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すぎなみ民営化反対通信

東京・杉並発。「一人が万人のために、万人がひとりのために」をモットーに本当のことを伝え、共に歩んでいきたいと思います

闘う労組先頭に11・1日比谷野音に5700人!★誇らかに『非正規が闘って,勝った!』の刊行も!

2015年11月01日 | 安倍政権批判-原発・改憲・戦争・貧困

 

★《特報・杉並版・・・児童館・あんさんぶる―地域・職場版》は今回は《お休みです

      この一年間、当通信は、報道のほとんど毎回記事を当通信のフィールドである東京・杉並の最大の問題―児童館廃止反対、区立施設再編整備計画の問題、さらに突出して田中区長と麻生財務大臣の秘密合意から始ったあんさんぶる荻窪(荻窪北児童館)と荻窪税務署・公務員宿舎跡地の財産交換計画の白紙撤回・絶対反対キャンペーンに費やしてきました。当面、この編集・報道方針に変わりはありません。いよいよ決戦段階に入っているからです。

      とはいえ、今日は年1回の11月全国労働者集会、今日の記事は、時代の転換の扉をさらにこじあけた11・1集会の速報とこの集会に宿されオーラを発している労働者の団結とその底力を象徴的に表現している『非正規が闘って勝った! ―生コン運転手たちの闘いの記録―』(東京西部ユニオン編)の刊行について、紹介します。その関係でぶっ通しの『特報・杉並版(児童館・あんさんぶる―地域・職場版)』報道は今日は《お休み》とします。

●日比谷集会 開会時の写真(日比谷野音ステージ)タイトルとスローガンをごらんください。

     前掲の本『非正規が闘って勝利した!』は今日、日比谷野外音楽堂で出会った本です。すごい、すばらしい本が世にあらわれたと思っています。この本のものすごさ、すばらしさ、力は、それを生み出した「どこにでもいる普通の労働者が団結して立ちあがり、不可能に思われてきたことをやってのけ、可能にした闘い」そのものにあります。

 

●集会場で手にした本『非正規が闘って勝った!』

      この鈴木コンクリート工業分会の今も現在進行形の無限の展望を体現した感動的な闘いの記録(本)の刊行は、今日の11・1全国労働者総決起集会・国際連帯闘争とともに安倍政権と資本家連中に大打撃を与え、全国全世界の労働者、青年女性―全人民を揺り動かし奮い立たせるものです。本のタイトルが「何がこの時代に起きているのか」「いかに生きるべきか」を示しています。資本家や政治家は読んで打ちのめされるでしょうが、そんな連中のことはどうでもいい。連中以外は、みんな、労働者です。正規も非正規も、男性も女性も、高齢者も、無業者も失業者も、学生も、資本家と政治家以外は全部、労働者です。このすべての労働者に通用するメッセージがこの本のどこのページを開いても脈打っています。集会速報は「速報の速報」、短いものですから、記事末尾に記載する本をぜひ買い求めて読んでください。「新しいワールド(世界)」(“鈴コンワールド”)が貴方の中に開け広がるはずです。

 私たちはストライキでたたかう!闘う労働組合を全国の職場に!世界の労働者と連帯し、戦争と民営化の安倍政権を倒そう!

       11月2日安倍・パククネ戦争会談の前日に。今年三回のゼネストをうちぬき、た労働市場構造改革(総非正規化)と米日韓国の朝鮮侵略戦争に反対し11・14民衆総決起大会と11~12月ゼネストに向かう韓国民主労総から29名の代表団が参加。ドイツの鉄道機関士労働組合、トルコの国際労働者連帯協会、滞日・在日外国人労働者が発言。11・1全国労働者総決起集会呼びかけ3組合(全日本建設運輸連帯労組関西地区生コン支部・全国金属機械労働組合港合同・国鉄千葉動力車労働組合)を先頭に全都全国から結集した労働者とともに、「労働者の団結、ストライキと国際連帯で戦争を止める」画期的な国際連帯集会となりました。集会に、「日本で行われる反戦争・反搾取集会におくる中国鉄道労働者連合会の連帯の書」(連帯メッセージ)が寄せられています。

      11・1全国労働者総決起集会の模様、発言については、同集会呼びかけ三団体である国鉄千葉動力車労働組合が以下の「動画(速報)を同組合のサイトで発表しています。集会の基調と全体がわかります。ぜひごらんください。転載します。(←11月3日追記)

 

 

★(動画)速報 2015年 11月労働者総決起集会

http://doro-chiba.org/dc/?p=3728   (←11月3日追記)

 

 

青年労働者、学生先頭にボルテージ高くデモに繰り出す!

       安保戦争法反対国会闘争の先頭に立ち、反戦ゼネストに大学キャンパスから打って出る学生の闘いに加えられたスパイ攻撃とデッチ上げ弾圧を不起訴釈放の完全勝利でうちやぶった全学連が、京大バリケードストライキをうちぬいて集会・銀座デモの先頭に立ちました。

     集会での全学連委員長の鮮烈なアピールを転載で紹介します。以下の動画にてごらんになれます。ぜひごらんください。(11月3日追記)

https://www.youtube.com/watch?v=2C4XiM_1T90

     鮮烈な学生の決意は、非正規労働者の堰を切ったような決起の始まり、戦争・改憲にゼネストをもって止める闘う労働組合の全国的台頭の最基軸を担う動労総連合の拡大とともに、「安保戦争法絶対反対の嵐の国会闘争の次は何か?」をこのうえなく明瞭にしました。

           ある闘う青年リーダーが「国会前を職場とすれば、戦争法強行採決に対してたたきつけられ、燃え上がった巨万のデモは、団交の決裂だ。団交が決裂したということはいよいよズトライキに立ちあがって闘おうということだ。ゼネストで闘おう」と先日の集会で訴えていましたが、まさにそうです。その火ぶたがこの11・1集会での共同の決意で切って落とされた、ということです。

労働運動の新たな時代開く非正規労働者の闘い 

        非正規労働者が「全国の職場にストライキで闘える労働組合を」の闘いの先頭に立ちあがり、ささやかな職場から、労働者の希望と無限の展望をきりひらく闘いが続々と燃え上がっているということです。記事の冒頭に触れた鈴木コンクリート工業分会の闘いは、不当解雇撤回闘争、裁判闘争勝利、現職復帰の完全勝利、その衝撃を持って、全国の非正規の仲間の「希望の星」、「自ら続くべき先駆」となり、「団結して闘えば勝てる」という“常勝”の道とまで言われ始めています。これほど資本家、企業経営者にとって、たまらない脅威となる闘いはないでしょう。今や2000万を超える非正規、「1億総活躍社会」=総非正規化攻撃しかない政財界、資本家連中、当局連中を確実に打ちたおして行く闘い、歴史を変える闘いの始まり、ここに火がついたのです。

        ちょっとだけ、この鈴コン本から抜粋で紹介しておきます。後はこの本を購入して読んでください。「鈴コン ワールド」と本が自ら言っている「確信の秘密」が、特別のノウハウではなく、私たち労働者というもの、みんなに当たり前に備わる人間的普遍そのものであることよくわかる。

<どんな逆境界や困難でも絶対屈せず、明るくしたたかに闘う>―これが鈴コン分会の闘いです。鈴コン分会は、特別な労働者ではありません。どこにでもいる普通の運転手の労働者の集まりです。分会会議が始まれば、激論になり。お酒を飲めばけんかもします。義理人情に熱い生コンドライバーたちです。

しかしいま、こういった労働者仲間が本音で語り、おかしいことに『おかしい』と言える人間的なつながりが奪われているのではないでしょうか。

・・・・・・・

鈴コンのような現場は度の職場でも同じなのです一見仕方がないようにみえる職場の現実でも。執念をもって闘えば状況が一変するのです。」

11・1集会で登壇した鈴コン分会、いつものような口調で「鈴コンファンの皆さん」で始まったが、訴えではキリリと決意固く、ビッと「職場に組合をつくって、ストライキで戦争を止めよう」と熱烈に呼びかけていました。

 ・・・・・・・・・・・・・・

「われわれは決して特別のことをしたのではない。普通の労働者が一人の仲間の解雇をも認めず、あきらめず、見捨てなかっただけだ。その闘いが今も脈々とわれわれ鈴コン分会には息づいている。われわれの日々の職場闘争は産別を越え、どこでも仲間とともに必ず労働組合をつくって闘うことができる。職場で仲間と一緒に闘うことは本当に楽しいものだ。

労働者の皆さん!非正規労働者でも職場で労働組合をつくって闘えば勝てる。どんな困難にも仲間を信じ、自分が負けないことだ。われわれ鈴コン分会の闘いはどこでも起こるし、誰にもできる。最初は、ただほんの少しの勇気と決断と仲間を信じきることから始まる。」

「いかなる戦争にも反対!」「国を守るな!命を守れ」「ストライキと国際連帯で戦争を止める!」

       11・1集会では、7月参院選が、真っ向から安倍政権の「戦争と非正規職化攻撃」を粉砕し、戦争・改憲絶対反対、ゼネストで社会を変える労働者の政党・政治勢力の断固たる登場をかちとる闘いとなることが、安保戦争法国会闘争の「次は何か」に関わる重大な決意として、鈴木達夫氏(憲法と人権の日弁連をめざす会・許すな改憲!大行動)の挑戦の決意表明として明らかにされました。

       鈴木達夫氏(弁護士)のアピールを転載で紹介します。以下にてごらんになれます。(←11月3日追記)

   ★鈴木達夫弁護士アピール

 http://hosei29.blog.shinobi.jp/Entry/5718/

 

      戦争が現実の問題になっている。戦争が国会から始まった―それが9月戦争法強行と国会闘争が明らかにしているすべてです。安倍をたおす!いかなる戦争にも絶対反対!労働者は戦争協力をストライキで拒否する!

      参院選に向けて日本共産党が「国民連合政府」提案の中で、「安保条約についてはこれまでの条約と法律の枠内で対応する。政権として安保条約廃棄をめざす措置はとらない」「日本に対する急迫不正の主権侵害に対しては、自衛隊法に基づいて自衛隊を活用するのは当然のこと」「日本に対する武力攻撃が発生した場合には日米安保条約第5条に基づいて、日本有事の対応として日米が共同対処する」と言明しています(10月15日志位委員長記者会見)。「戦争法反対の一点で一致して安倍政権をたおす」とあたかも戦争に共産党は反対しているかのようなふりをしているが、ここで押し出しているのは、率先して自国政府(安倍政権)の戦争に積極的に協力するということ、これを日米政府財界に表明しているということです。

      日米政府が朝鮮侵略戦争の共同作戦体制を戦争法成立を決定的テコにして超実戦的に具体化している時労働者人民の反対を圧殺して自衛隊派兵、紛れもない戦争と戦争動員の先頭に立つということではありませんか。まさに国会闘争の裏切り以外の何ものでもありません。百万、千万の規模でやむにやまれぬ戦争ぜったい反対の真剣な決起が燃え上がっている中で、しかし、この日本共産党の裏切りと戦争協力の正体は必ずしも暴かれているわけではありません。職場・地域・街頭で、この日本共産党の大裏切りを徹底的に暴露し弾劾する闘い、共産党の制動と敵対を打ち破って、戦争協力絶対反対の闘いを大爆発させることが参院選の最大のテーマになります。この闘いは、職場・大学・街頭での反戦ストライキをめぐる激論・激突となります。勝負は「労働者の団結と戦争協力拒否、ストライキこそが戦争を止める」「国際連帯こそが戦争を止める」「国を守るな、命を守れ」です。

★☆★☆ 前掲本の詳細の紹介

『非正規が闘って、勝った!-生コン運転手たちの闘いの記録-』

 11・1集会 本『非正規が闘って、勝った!』を手に発言する鈴コン分会

 編集:東京西部ユニオン

   東京都杉並区天沼2-3-7 さかいビル2A

   http://www.seibu-union.org/

       電話 03-3220-7473 FAX 03-5930-6136

   Eメール seibu-union@mocha.ocn.ne.jp

 発行:合同会社 出版最前線

   東京都港区新橋2-8-16 石田ビル4F

   電話 03-3593-1058 FAX 03-3591-8226

 発売:星雲社

   東京都文京区大塚3-21-10

   電話 03-3947-1021  FAX 03-3947-1617

 ISBN978-4-86389-025-1

 C8797  ¥1200E

 

定価:1200円+税

 

 

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9月17日参議院特別委員会「戦争法案」強行採決を徹底弾劾する!

2015年09月18日 | 安倍政権批判-原発・改憲・戦争・貧困
戦争法絶対反対、18日参議院本会議成立阻止
いかなる戦争にも絶対反対
安倍政権は墓穴を掘った。デモとゼネストで戦争・改憲を止めよう

     連日の巨万の国会デモと全国での反対デモのますます燃え広がるばかりの爆発の中で、政府と与党、次世代、元気、新党改革の5党は、17日午後4時半、参議院平和安全法制特別委員会で、政府・安全保障関連法案と国会採決強行に対する国民八割の反対を無視して採決を強行した。徹底的に弾劾する。


(写真はレイバーネット日本 参院特別委強行採決直後の9月17日国会前)
        
                 -1-

   特別委員会理事会の会場を法案採決強行のために勝手に特別委員会室に移し、職権で(委員会が行うとしていた「しめくくり総括質疑」すら行わず)質疑打ち切りを宣言、それを強行した鴻池委員長(自民)に対する不信任動議に対して、参院自民党ピケ隊長をつとめる佐藤正久理事(自民)に委員長職務を委託し、不信任案採決(否決)後、復席した鴻池委員長が委員会の再開を宣言し、佐藤正久の合図で自民党ピケ隊(乱闘部隊)が議長席に殺到し採決強行のための壁をつくり怒号と追及の中、「採決」の記載もない状態で、佐藤正久の合図で自公ら五党議員が起立し「賛成多数」で「可決」強行した。委員長の鴻池はこの強行採決の進行表メモが「野党に奪われて強行採決の作戦シナリオの証拠にならないように」、ポケットには別のものを忍ばせていたという。
   ピケ隊長の佐藤正久という男は、防衛省ぐるみの選挙で「当選」した元陸自一佐で、まるで軍部が国会をのっとったクーデターのような軍人気取りで強行採決の指揮を執った。
        
(写真の真ん中の髭の男が自民党参院ピケ隊長、元陸自一佐の佐藤正久)
       この17日特別委員会採決強行の模様の全てに、戦争法案のすべてがあからさまに示されている。

               -2-

     戦争・改憲をめぐる闘いは、この日、本番が始まった。
     国会前に、やむにやまれぬ思いで首都圏の組合・職場・学園・地域から、また全国からかけつけて、声をあげている労働者、若者も老若男女も、全国各地で声をあげ行動に立ちあがりデモを繰り広げた人々も、メディアの取材に対してほとんど同様に、怒りとくやしさと決意の思いで次のように答えている。

     「居ても立っても居られなくなってここに来た。この強行採決は許せない、くやしい、しかし、これで終わりじゃない。これからだ。まだ参議院本会議がある。参議院で成立してもあきらめない。正念場は成立後だ。成立しても、ここにきて声をあげ続ける。戦争する国には絶対させない。これは生きるための闘い、また子や孫のための闘いだ。」
     70年前の戦争を知る世代が「戦争とは何だったのか」をこれまで閉ざしていた記憶と体験の底から声を振り絞って語り、「いま立ちあがり声をあげること」を訴えた。
    「憲法9条と民主主義」のもとで育ち、55年前の60年安保闘争、45年前の70年安保闘争を闘った世代が、膨大な規模でこの戦争法案と安倍政治、そのやりくちに危機感を燃やし「いま自分たちが声をあげ、行動しなければ」「政治を変え、行方を決めるのは自分たちひとりひとりの行動だ」と立ちあがった青年学生たちの決起に、「ここが正念場、ここが分岐点、新しい時代がはじまった」と人生と歴史の進路を賭けて立ちあがった。
    そして「国会内の多数決」による社会・国民の圧倒的大多数の意思・意見・感情の暴力的無視・抹殺が眼の前で繰り広げられるデタラメと理不尽に対して、これまで「無党派層」「無関心層」「投票に行かない層」とされ続けて来た青年、その圧倒的多数が非正規・貧困の中におかれている青年労働者、18歳選挙権で今後投票の権利と機会を得ることになる青年学生が、自分自身とその子・孫の世代がこれから迎える将来、この社会とこの国の未来に対して、直接に自らの意思と選択を行動で表現する声をあげ、戦争法の成立後も声をあげ続けると決意し、宣言している。
     そしてこの新たな巨大な激動のはじまりの中で、その最深部、核心・前線で、政府財界、既成勢力が体制の存亡死命を決するとして絶対に台頭させまいとその解体に全力を傾けている闘う労働組合が、この巨大な奔流の未来を決するゼネストをめざして渾身の不屈の闘いに挑んでいる。
     「集団的自衛権行使」「安全保障関連法案(戦争法案)」をめぐるこの数カ月の国会の間に、またたくまに定着した「平和主義・立憲主義・民主主義を冒涜・破壊・一掃するもの」という直感と認識と危機感が、国民的規模で圧倒的大多数の声と行動となったのは、憲法の問題とは統治、国の在り方そのものの問題、私たちと子・孫の生き死にとくらしを国がどう扱おうとしているかの問題だからだ。海外メディアのみならず、国内のメディアまでが「安保法制で日本は戦争できない国から戦争する国になった」と報じるとともに、それは「安保政策にとどまらぬ統治の根本的転換」として報じられている。       「『平和』のために戦争をやるという誰が見ても許せないデタラメ」「誰が見ても違憲なものを合憲として強行する」「国民の意思や選択とは真逆の国会内の多数決、それも史上類例を見ない手法で政府財界の意思で民主主義を圧殺する」・・・・、このクーデター的暴挙に憤激がおさまるところを知らず行き着くところまで突き進むのは当然である。この行動と憤激が退くことは金輪際あり得ない。


 だれの子どもも殺させない 朝日新聞9月17日夕刊社会面掲載の記事の写真


      まったくその通りだ。私たちは戦争法が通ったらあきらめるのか。断じてそうではない。そんなことはできない。戦争は命に変えても阻むべき、そういう私たちと子らの生き死に、未来の懸った問題だ。戦争を止めるために声をあげ続ける。戦争が始まったら、あきらめるのか、断じてそうではない。そんなことはできない。私たちは生きていかねばならない。生きていかねばならない同じ仲間と殺し合いをすることなどできない。戦争絶対反対でどこまでも声をあげ続け闘うのみであり、戦争政治を続ける自分の国の政府をたおすまで、政治を取り戻し、戦争のない社会にかえるまで、闘うだけである。

     屈しない闘い、あきらめない闘い、政治を取り戻す闘い、ひっくり返す闘いが、憲法九条解体・集団的自衛権行使に絶対反対、戦争法反対の闘いで始まった。これは私たち自身の手で新しい時代の扉を開く闘いである。

               -3-

     戦争を止める力は私たちのこの意思と決意、闘い、デモと職場での決起、ストライキの中にある。世界中の国々の労働者人民が自分の国の政府と闘う国際連帯の中にある。
     国会や首相官邸がデモで連日包囲され、すべての職場、地域で戦争反対と生きるための闘いが繰り広げられ、企業や地域が止まるような行動をおこせば、政府財界は戦争を続けることはできない。社会を担い、動かし、支えているのは、一握りの政治家や企業や利権勢力ではない、私たち自身だからだ。ゼネストと千万、数千万のデモはそのことをハッキリ示す。韓国の民主労総が鉄道労働者を先頭にパククネをたおすゼネストをこの11月に実現しようと立ちあがっている。全世界で労働組合先頭にゼネストにたちあがっている。

     この国の政府は巨万の大規模反政府デモの日常化とともに、何よりもこの政治的社会的激動の中で必ず育まれ、打ち抜かれることとなるゼネストを死ぬほど恐れている。現に、安倍政権は、国会前をはじめ全国で燃え上がっている新たな本格的運動のうねりにおびえ、おそれ、その拡大に危機感を持って、今回のこの強行採決に走った。憲法九条を反古にする集団的自衛権行使・戦争法でゼネストを求め、呼びかける闘いがはじまっているのも当然だ。敗戦直後の生きるための闘いが国鉄を先頭に雨後の筍のような生産管理・生活再建と労働組合結成を産みだし、1947年2・1ゼネスト決行へ嵐のような闘いとなって、日本政府と米軍・GHQを震え上がらせた。この戦後革命に対してGHQ指令とそれに屈服した日本共産党の裏切りでゼネストが絞殺されたが、この大激突情勢の中で九条を柱とした戦後日本国憲法が制定されるにいたった。その憲法九条に、いま政府は日米同盟の戦争協力深化・拡大のために手を付け、憲法九条を解体し、今度の安全保障関連法案を強行しようとしている。絞殺されたとはいえ、日本の労働者階級が戦争と2・1ゼネスト決起に至る血と涙の闘いであがなったのが憲法九条だ。戦争法・改憲に対してゼネストの問題が浮上するのも、闘う労働組合の圧倒的な復権・再生の攻防が焦点となるのも当然のことなのだ。デモとストライキ、ゼネストで戦争を止める!ゼネストとは、ストライキ、デモをはじめ、ありとあらゆるところでありとあらゆる闘いが爆発し、社会も地域も止める闘いである。

     安倍政権は墓穴を掘った。辺野古新基地建設、原発再稼働、労働者派遣法改悪、10%消費税、マイナンバー制度、2020年東京オリンピック・新国立競技場、クビきり・総非正規化・・・・、安倍政権はガタガタである。安倍政治を断ち切るときが来た、ここで安倍のクビを取り、自公政権をぶっとばさなければならない、みんながそう思っている。9・17戦争法案・参議院特別委員会強行採決は、このおさえきれない怒りに火を付け、誰にもとめられない闘いの堰を切った。参議院選挙は戦争法を強行成立させた政府与党に対する“報復”の位置を持つ重大選挙という以上に当然に安倍たおせ、政府たおせの巨大な激動になる。ゼネストを担う労働組合をよみがえらせ、全労働者全民衆の団結で、全世界の人々とともに立ちあがろう。安全保障関連法=戦争法絶対反対!

  
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11・2全国労働者集会に5700名 - 国際連帯、労働者の団結で戦争絶対阻止、安倍政権たおそう

2014年11月03日 | 安倍政権批判-原発・改憲・戦争・貧困
 戦争と民営化の安倍政権をたおそう!  
―世界の労働者人民と連帯する日本の労働者階級の歴史的責務

  7月1日の集団的自衛権行使容認・閣議決定を転換点として私たち労働者と全人民にとって巨大な歴史選択の時代が始まっています。戦争する国に突き進むアべ第二次改造政権は、アベノミクスの破たんと二閣僚の辞任、それににとどまらぬ「政治とカネ」・スキャンダルの相次ぐ発覚で断崖絶壁で瓦解が急速に劇的展開を遂げ、アベたおせは、いまや天の声、地の声になっています。
 アベ政権は、最末期のあがきとして、モルヒネ漬け頼みに過ぎない量的金融緩和でデフレ崩落と国家の破滅の危機を欺罔し、すべての犠牲を私たち労働者と国民に暴力的に転嫁すること、その強行に躍起となっています。いま現に、食っていけない、生きていけない労働者の生きさせろの命の叫びを踏みにじって、労働者派遣法無制限大改悪による生涯派遣、生涯非正規を臨時国会で成立させようとしており、ないところから血が流れてもむしりとる大増税を強行しようとしています。

(上は、19月31日日銀黒田総裁「追加量的金融緩和」記者会見)

(上は、臨時国会で政府が強行しようとしている労働者派遣法改悪の概要)

そして、アベとトップラインで結びつく財界・葛西(国鉄分割・民営化強行の元凶、3・11福島原発事故後に大飯原発再稼働の強行の財界意思の表明者、2020年東京オリンピック後の最大の国策としてリニア新幹線強行を推進している張本人)がウソぶく「戦争が起きれば景気は回復」の意思を体して、東アジアはじめ世界中で戦争をする日米新安保ガイドライン締結、世界中への武器輸出に突き進んでいます。この腐りきり、許しがたいアベ政治を何が何でも断ち切りましょう。このアベの改憲・戦争政治との闘いは国(国家)との闘いそのものです。アベをたおす力、この国を牛耳る資本家政府にとって代わる力は、私たち労働者の団結にあります。戦争を止め、平和をたたかいとるのは労働者階級の責務、1%にも満たない資本家による搾取と収奪、そのもたらしている99%の人民の際限なき貧困をたちきるのは、社会を動かす主人公としての労働者の団結、労働組合の力です。

         (律動:Fundraising/KCTU’s Dance Troupe)

 私たち労働者は、
 ●今こそ闘う労働組合を全国の職場に!
 ●国鉄1047名解雇撤回!
 ●JR外注化粉砕・非正規職撤廃!
 ●戦争と民営化の安倍政権をたおせ!
 ●福島の怒りを先頭に全原発廃炉へ!
を掲げて、全国と世界の職場、地域から、11月2日、日比谷野外音楽堂の全国労働者集会に参加し、全人民の未来を開く労働者自己解放・全人間解放の決意と誓いを交わしました。この事業に終わりはありません。闘いは11月2日をもってはじまったのです。


(10・1外注化反対ストライキをうちぬいた国鉄千葉動力車労働組合の田中康宏さん)

(9・11郡山車両センター包囲の先頭に立った国労郡山工場支部の橋本光一さん)


(今秋、東京地裁で屋い止め不当解雇撤回・職場復帰の完全勝利をかちとり、職場に労働組合をつくり団結して闘えば労働者は必ず勝てることを示し全国全世界の非正規労働者に希望と勇気、共感を呼び起こしている東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会の吉本さん・・・・
 報告動画・転載紹介⇒http://www.youtube.com/watch?v=LpzVtbpm6S4 )

国際連帯ー全世界の労働者はひとつにつながっている


(百人を超えるクルド人をはじめとした滞日在日外国人労働者のみなさんの登壇)


(アメリカ・ロスアンゼルス統一教組 UTRA のセシリーさん。彼女はアピールを「がんばって!」で結びました)


(韓国民主労総ソウル本部のイヒョンチョルさん)

未来懸った闘い


(福島診療所建設委員会呼びかけ人の佐藤幸子さん)

すべてを奪い返そう

(無実の政治犯・1971年沖縄闘争で獄中40年の星野文昭さんのつれあい、星野さんを取り戻そう!全国再審連絡会議の星野暁子さん)

 特筆すべきことは、みなさんも連日のテレビニュースでご存じのように、瓦解の危機に立たされ、私たちの怒りに震撼させられているアベ首相や菅官房長官や黒田日銀総裁の顔が困憊しきり、歪みひきつりがちなことに比べ、11・2日比谷野外音楽堂に結集・参加した人々の顔は明るく朗らかで、溌剌としており、元気いっぱいだということです。確かに闘いは始まったばかりです。さまざまな困難、さまざまの試練は幾重にもあるでしょう。しかし、始まっている時代は、団結して闘い続ければ勝利の道は開けるということ、全国各地の職場に労働組合をつくり、闘う労働組合を中心(砦)に地域に新自由主義のありとあらゆる地域破壊・福祉きりすて・生活破壊・安全崩壊に対する膨大な怒りと一体となって闘いぬくなら、「強大」なようにみえる権力に私たちがとってかわることはできるということです。この道をしっかりと進んでいきましょう。1%勢力やその随伴者に未来はありません。未来は私たちのものです。

★週明け審議入り!労働者派遣法無制限改悪法案ぜったい反対!
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「小渕経産相・松島法相辞任」とアベ首相会見について

2014年10月20日 | 安倍政権批判-原発・改憲・戦争・貧困
「小渕・松島辞任」で政府危機のまっただ中で、明日10・21国際反戦デー。全世界の労働者と連帯し、今こそ戦争絶対反対、自国政府・アベ打倒の反戦闘争にたちあがろう!

「命よりカネ」、戦争と民営化で腐敗の極致、瓦解同然・断崖絶壁のアベ政権を超反動臨時国会もろとも、私たちの怒りの総決起でひきずりたおそう!
アベをたおすのは今!

★米日欧・戦争政府のイラク・シリア侵略戦争、空爆ぜったい反対!
世界中で戦争をやる集団的自衛権行使・日米新防衛ガイドライン締結をゆるすな!
★外注化・クビきり自由・総非正規化の労働者派遣法無制限大改悪に絶対反対!女性に対する超低賃金非正規労働力動員めざす「女性が輝く社会」推進法案を絶対に通すな!
★社会保障の根こそぎ解体、消費税10%大増税を粉砕しよう!
★川内原発再稼働ぜったい阻止!福島きりすて絶対ゆるさない!再稼働反対・全原発廃炉!
★生きさせろ!職場・地域に労働組合よみがえらせ、労働者の団結と絶対反対の闘いで、腐りきった政府と社会をひっくりかえし、人間らしく生きられる社会をつくろう!
◆明日10・21、アベをたおしに、代々木公園けやき並木に集まり、
渋谷大デモをやろう!(18時30分 代々木公園けやき並木)
◆11月2日、アベをたおしに、日比谷野外音楽堂・労働者全国集会に集まろう!


「小渕優子経産相・松島みどり法相辞任《劇》」とアベ会見について

 みなさんも、何度も繰り返し流される「辞任劇」報道を直に聞いたでしょう。そして、この国の権力を牛耳っている政党と政治家の骨の髄まで腐りきった、ゆるしがたい破廉恥な居直り的言動の数々に怒り心頭に発していることでしょう。
 (1) ここで「腐りきった」と言い、「破廉恥」と言い、「怒り心頭に発する」とは、小渕優子の経産相「辞任」会見と松島みどり法相「辞任」コメント、二人の辞任に関する大臣任命権者であるアベ首相の会見のことだ。これまでこの種「政治とカネ」をめぐる事件でのすべての当事者と党首や首相の会見は、「お詫び」と言い、「謝罪」と言い、「反省」と言い、ことごとく、いつも「破廉恥」だったと言えばその通りだが、今回ほど、ふざけきったものはない。
 (2) それは、何よりも「政治とカネ」の事件として大問題になっているその行為と責任について、その具体的中身に触れず(国会での業界用語となった「説明責任を果たすことも全くせず)ただの一言も「謝罪」も「反省」もしていないという一事に端的に表されている。
 小渕優子会見でも、松島みどりコメントでも、辞任を受理したアベの首相会見でも、辞任の原因となった事件は、「辞任」や「辞任受理」の理由ではなく、「辞任」「辞任受理・決定」の理由は「難題山積の国会運営に支障を来さない」「政治と行政に遅滞を生じさせてはならない」という一点だ。
 松島は、「(選挙区での祭りで公職選挙法に反する団扇を配ったことについては、法務大臣でありながら)何ひとつ問題ではない、法に触れることをしたとは思っていないが、党と国会運営に支障や困難が生じることを回避するために、(ほんらい、辞任する必要など豪もないが)辞任した」とあけすけに言っている。
小渕もまた、「(義兄の店でネクタイ等を購入したり、百貨店等でベビー用品や下仁田ネギを買って、贈答品や海外出張の際の土産にしていたことは)政治活動の範囲内で、適法と今も思っている」と開き直り、「(明治座観劇や野球観戦に関する政治資金収支報告書における5000万円になんなんとする巨額の収支のズレやそもそも収支記載がない年もあったことに関しては)私には何でこんなことになっているのかまったくわからない、私も疑念を抱いている。第三者的観点から調査していただくしかない」と発覚時の「知らなかったでは済まされない思い」発言を反古にして、団体代表者としての自らの責任をパスして、あたかも自らも「不透明な会計処理や収支記載」の「被害者」であるかのようなふりをしている。小渕が言う辞任の理由も「難題を抱えた国会運営への支障が生じないため」という点が語られただけだ。

(3 アベ首相会見は際立っている。「二人を任命したのは私であり、責任は任命権者である私にある」と言いながら、その二人の事件の内容については、いっさい触れず、「難題山積の中で、政治と行政の遅滞はゆるされない」の一点張りで、「今臨時国会の運営最優先、経済最優先」を理由に、辞任届受理、後任人事のすみやかな即断すると決断し、決定したと述べるのみである。何が「申し訳ない」だ!何が「謝罪」だ!
ふざけるなという話ではないか。小渕も松島もアベも、アベ政権の要職が起こした事件(刑事罰に値し、当然、議員辞職も不可避な事件)でありながら、事件については、謝罪もせず完全に居直っているということだ。さらに許せないことには、このように内閣の大きな一角が辞任に追い込まれた断崖絶壁の瓦解状態にありながら、「辞任」の理由としての「政治と行政の遅滞は許されない」を最後の錦の御旗に、あくまでも超反動法案の臨時国会突破を賭けて、あがきにあがいていることだ。政権が瓦解の危機にありながら、その政府危機をも反動国会突破のためのイチかバチかの凶暴な結集軸にし、①7・1集団的自衛権閣議決定に踏まえた日米間の防衛ガイドライン、②労働者派遣法の無制限の大改悪、③「成長戦略の鍵」として低賃金非正規労働力の量算のための大ウソとだまし打ちの「女性登用」「女性が輝く社会」推進法案、③10%消費税への税率改定、④特定秘密保護法12月施行、⑤川内原発再稼働、⑥辺野古新基地建設強行、⑦地方・地域破壊、社会・地域まるごと民営化の「地方創生法案」・・・・等の強行をアベ政権の至上のテーマとしていることだ。
 「辞任《劇》」とここで規定するのは、まさしく、この戦争と総非正規化を軸とした超反動国会の強行突破のために、「追い込まれた辞任=政府危機の噴出」でありながら、いっさいがっさいの反動的危機感を結集しようとしているからだ。

(4 結構だ!上等だ!「小渕・松島辞任」としてアベ政権が政府危機のまっただ中で臨時国会強行突破で、戦争と総非正規化のアベ政治をやるというならやってみろ、ということだ。わたしたちの「小渕・松島辞任《劇》」にたいする回答は、反動臨時国会を私たちの怒りでぶっとばす、ただの一本も法案を通さない、アベ政権そのものをぶっとばすということだ。まさにアベ政権は私たち労働者人民の怒りのマグマが爆発するその噴火口上の最末期政権だということだ。
明日は10・21国際反戦デーが全世界の労働者人民のイラク・シリア侵略戦争反対の集会デモで復権する日だ。
国際連帯と労働者の団結による自国政府に対する戦争絶対反対の抗議こそ、反戦闘争のテーゼだ。戦争の勃発を未然に阻止するために闘い、戦争の開始に対しても抗議を爆発させ、戦争のすみやかな終結のために闘い、戦争政治が全社会的につくりだすありとあらゆる憤激、政治的社会的危機を政府をたおすために促進し、社会を牛耳り、権力にしがみつく自国政府・支配階級をたおし、戦争も搾取もない社会を私たちの手でつくりだすことだ。10・21、アベ政権たおせ!を真っ向から掲げてたちあがろう!アベをたおしに、10・21代々木公園ケヤキ並木に、11・2日比谷野外音楽堂に集まろう!
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小渕優子経産相、週明け「辞任」!のりきり「辞任劇」で延命はかるアベをたおすのは私たちの怒りの決起

2014年10月19日 | 安倍政権批判-原発・改憲・戦争・貧困
小渕経産相の大臣辞任とアベ政権の最末期状態に際して

 少なく見積もっても総額5000万円をこえる「政治とカネ」をめぐる不透明資金処理が自ら代表者を務める資金管理団体と政党支部において行われていたことが明るみに出て数日、その当の代表者、自民党の小渕優子経済産業相が週明け、明日にも辞任する模様だ。大臣職を辞することがほぼ確定した。
 当の小渕優子経産相が大臣を辞任するのは当然も当然、大臣辞職は当然、国会議員としても欠格、辞職してしかるべきだ。ハッキリさせなければならないことは、すべてはアベ政権とアベ政治、自公政権と自公政治がその腐敗しきり、慢心しきった支配体制、政党そのものから噴きだした、噴きだしてもとどまるところを知らないヘドロのようにはてしない膿の問題だ。
 何よりも、これはアベ政権、アベ政治が私たち労働者人民、国民の怒りと民意を無視・蹂躙して突き進んでいる原発・改憲・戦争と民営化・非正規化、社会保障解体・貧困化の最先端、7月1日集団的自衛権・閣議決定を受けた臨時国会の開会冒頭で噴きだしたところに重大な歴史的意味がある。アベ政権は最凶悪にして、なおかつ脆弱、最末期だ。今秋、今です!今こそひきずりたおそう。

 第一に、小渕優子は、自民党が、「将来の総裁候補」「次代自民党リーダー」として担ぎあげ、安倍晋三の「自民党幹事長」抜擢の推挙は引っ込められたが、アベノミクス第二弾戦略の要として、「女性が輝き活躍する社会」「企業も公務員も要職の3割に女性の登用」のシンボル人事として経済産業相としてアベ第二次改造政権に鳴り物入りで入閣した。その小渕優子の「政治とカネ」の汚濁まみれの失脚は、すでに破たん・瓦解しているアベノミクスとアベ政治、安倍政権、自民党、自公政治の扇の要が吹っ飛んだということだ。

 アベは政権延命をはかり、「小渕経産相辞任」で幕を引き、世界中で日米が戦争を行う安保・防衛ガイドライン改定、消費税10%増税、労働者派遣法制無制限緩和を何が何でも臨時国会開会期間に強行するために収拾に躍起になっているが、そんなことはゆるさない。国会での「小渕辞任劇」で終わらせることはできない。「女性活躍推進法案」を廃案に追い込むのは当然だ。臨時国会で一本の法案も通すな。「小渕辞任」の決着をつけるのは、改憲・戦争・民営化・非正規化・総貧困化のアベ政権をひきずりたおす大衆行動、労働者の派遣法無制限緩和の大改悪に絶対反対、民営化・外注化・非正規化に反対、非正規職撤廃のストライキ、ありとあらゆる職場・地域・街頭での集会・デモの爆発だ。アベを今こそたおそう!

 第二に、小渕優子は、昨年9月IOCブエノスアイレス会議での2020年オリンピックの東京招致のためにアベが行ったフクシマ切りすての「放射能コントロール」「完全にブロック」「健康への影響はなし」の大うそ国際公約をひきついで、3・11福島第一原発事故以来、最悪の危機的状態が続く福島で原発担当相である経産相として「全体的にコントロールされている」とコメントし、あわせて、「原発の再稼働申請に対しては原子力規制委員会で安全性が評価された原発からすみやかに再稼働する」と入閣直後に福島きりすて・原発再稼働をアベ政権の最先頭で表明した。小渕優子は、川内原発来年冒頭再稼働強行めざして、突っ走ってきた。電力各社が一斉に行った「太陽光発電による電力供給」の「受け入れ拒否」も、原発推進・再稼働強行のために、アベ第二次改造政権のもとで、小渕経産相体制下でおきたことだ。

 その小渕優子経産相の本性と「政治とカネ」をめぐるダ―ティきわまりない腐敗が明るみに出たのだ。こんなカネまみれの政治家が原発再稼働強行の国の責任者(経産相)として原発再稼働・原子力推進の指揮をとっているのだ。福島、川内・鹿児島をはじめとして全国で怒りと憤りはとどまるところを知らない、当たり前だ。「小渕辞任劇」で終わらせるわけにはいかないし、そんなもので、福島と川内・鹿児島の怒りはおさまらない。川内原発再稼働阻止、全原発廃炉の大運動でアベ政権をひきずりたおそう。

 第三に、これは(自民党・公明党の幹部いうところの)「選挙や組閣の前には、万全の身体検査を行っていささかの隙(すき)もない体制で臨む」の堤防がまたしても決壊し、それも内閣の枢要な大臣職、「清新さと若さ」を売りものにした小渕優子の「政治とカネ」をめぐってる爆発したということ、その意味だ。旧態依然で、何も変わっていないといった冷めた評論は、論外だ。「命よりカネ」の自民党政治、自公政治の与党と慢心、それに屈服し同化・同調する翼賛国会、そのものを根本から吹き飛ばす怒りをこそ爆発させよう。政治も議会も、国民の、つまり私たちのものだ。カネで買った議席や大臣席の閣僚で、大ウソとだまし討ちによって、民意の真逆を進め、「命よりカネ」の政治を平然と行う奴らから、すべてを奪い返せ。このアベ政権を私たち自身の怒りと抗議でひきずりたおす闘いは、働く私たち労働者を先頭に、人間が人間らしく生きられる社会をこの手に取り戻し、社会を根本からつくり直す闘いの始まりだ。

 カギは、こうした未曾有の際限なき腐敗と改憲・戦争・原発と民営化・非正規化、大増税・社会保障解体と総貧困化に、絶対反対で、立ち向かおうとはせず、屈服・容認・同化・同調する既成政党にも、ことここに至っても、労働者の怒りと不安、危機感に背を向け、ストライキや抗議デモにも立たない既成労働運動のナショナルセンター本部や御用労働組合にもない。カギは、実際に職場・工場・地域で社会のすべてを動かし、回し、支えている労働者が「生きるための武器」である労働組合をよみがえらせ、社会を変える主人公として立ちあがることだ。
 生きさせろ!私たちには、私たち自身のためにも、子どもたちの未来のためにも、アベ政治を断ち切り、アベ政権をぶっとばして、生き抜く権利(必要と正義、大義)がある。労働者は職場に労働組合をつくり、団結すれば勝てる!国鉄分割・民営化以来の動労千葉の闘いが、鈴木コンクリート工業分会の闘いが、韓国、アメリカをはじめとする全世界の労働組合の闘いが示している。アベをたおして社会を変えよう!


アベをたおしに11月2日日比谷野外音楽堂に行こう! 

以下は、この時期に行われる集会の案内の紹介です。 

世界の労働者と団結し、戦争と民営化の道を許すな!
今こそたたかう労働組合を全国の職場に!
 
 

11・2全国労働者総決起集会

◆11月2日(日)正午 東京・日比谷野外音楽堂
◆呼びかけ
全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部
全国金属機械労働組合港合同
国鉄千葉動力車労働組合
国鉄分割・民営化に反対し、1047名解雇撤回を支援する全国運動
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夏秋、これからが「命よりカネ」「命より戦争」の安倍政権たおせの闘い。

2014年07月23日 | 安倍政権批判-原発・改憲・戦争・貧困

 

梅雨明け猛暑のさなか、毎週の相次ぐPCトラブルの合間を縫って当サイトから伝えておきたかったこと<o:p></o:p>

 

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【その一】<o:p></o:p>

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7月19日、ロンドンで10万人がイスラエルのガザ侵攻に抗議する大デモ

 イスラエル、ネタ二ヤフのガザ空爆・地上侵攻による5百人超えるパレスチナ人民虐殺、10万人超える避難拡大722日段階)を強いる非人道の侵略行為を徹底弾劾しよう!徴兵制を拒否して闘うイスラエルの若者、労働者と連帯!

 
 パレスチナの人々の命を犠牲に世界の1%勢力の中東石油支配のために、中東の番犬・イスラエル・ネタ二ヤフ首相と結託しパレスチナ圧殺に与するアベ首相を絶対許すな!

 
 イギリスのミサイルに三菱重工・高命中精度センサー輸出!同ミサイルは

F36戦闘機搭載で即実戦活用開始が狙い!アベ政権「防衛装備移転原則」(武器輸出解禁)強行を徹底弾劾!<o:p></o:p>

 

 

 

これが7・1集団自衛権行使容認解釈・閣議決定を皮切りにしたアベの「戦争する国」の姿だ!

 この国・日本、アベ政権は、イスラエルのガザ虐殺に対して、支援・加担・参戦の道にまで手を染めている!戦争絶対反対=侵略戦争に絶対反対!パレスチナの人々と連帯し、生きて、生きさせろ!の闘いを今こそまきおこそう!
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               【その二】<o:p></o:p>

 

川内原発再稼働の「合格」適合審査は絶対許さない!アベと原子力規制員会の川内原発12号機再稼働は絶対にあり得ないゆるしがたい攻撃だ。活断層が動いた場合の地震動の規模は九州電力の提出「想定」の10倍を超える!川内原発は活火山のど真ん中、噴火すれば大規模噴火の溶岩流、火砕流が川内原発を直撃する!しかし大規模噴火のシュミレーション図では溶岩流・火砕流はわざわざ川内原発を避けて流れるように作為的に作成されている!そしてゆるしがたい無責任「避難計画」=住民見殺し計画だ。原発30キロ圏内には240カ所の福祉施設・医療機関がある。鹿児島県も九州電力も、圏内から全員避難させることは全く不可能ということを百も承知で、川内原発再稼働に突き進もうとしている。これに「合格」判断を「世界最高水準の審査基準をクリアした」と規制委員会がお墨付きを与えた。福島原発事故で瓦解した「安全神話」を新しい「安全神話」で復活させるものだ。福島きりすて・再稼働を絶対に許すな!福島と連帯し、鹿児島現地と連帯し、全国の怒りの決起で阻止しよう!<o:p></o:p>

 

 

               【その三】<o:p></o:p>

 

もうだいぶ前のことになってしまったが、中西礼さんが東京新聞の求めに応じて作った詩が東京新聞に載った。もうたくさんの人々が目にしていることと思いますが、以下に紹介します。これは「命よりカネ」「戦争する国」を突き進むアベ戦争政治に対して99%の国民、その過半を占めつつあり、次代を担う若者の総決起で、「戦争させない」「世の中を変えたい」・・・・・命の叫びをあげようという中西礼さんの心からの切なる呼び掛けだと当サイトは思います。

「平和の申し子たちへ! 泣きながら抵抗を始めよう」(転載)http://blog.goo.ne.jp/kimito39/e/2b7221e9484c90175e693f2ddc3631cc<o:p></o:p>

 

                      【その四】<o:p></o:p>

 

 ある休日、都内での数十人の対話・意見交換に参加する機会を得た。そこでは集団的自衛権行使容認の閣議決定をめぐる総括的な討論、武器輸出問題からイスラエルのガザ虐殺、原発再稼働、特定秘密保護法、徴兵制・・・・等々、みんなが思っていることを自由に話し合った。すべては「反戦闘争」として一つになれる闘いであり、互いを認め合うことさえできればもっといまの政府に対して威力あるひろがりをもった行動をおこせるという討論になった。

そんな討論の中で、すばらしい、キャッチコピーというかテーマ標語が生み出された。IVE &LIVE aIE 「生きて、生きさせろ」。すべての闘いは、「命よりカネ」「命より戦争」に対する命の叫びだ、そういう闘いとして根底でひとつのものだ。<o:p></o:p>

 

 

                    【その五】<o:p></o:p>

 

「命よりカネ」のアベ政治は戦争政治であるとともに、労働者を長時間残業・過労死・クビきりで使い捨てする生活破壊だ。この杉並で6・29区議補選でも争点になったテーマだ。その区議補選の中で荻窪郵便局で非正規で働く青年の時給210円カット=年収40万円ダウンの賃下げに対して、青年が決起し、労働組合の力で7月16日荻窪局団交でそれを撤回させる勝利がかちとられた。郵政非正規ユニオン杉並分会の闘い、団結がかちとった。以下に転載。

http://www.tokakushin.org/wp/?p=3491

                      【その六】

 今朝の読売1面トップにアベの「子育て支援」で新認定子ども園での「認定子ども園返上の動き」が大きく報じられた。その数は25%という。あらためてシリーズの続きで論じる。これはウソとだまし討ちのアベの「子ども・子育て支援、待機児童解消加速化」政策の看板がはげおちたということであり、同時にアベの狙いが、むきだしになるということだ。財源不足があらゆるネックになっているが、それは財源捻出のベクトルを強めるのではなく、ますます、企業への丸投げ民営化、保育の解体へと向かう。保育労働者、自治体労働者の決起、切実に保育を必要とする非正規労働者の決起が、すべてを決する。アベをたおせ!民営化・非正規化をゆるすな!アベをたおし、子どもを産み育てられる社会に変えよう。

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7・1首相官邸前で数万人。「集団的自衛権絶対反対!」 地鳴りとなってやまず

2014年07月01日 | 安倍政権批判-原発・改憲・戦争・貧困


 
71日、アベ戦争政権、集団自衛権行使容認を閣議決定強行

 

「戦争する国」への転換点、憤怒の大抗議が官邸前で爆発!<o:p></o:p>

 

アベたおせ!

戦争ゼッタイ反対、新たな歴史を開く闘いが始まった!

                                       

      戦争のアベをたおそう!児童館廃止の田中区政たおせ!」で6・29杉並区議補選を闘いぬき、4332票を投じた老若男女、とりわけ青年とともに、その先頭で「戦争ぜったい反対」で息つく間もなく闘いぬくと宣言した北島邦彦さんが、7・1官邸前で「集団自衛権行使容認・閣議決定」ぜったい許すなの大抗議の先頭に

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胸張り裂けんばかりの怒り!身体を張って戦争反対!<o:p></o:p>

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動画:これが日本の警官か!!山本太郎も激怒「官邸前の抗議者を暴力排除する警察官」140701<o:p></o:p>

http://www.youtube.com/watch?v=o-Weaz4XiQg

『無法者め!』 http://ameblo.jp/yamamototaro1124/ (山本太郎さんのオフィシャルブログ・・・・・・。上記で、秋の16本の関連法案めぐる闘い、長期戦にむけての山本太郎さんの決意と考え方がコンパクトに述べられています)

集団的自衛権行使容認・閣議決定を阻止しよう・山本太郎議員アピール動画

http://www.youtube.com/watch?v=_tCh9839vd0

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 ◆7・1閣議決定は白紙撤回・粉砕!
◆12月「日米安保ガイドライン見直し」ゼッタイ反対!
◆関連法案(自衛隊法・PKO法・周辺事態法はじめとする16関連法の大改悪)何が何でもゼッタイ阻止しよう!自衛隊携行武器(種類)の無制限緩和ぜったい反対!
◆特定秘密保護法12月実施を阻もう!「共謀罪」改悪阻止!
◆百万デモとゼネストで改憲を阻止しよう!
◆職場に労働組合をよみがえらせよう!生きるために団結して闘おう!

 

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6・13金曜日抗議、『武力行使・新3条件』粉砕!国際連帯で闘おう!

2014年06月15日 | 安倍政権批判-原発・改憲・戦争・貧困
集団的自衛権行使容認は断じて許すまじ

6・13金曜日行動で怒り爆発、不退転の抗議




6月13日の金曜日行動、永田町・霞が関では、アベ政権に対して、やむにやまれぬ思いで駆けつけた人々の怒りの抗議が噴出。官邸前では、日本原子力産業協会理事を歴任した名うての原発推進者・田中知(さとる)東大教授の原子力規制委員会人事に抗議し、原発再稼働に絶対反対の闘いが闘われました。

衆議院第二議員会館前では、12日の日比谷野外音楽堂での3000人をこえる大集会(戦争をさせない1000人委員会主催)とデモに続き、集団的自衛権の行使容認・憲法解釈の閣議決定をめぐる公明党の裏切りによる与党合意、国会会期末の閣議決定への急展開を狙うアベ政権に対して、集団的自衛権行使容認・閣議決定に絶対反対の抗議の闘いが取り組まれました。
  参照⇒6月13日(金)『汚い手で憲法に触るな!永田町アクション』動画※→①http://youtu.be/dXlt4S6G5nk ②http://youtu.be/rIi0dGiY354 (撮影:ken23qu氏)


集団自衛権行使・新3要件」ゆるすな!

13日、自公両党による「安全保障法制整備に関する与党協議会」で座長の高村正彦自民党副総裁が示した『集団的自衛権行使を限定的に容認する新たな3要件』(高村座長私案)ほど悪どいイカサマはない。これに対して、公明党は「現在の憲法解釈との論理的整合性をもっている」と「この高村私案で党内を説得し、合意をめざす」と積極的にと与党合意に乗ることを約束した。

 この「新たな3要件」(高村座長私案)は、1972年の個別的自衛権の行使容認の政府見解を得手勝手な援用で、1972年政府見解そのものが「他国に加えられた武力攻撃を阻止することをその内容とする集団的自衛権の行使は憲法上許されないと言わざるを得ない」と禁止を明記している「集団的自衛権」を、その1972年政府見解を論拠として、憲法解釈で可能とする、というとんでもない「手品によってもなしえないようなアクロバット」によっている。「福島原発事故による放射能はコントロールされている」というアベの彼の「コントロール」発言にも匹敵する大イカサマの大アクロバットがこの高村「武力行使・新3要件」なのだ。

★ 衆院第二議員会館前の集会では、官邸前・国会前に欠かさず足を運び続けてこられた高齢の女性が声を振り絞って抗議し糾弾した。
「今日のニュースで流れた与党合意への案は全部デタラメ!1972年の政府見解を論拠にどうしてその政府見解が禁止している集団的自衛権の行使がゆるされるのか。コトバの入れ替えでゲームのように戦争をやれるという感覚に私は本当に怒りに堪えない。コトバのゲームで殺し合いの戦争を決めるのか。集団的自衛権行使で命を奪い、命を落とすのは自衛隊員であり、若者であり、私たちです。ゆるせません。ここは分かれ道です」

1972年政府見解とは、自衛権発動の3要件として、交戦権を否認している憲法9条の厳格な制限のもとで、自衛権として武力行使がゆるされる条件を政府が示した要件であり、
 ① 我が国に対する直接の武力攻撃があり、それにより、国民の生命、自由、幸福追求の権利が根底から覆されるという急迫・不正の事態 ② これを排除するために他に適当な手段がない ③ 必要最小限度の実力行使にとどまる、と明記され、その後曲がりなりにも42年間維持されてきた「専守防衛」の政府見解だ。そこでは、自明のこととして「(我が国への直接の武力攻撃ではない)他国への武力攻撃に対してそれを阻止する内容である集団的自衛権の行使は憲法上許されないものと言わざるを得ない」と集団的自衛権の行使は明示に固く禁止されている。
 これに対して自民党の高村が「これまでの憲法解釈を継承している」と強調し、公明党が「現在の憲法解釈との論理的整合性が保たれている」と評価する6月13日「新たな3要件」とは、
  ① 我が国に対する武力攻撃が発生したこと、または他国に対する武力攻撃が発生し、これにより我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆されるおそれがあること
② これを排除し、国民の権利を守るために他に適当な手段がないこと
③ 必要最小限度の実力行使にとどまること・・・ というものだ。


この高村私案のどこが、「現在の憲法解釈(1972年政府見解)からの継承性」なのか!どこが「現在の憲法解釈との論理的整合性が保たれている」なのか!
「国民の生命、自由及び幸福追求の権利」という1972年政府見解の一部文言だけ切りとって、おまけで「国民の権利を守るため」の一言を挿入し、公明党のたっての進言に応えたというが、合意のための協議の意図、コトバいじりの狙いは見え透いている。そこに核心はない。高村私案の核心は、憲法9条のもとで集団的自衛権を否定している1972年政府見解を強引な牽強付会で改ざん破棄し、自国への直接の武力攻撃という急迫不正の事態がなくとも、他国への武力攻撃の発生があれば、それを阻止するために交戦権を行使できるとするものだ。  

  そのために、高村私案は、直接明白性が強い「急迫・不正の侵害」を取り除き、代わりに「国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆されるおそれ」と「おそれ」を加え、個別的自衛権の行使の場合よりも行使容認の範囲をひろげた。政府が「他国への武力攻撃の発生」と判断し、何らかの「おそれがある」と判断すれば、いつでも、どこへでも自衛権を発動して自衛隊が戦闘行為を行えるようにするということだ。憲法9条のもとにおいて認められる「武力行使」と称して、コトバ(「または他国に対する武力攻撃が発生し」)の挿入とコトバ(「・・・のおそれがある」)の追加で、殺し殺される戦争に自衛隊員を出動させる、国をあげて戦争をやる、それを決めるというのだ。

公明党の「与党合意」「閣議決定」協力とは戦争合意だ!

 ★ 集会では「公明党は恥を知れ」とアベの「9条改憲・戦争する国」に手を貸す公明党への怒りの批判が当然にも相次いだ。
 「予測していたことだ。けれども絶対に許せない。憲法13条の文言、『幸福追求権』が入れられたとか称して『平和の党』という公明党の最後の一線、立党の理念をなげすてたことは絶対に許せない。平和より、政権に居続けることが大事か!戦争になっても、それに協力までして政権にとどまりたいのか。公明党は政権を離脱すべきだ、そう思っている支持者が大半のはずだ。もう誰も選挙で公明党に票を投じるものはいない。公明党は恥を知れ。」

「集団的自衛権行使」とは戦争そのものだ!
殺し殺される戦場に自衛隊員を送り日本が戦争をやるということだ


 ★ この日の議員会館前の集会には、国会議員は福島瑞穂さん、山本太郎さんの二人が駆け付け、発言した。福島参議院議員は、発言を「アベ政権打倒、ともに闘いましょう」と呼びかけた。 山本太郎参議院議員は    
「集団自衛権行使で最大の問題は、殺し殺される、命を奪いあうことになる戦争に自衛隊員が行くということです。自衛隊員の皆さんは、災害救助や難民支援で働くことは考えていても、他人を殺し、自分が命を落とす、そういう戦闘行為を行うということを想定して、そのために自衛隊に入ったなんて人はいない。自衛隊員、若者、子どもたちの未来がかかっている。今、眼の前にある議員会館に居て仕事している議員が自民党も公明党もそれ以外もいる。みんな、このみなさんのコールと抗議をうるさいと思っている。確かにすごくやかましいですよ。でも、ということは皆さんがいまこうして懸命に挙げている抗議の声は聞こえている、届いているということですよ。国会の中と外で、あらゆるところで力を合わせて闘いましょう」と訴えた。
 ★ 3年前の3・11以来、金曜日行動に神奈川から参加し発言している和服姿の男性は「○○歳まで生きてきたが、これほどまでに、こんなに酷い状況はなかった。」と言い、
「止めるためにはストしかないんじゃないか。政府や財界企業が一番嫌がるのは彼らが迷惑をこうむることだ。会社の経営者は仕事が止まることが一番打撃になる。組合は一人でもできる。ユニオンがある。インターネットではすき家がストライキをやったということが飛び交っている。すき家の経営者は何百億何千億とぼろ儲けしている。その会社に対して残業代ゼロでボロボロに酷使されいじめられている労働者がストを宣言して立ちあがったら、それがたくさんの職場に広がった。アベ政権がいやがる闘いをあらゆるところでやろう。」
と呼びかけた。

 ★ 議員会館前での解釈改憲・明文改憲反対のこの日の抗議を「汚れたその手で憲法に触るな!」と呼びかけた火炎瓶テツさんは「いまわれわれは少数だ。けれども少数でもやれる闘いがある」「いま、ここにいること自体が、政府を追い詰めている」と抗議の声を上げ続けていること、その力、その意義を強調した。
「確かに小数だ。しかし、一人一人は、一人でも、一人には力がある。一人が持っている力は大きい、強い。ここにこうして、声をあげていることが奴らを追い詰めている」
  テツさんは集会中、節々で、憲法9条の条文を読み上げ強調した。得手勝手なコトバいじりで憲法9条を戦争をやってよいと読み替え、血が流れる交戦行為を平然とこの国の進むべき道と言い切るアベや高村、改憲推進の国会議員に、彼らが忘却して恬として恥じない、憲法9条の重さを身に染みいるまで突きつけ、その意味を考えようとも感じようともしない彼らに漢方療法のように刷り込み、己のやろうとしていることの大罪を知らしめるためにだ。とりわけ、「国の交戦権はこれを認めない」という憲法9条第二項(交戦権の否認)を繰り返した。集団的自衛権行使とは、「専守防衛」」ではない、交戦権の行使そのものだからだ。テツさんは、そのうえで「街宣と周知の両方が必要だ、あらゆるところで街宣と周知をやり続けよう」と呼びかけた。

戦争ぜったい反対、国際連帯で「諸国民の生命、自由、幸福追求の権利」つまり生きるために、平和のために闘おう!

6・13高村私案「武力行使・3要件」と公明党の応諾の動きによって、集団的自衛権行使容認の憲法解釈の閣議決定は、遅かれ早かれ、現実のものとなろうとしている。その意味で分水嶺は越えた。だが、一番重要なことは、あきらめないことだ。             

 戦争ぜったい反対、これは私たちが捨てようにも捨てられない、生きるためのたたかいだ。戦争が準備されようが戦争が始まろうが、生きるためには、それ以外にはない闘いだ。どうやって戦争を止めるのか、どうやってこれから始まる戦争を終結させるのか。一にも二にも戦争反対で闘い続け、戦争を行う政府をたおすことだ。戦争への急速な動きに対して、戦争の未然の阻止のために全力で戦争反対を訴え抗議し、戦争が開始されても、戦争によって引き起こされる貧困と飢餓、労働者人民の生活と生存の危機、自由の圧殺に対する人々の憤激を政府を打ち倒すためにひとつにまとめあげ、実際に政府にとって代わることだ。
「国民の生命、自由、幸福追求の権利を根底から覆す」だって?! よくぞ言ってくれた。それこそ、アベ政権、財界企業が国民の1%にも満たない自分たちのカネ儲けのために、現在、私たち労働者人民、つまり99%の国民に強いている貧困と生存の危機そのものではないか。「国民」は、闘う相手を間違ってはならない。闘う相手は「国民の生命、自由、幸福追求の権利を根底から」「脅かし」「覆して」いるこの国の眼の前の政府であり財界・企業だ。 さらに、はっきりさせよう!
 政府は「国民の生命、自由、幸福追求の権利を根底から覆す」というが、そこにはそれを理由とする集団的自衛権の行使、すなわち戦争=交戦権の行使が、諸国民、他国民の「生命、自由、幸福追求の権利を根底から覆す」ということは眼中にはハナからない。
  この日の集会では「集団的自衛権を容認すれば、戦争に日本が巻き込まれてしまう」からああだこうだという議論は一言もなかった。そうではなくて、「集団自衛権行使とは、交戦権の行使であり、戦争であり、殺し殺される、何の罪もない人々が互いに命を奪いあう、一握りの政府財界企業のために殺し合いを行い、血を流しあうということだ」という根底からの戦争批判の発言が自ずと基調となった。

 戦争で殺すのも殺されるのも、同じ99%の人々(仲間)であり、戦争を扇動し決定する政府財界ら1%の人々ではない。集団的自衛権行使容認の閣議決定は、全世界の99%の人々に対する宣戦布告であり、そうであるがゆえに、全世界の99%の人々が、仲間同士の殺し合い・命の奪い合いではなく、仲間同士の国境を超えた連帯・友好・団結・共同によって、「命よりカネ」「平和より戦争」の新自由主義の支配者たちをたおすために、手を携えて闘う歴史的な闘いの始まりとなるということだ。 私たちはあきらめない!否、それどころか、ここからが闘いだと心得ている。これは生きるための闘いであり、社会を変える闘いだ。

集団的自衛権行使容認―自公与党合意断じて許すな!
戦争に進むアベ政権を私たちの怒りで引きずり倒そう!


★公明党の「戦争」合意の大裏切りゆるさない!
国会会期末、この1週間が最大の山場、
官邸前・国会周辺で《戦争ぜったい反対》《改憲反対》《アベたおせ》の最大の怒り、ありったけの大抗議を叩きつけよう

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集団自衛権に国会抗議はじまる!アベ「行使容認・閣議決定」答弁を徹底弾劾 

2014年02月24日 | 安倍政権批判-原発・改憲・戦争・貧困

 

 

 アベ首相の衆院予算委員会での「閣議決定で集団的自衛権行使容認の憲法解釈を決める」とする意思明示答弁に対して、国会周辺でこれを弾劾し、改憲に絶対反対・絶対阻止の闘いの火の手があがったことはきわめて重要です。特定秘密保護法をめぐる国会大包囲の闘いをひきつぎ、それをはるかに上回る巨大な抗議をまきおこしましょう。「嵐をおこす闘い」は一歩一歩はじまっていくのです

 転載ですが、幾つか記事と動画を紹介します。

 ◆2月20日(木)「集団的自衛権を考える超党派の議員と市民の勉強会」に230名

1920446_236503736535630_547213994_n
( ↑ https://www.facebook.com/imahahitori )

【集団的自衛権】 元内閣法制局長官 「解釈改憲なら国民の出番なし」
田中龍作ジャーナルhttp://blogos.com/article/80786/<o:p></o:p>

 ◆2月21日(金)衆議院第二議員会館前

『安倍晋三、憲法に寄るな!触るな!改憲反対大集会』<o:p></o:p>

 動画<o:p></o:p>

 前半https://www.youtube.com/watch?v=7nqfLBjRI4Q&feature=youtube_gdata_player<o:p></o:p>

 後半https://www.youtube.com/watch?v=2spLnD2Qzt8&feature=youtube_gdata_player

集団自衛権行使容認反対・改憲反対の衆院第二議員会館前抗議は隔週で行われる模様です。

?山本太郎さん、集団自衛権行使容認×絶対反対で全国キャラバンへ立つ!うねりをつくろう!?

以下は2月24日・太郎のブログ「危ないよ」から抜粋

 

危ないよ<o:p></o:p>

 だから、多くの人が声を上げられる様に、
☆集団的自衛権☆について、

あなたがメディアになって友達に伝えたり、
仲間と街に出てこの状況を多くの人に知って貰おう。
特に若い人が知って本気で怒らなきゃ、
権力を持ったおじさん おばさんの暴走は、これからエスカレートするよ。
若者の未来を切り売りする行為にブレーキをかけよう。

山本太郎は
☆集団的自衛権☆行使容認を止める街宣キャラバン、で全国を廻ります。<o:p></o:p>

 国会で何かしらの採決になった場合、確実に負けます。
圧倒的多数の議席を握ってるのはあちらだから。
多くの人々が繋がってウネリとなり、
「国民的議論」になるように動いて行きましょう。
<o:p></o:p>

↑  http://ameblo.jp/yamamototaro1124/entry-11780453985.html から

◆メディア報道から

 首相「閣議優先」答弁 解釈改憲の強行許されぬ琉球新報 0223 08:16 <o:p></o:p>

 憲法解釈変更答弁 9条と立憲主義を壊すな琉球新報 0216 08:15<o:p></o:p>

 集団的自衛権憲法解釈 突出した首相答弁を危惧する(愛媛新聞社説)20140217日(月)<o:p></o:p>

 http://www.ehime-np.co.jp/rensai/shasetsu/ren017201402174777.html<o:p></o:p>

 

<o:p></o:p>

 

 

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放射能汚染水問題をどうする気だ!安倍晋三は首相欠格、人間失格!

2013年09月02日 | 安倍政権批判-原発・改憲・戦争・貧困

 9月1日、防災訓練の場に安倍首相は閣僚・官僚を引き連れ、防災服で訓示を行っている。安倍首相!行く場所と防災服を着てやるべき仕事をまったく間違っているのではないか。いま最大の「防災」とは福島第一原発放射能汚染水大量漏出と海への流出の阻止・回避ではないのか。

安倍晋三首相、「2020年五輪東京招致に全力、ブエノスアイレスIOCにも首相として駆けつける」とか、「消費増税判断9月中に」とか「TPPブルネイ会合で交渉進展、国益守り早期妥結めざす」とか「国として汚染水問題に緊張感もって対応していく。不信払拭に努める」などと独りよがり、空気も読めない、くだらない寝言を言ってる場合か!?汚染水問題爆発後、はじめてドーハでこのかん閉ざし切ってきた口をやっと開いて首相として言及したが、大量放射能汚染水問題は「東電任せにはしない」とする政府対応も実際にはなすべきを行わず、なすすべなく泥沼的に危険拡大の一途!
 安倍首相、あなたが政府=国家の責任者としてやっていることは眼の前の危険の果てしない拡大によって犯罪的責任を追及されることの先延ばしの悪あがきと福島とこの国と人類に対する殺人行為だ! 安倍首相、あなたの政府はもう終わった!いつまで「ゾンビ」然とあがきまわるつもりか。これまで“穏やか”に「裸の王様」と表現し「鏡に映ったあなたの姿を見てみろ」と言ってきた。どうやらもっと“激しい”表現で突きつけねばならないようだ。嘘八百と虚勢に等しい有頂天・軽佻浮薄の威勢のいい言動とボロボロに腐り果てた自らの実像にどんな厚化粧のCGを施そうとも「ゾンビ」は「ゾンビ」。私たちは今日明日生きるためには、人類の次世代に社会を引き継ぐためには、降りかかり、腐臭を放ち醜態をさらしてあがきまわるゾンビのせいで火勢を増すばかりの火の粉は断じて払わねばならない。私たちの怒りは必ず安倍政権を引きずり倒す!<o:p></o:p>

 <v:shapetype id="_x0000_t75" stroked="f" filled="f" path="m@4@5l@4@11@9@11@9@5xe" coordsize="21600,21600" o:preferrelative="t" o:spt="75"><v:stroke joinstyle="miter"><v:formulas><v:f eqn="if lineDrawn pixelLineWidth 0"><v:f eqn="sum @0 1 0"><v:f eqn="sum 0 0 @1"><v:f eqn="prod @2 1 2"><v:f eqn="prod @3 21600 pixelWidth"><v:f eqn="prod @3 21600 pixelHeight"> <v:f eqn="sum @0 0 1"> </v:f></v:f></v:f></v:f></v:f></v:f></v:f></v:formulas></v:stroke></v:shapetype><v:shape id="図_x0020_12" alt="現在位置は" type="#_x0000_t75" o:spid="_x0000_i1026" style="width: 0.75pt; height: 0.75pt; visibility: visible; mso-wrap-style: square;"><v:imagedata o:title="現在位置は" src="file:///C:UsersblueskyAppDataLocalTempmsohtmlclip11clip_image001.gif"> </v:imagedata></v:shape>////////////以下、コメントは不要。二本の読売記事で全て明らか//////////<o:p></o:p>

 汚染水問題、政府が全力で・・・首相が内外記者会見<o:p></o:p>

 【ドーハ=田島大志】安倍首相は28日夕(日本時間28日夜)、カタールの首都ドーハのホテルで内外記者会見を行い、東京電力福島第一原子力発電所の汚染水が海洋に流出している問題について、「東京電力任せにせず、国として緊張感を持って対応していく必要がある。政府を挙げて全力で取り組んでいく」と述べ、解決に向けて全力を尽くす姿勢を強調した。<o:p></o:p>

  同時に「政府が責任を持って、国内外に発信していく」とも語り、不安払拭に努める考えを示した。首相は今回、原発事故に伴う日本産食品の輸入規制について、訪問各国に解除を求め、バーレーンと全面解除で合意した。<o:p></o:p>

  また、ペルシャ湾岸6か国でつくる湾岸協力会議(GCC)と閣僚級戦略対話開催で合意したことについて「安全保障対話を拡大し、積極的な役割を果たしていかなければならない」と述べた。

20138290624分 読売新聞)<o:p></o:p>

  汚染水、最大で毎時1800ミリ・シーベルト<o:p></o:p>

  東京電力福島第一原子力発電所の貯蔵タンクから汚染水が漏えいした問題で、東電は31日、タンク全体の詳しい調査を実施し、4か所で高い放射線量が観測され、このうち1か所で毎時1800ミリ・シーベルトが確認されたと発表した。<o:p></o:p>

  この場所は、22日の点検時には毎時100ミリ・シーベルトだった地点だが、今回の調査で約18倍の値に修正した。<o:p></o:p>

  また、8月19日に300トンの汚染水の漏れが確認された付近では、毎時70ミリ・シーベルトを観測。新たに4号機西側のタンク群で、毎時230ミリ・シーベルトの高い線量が確認された。このタンクの配管の継ぎ目からは、90秒間に1滴の割合で汚染水の漏れが確認された。<o:p></o:p>

  東電は、外部への漏えいはないと見ているが、慎重に調査している。<o:p></o:p>

 2013910901分 読売新聞)<o:p></o:p>

 

 汚染水止めろ!被ばくさせるな!福島守れ!即刻何が何でも全原発廃炉!9月1日大飯3号機・15日4号機停止=運転原発ゼロ後、再稼働はいっさいゆるさない!! 9・14さようなら原発大集会に大結集し、9~10月反原発大行動で安倍政権たおせ!<o:p></o:p>

 

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