すぎなみ民営化反対通信

東京・杉並発。「一人が万人のために、万人がひとりのために」をモットーに本当のことを伝え、共に歩んでいきたいと思います

12・21、金曜日行動は続く 極右安倍新政権との戦いへ 

2012年12月21日 | 日記(メモ・覚書・資料・所感その他・・・

 
21日、官邸前を先頭に、寒風のもと今日も8
千もの人々が続々結集して怒りのコールを上げた

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 原発再稼働を前提に「2030年代原発ゼロ」を騙って「続原発か、脱原発か」とペテン的原発政策を参院選で掲げた野田・民主党は、原発推進の自民党に大敗し、原発再稼働・原発推進、「憲法改正」「核武装」「国防軍」の極右安倍政権がいよいよスタートする。だが、この参院選結果ー自民党「大勝」は、反原発・脱原発の私たちの戦い、「反原発・脱原発」の民意の「敗北」を意味するものなどでは全くない。

 議会制民主主義の政治支配・統治の危機のもとで旧体制護持のために自らの代理政府・政党のすげ替えで危機乗り切りをはかり独裁を貫く・・・そのために、まさに《自民党支配の瓦解→民主党への政権交代→民主党政権の破綻・崩壊》が露呈しているような二進も三進もいかない政府危機にあって「安定」を暴力的に護持する、それが小選挙区制である。メデイアや政治学者は小選挙区制がもたらす「振り子現象」として《自民党支配の瓦解→自民党惨敗~民主党への政権交代→民主党政権の破綻・崩壊、民主党壊滅・自民党大勝》を選挙制度論で解説してみせるが、起きている事態の本質は、1%の財界・支配層による国家統治がもはや政党・政府のすげ替えではいかんともしがたいほどボロボロになっているということにほかならない。国民の99%の意思・感情、民意を小選挙区制マジックで破綻した旧体制の統治につなぎとめることなどもはや不可能である。

 とりわけ3・11福島原発事故の爆発と命と未来の問題をめぐって行われたのが今回の衆院選だ。「原子力の平和利用」「安全・クリーンエネルギー」の嘘で原発の歴史を一からつくってきた、そして福島原発とその3・11事故の「生みの親」である原発推進の自民党政権・自公政権は、国民の99%の命の犠牲の危険と8割を超える反原発・脱原発の民意の蹂躙の上に「築かれた虚構」に過ぎない。虚構の独裁とはいかに「国会内多数」の「数」に頼んでも、「裸の王様」ということだ。イカサマに近い議会内の「数の力」など、国会を包囲し、街頭と職場、地域を席巻する怒れる「数の力」からみれば、ものの数ではない、たかが知れている。反原発・脱原発の戦いの爆発は、まったく不可避である、衆院選・東京8区ー山本太郎さん選挙闘争のような熱い闘いの爆発は今後各地で必ず起きる、必ず怒りの抗議は大爆発を遂げ、新政権をその原発推進政策・核武装政策・憲法改正政策もろとも吹き飛ばす。百万人デモ、ゼネスト、大占拠めざし戦おう。私たちと子どもたちの命と未来がかかった戦いだ

安倍政権との戦いが12・21官邸前抗議をもって始まった! 官邸前先頭に四千人が決起!

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 そして衆院選結果、安倍政権成立に対して、当然に抗議の闘いが開始された。そもそも、私たちは、再稼働を強行した野田政権に対して官邸前抗議・国会正門前抗議を徹底的に貫き、霞ヶ関・永田町一帯で立ち上がるとともに、自民党本部と経団連、電力各社にも抗議を叩きつけてきた。原発の導入者、原発54基体制の歴史をつくってきた張本人こそ、自民党であり、自公であり、電力会社、財界・経団連だからだ。金曜日行動の中で、人々の反原発の怒りの矛先が自民党、経団連や東電等の電力会社に向かったのは当然のことだ。成立する安倍自民党政権に対する空前の抗議、反原発・脱原発の怒りを叩きつけるのは当然のことだ。12・21官邸前抗議、金曜日行動はその始まりである。安倍晋三首相よ!あなたもこの怒りの抗議、今後の数万、10万、20万、数十万、百万の怒りの抗議、官邸・国会包囲、霞ヶ関大占拠を野田前首相のように「大きな音」というつもりか!フクシマの怒り、私たちの怒り、反原発・脱原発の意思、その爆発に直面するのは安倍新政権そのものだ。今から覚悟しておくがよい。

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敦賀原発(福井)・東通原発(青森)の「活断層」問題は、敦賀・東通にとどまらない!大飯をとめろ!もんじゅをやめろ、大間つくるな!六ヶ所やめろ!・・・全原発廃炉、すべての再処理・核燃やめろということだ

  衆院選の過程と結果、新政権報道で、メデイアには小さく扱われているが、それでも流れた敦賀原発及び東通原発での原子力規制委員会・専門家会議全員一致の「活断層」判断・評価は非常に大きな出来事だ。よくぞ、こんな危険の上に、何も調査もせずに「安全」とうそをついて、原発を次々と作ってきたものだ。あらためて怒りがこみ上げてくる。フクシマは例外ではない。この国、政府、歴代自民党、財界、電力資本、メデイア、根がらみの原子力産業は、54の場所に「原爆」をセットし続けてきたのだ。いったん地震や津波、事故が起きれば大爆発と空前の放射線被曝・放射能汚染をひきおこすことを無視し、《私たち99%の命の危機・危険》と《1%の連中のカネ儲けの強欲と核武装の目的》を引き換えにして原発を54基もつくってきたのだ。声を大にし、怒りをオクターブ高めて抗議し暴露しなければならないことは、大飯3・4号機をいますぐ止めろ、高速増殖炉もんじゅを即刻やめろ・廃止しろということであり、大間工事をいますぐやめろ、東電・東通りも再稼働するな・廃炉にしろ、六ヶ所もやめろということだ。21日官邸前抗議では当然、再稼働反対とともに、「大飯とめろ」「大間つくるな」のコールがたたきつけられた。浜岡原発が最大の焦点となる南海トラフ問題では□□万年のスパンではなく、この二千年間に7,8回のマグニチュード8・4クラスによる大津波が起きていたことも専門家によってレポートされている。それでも原発を続けるというか?!そのためにフクシマを抹殺し、「安全」と言い続けるつもりか?!

    

  12月28日(金)、今年最後の官邸前・国会前抗議の金曜日行動があります。来年さらなる爆発に向けて大挙して12・28官邸前・国会前に結集しましょう。

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反核運動発祥の杉並で原発推進の石原追い上げ、反原発の山本太郎さんに7万1028票

2012年12月17日 | 2012年12月衆院選・杉並レポート

2012・12・16衆院選開票結果(確定)東京8区(杉並)

 既に報じられているとおり、

石原伸晃さん  132,521 得票率46・9% 自民(公)   前 当選

山本太郎さん   71,028              25・2% 無所属(社) 新

円より子さん    54,881               19・4% 民主      新

上歩匡勇さん   23,961                 8・5% 共産      新

12月17日開票後の山本太郎さんの記者会見

記者からの質問「最終日15日高円寺での壇上から山本さんから見えた景色は?」

山本太郎さん「選挙の結果は落選だったけれど、見えたのは希望でしたね。これだけの人々が自分と同じ危機意識を持って立ち上がってくれている。希望でしたね」

《youtube動画転載》

http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=LOKHnhdDiZs#!

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 当サイトは、2011年3・11福島原発事故以来、反原発を人類に課せられた待ったなしの世界史的テーマとしてとらえ、編集・報道の第一義的最大テーマとしてほとんどそこに特化してお伝えすべきをお伝えしてきました。そして、今回の衆院選に際して、告示前日の12月3日に、このかん福島原発事故直後の文科省20ミリシーベルト通達への抗議以来、一貫して「放射能から子どもを守れ」「いのちを守れ」と声を上げ続けてきた俳優の山本太郎さんが、自民党支配の最強の選挙区・杉並であり、また反核運動発祥の地である杉並ー東京8区から立候補する決意を公表した瞬間から、「~2012年12・16すぎなみREPORT」を《この人の戦いが焦点》として、これまで12回にわたって報道させていただきました。

 

 衆院選・東京8区の確定開票結果は上記の通りで、焦点のこの人・山本太郎さんは7万1028票(得票率25・2%)で、自民党・石原伸晃さんの13万2521票に及ばず、第二位にとどまりましたが、当サイトは、反原発・脱原発の立場から、この結果と今後の反原発・脱原発を中心とした闘いの展望について以下のように考えるものです。

 

東京の50万有権者がいる一地域で、7万を超える人々が「原発いらない・放射能から命守れ・生きたい・生きさせろ」の大デモに山本太郎さんの訴えに応えて立ちあがった!・・・そう言っても決して言い過ぎではない《7万1208票の大きさ》

 

 産経新聞などは、東京8区での山本太郎さんが当選できなかったことについて、「8割以上が脱原発・反原発」の民意の「逆転」とばかりに、「『脱原発』が支持を得られなかった」「脱原発の落選」と鬼の首をとったかのように強調し、言いふらしているが、そんなことはない。真逆だ。

 もちろん、人々にとって山本太郎さんが当選するに越したことはない。国会で「本当のこと」を暴露し国民に対して警鐘を乱打し、政府与党に抗議し、「本当のこと」を語らない議員を糾弾する《戦う議員》を私たちが今回の衆院選を通して持てたならそれはさらにものすごい状況をこじ開ける力となったはずだ。山本太郎さんを国会に送り出せなかったことについては、全国全世界で原発・核をなくすために戦っている人々、原発事故被災地で生き抜くために戦う福島の人々、選挙戦を懸命に戦い抜いたすべての人々、7万1208人の投票者にとってこんなに悔しいことはない。山本太郎さん本人の悔しさもいかばかりかと思う。しかし、開票後の記者会見でも山本太郎さんは落胆するところなど微塵もなく堂々と選挙戦で訴えたことが待ったなしでこれからの戦いで問われていると自らの決意を述べている。

  そして山本太郎さんからは杉並の人々の支持と結集が「希望」と見えたように、支持の投票を行った人々も「希望」を山本太郎さん選挙闘争に見たのではないだろうか。「たった一人」で、自民党支配の最強選挙区に、しかも石原ファミリーとの勝負として、政党や組織のバックもなく山本太郎さんが東京8区に立つと決断し、立候補したとき、杉並の人びとにとって、従来の「議席」を確保できるかどうかの争いといった次元を超えた戦いに、今回の選挙戦の意味は転成していったのではないだろうか。

 原発の歴史を作ってきた本家本元・自民党の絶対支配の東京8区・杉並で反原発・脱原発で「本当のこと」を言い切って勝負に出た山本太郎さんの選挙闘争に、私たちは、《命を売り飛ばし命を奪う勢力》に対して徹底して抵抗し抗議し戦う鮮烈な《命を守る戦い》を見たのではないか。山本太郎さんの直球勝負の「本当のこと」を言う戦いに、自分たち一人ひとりのやむぬやまれぬ想い、自分たち一人ひとりの声をあげたのではないか。  

 これは頼まれたから投票するとか、誘われたからデモに行くという次元のことではない。それぞれに違う一人ひとりが、「今こそ言いたいことを言おう」「叫ぶべき時は今だ」と自分の叫び場所、自分の表現機会として、山本太郎さんが訴える「生きたい」「命がかかっている」「未来が懸かっている」「変えましょうよ」に心から共感・共鳴し、それが2週間にも満たない間に7万人規模にまで広がった真実の秘密ではないだろうか。これは代議制民主主義・間接民主主義という従来の選挙というより、ほとんど直接民主主義の直接行動であり本来の根源的自己表現のデモに近いか同質のものだと思う。再稼働反対の官邸前抗議は、常に初めてデモに参加した人々が多数を占めている。みんないてもたってもいられないから立ち上がっている。再稼働反対の金曜日行動はあっという間に誰も予測しなかったような20万人の大抗議となった。

 原発選挙といわれながら、エネルギー政策は種々掲げられても、福島原発事故で起きている「本当のこと」を誰も語らない今回の総選挙で、山本太郎さんが真っ向から「本当のこと」を暴露し抗議して戦い、その2週間足らずの間に急速に爆発的な7万を超える山本太郎さん支持の投票行動となったのは、選挙戦史上類まれな抜きん出たものすごい戦いだと思う。

  3・11以来の福島の人々の怒りと苦しみ、いま起きている危機と危険と犠牲について、山本太郎さんは、恐れず、ひるまず、臆せず、たった一人で「本当のこと」を言い切って、「子どもたちと私たちの命と未来」を訴え、7万1208票もの支持を得た・・・・これは十数日前のデモの呼びかけに対して、東京の一地域で7万人が「いのちを守れ」「生きたい、生きさせろ」を掲げて反原発・脱原発デモに立ちあがったに等しい。それは12・16杉並7万人決起というべき歴史的な事態だ。

12・16杉並7万人決起に続き、新たな反核運動の本格的な爆発、福島の人々と心をひとつに、命を守れ、子どもを守れ、すべての原発即時廃炉への大運動の爆発へ

 大切なことは、この戦いが、杉並から始まって全国3千万、全世界6億6千万にまで発展した原水禁署名運動、その発祥の地・杉並での戦いとして爆発したことだ。3・11福島原発事故・・・福島の生き抜くための決起・・・4・10高円寺1万5千人「原発やめろ」デモ・・・さようなら原発1000万署名運動・・・9・19明治公園6万人大集会・・・経産省前・福島の女たちの座り込み・・・3・11福島郡山開成山球場1万6千人大集会・・・6・29官邸前20万人抗議・・・7・16代々木公園17万人大集会・・・7・29国会包囲20万人抗議・・・東京都と東京地裁・東京高裁のデモ禁圧をものともせず抗議が爆発した11・11霞ヶ関大占拠・・・~12・16衆院選・東京8区(杉並)山本太郎さん選挙闘争=7万1208名決起・・・。そして杉並駅頭を連日席巻し、感動的な演説と応援で駅頭を埋め尽くした、告示から投票日までの激動の12日間、そこでの若者、女性の結集と決起。

  ここに貫かれ無限に解き放たれはじめているのは、「命を守る戦い」であり、「原発・核・命を脅かすすべてとの戦い」であり、「命を売り飛ばし、命を奪う1%の政府・既得権者(大企業と利権政党)に対する、命と未来を守る99%の生きたい・生きさせろの戦い」であり、「子殺しの国と食べられない無茶苦茶な社会を今こそ変えよう」「政治と社会を今こそ私たちの手に取り戻そうという叫び」だ。根底的なところから新たな反核運動が始まっている。その先頭に福島と固く結んで杉並は12・16の7万人決起によって立ちあがったということだ。

  12・15高円寺駅北口広場での山本太郎さん応援フエスと山本太郎さん最終演説会では、「どんな革命も一人の叫びから始まった」「世界はあんたが変える、世界は変わる、俺たちは動き出した、もう止まらない」(ミュージシャン)「杉並から悪を滅ぼす戦い」(素人の乱・松本哉さん)「国とメデイアは真実を伝えない。みんながメデイア。心が動けば体が動き出す」(ミュージシャン)はじめ沢山の人々が、12・16から、いや、既に戦いが始まっていると呼びかけている。

  山本太郎さんが当選にいたらなかったことを「脱原発の落選」「《反原発・脱原発=8割》の民意の逆転」と言いふらし、あるいは錯覚したがっている産経はじめ大手マスメデイアは、反核大運動の本格的な始まりで、何が東京8区で起きたのかを思い知らされることになるだろう。3・11福島原発事故2周年は福島と官邸・国会大包囲の大デモになるだろう。百万人デモと労働組合・職場からのストライキ・ゼネスト、全国あらゆる場所での戦いが、2012年をこえて、爆発するだろう。なぜなら福島原発事故は何一つ収束していないし、懸命に収束作業に従事する労働者の深刻な被爆が続いているからであり、今も毎時1000万ベクレル、毎日2億4000万ベクレルもの放射性物質が放出され、おびただしい放射能汚染が東日本一帯のホットスポットで進行し、さらに放射性廃棄物、震災廃棄物の広域処理が汚染を拡大していくからであり、命をめぐる戦いはますます燃え上がるからである。

安倍新政権と原発推進勢力の原発再稼働・TPP・消費増税・憲法改正・表現の自由圧殺に対して、原発即時廃炉、反TPP、反消費増税、反憲法改正、生きさせろの根底的な総反乱は確実に起こせる!

 「今はひとり」として山本太郎さんは衆院選に「本当のこと」を言い切って、12・16・・・7万人の怒りと自己表現の決起が杉並で実現された。投票行動とは言え、これだけのものすごいことを杉並区の私たちは実現した。一人ひとりが「生きたい」「生きさせろ」という一心から心から声を上げたとき、これだけのことをやってのけたのだ。

 息もできないような絶望の断崖絶壁こそ、真に歴史選択の時、人間の本質的で根源的な生命・意識は、生きる未来をつかむために動き出す。
   「ミネルバのふくろうは日暮れて飛び立つ。」

山本太郎さんの戦いも、危機感と怒り、想いを山本太郎さんとともにして戦った私たちの戦いも続く。未来を私たちの手につかむために。命をまもるために今が勝負、選択の時は不断に続く。

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選挙戦での山本太郎さんの街頭演説

2012年12月16日 | 2012年12月衆院選・杉並レポート


 
◆総選挙の焦点となったこの人・山本太郎さんの主張

 この人の戦いで、この「命を守る戦い」の訴えは、原発の歴史を作った自民党の絶対支配の東京8区揺るがし、原水禁署名運動発祥の地から3・11福島原発事故を転換点とする新たな反核運動の開始を全国全世界に発信する渾身のアピールとなっています。

そう、山本太郎さんとともに杉並をはじめとした人々が開始した戦い、これはもう止まりません。選挙結果としてはおそらく民主党が惨敗し、自公が「政権交代」前の議席に戻す激変となるだろう。だが、反原発・脱原発の戦いは、いよいよ本格的な大運動になることは確実だ。金曜日行動ー官邸前・国会前抗議と全国での戦いは継続的に戦われていく。フクシマは屈せずますます怒りを燃え上がらせていく。そしてエネルギー政策として原発政策をコトバで弄んでも、フクシマと放射能汚染下の命の問題を抹殺した総選挙の中で、「今はひとり」でも「本当のこと」を明らかにし「命を守る」渾身の訴えを貫いた山本太郎さんの選挙闘争は、反原発・脱原発=命が私たち自身の日常最大のテーマとなっていることを衝撃的に抜きん出て明らかにした。杉並駅頭をどこでも埋め尽くした熱気は、命を守る戦い、命を売り飛ばす1%の勢力に対する命を守る私たち99%の戦いの爆発の始まりだということではないでしょうか。編成される新たな政権と1%勢力に対する反原発・反憲法改正・命守れ・生きたい=生きさせろの戦いはもう始まっています。

(以下、12月14日夜、荻窪駅北口広場でのスピーチから)

 

こんばんわ、山本太郎です。今回、衆院選に杉並から立つことになりました。石原軍団と激突です。僕は兵庫県の出身なんですが、ここ杉並から立つ意味はすごく大きいんですよね。ここ杉並は反核運動が生まれた街なんです。1954年、一人の主婦から始まりました。お子さんを持った一人のお母さんが、署名を集め始めたんですね。ここから5分ぐらいの所にある中央図書館、公民館で原水爆の実験をやめてくれと言う内容でした。それが何千万人規模の運動になっていったんです。日本を変えた、世界を変えた。それが、なんと部分的核実験の禁止条約につながっていくんですね。すごいじゃないですか。それが杉並なんですよ。それぐらいのエネルギーを持った街なんです。杉並から山本太郎が立つ理由、その一つはそこです。
 
 もう一つ、3・11以降、原発事故がありました。その後、原発と放射能に対する不安を大きな声でいろんな人と話す空気じゃなかった。でも杉並、高円寺で行われた1万人以上のデモの中で、自分が思うことを素直に吐き出していいんだと。自分の思っていることも言えないような世の中なんて最悪ですよね。たとえ意見が違ったとしても、いろんな人の意見を混ぜ合わせて妥協点だったり、いろんな方向性が見い出せると思うんです。山本太郎が杉並から立つ理由、二つ目はそこです。
 
 そして最後に、山本太郎がどうして杉並から立ったのか、それは自民党です。原発の歴史をつくったのは自民党。もちろん3・11以降の原発事故による被害、放射能の拡散、それを隠し続けて事故を矮小化し、マスコミもぐるになって僕たち国民をだまし続けた民主党。3・11以降の地獄は民主党がつくりだしたものです。でも前の土台となる部分、それは自民党がつくり上げたものなんですよね。今の自民党の中枢にいる象徴的な人物といえば石原さん、石原ファミリーなんですよ。いま危機的なこの日本の状況を、大きな資金力や組織力はないけれども市民のみなさんとつながって、この大きな敵、日本を売り飛ばそうとする者たちと対決して突破すること、それは大きなエネルギーを日本中に送ることになると思うんです。日本が変わるきっかけは、ここ杉並からつくろう、杉並から変えられるんじゃないかと思ったんです。山本太郎が杉並から立候補しようとした理由はそれです。
 
 とにかく今、ひどすぎるんですよ、世の中があまりにも。いきなり衆議院解散してね。テレビの報道を見ても偏向報道だらけ。この国に存在する政党は自民、公明、民主、維新。ちょっとだけ、みんなの党。それぐらいしか報道されていない。いろんな党が乱立してとか。そうじゃないんですよ。今回の選挙の一番のテーマは、命を守れるかどうかなんです。命を守ろうとする者と、命を売り飛ばそうとする者、その2極の闘いなんですよね。その中で自分に何ができるのか。議席を取って、しがらみだらけの政治家たちがなかなか口にできないことをストレートのものを言う、自分にはその役目ができる。それだけじゃなくて、政党が乱立して、ものごとのフォーカスがずらされている事実をみなさんに伝えなきゃと思ったんです。命を守ろうとする者と、命を売り飛ばそうとする者、その2極の闘いなんだということを、日本全国のみなさんにお伝えしたかったんです。
 
 地震大国の日本は今、地震の活動期ですよね。先日マグニチュード7・3の地震があった。翌日はマグニチュード7・4と訂正された。専門家によると、この先マグニチュード8クラスのものがやってくる警告と受け取っていいと。そのような状況の中で原発が動き続けている。原発は止まっているだけじゃ安全じゃない。一刻も早く廃炉作業に入る手続きを踏まなければならない。
 
 そのような状況の中で、原発推進と言っている勢力もある。その一方で「脱原発」の皮をかぶりながら、段階的停止みたいな、2030年代までにみたいな、1日も長く原発を続けてお金を手にしようとする人たち。そういう大きな勢力がマスコミと一体となってわれわれに本当の情報を渡さないんですよね。
 
 本当に危険なんです。今は地震の活動期。福島の東電原発、本当に収束していますか。関西電力大飯原発3号機、4号機、その下には活断層が通っている。なのにまだまだ動かすか。増設までするか。どんどん再稼働して一体何がやりたいんだ。
 
 福島の事故、これは同心円の中に閉じ込められているんですよね。汚染は広がっていませんよというアピールだらけなんです。しかも同心円上、30キロ圏内だけじゃないですよね。でも福島のキーワードの中にしか汚染はないような工作がずっと続けられていますよね。福島差別をつくり出しているのは、政府であり、政治家であり、メディアなんです。
 
 今回の福島東電事故、それによって広がった放射能汚染、それは東日本一帯なんですよ。もちろんすべて均一ではない。ホットスポットとして点在しているんですよ。みなさん、放射能汚染は東京には汚染はないとお考えですか? とんでもない。福島東電原発が爆発して、その後、放射能雲になりました。放射能プルムは東京方面に進んできた、途中さえぎるものはなかった。新宿の高層ビル群にぶつかって、降り注いでいるんですよ。その放射線量、岩手県盛岡市に投下したものの100倍だと言われています。ここ杉並は大丈夫ですか? わからないですよね。東京もわからない、東日本もわからない。調べないからわからないんです。
 
 どうして調べようとしないんでしょうか。簡単なんです。原発からのうまみをあきらめられない企業、その利潤にしがみつく人々、1%の人々がコントロールしようとしているんです。放射能の拡散がばれてしまうと、原発によるリスクがみなさんに知れ渡ってしまう。だとしたら、原発がなくてもエネルギーが足りている状況の中で原発をやめろと言う声が大きくなってしまうんですね。
 
 そんな、テレビや新聞が本当のことを流さないないなんてとんでもないだろう。でも違うんですよ。テレビ、新聞はお金がもらえれば僕たちの命にかかわることでも売り飛ばすんです。情報を制限するんです。東京電力、1年間に260億円ものお金を使って、メディアに対して広告宣伝費を払っています。もちろんみなさんの電気料なんですね。260億円くれる人に文句が言えるか、260億円の口止め料をもらえれば、みなさんの命のかかわることでも本当の情報を流さないんです。
 
 事故はまだ終わっていない。収束の仕方さえもわからない。溶け落ちた燃料がどこにいっているのか確認することさえできない。近くに寄れば即死です。この燃料の在処が分かるまでに何十年かかるかわからない。収束ということで考えれば何百年単位かもしれない。
 
 チェルノブイリの事故、26年前にありました。僕、去年行って来ましたが、まだ収束作業が続いていますよ。野田総理は福島の事故を小さく見せるために、収束宣言なるものをしましたが、それによって危険な作業を安い労働で自分の命を削りながら、僕たちにチャンスを与えてくれている収束作業員のみなさんがいらっしゃるんですよね。1万円そこそこのお金で、自分で宿代も、ご飯代も払って、僕たちにチャンスを与えてくれているんですよ。その人たちがいなくなったら、僕たちもう命をつなげない。
 
 今僕たちがやることがあるんじゃないですか。メディアが垂れ流すうそを見極めて、これから先どういう世の中にしていくのか、一刻も早く方向転換していかないともたない。今、地震の活動期です。エネルギーは足りている。今年の3月26日から東京電力管内にお住まいのみなさんは、最後に止まった柏崎原発が止まってから、1ワットも原発電力に頼っていない。もちろん主力は火力発電ですが、天然ガスを使えば一度で2回発電できる。CO2の排出も抑えられ、環境への負荷も少ない。調達ももっと近場から入れられるんですよ。なのにどうしてテレビでもっと大きく宣伝されないのか。簡単なんです。原発にかかわるスポンサーからのお金に目をくらまされているんです。お金と僕たちの命がバーターにされている。こんなこと許せますか? 僕は許せないんです。
 
 3・11があるまでこんな世の中のことなんて何も知らなかったんです。情けない大人です。30代の後半に突入して、この大きな事故に目が覚めたんです。原発というものから少しづつ自分自身の目が開いてきて、社会にはいろんな問題があることに気づかされたんです。この原発も社会の弱い立場にある人たちにしわ寄せがどんどんいっている。事故がなくても日常的に被曝する仕事なんです。僕たちが使っていた電力は人の犠牲の上に成り立っている電力であったんです。今それを知ってしまった以上、そして別の方法があると知った以上、これを認めることはできない。今やめなければいつやめるんだ。
 
 自民、公明、維新、彼らが連立政権を組むような勢力になってしまったら、この国は恐ろしいことになってしまいます。原発は推進され、憲法9条は変えられ、国防軍と名乗り、そして軍備は増強され、核兵器は保持、その先に何があるでしょう。想像力を働かせればわかりますよね。徴兵制も可能性としてあると思います。すでに維新の石原さん、橋下さんはそれについてコメントしていますよね。
 
 あなたの一番大切な人を、あなたの子どもを、あなたの恋人を、あなたの兄弟を最前線に送り込めますか? 経済的に苦しくなれば何年間かに1回、戦争を繰り返すアメリカ。アメリカのために戦争に駆り出される、そのような現実が今迫ってきているんです。原発をあきらめきれないのもここなんですよね。アメリカ国内ではもうできない、だけど中国、ロシアと原発・核開発で負けたくない。だから変わりに日本が代理でやることになっているんです。そんなことありえますか! 僕たち一体どこの国に住んでいるんですか? どうして自国民に対してこんなに愛情がないんでしょうか。
 
 僕たちに与えられた食品の安全基準ご存じですか? みなさん、今日食べた朝ご飯、安全ですか? これから食べる晩ご飯、安全な食材ですか? この事故を矮小化するために、汚染された地域もごまかされている。そして本来ならば事業者である東電、それを後押しした国が補償・賠償すべきなのに、それをしたくないばっかりに、今回の事故における汚染は隠されています。それによって僕たちが食べているもの、全国に流通しているものに、汚染食品が混ざっています。国が認めた安全基準、1キロあたり100ベクレル。100ベクレルって何だ? よくわからないですよね。1キロあたり100ベクレルは、この事故が起こる前は、放射性廃棄物として黄色いドラム缶の中に入れて厳重に管理しなければならないものでした。そのことがまったく報道されていない。
 
 テレビ局のみなさん、新聞社のみなさん、お金のために僕たちを売り飛ばすんですか? 力貸してくださいよ。自分たちが書く記事、1行に僕たちに気づきを与えるような記事をくださいよ。僕たちがテレビで見る5秒間のコメントの間にだけでも、僕たちがみんな気づけるようにそんなコメントを差し込んでください。闘ってくださいよ。命を守ろうとする僕たちは、あなたたちの命も守りたいんですよ。全員でこのまま、日本全国中が内部被曝し続けて、この先に未来なんかありますか?
 
 放射性廃棄物と同等のものを食べて安全と言われる僕たちの国、一番最初に影響を受けるのは誰でしょう? 子どもです。若い人たちです。細胞分裂活発ですから。彼らが原子力に対して何か意見が言える立場だったでしょうか? 違いますよね。その子どもたちにしわよせを、僕たちが生み出したものをかぶせるのか。今変えなければ、いつ変えるんだって話なんです。事故前、僕たちはどのくらいの数値の食べ物を食べていたか、ご存知ですか? キログラム当たり0・1ベクレルから0・2ベクレルだったそうです。だとするなら、今この国が僕たちに与えた安全基準、僕たちが以前食べていたものの1000倍ですよ。安全基準を1000倍に引き上げられたとしても僕たちの体いきなり1000倍強くなりますか?
 
 どうしてこんなことを、本当のことをたくさんの人が知らないんですか? 原子力という名の既得権益のもとにコントロールされているからです。情報操作は当たり前。電力会社、電気メーカー、三菱、日立、東芝、その下に建設業界、そして銀行、保険。間に大手広告代理店をはさんで、同じ利権を守りたい、お金がほしいだけのメディアに僕たちはだまされつづけるんです。こんなことがあっていいですか? 今変えましょうよ。力貸してもらえないですか!
 
 山本太郎、お前目立ちたいだけだろうと。芸能界でこういうの悪目立ちっていうんです。こんなの何の得にもならない、自分の職業のこと考えたら。でもね、職業なんてどうでもいいんです。その前に自分自身が生きていたい。でも、世界中にひとりぼっちでは意味がない。みなさんが生きていてくれないと困るんですよ。他者が存在して始めてこの世界って成り立つじゃないですか。僕も生きてたい、みなさんにも生きていてもらいたい。
 
 そのために12月16日の衆議院選挙、変えたいんですよ。みなさん、力を貸してもらえませんか。このままじゃ終われない、悔しい、あまりにも。ここまでなめられて黙っていられるかって話なんです。これ以上なめられるってことは、自分たちの命、子どもたちの命、大切な人の命を奪われるってことなんです。そんなこと絶対に許さない、最後まで抗います。みなさん、力を貸してください。僕を国会に連れて行ってください。お願いします。杉並の汚染、東京の汚染、東日本の汚染、僕に調べさせてください。そして汚染食品を止めさせてください。
 
 みなさんの力が必要です。よろしくお願いします。ありがとうございました。

 

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12・16総選挙投票日の前日・15日ドキュメント

2012年12月15日 | 2012年12月衆院選・杉並レポート

2012年12月15日、闇と夜の帳の中、ふくろうは飛び立った・・・・・

 知恵の女神ミネルバの使者、ふくろう。一つの時代が終わりを迎えようとしており、私たちは今歴史の岐路に立っている。そんな中、来るべき新しい時代の夜明けを呼ぶ知恵の到来を告げるべく、ミネルバのフクロウがいま飛び立とうと身構えている。

ドキュメントでお伝えします。 《密着画像》14時30分氷雨の日比谷から20時00分杉並・高円寺北口駅頭まで

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13時30分頃の日比谷野外音楽堂、世界大集会では、ドイツ、イタリア、リトアニアが脱原発・反原発で発言し、伊豆の講演会のため直に発言できなかった落合恵子さんの「約束しましょう」「私たちは3・11を忘れない、フクシマを忘れない。原発と核をなくすまで声を上げ続けましよう。明日の総選挙の結果、原発推進、憲法改正の勢力が仮に多数議席を取ろうと、絶対に諦めない、何度でも集まり、何度でも立ち上がりましょう」のメッセージが紹介され、福島から大賀さんがIAEA福島国際閣僚会議への抗議に閣僚会議現地・郡山でかんしょ踊りを先頭に非暴力直接アクションで沢山の参加でたちあがっていることを報告し、福島で起こっている事態を訴え、3・11の前に六カ所村の闘いの中で知って感動した歌を歌って、アピールした。澤地久枝さんが、「総選挙の結果は、私たちがこのような集会をもたなくて済むような脱原発を決めるようなものとはならず、逆に、私たちが望まない原発推進勢力の政党が憲法改正までできるような多数議席を占める可能性に恐ろしさを感じる。戦前のようなモノ言えない状況が作り出されようとしている、だが、だからこそ、このような集会をもっともっと行って、立ち上がらなければならない」と決意を込めて訴え、首相官邸前抗議の金曜日行動を継続して闘っている首都圏反原発連合のミサオ・レッドウルフさんが集会後の世界大行進の行動方針を伝えた。


                   
          14持30分:脱原発・反原発の命の世界大行進スタート

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    そして高円寺駅北口では、この人を応援しょフェスの準備が               

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                  駅頭にも沢山の人々が集まり始めた

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フェスが始まりました。湯川れい子さんが応援にかけつけ「愛し合ってるかい」と叫びました。いまはなき反原発の忌野清志郎さんの本から一節を読み上げ、訴えました。    

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 DELIさん(MC)のヒップホップ?ラップで『シュプレヒコール』(曲名)叫ぶ・踊る(歌う)!!!・・・・・・ ・・・・"どんな革命も一人の熱狂的叫びから始まった・・・千年後の世界に責任を持つため、今かっこよく生きよう・・・・・ゲンパツ、TPP、全部あんたの話なんだよ・・・・もう誰にも止められない・・・・俺たちはもう動き出したんだよ もう止まらない・・・・"

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やっぱりこの人の想い・戦いが焦点・・・・

★「変えたい! みんなで変えょ! 今、世の中で行われていること無茶苦茶や。3・11があって気がついたんです。原発を通して『本当にこの世界にはいろんな問題があるんだな、そして、今、世の中には不条理でがんじがらめになった人がたくさんいるんだ』と気付いたんです。気付いたからにはやるしかない!」

★「いま福島第一原発で収束作業している人に話を聞きました。壮絶です。目の中に人工レンズを入れたり、白血病で亡くなった方だったり、日常のように起こっているんですよね。本当に悔しい!」

★「食品の安全基準。事故が起こった後、1キロ当たり500ベクレルでした。それが今年の春から100ベクレルに下がりました。『下がったから大丈夫じゃないか』と思ったら命を落とします! なぜなら、1キロ当たり100ベクレルは、事故前、放射性廃棄物と同等だった。許せますか?」

★「変える時が来ました。今変わる時なんです。今なら止められる。止めましょう。一体、誰のために動いている社会なんだ。僕たち一人ひとりのためだ。1%の人たちの利益のために原発を続けて、僕たちは放射性廃棄物と同等のものを食べさせられる。そんな世の中おかしいに決まっている!」

★「山本太郎、お前、原発と放射能のことばっかし言うとるけど国政のことはどうやねん。そういう人もいます。えっ?何か問題でも?そうでしょ、これは命の問題ですよ、命の問題で本当のことを言えなくて一体、他のことで何か解決できるって言うんですか。子どもの命守れなくて、一体何やるんですか。子どもは未来です。そうは思いませんか。国会ではどの政党も議員もこの本当のことを言いません。山本太郎に国会で本当のことを言わせてください。追及させてください、本当のことを言わない政党や議員を糾弾させてください。変えましょうよ。」

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      「今はひとり」の「ひとりひとり」が
みんなで声をあげる!!!!!!!!

かけつけた難波章浩さん フェスも最高潮に ・・・難波さんは3・11以降、東北支援で何度も応援フェスを被災地で開いている ↓

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三宅洋平さんが熱く・・・・ "・・・心が動けば体動き出す、体が動けば心動き出す・・・"


 
               

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この人・山本太郎さんと14日郡山講演と15日郡山IAEA原子力推進国際会議への抗議の闘いから帰ってきた杉並在住で20万人官邸前抗議の空撮を企画・実行した広瀬隆さんが登壇。

 ?数千の人々とともに、《焦点のこの人》のために、湯川れい子さん、広瀬隆さん、三宅洋平さん、さらに、反貧困で戦う、『生きさせろ! 難民化する若者たち 』の著者雨宮処凛さん、昨年4月10日の高円寺・原発ヤメろデモを企画し1万5千人のデモの舞台を作り、山本太郎さんが生まれて初めてそのデモに参加することになったきっかけの人・松本哉さん、表現の自由の体現者・ミュージシャン、ハイスタンダードで名を馳せた難波章浩さん、沖野修也さん 、TEX&SUNFLOWERSEEDほかたくさんの人々が応援に駆けつけ想いを表現しました・・・・!!!! 思いは一つ・・・・・”山本太郎を国会へ”、「命守る人、本当のことを言っていると自分で思える人を国会へ」だと思います。

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全国からこの人のためにボランテイアで集まって手弁当で不眠不休でがんばっている若い人々です

おカネも組織も持たないこの人が「本当のことを言いに国会に乗り込む」と決意したちあがったとき、これだけの「ひとりひとり」が立ち上がり声をあげ、体を動かした。大政党の組織動員力にも負けない、いやそれを根底で凌駕する巨大な力が噴出した。12・15高円寺北口フエスタ、ライブ、街頭演説会に政治・社会運動・文化を取り戻し、表現の自由を根源的人間的に解き放つ新しい時代の始まりを感じた。




 

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★杉並区投票所一覧

http://www2.city.suginami.tokyo.jp/guide/guide.asp?n1=110&n2=200&n3=210

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12月14日杉並 荻窪駅北口・数千人前に山本太郎さん、沢田研二さんが熱弁。

2012年12月14日 | 2012年12月衆院選・杉並レポート

        
14日午後6時~、杉並・荻窪駅北口駅頭一帯は身動き取れぬほどに詰めかけた人々で埋め尽くされ、無数のカメラと携帯の放列が絶え間なく揺れ動いた。ものすごい熱気の中に、3・11の試練突き抜け生き抜く新たな反核運動の息吹。未来賭けた命の戦いに希望が見えた!

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・・・・沢田研二さん・山本太郎さんのタッグの脱原発の熱弁に数千人の人波が拍手、声援で揺れる・・・・・・

応援の声 

?地元杉並のチェロ演奏者・野瀬まさひこさんがイムジン河、白鳥、ふるさと・・・・

 ?杉並出身の若者が・・・・「山本太郎さんと一緒にこうして声を上げた戦いが、ビキニ事件で杉並区内30万名署名から全国3千万超える署名に、そして全世界で6億6千万の原水禁署名に発展したように、反核運動の新たな大運動のきっかけになると感じる。若者とともにとりわけ母親、女性がたちあがることが全社会を動かすと思う。子どもの命は何者にも代えられない未来そのもの。

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 ?障害をかかえながら懸命に生き抜く女性が・・・・そのことを理由に派遣を切られ、仕事を奪われ、ニートに突き落とされた。山本太郎さんは国やマスコミや企業が切りすて黙らせる状況に対し、たった一人で本当のことを言って挑戦している。生きることさえ奪い、それに抗議する声さえ表現させないことに抗して、私も山本太郎さんと一緒に声を上げ、生き抜きたい。

 ?福島県郡山の女性は・・・・1年前の「事故収束」宣言、まったく収束なんかしていない。この15日には郡山で原子力の安全と称する推進閣僚会議を政府とIAEAがやる。言葉が適切かどうかはあるが、私たち福島にとっては「死刑宣告」だ。許せない。しかし希望もある。山本太郎さんは福島原発事故以来一貫して何回も福島に来てくれた。ご自分の健康の危険も顧みず、福島の私達を訪れてくれた。山本太郎さんの行動を指して「売名行為」だと中傷する人がいるが、この山本太郎さんの行動のどこが「売名行為」か!14名の子どもたちが安全な場所で学べるように避難の権利を求めて裁判している集団疎開裁判でも山本太郎さんはいち早くかけつけて一緒にたたかってくれている。杉並区の皆さん、一緒に声を上げ、山本太郎さんを国会に送ろう。子どもたちが安心して安全に暮らせるように一緒に声を上げてください。

焦点の人・山本太郎さん

「12月16日、この戦いは、命を奪う者に対する命を守る者の未来を賭けた戦い」

「命をめぐる戦い、命が懸かった行動の選択が今度の12月16日」

と訴え

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 この人の訴えのパワー、エネルギーはどこから出てくるのか?尽きることがない。高調子でもなく、怒鳴り声でもなく、グイグイ人を引き込み、どんないろいろなことを訴えてもどんな驚くような事実をズドンと暴露してもスピーチを聞いている側に不快感を与えない。聞いている人間の心にストンと落ちて得心できるのは、説得力というより、私たち自身が知りたいこと、感じていることを端的な核心で突き出しているからだ。この人が言う「本当のこと」とはそういうことなのだ。それはそのまま私たち自身のものになる、あるいは私たち自身にある「本当のこと」の確認になる。だからだ。この人はよくスピーチで「他者との関係なしに社会はない」と言う。この人は私たちのことを語っており、私たちもこの人の表現を通して私たちのことを表現しているのだと気づく。この人のエネルギーは私たちみんなを源泉としている。

 今日はこの人が真っ向から挑んでいる12月16日総選挙そのものに対するこの人の決意と気概、認識に関する訴えにしぼって報道しよう。

「12月16日、ここで未来は決まる、ここでどうするかで決まる。人の命や暮らし、子どもの命、愛する人の命、みんなの命を奪い犠牲にする政党が勝ったら、日本にも私たちにも未来はない。これは戦いです。命がかかった戦いです。今度の選挙は命をめぐる戦いです。20ミリシーベルトなら安全だと言って、事故前の放射線管理区域基準の4倍もの危険の中で子どもに暮らせというのは、子殺し政策ですよ。国防軍とか憲法改正と言って、徴兵制までやろうとしている。子どもや愛する人が戦場に連れて行かれる。こんなことが許せるか。絶対に許さない。しかし、16日には私たち誰でもできる行動がある。本当のことを言っていると思う人に投票してください。変えましょうよ。私に国会で本当のことを言わせ、本当のことを言わない政府と議員連中を徹底的に糾弾させてください。みなさんの力で私を国会に連れて行ってください」

沢田研二さんが応援スピーチ

沢田研二さんのスピーチ詳細は下記に転載・貼り付けのurlのyoutube動画を参照

http://www.youtube.com/watch?v=uxgC4M4jfKs&feature=youtu.be

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           脱原発で感動的なタッグの握手の瞬間

 どの応援スピーチもそうだが、沢田研二さんのスピーチも、大仰な形容詞や説明はない。「実は西荻窪駅前の太郎君の演説コッソリ聞いてきた。僕はコンビニで電話帳で杉並の知人の住所をメモし公選はがきの宛名を書いて、事務所に送った」 

 みんな、この人を通したい一心なのだ。この戦いは投票箱が締まるまで続く。

山本太郎さん、首相官邸前抗議の12・14金曜日行動へも荻窪駅頭演説後に急行し原発再稼働反対のコール

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首相官邸前抗議の金曜日行動は14日も行われてたくさんの人々が抗議のコールを官邸と国会に叩きつけている。

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 この人は、荻窪駅前の演説後、そこに駆けつけた。よくある票目当てのスタンドプレーやパフオーマンスではない。

 この人は官邸前で、「命をめぐる選挙、命を犠牲にする政府、政党と未来を切り開こうとする私たちとの戦い」「原発を推進する政党、本当のことを語らない政府、議員を徹底的に追及する、糾弾する、抗議するために国会に乗り込む」とスピーチし、「再稼働ゆるすな」「再稼働反対」のコールを行う。16日の未来をかけた戦いへの「宣戦布告」、その決意を敵にたたきつけに行ったのだ。

 この人のこの日の官邸前1分間スピーチの行動は、この人が国会に乗り込んで行おうとしている中身の表明、決意・態度の表明そのものだといっていい。たくさんの人々、杉並だけでなく全国の職場、地域、福島の人々、原発立地地域・周辺地域のたくさんの人々、全世界のたくさんの人々が「勝たせたい」と思っているはずだ。

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燃える反核運動発祥の地・杉並。阿佐ヶ谷でも放射能汚染の暴露に黒山の人集り

2012年12月13日 | 2012年12月衆院選・杉並レポート

「言いたいこと言わなきゃ」(沢田研二さん)

「本当のことを言って何か不都合でも?」(山本太郎さん)

 ・・・・・この二人がタッグを組んで12月14日(金)18時~荻窪駅頭に・・・・・

 14日、沢田研二さんが山本太郎さん応援でかけつける。

 今回の総選挙。勇ましいコトバが飛び交い、どれもこれも区別がつき難い政策・新党が乱立し、その混沌・交錯を縫うように「国防軍」とか「徴兵制」とか「核武装」というような恐ろしく極右な主張が台頭している。これがあの3・11東日本大震災・福島原発事故以後、はじめて行われる国政選挙だとでもいうのだろうか!

 3・11福島原発事故そのものが大変な犠牲と破壊を生み出し、しかも事故は収束せず、おびただしい放射能は事故後も今も降り注ぎ、私たちの命と生活を蝕み、私たち・子どもたちの将来を脅かし続けている。だが国会も今回の選挙に臨んでいる政党・政治家も、ほとんど誰ひとりとして言っていいほどに、何が起きているのか、その具体的中身、意味、もたらすもの・・・つまり私たちが直面している本当のこと、目の前の危機・危険、そしてそれをどうするのかを語らない。

 この3・11以後はじめての国政選挙に、「本当のこと」からかけ離れた選挙の舞台に、「本当のことを言う」ために「たった」一人で立ち上がったのが山本太郎さんといえるのではないだろうか。人々は、今起きている「本当のこと」を知りたいと思い、求めている。だからこの人の「本当のこと」を恐れず暴露し、訴える戦いは、何らの組織的バックもないのに、瞬く間に、総選挙の焦点、渦の中心になっていると言える。原発をつくった自民党の最強の立候補者に対して、気位でも、勢いでも負けない選挙戦をやっていると評価する人は多い。この人は「原発の歴史を作った自民党、その最強の石原ファミりー・石原軍団との戦いとして杉並で立った」とハッキリ言い切っている。

       
 もう一つは、山本太郎さんが、「3・11福島原発事故があるまでは、原発や放射能の問題にまったく無関心だった」と隠さず語り、しかし、3・11を通して、これではダメだ、大変なことが起きている、このままでは危ない、やばい、生きられない、そして何よりも「生きたい」という思いから、「俳優の仕事を干され、収入が10分の1になろう」とも声を上げ、立ちあがった・・・この嘘のない、そして必死のありようが、人々の共感を生んでいる大きな理由だろう。3・11以前の山本太郎さんの「無関心」とは、とりもなおさず、私たち誰しもの「無関心」であったし、3・11以後の山本太郎さんが抱いた不安と危機感とは、私たち誰しもが抱えている現実そのものだからだ。この人と私たちとの間には生き暮す人間として「距離」がない。

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訴える山本太郎さん、聞き入る人々

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演説の合間に、幼いお子さん抱いたお父さんとショット。
たくさんの人が山本太郎さんを写メールしていた。


 その「距離」がないこの人が、「本当のこと」を口にし、叫び、訴え、呼びかけ、行動にし始めた。

 始まっている現象は、みんなが「本当のこと」を「言い出し」て「政治を変えよう」「社会を取り戻そう」というもの、「本当のこと」を伝え合い、つながれば、それが出来るかもしれないという思いであり、希望である。

 だから「言いたいことを言おうぜ」のジュリーと山本太郎さんのタッグいま東京8区・杉並選挙区で起きている現象に、さらに大きな鮮明なメッセージとなるだろう。何よりも、ビキニ事件(第五福竜丸事件)を契機として杉並から爆発した原水禁署名運動の端緒に匹敵するインパクトとなる。この二人は「脱原発(反核)の最強のタッグ」だ。

 そして建前にとどまらない「表現の自由」という人間の根源的な人間的権利・生き方をあらゆる運動・活動・文化の分野で解き放つものだ。何よりも「おかしいこと」には「おかしい」と声にして言うこと、「かけがえのない問題」では「一歩も譲らず」に声にして行動すること。

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 阿佐ヶ谷駅前の反原発パレード、パレードからは「がんばって」「がんばれ」の声が上がり、駅前の演説会の人々からも声援やパレードのコール「再稼働反対」への唱和も起きた

 「原発選挙」と言われ、さらにそれにとどまらず、TPP、消費増税、憲法改正・・・とおよそこれまでの社会のありかたで既得権者となってきた1%にも満たない人々の利害で、誰もが幸せに自由で生きていきたいと願いながら苦しんでいる国民99%の人々の命や生活が犠牲にされていいはずがない。「言いたいことを言おうぜ」とは、この99%の1%に対する異議であり、抵抗であり、反乱の始まりである、そう言っても決して言い過ぎではないと思う。

  放射能汚染食品で、この人は訴えている

毎日1時間に1000万ベクレル、これだけの放射性物質が今も毎日毎日降り注いでいるんですよ。国は一般食品の安全基準は100ベクレルって言ってます。原発事故直後は放出している量にあわせて500ベクレルまで安全という基準でした。それが今年になって100ベクレルって『訂正』した。でも事故以前、一般食品は0・1ベクレルですよ。事故以前の1000倍のどこが安全っていうのですか。100ベクレルとは事故前は放射性廃棄物の厳重管理基準ですよ。放射性廃棄物を私たちは『安全』だからって食べてるんですよ。しかも国は、数字しか言わない。意味、内容を言わない。セシウムは食べ物を通して体の中に入り、一部は排泄されるけど、身の細胞はカリウムと勘違いして取り込んで身の中に蓄積する。セシウムはそこで分裂し長いあいだかけて増殖し病気を引き起こす。ストロンチウムは骨の細胞にカルシウムと勘違いして取り込んで、骨の中に蓄積する、骨腫、骨ガンをひきおこす。確かに食べてもすぐには影響は現れない。枝野さんも言っている。しかし、長い時間をかけて何年後、何十年後に影響は病気として現れる。子どもは被爆すると大人の数倍、10倍の影響を受ける。赤ん坊の場合やお母さんのお腹の中の胎児の場合は100倍。それがさらに子どもの子どもの代にも引き継がれる。こんな危険なことが起きています。変えましょうよ!汚染食品から命を守りましょうよ!健康を守りましょうよ」

「周囲で話してほしいことがあるんです。脱原発、これ当然。そのうえでTPP、これはダメ、農業も医療もめちゃくちゃにされる。三つ目に消費増税。冗談じゃないって話ですよ。言われていることで私たちに美味しいことは一つもない、リスクだけですよ。1%の既得権者だけのために私たちはリスクで犠牲になるんですよ。そして『憲法改正』って言い出してますよ。徴兵制、核保有・核武装、もうそこまで出始めてますよ。未来からの借りという言葉がありますよ。子どもにそれをやらせるんですか。子どもや愛する人が兵隊に行かされていいんですか。子どもは未来ですよ。変えましょうよ、この杉並から」

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山本太郎候補「国の一般食品の放射能安全基準100ベクレルってどんなものかわかりますか?」

2012年12月12日 | 2012年12月衆院選・杉並レポート

反核運動発祥の地、杉並。総選挙終盤の 13日阿佐ヶ谷、14日荻窪、15日高円寺はすごいことになりそうだ

「原発選挙」と言われる今度の総選挙では、大政党も「第三極」・乱立諸党も「エネルギー政策」として原発の問題を論じても、3・11福島原発事故以来起きている放射能汚染、放射線被曝の問題、具体的な危険状態にある「命と健康」の問題についてはほとんど全く触れない。「原発の廃炉」とともに「避難の権利」「汚染食品」「放射性物質はじめガレキの広域処理」の具体的主張で、この人は突出している。「本当のこと」を恐れず、逃げずに、臆せず訴えている点が、今度の総選挙で、この人の戦いが焦点になっている最大の理由といえるだろう。3・11以来、みんなが国と政治に求めているのはその点なのだから。選挙戦は投票日の16日に投票箱が締まるまで4日間。焦点たるこの人の戦いからはますます目が離せない。

100ベクレルと言われてもわかりませんよね。

厚労省が定めた一般食品の放射能汚染の影響の安全基準、1kgあたり100ベクレル。

この100ベクレルというのは、3・11福島原発事故までは放射性廃棄物、黄色のドラム缶に密閉して厳重に管理しなければいけない基準ですよ。何が100ベクレルなら大丈夫、安心して食べろですか?知らずに食べてたら放射性廃棄物食べているのと同じ。汚染されてる食品食べてたら内部被曝します。

今朝朝ごはんで何を食べましたか、それ安全ですか?お昼に食べたランチはどうですか。安全ですか。夕飯はどうですか。安全ですか。誰もわかりませんよね。当たり前です。調べなければわからない。知らせなければわからない。

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12月12日西荻窪駅北口街頭演説で放射能汚染の危険と汚染食品調査について訴える山本太郎さん

 今とても危険な状態です。でもまだ今なら間に合う。調べましょうよ。調べて、これは汚染されてないから食べても大丈夫、これは汚染されてるから危険、食べない、作らない、・・・本来、これこそ国がするべきことです。それをやらない。メデイアも本当のことを知らせない。だったら我々で調べましょうよ。

調べさせてください」

? 「12・9荻窪駅北口演説」youtube動画

http://www.youtube.com/watch?v=cHq6PjGrIOE

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 政党組織のバックがなくボランティアの支援で選挙戦を戦うこの人は、この日も、演説後、自ら公選はがきへの協力を集まった人々に訴え、応じ求める人々に自分で直接手渡して配布している。

 その山本太郎さんに強力な助っ人として歌手の沢田研二さんが14日18時~荻窪駅北口に応援にかけつける。沢田研二さんと山本太郎さんは旗幟鮮明の反原発・脱原発タッグだ。

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12月14日沢田研二さんが山本太郎さん応援で荻窪駅頭に!

2012年12月11日 | 2012年12月衆院選・杉並レポート
 

激戦の東京8区・杉並・・・・12月14日18時~沢田研二さんが山本太郎さん応援で荻窪駅頭にやってくる。第五福竜丸事件を契機とする原水禁署名で反核運動発祥の地となったのが杉並・荻窪。

 

  12月8日夕刻の高円寺北口広場でのラップとミュージシャンの三宅洋平さんと山本太郎さんの脱原発と表現の自由をめぐってのトークセッションは従来の選挙での街宣活動にはなかった新しい、ソウルツーソウルの政治表現で、集まった人々の心を揺り動かし、ものすごい熱気を生み出した。思いを口に出し声を上げれば今の社会も変えられるかもしれないという希望を人々の心の中に生み出した。高円寺北口広場はその場に集まったみんなが「聴き手」から「参加者」になり、「自分の言いたいことを口に出して表現する」思いに満ちた空間になった。

 

  今年5月4日には、沢田研二さんと山本太郎さんで「言いたいこと言おうぜ」が憲法記念日の朝日新聞の一紙面に載った(後掲参照)。

 

 その沢田研二さんが、今秋金曜日、12月14日18時に、激戦の衆院選東京8区の荻窪駅頭に山本太郎さん応援にかけつける。沢田研二さんは3・11福島原発事故後にF.A.P.P (フクシマ アトミック パワー ポイント)』(※歌詞は昨日の当サイト記事に掲載)で「バイバイ原発・・・」と歌っている。沢田さんは映画『太陽を盗んだ男』でも原爆というテーマを社会に持ち込んで主演した。杉並・荻窪で、沢田研二さんの歌も含めて山本太郎さんとの二人のトークセッションとなれば、《原発選挙》にふさわしい、新しい街頭政治空間が、原水禁署名運動・反核運動発祥の地の荻窪の駅頭に出現することになる。

 

 これはまたまたものすごいことになりそうだ。今日は、資料として、この5月4日の朝日新聞30面の「言いたいこと言おうぜ」を転載で再録しておこう。

 

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??参考資料・・・過去記事の転載再録:

 

2012-05-04 13:25:30 テーマ:憲法

 

言いたいこと言おうぜ 憲法記念日 沢田研二さん、山本太郎さんに聞く

 
 
 
 
 
朝日新聞 2012.05.04 東京朝刊 30頁

 大震災から1年を経て迎えた憲法記念日。この間、タブーと向き合ってきた2人に聞いた。


●ひそやかジュリー流

 横浜の自宅近くを散歩していたら、青空にぽっかりと白い雲が浮かんでいた。携帯電話のカメラで思わず3枚、撮った。

 3日後、震災が起きた。栃木県内で音楽劇に出演中だった。

 あれから1年あまり。被災地で炊き出しをする人。大声で支援を呼びかける人。でも多くの人は、気持ちはあるけど何をしていいかわからなかった。

 「僕もその一人でした」

 歌手の沢田研二さん(63)。3月、被災地への思いを歌った4曲入りの新譜「3月8日の雲~カガヤケイノチ」を出した。ジャケットに、あの雲の写真を使った。「頑張ろう」という言葉も、派手な宣伝もない。「ひそやかにやるのが今の自分に合っている」

 メッセージは強烈だ。

 福島の原発を表す「F.A.P.P」という歌では「死の街が愛(いと)しい」「何を護(まも)るのだ国は」「BYE BYE 原発」と叫ぶ。

 還暦の前のあたりから「言いたいことを言わなきゃ」と思うようになった。「60歳超えたら余生」だから。4年前、「我が窮状」という歌をアルバムの9曲目に入れた。「憲法9条を守りたい」と思う人たちに、「同じ気持ちだよ」とそっと伝えたかった。

 アイドル時代、「表現の自由」はなかった。「華麗なジュリー、セクシーなジュリーに似合わないことは、言えなかった」

 芸能界でいま、反原発ソングを堂々と歌える歌手は多くない。「様々なしがらみがつきまとうから」という。山本太郎さんが反原発運動に参加して仕事が激減したと聞き、「いつか一緒に仕事がしたいな」と思った。自身も「テレビに出られなくなるよ」と言われたことがある。

 「それでいい。18歳でこの世界に入り、いつまでもアイドルじゃないだろ。昔はジュリー、今はジジイ。太ったっていいじゃない」

 好きなことを、コツコツとやっていこうと思っている。「昔の名前を利用しながら、ね」

 (佐々木学)

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 ●太郎節、走り続ける

 震災後、俳優の山本太郎さん(37)は眠れぬ夜が続いていた。2人の自分が、言い争うのだ。

 「『反原発』と思っているだけでは意味がないぞ」

 「口を出すな。お前がやるべきは自分の仕事だろ」

 大阪でテレビの生出演を翌朝に控えたホテル。寝付けず、偶然見つけた原発の賛否を問うツイッターの書き込みに反応した。

 「反対!」

 涙がこぼれた。やっと自分に戻れた気がした。3・11から29日がたっていた。

 翌日、東京・高円寺での反原発デモに初めて参加した。事務所に無断で、子をかぶって。すぐ正体がばれ、マイクが回ってきた。

 その後も福島で、子どもを被曝(ひばく)から守る母親たちの活動を支援したり、玄海原発の再稼働に反対する佐賀県庁での抗議活動に加わったり。「客寄せパンダでいいんです」

 生活は一変した。予想通り仕事は激減。ツイッターに「原発関連の発言が原因でドラマを降板した」と書き込むと、「降板させたテレビ局はどこだ」という犯人捜しが始まった。「関心の矛先がずれて喜ぶのは、国や電力会社。浅はかだった」

 降板の背景に、スポンサーからの圧力などがあったとは聞いていない。強いて言うなら、「現場の空気読み」だったのだろう。「調子に乗るな」と事務所に電話が殺到し、書き込みから2日後、事務所を辞めた。収入は10分の1以下になった。

 そんななか、沢田研二さんが応援してくれていることを知った。「いまこの国が置かれた状況に対し、メッセージを発信してくれていることが心強かった」

 後悔はない。「いま声を上げないと、この国の未来を諦めることになるから」

 先月、3カ月の契約社員として採用された太陽光発電システムの販売会社の入社式に出た。新調したスーツは、靴代も含めて3万円だった。

 (山本亮介)

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★★★★
 
杉並区選挙管理委員会2011年3月発行の統計・分析文書から
 
若者、20・30・40代の声が持っている位置・役割を考えてみる
 (1)当サイトは、今度の総選挙ほど杉並での20・30・40代の投票行動に重大な意味がある選挙はないと考えれば考えるほど思うようになった。
 
 政府が財界の代理であり、国会はじめ議会が現実社会で起きている対立を隠蔽し真実を押し隠して支配を維持するための安全弁となり、選挙がその茶番劇を演じる主役・脇役を与野党議員として選び出す儀式、人々の不信・不満・批判・憤激をペテン的に吸収し霧散させるマヤカシの機能をもっていることは、このかんの自公政権時代と政権交代後の民主党政治がいやというほど示してきたところだ。自民党政治~自公政治の崩壊と政権交代、そして相次ぐ首相交代劇と今回の解散総選挙は、議会制民主主義が、ついにその機能を終焉したと言っても過言ではない。3・11東日本大震災と福島原発事故以降、国会と政党は、いかなる打開力も変革力も持っていないことをさらけだし、人々にとって頼みとはならないこと、それどころか、民意から完全にかけはなれたものであること、むしろ民意に敵対するものであることが完膚なきまでに誰の目にも明らかになった。原発事故の福島でどんなに深刻で凄惨な現実がひきおこされていようとその事実は国会では取り上げられることはなく、逆にどんなに抗議や反対の声が国民の8割・9割の民意として明らかにされようとそれを無視して大飯原発は再稼働され、オスプレイは配備され、消費税は増税される・・・・・。この憤懣やるかたないこの政治状況のもとで衆議院が解散し総選挙となった。国会と政党への批判と不信はマグマのようになっている。何が総選挙だ、選挙などやってる場合か、という怒りの声も渦巻いている。さらに離合集散、十数政党乱立、似たりよったりの政策のにわかづくりのオンパレードにうんざりしているという声も多い。
 
 核心は、国会でも選挙でも、どの政党も、誰も本当のことを取り上げないからだ。抗議し暴露する政党も政治家もないからだ。
 
 
 だが、そんな政治状況下で、人々の怒りの噴火はこの総選挙では遂げないでブスブスと出口がないままで行くのか、そんなことはありえない。一つには、街頭で、職場で、地域で、議会頼み、政党頼みではない大衆的な直接行動が起きる。現に、反原発・脱原発で官邸前、国会前の金曜日行動という反政府抗議が起きている。霞ヶ関だけでない、全国各地で。労働組合のストライキも始まっている。
 
  それだけではない。国会を抗議と暴露の演壇にして全国全世界に、「いま、この国で目の前で起きている本当のことは何か」を知らせ、戦いをまきおこす人をこそ国会に送り込もうという戦いも始まった。「先生」(議員)に「頼み」「お願い」して「自分たちの代わり議会で解決してもらう」というのではなく、自分たちが直面している許せない現実を国会で抗議し、暴露することによって、政府やメデイアに抹殺・隠蔽させず、全国に知らせ、全国的なつばがり・団結・連帯・運動をつくって戦うために、送り込むという戦いだ。
 
 わけても今回の総選挙は、原発がテーマとなっている。子どもたちの命と未来が懸かっているのが原発・核の問題だ。それを総選挙の最大の争点に押し上げたのもほかならぬ私たち自身の直接行動・直接民主主義の戦いだ。
 
 そして、今まさに、捨てたものではないとはこのことだ。東京8区・杉並は、原水禁署名運動によって反核運動の発祥の地であり、3・11福島原発事故以降の政治休戦・自粛のもとで1万5千人の原発やめろ4・10高円寺デモが爆発した地であり、今度の総選挙では、4人が原発をめぐって選挙を戦っている。
 
 あらためて、16日に投票日を迎える今度の総選挙、この杉並区の選挙が重大な位置をもっていることがわかる。
 
 (2)杉並区選挙管理委員会2011・3発行『これからの選挙に向けての課題と対応』をみて思うこと
 
 そんな問題意識から、杉並区の最近の国政選挙での有権者数、投票者数、投票率、世代別のそれらの特徴について少し調べてみた。区の選挙管理委員会が公開公表している国政選挙データー・分析結果で一番最近のものは、杉並区選挙管理委員会2011・3発行『これからの選挙に向けての課題と対応』だ。 

https://www2.city.suginami.tokyo.jp/guide/detail/8111/kadaitotaiou_23.pdf
 
このpdfでは文章より、何ページ目かからの棒グラフが重要です。
 
 上記資料での一番近い国政選挙は2010年7月11日実施の参院選だ。ご存知のとおり2009年8月30日には民主党大勝で政権交代をもたらした衆院選があった。そのあとに行われたのがこの2010年7月参院選だ。そのデーターでは、大略、こうなっている。
  
▲2010年参院選の当日有権者数 総数46万2234人
 
             投票者数    総数26万7937人
 
               (投票率       57.97%)
 
 
▲同参院選の世代別有権者数・投票者数(ここでは区のグラフデーターから万以下切り捨ての概数表記)
 
 
 
           有権者数      投票者数   (棄権数)
 
 
 
20代         8万          3万      (5万)
 
30代        10万          5万      (5万)
 
40代        10万          5万      (5万)
 
50代         6万          4万      (2万)
 
60代         6万          5万      (1万)
 
70代以上      8万          5万      (3万)
 
 
 
 ここからわかること
 
① 70代以上の世代が「棄権数」が多いのは、高齢化、身体的健康状態等から投票に行けなかったという事情が推測がつく。
 
② 50代、60代は、約66%、約83.3%と投票率は高い。
 
③ これに比して、20代、30代、40代は、50%、50%、37.5%と50代、60代より相当低い。
 
④ 以上は投票率で相対的に見たが、有権者数・投票数・棄権者数でみると20代・30代・40代は棄権者数がいずれも5万で、絶対数が非常に大きく選挙結果への影響度が非常に大きい。50代・60代・70代~は、棄権者数がそれぞれ2万、1万、3万だから、20代・30代・40代が選挙でもっている位置は決定的だということがわかる。もちろん、50代以上がだからといって選挙で占めている位置や選挙結果への影響度が20代・30代・40代と比べて「小さい」から軽視していいということではまったくない。だが、ここでは20代・30代・40代の持っている選挙権の総数の大きさをやはり注視すべきだろう。
 
⑤ 2009年衆院選ではこの20代・30代・40代が大きく投票行動に出た、それが全体の投票率も、2010年参院選より10%近く上回っている内訳となっている。
  
【考察】
 
 ここで伝えたい趣旨、主眼はもちろん20代・30代・40代へのバッシングではない。だがこの世代が投票行動に積極的に臨んだとき、それまでの政府与党を大敗に追い込んだのは間違いない客観的事実だということに留意して欲しい。
 
★この20代・30代・40代とは社会で働く世代の圧倒的部分であり、またそこで非正規・不安定雇用や失業・無業で苦しんでいる人々だということであり、社会を中軸、底辺から支えている人々だということだ。また将来社会はこの世代が中軸となり、10年後、20年後に「次の社会の担い手」になる子どもたちを抱えた世代、抱える世代だということだ。
  
★原発・核・放射能の問題は、子どもたちの命と未来、社会の問題である。今度の総選挙では、その子どもたちの未来を決める位置にこの世代はいるということである。
 
 ★東京8区・杉並区の有権者総数は46万人。これまでの国政選挙での当選者の得票数は15万~16万だ。
 
  20代・30代・40代の世代が選挙で動くとき、保守絶対支配が続いている杉並のこれまでの選挙結果もグラリと覆る可能性は現実にはあるということです。
 
 
 
 
 
 
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「何を守るんだ?子どもの命を守れ」高円寺北口演説会で山本太郎さん

2012年12月10日 | 2012年12月衆院選・杉並レポート

  

  沢田研二さんは、世界の反原発・脱原発のメッカとなっている経産省前テントを訪問し、下記の歌詞のF.A.P.P(フクシマ・アトミック・パワー・プラント 作詞:沢田研二  作曲:柴山和彦  を歌って原発推進の国を弾劾しています! 


太陽と放射能 冷たいね
子供はみんな校舎の中育つ
死の街は死なない かけがえのない大事なふるさと
我が家へ帰れない 希望はあるけど
こんなにしたのは誰だ

BYE BYE A.P.P BYE BYE 原発
苦しみは いつも複雑すぎる 当然
BYE BYE A.P.P BYE BYE 原発
HAPPINESS LAND 終息していない福島

地球が怒る 何度でも
大人はいつも 子供を想い悩む
死の街が愛しい あらゆる不安に苛まれても
偽善や裏切りも これ以上許すの
何を護るのだ国は

BYE BYE A.P.P BYE BYE 原発
哀しみは ひとりひとりで違うよ 当然
BYE BYE A.P.P BYE BYE 原発
HAPPINESS LAND へこたれないで福島

NO 長崎  MORE 広島
人は何故 繰り返すのか あやまち 当然
BYE BYE A.P.P BYE BYE 原発
HAPPINESS LAND 世界が見てる福島
世界が見てる福島

 http://www.youtube.com/watch?v=SLvGSkYQGso

 そう、この総選挙のテーマは「国は何を守(護)らねばならないのか」だ。それは子どもたちの命と未来以外の何ものでもない。だからこそ、この人の戦いがいま「最強磐石の自民党候補がいる東京8区」の焦点となり、福島・全国と全世界の注目するところとなっている。この人はどんな主張をしているか。以下は参考資料である。

//////////////////////   参考資料 ////////////////////////////

「『何を守るんだ!?子どもを守れ!命を守れ!』国会で僕にそう言わせてください」「原発からの即時撤廃、即時廃炉」を訴え、この人は立ちあがった・・・・・・・

12月8日夜・高円寺駅北口の街頭演説会の山本太郎さんの演説から)

・・・・・・

「本当になんて世の中だったんだ」って、
それに気付いたのが、3.11だったんですよね。
それまで無関心だったんです、僕は。
自分の人生だけ生きてきました。
趣味の波乗りとそれから自分の仕事と、
それがうまく回っていれば、それが幸せだったんですよね。

で、3.11があって、家に帰ってテレビをつけた。
そしたら速報が流れたんです。
原発が危ないと、危ないとは流れないですね、「原子炉が冷やせなくなっている状況だ」と、
で、その時に昔調べた事を思い出したんです。

海沿いに建っている。
どうして原発は海沿いに建っているか?
1秒間に70トンぐらいの水が必要なんです。それぐらい高い熱を発するところだと。
「電源が無くなった」という事は「その海水をくみ上げる事が出来ない」ですよね。
するとその先には爆発しかないじゃないですか。

すごく自分の中で寒気がしたんですよ。

そしたらまたニュース速報が流れたんです。
「電源車を用意しました」
あぁ良かった、これで助かった。
「そりゃそうだ、もしもの時にはそういうバックアップがあるよね」と思ったんです。

またしばらくしたら速報が流れたんです。
「電源車を用意しましたが、どうやらこの先のコネクタが合わないみたいなんです」みたいな
その時に「ガキの使いかよ」と思ったんです。

ね、そんな危ない話あるか?
ようは最悪の状況を想定できていないもの、そんな、その程度の危機管理。それでこんなものを動かしているのか!と、

その時に自分の中で、「生きたい」っていう思いが湧きあがってきたんですよね。
「生きていたい」


5重の壁に守られているから安全だと言われた原発。
5重の壁で守らないと安全じゃないのが放射能だったんですよね。


それが漏れだすかもしれないという事は、自分は生きていられないかもしれないな、その時に自分が「生きていたい」という思いが生まれてきたんです、モーレツに。

「どういう情報を流すだろう?」
「テレビ、新聞、どういう情報を流すだろう?」と思ったんです。
「それでこの国の本当の姿が見えるのかな」

そしたら言いました。「安全です」って。

「直ちに影響はありません」
その言葉を聞いた時に、本当に…凍りました。


すごいなこれ、すごい言葉を出したな。
「直ちに影響がない」
「今すぐ影響がなくても後で影響があるかもネ」って言ってるんですよね。
「よく言うよな、そんな事」って、

影響がなければ「全く影響がございません」って言いますよ。

とんでもない。なるほど、情報は隠されるのかと

そこから僕がネットなどを通じていろんな人から情報を頂いて、
なるほどと、いろんな力が働いているんだと、

ま、そりゃそうですよ。
大きなスポーンサーで成り立っているテレビには、本当の事が流れないに決まっているんですよ。
沢山の企業が参加しているこの原発。
「電力会社だけのものじゃない」というのはもう皆さんご存知ですよね。

電機メーカー、建設、銀行、保険、もうありとあらゆる企業がこの原発に関わっている。
という事は、「原発嫌だ」っていうだけで、いろんな企業につばを吐くことになるんです。

で、僕は芸能界の末端で働いているんですよ。メディアの末端で。
「原発イヤだ」なんて言ったら、これはもう「存在を消されるな」っていう感じですよ。
自分ではそこから悩んだんです、自分の中で。
声をあげたい自分と、声をあげられない自分。
この二人の自問自答がもうずっと3週間続いたんです。
「声をあげろよおまえ」
「お前声を上げなきゃウソだろ」
「本当の事を知ってしまったんだろ」
「だったら声をあげろよ」
でももう一人の自分が言うんです。
「お前、声なんか上げるな」
「お前一人が声をあげても何にもならないだろ」
「世の中変えれると思ってんのか?」
「母親はどうする?どうやって食べさす?」
「自分はどうやって食べていく?」
そんな二人がずーーーっと自分の中で、ずーーーっと戦ってた。

でも3週間たった時にそれが限界がきたんですよね。
もしも次の過酷事故が起きたら、起こるに決まっているじゃないですか、

東電原発の事故でハッキリしたんです。
地震・津波への備えはデタラメだった。
原発に安全なんてものはあり得ないんだ、この国で。
だとしたら、次の過酷事故は起こるに決まっているんです。


もしも過酷事故が起こった時に、自分は自分自身にどういういい訳をするんだ?と思ったんです。

「いやぁー、想定外でしたね、まさか起こるとは思っていませんでした」
他人は騙せるけれど、自分自身は騙せないんですよ。
その時にもう決まったんです、気持ちは。

そして、最初の勇気をもらったのが、ここで行われた高円寺のデモだったんですよね。
先程松本哉さんがスピーチいただきましたよね、「素人の乱」
その人の主催で行われた1万人を超える規模だったんですけど、
でも最初、デモに行くとなった時に自分の中で、なんか、気軽に火炎瓶かと思ってたんです。
「でも僕デモに行くぞ」って、ツイッターでそういうのを呟いたら、
家に帰った時にうちの母親が「行かせない」っていったんです。
「なに言ってんの?俺は行く」と。
「いや行くな」と。「ジュラルミンや火炎瓶が」って母親も一緒の事を言ってるんです。
だから僕たちは日常的に、「デモっていうのはどういうものなのか」っていうのをずーっと刷り込まれ続けているんですよね。危険な人しか集まらない。
そこで、警官隊にぼこぼこにされる映像とか、そんなのしか見た事がないんですよ。
だからうちの母親も息子がむちゃくちゃにされると思っているから「行くな」って。
それで結構出発が遅れちゃったんですね1時間ぐらい。
で、最後に母親が「じゃあ私も行く」って言ったんですよ。
でももしも火炎瓶が飛んできたら、警官隊に高殴りにされたら、
僕一人だったら逃げられるけれど、母親は逃がせられないじゃないですか。で、僕一人で行くっていう事になって行ったんです。

ビックリしましたよ。

考えていた事と180度違っていたんです、高円で行われたデモ。
この原発に関わるデモっていうのは、全然違いますよ。
テレビの映像で流されてきた、そんな暴力的なデモじゃないんです。

そりゃそうですよ「原発いらない」「命が大事だ」っていう人たちの集まりなんですよ。

めちゃくちゃピースフルで、むちゃくちゃ嬉しかったですよ。
こんなに平和な行進があるんだっていう事に感動したんですね、そこで。
自分の中ですごく勇気をもらったんです。
本当にありがとう、高円寺のみなさん。

 (文科省が子どもにとっての放射能の安全基準について、一般人の国際基準とされている「年間1ミリシーベルト以下」を20ミリシーベルトに変更し、通達したことに関して・・・)

引き上げたんですよね。

(街頭演説会に集まった聴衆から「恥を知れ!」)

「恥を知れ」まさにその通りですよ、ほんとに。
それまで決まっていたんですよ、国際的に国際基準で1年間に1ミリシーベルト。
被ばく量、1ミリですよ。
それを子どもたちに対して20ミリシーベルトに引き上げたんです。
1が20に!

「20も大丈夫だ」って言ってるんですよね、テレビでは。
でも大丈夫なんだったら最初から20でいいじゃないかっていう話なんです。それがどうして1なんだよ、っていう話なんですね。

で、その20っていう数値はどういう事なのか?
20ミリシーベルトの4分の1、
5ミリシーベルトで・・・

チェルノブイリで事故がありました。
26年前に事故がありました。
その時に年間5ミリシーベルトの地域の人達は「強制移住」になったんですよね
すごくないですか、
チェルノブイリで原発事故で5ミリシーベルトで強制移住になったのに、
この国は子どもたちに対して強制移住の4倍を与えて「大丈夫だ」って言ってるって…
狂ってるじゃないですか。殺す気ですよ
なるほどと、子殺しする気だな。子どもたちは  から殺人をされていくんだな
そう思ったんです。
その時に「上手くやろう」と思っていた事なんかが全部吹っ飛んで
子どもって、未来そのものじゃないですか。
「子どもを守れ」って良いかっこで言っている訳じゃないんです。


子どもって未来ですよ。
子どもを守れないような国に未来なんかあるわけないでしょ


そこで自分の中でブチ切れちゃったんです。その時から自分はメディアがいるところで言ってやろうと思ったんです。
逆に注目されていない所に行けば、
メディアの人に「来て下さい」と言えば、何か取り上げてもらえる可能性があるかもしれない。
そう思ったんです。

そしたらエライ事になりまして、
なんか…訴えられたりとかねw

すごいですよ、メディアは、印象操作をしまくりますよ。

あの、佐賀県で僕…知ってますか?
ね、本当にビックリしましたよ。
その場にいなかった人たちがテレビを見て、僕を訴えたんですよね。
テレビを見てですよ、テレビの映像を見て。

で、その日取材を受けた新聞、スポーツ新聞の記者が書いたんです、別の記事をね。
その時に「山本太郎が先頭に立ってデモ隊を先導して突入した」と、
素晴らしいですね、本当に。ビックリしましたよ。
海が割れるんかちゃうかと思いましたよ、本当に、ね。
そんなことなかったんですよ、
僕は途中ぐらいを歩いていて「みんなが入っている」みたいな感じだったんですけど、

でも簡単なんです。
とにかくその、何か既得権益というものに対して、「物を申す」という事になった時に、
確実にそこにいる人達は不条理な目に遭うんですよね。

そして過激派だったりとか、そういう存在にされてしまって、
普通の人達から距離を置かれてしまう。
そういう事を平気でやるのがいまのメディアなんですよ。
それはそうですよ、利害が一致していますから、権力側と。

東京電力が1年間にメディアに払うお金、260億円ですって。
気前がいいですねー!
260億円、皆さんからいただいている電気料金でございます。
全国、電力10社で1000億円ですって。
そりゃあもう、何も言えないですよ、ね。
他にもいろんな企業が加わっていると言えば膨大なお金。

だからこそこれだけ情報が流れてこないんですよ。
恐ろしい話ですね。

実は僕、立候補するつもりは全然なかったんです。
もう、こういう市民活動に入ってから、
いろんな人から「一緒にやろう、一緒にやろう」と言われてたんです。
多分客寄せパンダが一人いれば、面白い事になりそうじゃないですか。いろんな政治家の人に会ってきたんですよね。

でも、本物の脱原発を実現してくれるような集団をつくりたかったんです。
それで、自分がやるような振りをしながらね、
こう、なんか「一緒にやりましょう」「いやぁ」みたいな感じでやりながら、
でもそういう人たちが一つに集まればいいなと思って、踏み絵を踏んでもらっていたんです。


「『原発即時廃炉』って言いましょうよ」
「東日本からの避難の権利を認めましょうよ」
「汚染食品をストップさせましょうよ」


で、がれきの広域処理、これはとんでもない問題を沢山含んでいるんです。

“がれき利権”にしてしまっているんですよね、被災地に落ちるお金を。
しかも放射性物質を置いておいたとしても、沢山の重金属、化学物質がいっぱい入っている物です。
PCB、ヒ素、アスベスト、そんなものを燃やしたらどうなるんだ!って言う話なんです。


被災地でも燃やしちゃいけないものを、全国各地にばらまいて燃やそうとする。
無茶苦茶じゃないですか、やっている事!

だから、今言った4つの事をいろんな議員さんに見せてたんです。
そしたら、「確かにそう思う」
で、僕は何か一緒に合流するようなふりを続けて、一つの輪をつくりたかったんですけど、

でも、野田総理が解散した途端に、みんなパアーッ!って散ってったんですよ。
すごいですね、本当に、みんな。
もう自分の生活が第一!
素晴らしい嗅覚をお持ちだ。本当に、野生ですよ、やつらは。
間違いない、ワイルドライフをいっていますよ。


で、結局その後ね、みんながパーッ!といなくなった後に、ずっと報道を見てたんです。
そしたらそこから流れてくる情報はどんなんでした?

まるでこの世の中には、自民、公明、民主、維新、チョットだけみんな。
それしか存在してないかのような、そんな報道しかされてなかったんですよ。


怖いですよ、メディアは。


芸能界でスターをするのはムチャクチャ簡単なんです。
新人を拾ってきて、この人をテレビに出し続けるんです。

最初は大きな人とくっつけて、
「この人を使いたいんです」
「この大物を使いたいんです」
「売れている人を使いたいんです」ということをテレビ局が言ってくれば、
「じゃあ、これとセットだ」という事でずーーっと、その人を付けるんです。
そこからこの新人が大量の露出をできるようにどんどんもっていくんです。
そしていつの間にか、この人がスターになっているんです。
そういうシステムで、沢山実は送りだしているんですよね。
ま、皆さんいろいろ好みはあるかもしれませんけれど、
「えッ?どうしてこの人が?」っていう人がスターになっていたりする事もありますよね。
中途半端な芸能人の僕が言うのも何なんですけど、
笑って下さいw 遠慮なく笑って下さいw

「笑っているところに放射能は来ないぞ」!(※注・・・山下俊一=ミスター百ミリシーベルトの有名な暴言をわざと山本太郎さんは皮肉で引用しています。)


とにかく、その自民、公明、民主、維新、
この顔触れしかテレビに出ない状況を見て、もう本当に寒気がしたんです。


彼らが主張している事、「原発推進」じゃないですか。

「大丈夫ですか?」って言う話なんです。

地震の活動期!
地震大国の日本で地震活動期。
昨日もマグニチュード7.3。
「この先マグニチュード8レベルのものが来る恐れが十分ある」と、
「それを警告の様なものだと思ってもらっていい」と専門家の方がおっしゃっているんですよ。
この国でまだまだ原発をやる気だと、
「大間にもつくるぞ」と、青森にもつくる。
ね、考えられないじゃないですか。

なにを言ってるんだ!福島も収束の仕方を分かってないじゃないか!
何百年単位じゃないのか!?
抜け落ちた燃料、どこにあるのか分からない。
近寄る事が出来ないんですもん。
近寄っただけで即死ですよ。


「原発推進」って、
今命を削りながら収束作業に入っている皆さん、
その人たちの目を見て言えるのか
?って言う事なんです。

あの人たちがいま、どうして一番危険な場所で、毎日収束作業をされているか?って言うと、
僕たちに希望を託しているんですよ。
この国が大きくシフトチェンジする事を願いながらやってますよ。
収束作業をしながら「いや原発は必要だ」っていっている人…いませんよ、おそらく。

あの人達は命をつなごうと必死にしてくれているんです。
なのに、彼らの今置かれた労働環境ってどんなですか?
1万円程度のお金をもらえて、そして自分たちで宿代まで出さなきゃいけない。
出される食事はどうですか?
東電と下請けとでは全然メニューも違う。
ボリュームも違う。
値段も違う。

ギリギリのところで戦っている人たちにそんな事ないでしょ?
あまりにもひどすぎますよ!

でもそれは原発の収束作業だけの世界じゃないんですよね。
おそらくこの社会には、そういうふうに、本当にもう生きていたくない、
希望もなにも見えない所で生きている人たちが沢山いるんですよ。


なにが経済大国ですか!
なにが美しい国ですか!
なにが強い国ですか!
なにが日本を取り戻すですか!
冗談はそこだけにしておけ!


今本当にやる事は命を守る事ですよね。

メディアのみなさん、闘って下さいよ。
みんな闘っていますよ、それぞれに。


今、日本中の人々が、この1年8カ月、どこが危険かもわからずに住み続けて、
そして、なにが危険かもわからずに食べ続けて、被ばくさせられ続けているんですよね。
全国民、このままじゃ被ばくしちゃいますよ。
もう少し、上手く上手く情報を流す方法はないですかね。
メディアの方々にも社内で闘っていただきたいんです。
新聞社の方にも闘っていただきたいんです。

その最後の1行だったり、何か我々に気付く事を与えるような
そんな1行を闘うところに闘志を燃やしていただけませんか?

垂れ流す事は誰にだってできるんです。
そんな事で繋いで行くんだったらあなたの変わりはいくらでもいる。
ただし、あなたにしかできないアクションを社内でやってもらえませんか?

自民、公明、民主、維新がやっていることは、
完全に、この国民を、この国に住む人々を死に追いやるような行為なんですよね。

どうでもいいんですか?僕たちの命。


最大の推力は我々ですよ。
99%の僕たちですよ


1%の人達のために僕たちが犠牲になるなんてあり得ない!

いま力を結集しないと、原発は続けられて、
そして、どこに汚染があるかもわからずに、
そして安全基準は引き上げられたまま、汚染されたところにも人々が住まなきゃいけない。
そして、その人たちには避難の権利なんてあり得ないんですよね、与えられない。
「移動したいのならご自由に、だって安全ですから」

ふざけんな!っていう話ですよ。
3.11前はどうだったんだ?っていう話ですよ。

今、福島のお母さん方がいらっしゃいました。
そのみなさんは今でも放射線管理区域以上のところに住んでいるんですよね。

放射線管理区域って何だ?

放射線業務従事者って言われるような、放射線を扱うような人たちが、厳格に管理されている区域で、

18歳未満立ち入り禁止。
飲み食いも禁止。
腕まくりも禁止。
時間がくればそこから出なきゃいけない。
それくらい厳格に管理された区域だったのに、
原発の事故があった後はどうでしょう?
それ以上の数値のところでも「安全だ」っていって住まわされているんですよね。

このまま見殺しに出来ますか?

同じ国に住む者として、同じ人間として、
手を差し伸べられるとしたら僕たちだけなんですよね。

12月16日の衆議院選挙。
そして先ほど宇都宮けんじさんがいらっしゃっていましたけれども、都知事選挙。
ここで僕たちは変えれるんですよ。


原発止めましょうよ!
即時廃炉以外に道はないんですよ

エネルギーも余っているんです。
液化天然ガス、ガスコンバインド、火力で行けば大丈夫ですよ。
やっぱり勝つためですよ、そうですよね。

そして東日本、広く広がりましたよ、汚染が。
テレビ新聞しか見ていない人は、東京には汚染がないと思い込んでいるんです。

でも違うんです。
原発事故があって、そして放射能プルームとして放射能雲が東京方面に届いているんですよ。
間に遮る山脈がなんにもなかった。
関東平野をまっすぐ来た。

そして、東京の新宿高層ビル群にも降り積もったんですよ。
その数値は岩手県盛岡市に降下したものの100倍ですよ!


今こそ立ち上がる必要があるんです。

僕が立ったこの杉並には大きな意味があるんです。
1954年に原水爆反対運動が起こったのはここなんですよ、杉並なんですよ!
たった一人のお母さんが、子どもを守りたいために署名を集めたんです。
当時は、そりゃそうですよね。核実験が沢山ありました。
原爆・水爆、世界中が放射能に包まれた。
日本でも子どもたちの死亡率、癌による死亡率が6倍に跳ね上がったんです。
それに心配したたった一人のお母さんが署名を集めた、荻窪の中央図書館で。それが3000万人規模の大運動にかわったんですよ。

素晴らしいじゃないですか。
その影響が世界中に届いたんですよ、すごいじゃないですか、杉並。
知性が生まれた街ですよ、まさに。

そして杉並は僕に勇気をくれた街ですよ。
高円寺のデモによって沢山の人達との出会いをつくってくれた。
本当にありがとう、杉並。

そして、この自民党。

原発の歴史をつくり続けてきたこの自民党。
その中枢にいる象徴的な石原ファミリー。
ここを打ち破れば日本中に大きなエネルギーが生まれるんです。
杉並のみなさんの1票にかかっているんです


今日本を変えるのは、ここ杉並なんですよ!
皆さん力を貸してくれませんか。
杉並の汚染を細かく僕に調べさせて下さい、宇都宮さんと連携して。
そうすればここが危険、ここは安全がハッキリわかれば対策が練れますよ。

それが練られなければ、
子どもたちが危ない芝生で転げまわったり、砂を口に入れたり、いろんな事をしちゃうじゃないですか。
安心安全を手に入れるためには先ずは調査ですよ、ハッキリさせましょう。
僕にハッキリさせて下さいよ。

そして食品、
安全な食品を食べましょう。


ベクレル表示をさせて、
そして危険な場所、汚染された地域では作付けを禁止しましょうよ。


でもね、生き甲斐なんです。
農家のみなさんにとって、その今までつくってきたそのノウハウ。
それを奪ってしまうわけにはいかない。

だから新しい土地で、本当にその人たちの宝となるそのノウハウで、
美味しいものを沢山つくってもらいましょうよ。


それこそ「食べて応援」じゃないですか!

今の食べて応援じゃ、日本全国内部被ばくになっちゃいますよ!

そして沢山の人達、東日本に住む不安を抱えているお母さん。
そして小さな子どもをお持ちの人。
思春期の子どもたち、今細胞分裂が活発なんだから、
やっぱり少しでも放射線量が高かったら、そこに住むのはやっぱり、リスクが高すぎますよ。


「ウクライナ報告書」というのがありましたよね

(※当サイトの注・・・「ウクライナ政府(緊急事態省)報告書『チェルノブイリ事故から25年 “Safety for the Future”』(2011年4月20-22日、チェルノブイリ25周年国際科学会議資料)のことです。NHKtvでも特集で報道されました。詳しく知りたい人は下記をごらんください。http://<wbr></wbr>archive<wbr></wbr>s.shimi<wbr></wbr>nkagaku<wbr></wbr>.org/ar<wbr></wbr>chives/<wbr></wbr>csijnew<wbr></wbr>sletter<wbr></wbr>_010_uk<wbr></wbr>uraine_<wbr></wbr>01.pdf )

26年経ってからもいろんな健康管理をしていて、そのデータが出てきた。
その中身も、1ミリシーベルト、年間1ミリシーベルトの地域でも
いろんな病気が生まれてきているんです。
その理由は何か?

やはり汚染食物を食べてしまって、内部被ばくをしているからなんですよ。

止めましょうよ汚染食品。

(※チェルノブイリ原発事故による放射能汚染について詳しく知りたい方は、以下の転載・貼り付けurl を参照してください。http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-2399.html

そして避難の権利を与えましょうよ!

そこに使われる税金ならば、僕は良い!
皆さんはどうですか?

訳の分からない事に使われる税金ならば、まずはそこに使ってもらいましょう。

今、事実上地上波では僕はすっかり“放送禁止男”になってしまいました。

そうですよね、テレビにとっては邪魔な存在ですよ。
「お前いらんこと言うなよ」って最初に怒るのは、そのテレビだったり、どこの部所だと思いますか?

営業部なんです。
そりゃそうです、今は不況でコマーシャルがなかなか取れない。
でもそこで、コマーシャルを取れるんです。
安定したスポーンサー、それが原子力です。

だから地上波、なかなか僕の事を使ってもらえない。

最近では、衛星波も難しくなってきた。
まさに“放送禁止男”なんですけれども、

たった一つ見つけたぞ!僕が流れられるテレビ局!
NHKなんです。

国会生中継です!

みなさん!僕に国会生中継で本当の事を言わせて下さい
ぬるま湯につかって、玉虫色の政策を挙げている人たちを糾弾させて下さい。
「なにを守る気なんだ?」「命を守れ!」と言わせて下さい。

「子どもを守れ!」「命を守れ!」今回の選挙の争点はそれじゃないですか!

皆さん一人一人の力が必要なんです。
僕を国会に連れて行って下さい。

///////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

   16日の投票日まであと正味5日。30万筆になんなんとする原水禁署名を区内から数ヶ月で集め切った反核運動の発祥の地としてのここ杉並・・・どうなる原発選挙、いや、どうする原発選挙というべきだろう。老若男女すべての人々の投票行動で決まるこの戦い。とりわけ子どもたちを抱える子育て世代、これから結婚しようとする時期を迎える世代の投票行動はこの社会の未来への意思表示そのものという意味を持っている。どちらかといえば、従前の選挙では、一番投票率が低く、投票所に足を運ばなかった世代、選挙嫌い傾向が強いといわれてきた世代の行動が、大きな鍵を握っているように思える。

東京8区(杉並区)では、以下の4人の戦いとなっている。

 ◆円より子さん    65歳 民主党公認 新 党参院議員

 ◆石原のぶてるさん 55歳 自民党公認・公明党推薦 前 元党幹事長

 ◆上歩まさたけさん 26歳 日本共産党公認 新 党地区相談室長

 ◆山本太郎さん   38歳 無所属 社民党推薦 新 俳優

最後まで見逃せない、《原発選挙》の残り5日間だ。

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12月8日高円寺駅北口フェス、山本太郎さん応援のルツボ

2012年12月08日 | 2012年12月衆院選・杉並レポート

12月8日16時ころから17時過ぎまで、渦中の衆院選でこの人の出馬で俄然焦点となった東京8区(杉並)、話題のこの人が街頭演説を行う高円寺駅北口に密着してみた。

001
高円寺駅北口には「ミュージック大集合太郎フェス」の街宣カー。ネットで伝えられている「山本太郎さん応援しましょ会」twittの街頭ライブ?

                 002
           駆けつけたミュージシャンがラップで熱く訴えています
003
 もうこんなたくさんの人びとが集まってきています。メールやブログやツイッターで伝え合ってここにきた人々、ミュージシャンのラップに街中から集まってきた人々です。                  

  ミュージシャンが自分のラップ、自分の言葉と身体で福島原発事故と放射能の危険、メデイアが真実を伝えないことへの風刺、いま起きている目の前の危機について歌い、叫び、訴えています。綺麗なコトバで半端なことを言うのではなく、飾らぬ言葉で今起きていることを突き出し、自分の思いをガンガン表現しています。これはすごい!それが響きあうように集まった人々の身体の中から、動き、それぞれの思いの表現をグイグイ引き出しているのがわかります。ソウルツーソウル(魂から魂)!立ち去る人はおらず、どんどん膨れ上がっています。

                004
  女性ミュージシャンのラップに呼応する広場。「組織動員」された人々の動きでもなければ、突き抜けるサウンドの「刺激」がもたらす「興奮」でもない。歌われている中身への共感と言えばよいでしょうか。
    

 既にライブが対話の場所になっています。応援にかけつけたミュージシャンのラップはさらに最高潮に・・・・・

        
  ミュージックひろばの高揚感が高まる中に、練り歩きを終えて、焦点のこの人は戻ってきました。選挙でよくある街頭演説で、人々の中をかきわけかきわけ握手握手で「光景」を作り、演壇にかけあがるようなパフオーマンスをこの人がしなかったのが印象的でした。まず人々のラップへの集中と高揚、そのパワーに、この人自身もラップの一人の同じ「聴衆」「仲間」として注目し、共感し、感動しているように見えました。

              005_2
いよいよ、埋め尽くしたひとびとがからの拍手の中、この人が前に出ます。

   007

  008_4
 この人の演説は、応援のためにかけつけ、これまで広場で反原発、脱原発、反核、表現の自由を訴えてきたミュージシャンのラップを「ミュージック!素晴らしい」と共感するところから始まり、ミュージシャンとのトークセッションで行われました。

「この広場に今、自分と目の前にいる人々がこうしてラップ、ミュージックを通してそうなっているように、本当の想い、本当に感じていること、本当に知らせたいこと、伝えたいことを伝えることで、必ず心が通じ合ってつながることができる」

「だから権力もメデイアも音楽を恐れている、人々が自分を表現することを恐れ、規制し、本当のことを伝えないようにしている、表現させたら大きな力となって連中に向かってくるから」

「メデイアも政府も本当のことは絶対伝えない。騙されてはいけない、しかし、騙す連中を叩く以上に、一人ひとりが経験している本当のこと、起きている本当のこと、そこで感じていることをはっきり口に出して表現することこそが、政治を変え、社会を変える。一人ひとりが本当のことを言い出せば、世の中は変わる。そのための第一歩が、今度の国会に出る戦いだ。」

「その突破口を杉並で開く。自民党は『日本を取り戻す』と言っているがうそだ!彼らは『利権を取り戻す』と言っているんです。この国を取り戻すのはわれわれじゃないですか。この社会をわれわれの手に取り戻すために、杉並から戦いを始めよう。」

「争われているのは命の問題です。こうしてはいられない。今目の前にある、我々、子どもたちの命が懸かっている問題です。原発事故、福島第一の4号機、放射能汚染・・・・政府もメデイアも起きている問題を絶対伝えない。伝えるのは、こうしてここにいる一人一人です。全国にいる一人一人です。プロがどれだけいたって、本当のことを伝えるわけではない。一人ひとりが「先生」であり、「政策秘書」です。つながって、その起きている本当のことを国会に持ち込む、そしてみんなに暴露し知らせ、伝える。世界中でオキュパイが始まっている。これは世界でつながっている。直球勝負で、どこまでも直球勝負で行く。この国を変えよう。この杉並から変えよう。」

010

若い女性、青年たちから拍手が起こっています。

 自党・自分の政策内容やキャッチコピーや名前の連呼という選挙の街頭演説といえばつきものの街宣ではなかったということが新鮮でした。むしろこの人の演説では、ほとんどそれはなかったと言っていいでしょう。ツイッターでは「政策綱領がないのは無責任」と批評する向きもあるが、メデイアが「政策論争で真贋を見極めて選択を」に対応して政党が小手先の政策メニューをあれこれ並べ立てているよりは、民意からかけはなれ民意とおよそ無縁なところで、本当のことを隠蔽している国会と政党よりは、よほど民意を表現している主張と言っていいのではないでしょうか・・・・街頭の人々の反応と共感の中にそう感じそう観ているのは取材した当サイトだけではないと思います。

 そして、本当のことを伝えれば、人々の思いと自分の主張はひとつだと、この人本人も確信しているように見えた。考えてみれば、脱原発・反原発は国民の8~9割の民意、大仰な「政策」とか緻密な「政策」が求められているわけではなく、本気で実践する、そのために、そうなっていない現実を何が何でも変えるために民意の主体=私たち一人ひとりが本当に声を上げ、つながり、立ち上がることなのだから。

                011_2

  そのうえでこの人は、「たくさんの人々の力が必要」と訴え、選挙にかかわる大事な話として「公選はがき」への協力を呼びかけ、求める広場の人々の中に自ら入って丁寧に説明し直に手渡しで渡して回っていた。

 この人の政策を現場で候補者ビラを配布している女性に聴くと、候補者ビラを示しながら、説明してくれた。骨子を要約すると以下のような中身だ。

       
◆スタート、原発廃炉・・・・日本は地震大国で今活動期の真っ最中、「原発の安全性」なんてデタラメでもってのほか。原発の即時廃炉以外に生き延びることはできない。

◆スタート、避難の権利・・・・放射能汚染地域を同心円の20~30キロ圏以内にしかないと言い張る政府は本当のことを隠している。放射能汚染は東日本に広範に広がっていて、たくさんのホットスポットがある。

◆ストップ、汚染食品・・・・国の示す一般食品・安全基準は1kgあたり100ベクレル、これは福島原発事故前の放射性廃棄物と同じ基準、本来、あの黄色のドラム缶に厳封して管理すべきレベルだ。

◆ストップ、広域処理・・・・3・11大震災の瓦礫には放射性物質が含まれている。それだけじゃない、有害有毒のアスベスト、六価クロム、ヒ素やPCBも。ガレキ焼却の排ガスで体内に入ると体をむしばむ。被災地で燃やさない原則決める。代替案には森の頂上プロジェクトというのがある。

◇ありえない・・・・TPP・憲法改正・消費増税

◇取り戻せ・・・・夜中に踊る権利・表現の規制

◇当たり前・・・・みんなが食べれる社会

 取材し、政策に関する話を聞いて思ったのは、わたしたち一人ひとりが知らされたら、感じるところの本当のこと、当たり前のこと、ありえないことばかり、ということに尽きる。

 「百ダースの綱領より、人々の思い・気持ちを要約した10行のスローガン」という趣旨のことを言った歴史上の社会変革の大人物の名言があったように思うが、国会や政党が隠蔽し、問題化せず、十数党もの今次総選挙での乱立した党が抗議も暴露もせず、似たりよったりの区別もわからない選挙公約より、よほど根本的な、人間的なところで「命」と「暮らし(食うこと)」と「平和と戦争」の問題を凝縮していて具体的ではないだろうか。みんな必死の思いで起きている目の前の現実には「命が懸かっている」「生きたい」と感じているのだから。

 密着取材の意味は大いにあった。総選挙のテーマは民意だ。ますます、この人の戦いは焦点となると思う。率直かつ冷静な感想である。

                 

 

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3・11福島原発事故で生き方を変えた俳優・山本太郎さん

2012年12月06日 | 2012年12月衆院選・杉並レポート

 2012年9月21日金曜日行動・文科省前抗議

山本太郎さんの発言要旨

「放射線管理区域以上の放射線量のところに子どもたちが住んでること自体が異常だ。子どもたちの命と引き替えに経済を守ろうとする鬼が日本にはいる。一秒でも早く子どもたちを汚染地から出さなければならない。今、声を上げなければ、文科省と国がやっている子ども殺し、棄民政策に手を貸すことになる。だから僕たちは声を上げることをやめない」<o:p></o:p>

                                   ◆◆◆

 2011年12月8日 オルタナs はたらく から転載・貼付け

「収入は10分の1、それでも『命』を守りたかった」

--山本太郎(俳優)インタビュー(1)

 <o:p> </o:p>

http://alternas.jp/work/challengers/12774

 

福島第一原子力発電所の事故後、いち早く「脱原発」宣言をした俳優・山本太郎氏。事務所を辞めて収入は10分の1に減ったが、「人間に戻った」感覚を取り戻せたという。脱原発デモに参加するなど原発の危険性を訴え続ける山本氏に、その真意を聞いた。(聞き手・編集部=吉田広子、赤坂祥彦)

■きっかけは大震災、グリーンピースと母

――原発やエネルギー問題に興味を持たれたきっかけは何でしょうか。

山本:2011年3月11日に起こった東日本大震災です。それ以前は、原発については、発電で生成される核のゴミを地下に埋めて100万年単位で管理しなければいけないという程度の知識しか持っていませんでした。

震災以降、国際環境NGOグリーンピースのホームページなどに掲載されている情報を調べ進めていくうちに、原子力発電は持続可能なエネルギーではないと気付きました。

――グリーンピースをご存知だったということは、元から環境問題に対する高い関心があったのですね。

山本:僕の実家では寄付を行うのが当然という環境でした。お年玉のうち、いくらかは親に徴収されて、ユニセフや赤十字への寄付にまわされたのをよく覚えています。

8年前に母が「良い寄付先を見つけてきた」というので話を聞いてみました。それがグリーンピースでした。当時はグリーンピースに対しては捕鯨に反対している環境団体という程度の知識しかありませんでした。

それまでは自分の中では捕鯨反対をしている団体に過ぎなかったグリーンピースが、海洋生態系や森林の保全など多岐にわたる活動を展開していることも、企業にアプローチし、実際に状況を改善してきたことを知りました。

母は「人道的支援に対してはお金が集まるけれど、環境問題に対してはお金が集まりにくい」とよく言っていました。だからこそ、僕はグリーンピースに寄付しようと決めました。核についても8年前に出会ったグリーンピースのホームページから気付きを得ました。

ただ、当時28歳だった自分は、エネルギー問題について声を上げづらい立場にいました。自分の仕事に影響があると分かっていたからです。映画「バトルロワイヤル」を撮り終えた2年後です。仕事は順調でしたし、コマーシャルにも出演していました。社会問題に対して、声を上げるには、失うものが余りにも多いと感じていました。

ですから、声を上げられない自分の代わりに行動している団体に寄付をしてきました。それでも、原子力に対して深刻な危機感を抱いていた訳ではありません。

■猛烈に「生きたい」気持ちが湧き上がる

――3.11を経て、どのように意識が変わったのでしょうか。

山本:地震続き津波が発生して原子炉の冷却装置が停止しました。それを見て「死ぬかもしれない」と思いました。同時に、猛烈に「生きたい」という欲求が湧き上がってきました。

それまでは「生きる」ということを突き詰めて考えたことがありませんでした。「遅かれ早かれ死は訪れる。自分はそれを受け入れる」と腹を括ったつもりでいました。でも、違いました。実際に、生き続けるのが困難な状況に置かれた時に、猛烈に生きたいという気持ちが沸き上がりました。びっくりしました。

その直後に考えたことは、「国は、国民に事実を伝えるだろうか」ということです。事故後の対応でこの国の本当の姿が露(あらわ)になると思い、報道に接していました。案の定、政府や東電は「(放射能)はただちに人体への影響はない」と発表してきました。

あくまで国民を欺くつもりでいる国の姿勢が分かりました。その事も「生きたい」という気持ちに拍車をかけました。DNAレベルでの叫びですね。動物として本能的に「生きたい」と感じたのでしょう。

■脱原発宣言することで「人間に戻れた」

――始めて、「脱原発」を主張した時はどういった心境でしたか。

山本:怖かったです。勇気がいりました。発言すれば、確実に仕事がなくなるのは目に見えていましたから。食いぶちがなくなるのは一番怖いですよ。でも、いい役者になるという夢も同時にありました。そのためには10年後も生きていなきゃいけない。

日本は地震大国で、僕たちは地震活動期に生きています。それなのに原発は稼働している。国は国民の命を見捨てているとしか思えません。今後、日本人が生き延びるためには、原発を止める以外ありません。

仕事がなくなる。それでも声を上げるべきか。それができるのか。僕自身も毎日、自問自答を繰り返しました。

「お前は上げるべき声を上げずに、今の生活を守る気か。それは、原子力推進派や、自分の利益のために嘘の情報を流している人と同じじゃないか」。その問いを自分に投げ続けました。

「この先、健康被害が広がったときに、どう自分を騙すつもりだ」「死ぬまで、後悔せずに、自分に嘘をつき続けられるのか」を問い続けました。そして4月9日にツイッターで原発反対を表明しました。声を上げた瞬間、「人間に戻れた」と感じました。

――その後、事務所を辞められましたね。

山本:原発反対を表明したわけですが、ツイッターで意思表示をしたり、デモに参加したりする程度で、派手な行動は起こしていませんでした。取材陣が待ち構える中で、闘志を剥き出しにして、抗議をするようになったのは文科省前がきっかけです。

要は、被曝限度を1ミリシーベルトから20ミリシーベルトまで引き上げて、子どもたちに危険を押し付けた。子どもたちの感受性は大人と比べて3~10倍です。子ども達に与えた毒の大きさ。平気で子どもたちの命を犠牲にするやり方に我慢ができませんでした。

子どもたちには死んでもらいますという政策です。「棄民」に他なりません。それを平気で安全ですといって、とやってのける。その国の姿勢に対して、怒りが爆発しました。

■僕が失ったものは「収入だけ」

――「脱原発」宣言をして、仕事が無くなる不安はありませんでしたか。

実際に、仕事の量は減りました。ただ、演技は一生、続けていきます。3.11以降、日本人、特に被災者は多くのものを失いましたが、僕の失ったものはハッキリ言えば収入です。10分の1以下に減り、初任給に戻ったという感じです。

逆に言えば、失ったのは「収入だけ」です。お金を払っても手に入れられないものを沢山、手に入れました。それは生きることに対して、真正面から真剣に取り組んでいる人たち、気骨のある大人たちとの出会いです。

――これまで参加したデモの数は。

山本:数え切れません。4月10日に高円寺で行われたデモに初めて参加しました。初デモです。

初めてのデモなので、正直、どういったものか分かっていませんでした。デモのイメージは「ジュラルミン、火炎瓶」というものでした。だから、デモに参加したいと言った母を止めました。母を守るために、二人が逃げ遅れる可能性を恐れたのです。

でも、高円寺に着いてデモ隊を見たときに、温かいものを感じました。こんなにもデモには愛が溢れているのかと。これがデモなのか、こんなにも同じ方向を見ている人がいるのだと実感できて熱いものがこみ上げてきました。

■デモを分散させるのはもったいない

――デモの意義はどこにあるとお考えですか。ご自身で何か団体を立ち上げる予定はないのでしょうか。

各団体を後方支援するために、自分では団体を立ち上げないつもりです。僕の役割は各団体をつなぐことだと思っています。正解は分からないですけれどね。

そして、皆、心が折れそうになる時があります。デモに参加することで、自分と同じ方向を向いて闘っている「一人」がこんなに大勢いるということを確認することにデモの意味があると思います。そういった「一人」がデモに参加することで再び活力を得て、戦いに戻るための場でもあると思います。

デモのもう一つの大きな意味は「数」です。数を揃えて、マスコミが取り上げざるを得ない状況にもっていくことです。それには同じ街で、同じ日に別の団体が2つも、3つもデモをやるのはもったいないです。

全国同時多発デモのような流れもありますが、人数を分散させるのは得策じゃないと思っています。例えば、品川に3000人、渋谷に5万人、神奈川、横浜には200人集まったとします。確かに、その街の人びとに問題提起されたかもしれない。でも、大切なことは視覚に訴えることです。

そのために一番有効なのはマスメディアを使うことです。だから、今回は東京で集まろう、その次は横浜で、という具合に遠征しながら、分散していた人数を集めるべきです。そして、「渋谷に6万人」「横浜で6万人」という既成事実を積み上げていく必要があると思います。

■政治家に原発の是非を問いたい

――デモに参加し声を上げることも大切ですが、投票などによって国を動かすことも大事だと思います。デモ以外に、政治家に働きかけることはしないのですか。

山本:今、政治家たちに対して包囲網を作ろうと、皆さんに呼びかけています。「仕事をちゃんとしなければ、落とすぞ」ということをハッキリと政治家に伝える。地元選出の国会議員に対して、電話をして下さい。秘書でも良いから、きちんとこちらの考えを伝えて下さい。

その時に伝えて欲しいことが3つあります。

1つ目は原発についての考えを聞いてください。その時に、重要なのは、長話にさせないことです。YesかNoに近い回答を求めて下さい。言い訳じみた、曖昧な答えを許さないで下さい。イエスかノーで意思表示させることが大切です。

原発について即時停止です、と言えるのは共産党だけです。ほとんどの議員は「段階的停止」と答えるでしょう。でも、僕はインチキだと思っています。エネルギーはもう足りている。これはハッキリしています。この後に及んで段階的停止をする意味があるとすれば、停止までの期間、利権に群がる人びとの懐を肥やすだけです。ですから、段階的停止と答える議員には注意が必要です。

段階的停止と答える議員には、そのスピードを問いて下さい。それと、その先のエネルギーの展望。僕は、原発停止までの間は火力発電でつなぐしかないと思っています。すぐに自然エネルギーで全てをまかなうのは現実的ではありません。研究やインフラ整備には時間が必要です。その間は、環境負荷の少ない天然ガスに頼ることになると思います。

2つ目は福島の「中通り」や茨城の北部、群馬、栃木の一部などの高線量地帯、高汚染地帯に住んでいる人たちについてどう思っているのか。その人たちを疎開させる案をちゃんと考えているのか、その案はいつ提出するのかについて尋ねて下さい。

政治家はお尻を叩かないと動きません。次の選挙を待っている間にも、刻一刻、被爆者は増えています。もし、その議員が高汚染地帯の住民に対する明確な考えを即答できないのならば、それが、その議員の人間に対するスタンスです。

そこに気付かなかった議員もいるかもしれないので、アイデアがなければ、政策にまとめるまでの時間の猶予を与えましょう。その代わり、その間の努力をチェックする必要があります。

最後、3つ目はガレキの拡散についてです。そして、最終処分地に関してどう思っているのかを尋ねて下さい。これについては皆、答えづらいはずです。反感を買うのはこわいですから。

僕が発言するだけでも、もの凄い数の抗議が来ますか。僕の考えでは、最終処分地は、福島の周辺20キロにとどめるべきだと思っています。こういう議論が一般の人びとの間でもっと盛んにされないといけないと思っています。そうでないと国が秘密裏にまとめあげた政策に基づいて、放射能をばらまかれてしまう。全国に汚染されたガレキを拡散させるのは愚行以外の何物でもありません。

日本全国で原発事故を発生させるに等しい行為です。埋め立てた汚染物質が地下水に流れ込めば、日本から汚染されていない土地がなくなります。それなのに、実行しようとしている。ばら巻こうとしている。そこには裏があるはずです。

――政治家にはどうアプローチするのですか。

山本:地元選出の議員の事務所に電話します。秘書が出たら、期限を設けて回答をもらってください。絶えず、問い合わせの電話が鳴るのが理想的です。

僕は、規模の大小を問わず、皆さんの前で話す機会がある時には「一番良いのはここにいる全員が電話をしてくれること。でも、そうはうまくいかないでしょう。この中の10人だけもいいから行動を起こしてくれると日本は変わります。全員が電話すれば必ず変わる。この町から日本を変えよう」と呼びかけてきました。

――20代の投票率向上を目指すアイ・ヴォートという学生団体があります。彼らは最近、自分の考えに近い環境政策を打ち出す政党を測定するサイトを立ち上げました。

山本:素晴らしい!僕たちも似たようなことをやろうとしています。僕たちは、議員に直接電話をして、そのやりとりを映像として、全国に配信していくことを検討しています。
今、そのためのホームページづくりを進めています。

 

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杉並が最大の激戦に!「放射能から子どもを守れ」のあの人が石原とのガチンコ勝負で手を挙げた

2012年12月05日 | 2012年12月衆院選・杉並レポート

【~12・16すぎなみREPORT・・・焦点は、この人の戦い ①】

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反核運動始まりの地、杉並から出たかった」(1954年3月、第五福竜丸事件の後を受けて反核運動を起こしたのが杉並区の主婦たちだった)

何よりもこの高円寺で、僕は生まれて初めてデモに参加して、大きな勇気をもらった。一生懸命、思いっきり、絶対変えますよ。」

・・・・・・・以上の写真と引用は田中龍作さんのwebジャーナル(12月4日)http://www.asyura2.com/12/senkyo140/msg/387.htmlから抜粋です。

 山本太郎さんの訴えについては、以下に貼り付けたURLでごらんください。

 新党 今はひとり 山本太郎  http://imahahitori.jimdo.com/<o:p></o:p>

 http://imahahitori.jimdo.com/ホーム/衆議院議員選挙出馬コメント/<o:p></o:p>

 http://imahahitori.jimdo.com/ホーム/自由報道協会主催-山本太郎記者会見/<o:p></o:p>

 

//////////// 過去に配信されたネット報道記事から転載 ////////////////////

山本太郎、福島の親たちとともに文科省前で抗議活動!学校の放射線量年20ミリシーベルトの撤回を!「何も行動しなければ、僕は自分を許せない」

2011年5月23日

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 [シネマトゥデイ映画ニュース] 23日、俳優の山本太郎が、福島から来た子を持つ親たち100人を含む多くの人たちとともに文部科学省前に集結し、文科省が定めた学校の校舎・校庭等の利用判断における暫定的な目安として「放射線量年間20ミリシーベルト」の撤回を訴えた。

 

 文部科学省は、福島第一原発事故の後、学校の校舎・校庭等の利用判断における放射線量の暫定的な目安とし,毎時3.8マイクロシーベルト、つまり年間で20ミリシーベルトとした。この日、福島からやってきた多くの親たちが、子どもたちを守るため、この殺人的な基準値の撤回を求めた。山本も、そんな親たちとともに立ち上がった勇気ある著名人の一人だ。

 

 これまで山本は、自身のツイッターを通して「脱原発」のメッセージを伝え続け、4月10日には、反原発デモへ参加して、「原発反対!」を訴えた。彼ほど、「脱原発」を声高に訴えてきた芸能人は多くはないだろう。

 

 年間20ミリシーベルトという数値を撤回させるため、福島から文科省を訪れた親たちとともに、山本は、「3月11日を機に、もう自分を守るのはやめたい」ときっぱり言った。「電力会社はメディアの最大のスポンサーですし、さまざまな事情はあります。でも、自分たちが守るべきものはなんなのか? 今、福島の子どもたちが、これから先、病気になるのはわかりきっている。まるで死刑台に向かって、列を作らされているようです。何も行動しなければ、僕は自分を許せない」と涙で声を詰まらせた。

 

 母子家庭に育った山本は、女手一つで彼を育てた母親に守られ、たっぷりの愛情を受けて育ったことを自身の本「母ちゃんごめん 普通に生きられなくて」でつづっている。「大人は子どもを守るものだということを、僕は母親に教えてもらった。だからこそ、今こそ僕ら大人が子どもを守らなければならないんです」という山本は、「彼らを選んだのは僕たちなんだから、みんなに責任がある。大本営が発表したことをただ信じるのではなく、自分たちで異を唱えないと何も変わらない」と訴えた。

 

 学校の校庭は降雨などでも放射性物質は流れにくく、アスファルト上で計測した数値よりも高くなっていく。放射能は少しずつ累積していく。一般の大人の年間許容量は1ミリシーベルト。それを政府は最も放射線の被害を受けやすい子どもたちに対して、基準値を20倍も引き上げたのだ。放射能の被害は5年後、10年後に白血病や、ガンなどの疾患を引き起こすことは知られている。山本が主張するとおり、福島の子どもたちは、今すぐに避難をしなければいけない切迫した状況にある。だが菅政権は、子どもたちの健康被害よりも、まるで計算機でも打ちながら賠償額ばかりを気にしているようだ。

 

 今、この瞬間にも福島の子どもたちは、原発から漏れ出ている放射能を浴び、被曝し続けている。「今の日本は、まるで殺人国家だ」山本とともに、多くの親たちが、涙ながらに声を張り上げている中、対応した文科省職員からは「年間20ミリシーベルトを撤回する」という言葉が出てくることはなく、最後には、「100ミリシーベルト以下では、ガンなどの発症に影響があるとは科学的に認められていない」とまでのたまった。あまりにもひどい対応に怒りの声が上がる中、文部科学大臣の高木義明が出てくることはついになかった。(編集部・森田真帆)

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