東京都23区で図書館スタッフ(責任者クラス)を契約社員で募集しています。
【雇用形態】 契約社員
【応募資格】 図書館業務経験者のみ。図書館司書資格者
【仕事内容】 カウンター業務・書架整理・スタッフマネジメントなど
【勤務時間】 8.15~20.15(実働8時間)昼間と夕方~夜 *就業先による
【休日】 4週8休 *ローテーション制
【給与】 月給18万円~25万円 *業務・経験による
コメント
前回A社と合わせて、区が図書館の業務委託・指定管理者制度で行っている民営化政策が、まさしく官製ワーキングプア化であることがよくわかります。
おりもおり、3月1日に「図書館からワーキングプアをなくすために」という講演会が日本図書館協会研修室で行われるというインフォメーションがネットでも流れています。公共セクターの民営化の焦点にいま図書館指定管理者制度がなっていること、その最大の問題点が低賃金使い捨ての非正規化にあること・・・その中で「官製ワーキングプア」に対する批判がテーマになっているわけです。注目していきましょう。