3月11日郡山市総合体育館前:集会には1100名が結集し、怒りを解き放ち、命の道筋を示す決意がほとばしるデモに立ち上がりました。(写真は出発直前)
////////////地元・福島のTVニュース///////////
郡山市でデモ行進 「原発反対」訴える
(福島県)
郡山市では、原発に反対する集会が開かれ、1,000人以上の参加者が市内を行進した。
集会では、ドイツやアメリカなどからの参加者が「世界から原発をなくそう」などと訴えたほか、県内の農家が、放射線による農地の汚染や風評被害などに苦しむ実情について話した。
*参加者インタビュー
「福島県人として忘れちゃならないと。忘れたいけど忘れちゃなんないっていう、この日を私たちが声を上げていかないと」
集会のあと、参加者は、「原発事故は収束していない」「原発の再稼働に反対」などと訴え、市内を行進した。
以下、今日の記事は、参加できなかった方々、全国の方々への写真を中心にしたレポートです。
3・11反原発福島行動2014
2011年3・11福島第一原発事故から3年、ふくしまは目に見えない放射能と国の棄民政策との焔の戦場、この国と世界で起きている命をめぐるすべての闘いの峻烈な縮図そのものです。
1週間前までは毎時2・09マイクロシーベルト!
「アンダー ザ コントロール」?! この高線量を見てください!デモコースの沿道のモニタリングポストを見ると、1週間くらい前に除染をして毎時0・2~0・3マイクロシーベルトになっていることがわかります(除染実施前はその約10倍値)。除染直後はともかくも、普段はこの写真の場所は毎時3マイクロシ―ベルトをこえるような高線量ってことです。
シートで覆われ隠されているが野ざらし同然の放射性廃棄物
あきらめられるか 忘れられるか 福島の怒りはおさまらない
2011年3月11日の福島原発事故から3年、怒り、抗い、怒り、苦しみ、怒り、挑み、そして、未来に向かって社会を変えて行こうと、渾身の大反転がふくしまからはじまりました!
集会場・郡山市総合体育館プレイベント:打鼓
同プレイベント:劇団「曼珠沙華」のみなさん
集会主催者あいさつ:椎名千恵子さん「もう一歩覚悟を決めて、ここから今日からはじめよう」(あいさつは下記動画)
http://www.youtube.com/watch?v=KIL6bCiAxbI#t=19
集会では、◇高校生アピール、◇全国・海外からのアピール(脱原発わかやまネットワーク・寺井拓也さん、沖縄 元基地労働者・水島満久さん、ドイツ・ゴアレーベン核廃棄物処分場建設反対同盟 ケアスティン・ルーデッグさん、アメリカ・運輸労働者連帯委員会 スティ―ブ・ゼルツァーさん、韓国民主労総 イホドンさん)、◇福島からのアピール(国労郡山工場支部・橋本光一さん、動労水戸・羽部圭介さん、浪江町 希望の牧場・吉沢正巳さん、農民・大内孝さん、福島の学生、ふくしま共同診療所 布施幸彦さん 佐藤幸子さん)から思い、熱意、決意、怒りにみちあふれたアピールと報告が行われました。
写真はふくしま共同診療所のみなさん
全発言全参加者の思いのすべては、藤井千賀子さんが読み上げた下記の集会参加者1100名の集会宣言に結晶し集約されています。
集会宣言<o:p></o:p>
あの日から3年<o:p></o:p>
東京電力福島第一原発はいまだに空に、大地に、海に<o:p></o:p>
私たちの生活の中に放射能を大量にばらまき続けている。<o:p></o:p>
「僕は被ばく者ですか」-誰を責めるでもないこの問いをつぶやく高校生。<o:p></o:p>
これから、小児甲状腺がんが増え続けるであろう過酷な子どもたちの現実。<o:p></o:p>
何がオリンピックか。何が再稼働か。大ウソつきの安倍政権。<o:p></o:p>
故郷を家族のつながりまでをも分断され続け、<o:p></o:p>
苦悩する福島県民を捨てるのか。<o:p></o:p>
声をあげた人たちがいる。母親たち。農民たち。<o:p></o:p>
こぶしを上げた人たちがいる。防護服を着た労働者。<o:p></o:p>
この世の中を変えるのはみんなの力。<o:p></o:p>
3・11は全国全世界の反原発の日。鎮魂と闘いの日。<o:p></o:p>
福島に立って、未来に向かって社会を変えて行こうと、<o:p></o:p>
その思いを一つにする日。<o:p></o:p>
子ども、親、学生、仮設の人々、農民、漁民、全ての労働者の怒りを結集し、<o:p></o:p>
自分たちの手で核も原発もない社会をつくろう。<o:p></o:p>
2014年3月11日<o:p></o:p>
みんなで歌おう:関久雄さんの『原発いらない、命が大事の歌』全参加者による合唱
郡山駅まで1100名のデモ行進
「あきらめられるか 忘れられるか 福島の怒りはおさまらない」ー3・11反原発福島行動2014のテーマタイトルをデモ参加者全員の全身全細胞にほとばしるようにあらわした怒りと決意あふれるデモとなりました。
この国の政府財界は、「命よりカネ」の国策のために、福島を放射能の帳の中にとじこめ、棄民することをオリンピック招致と原発再稼働で決めているのです。福島は放射能と棄民政策のもとで強制収容所も同然の苦難の現実を強いられています。そして、この福島の現実は、秘密保護法、集団自衛権行使容認で戦争ができる国にし、原発五輪、国家戦略特区、過労死と長時間労働で労働者が黙って殺されていく国にしようとしているアベ政権、ひとにぎりの支配者たちの悪だくみと暴虐の最先端の現実そのものです。
福島から怒りの声をあげよう、福島からこの国、社会のあり方そのものを変えよう!そのために福島からの訴えに応え、私たちは3月11日福島に集いました。福島は決然と立ちあがりました。「ここから今日から」と!
デモコースの沿道の店舗の中から必死で手を振る福島・郡山の人々の姿を、表情を私たちは直に何度も見ました。福島の人々の思いは同じです。私たちは何度でも何十回でも《3・11》を「ここから今日から」の行動の日にするでしょう。怒りは力です。怒りは怒りを引き出し、つながり、命の道筋を切り開く力です。
この3・11反原発福島行動2014の不退転の闘いの息吹を、闘う春闘に、官邸前・国会前・全国各地の再稼働絶対反対・原発輸出反対・全原発廃炉・脱被ばく、集団自衛権行使容認に絶対反対、秘密保護法廃止、国家戦略特区強行反対、労働者派遣法大改悪阻止、非正規職撤廃の闘いに広げよう。