すぎなみ民営化反対通信

東京・杉並発。「一人が万人のために、万人がひとりのために」をモットーに本当のことを伝え、共に歩んでいきたいと思います

【3・24速報】6千人が3・24日比谷大集会・デモ。大飯原発再稼働阻止誓う

2012年03月24日 | 原発再稼働反対・全原発廃炉

 今日行われた3・24日比谷大集会の速報と▲韓国での24日発生の原発事故の報道と▲後段の3・11原発事故以降の福島の学校現場を伝える映画『私たちは忘れない』の完成に関する予告編含む転載記事です。

 

【3・24速報】

 集会現場に取材し得た時間は集会開始後かなり経てからのため、記事は限られた部分にとどまっています。

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 「生まれてきた社会に原発があって、被曝していく子どもがいるとしたら。少し体調を崩しただけでおびえ、悩む生活が一生続くとしたら、あんまりだと思う。私はいま、すべての原発を止めたい」。この落合恵子さんが「一年前の3月11日を私たちは忘れない・・・・・・・」と繰り返し、繰り返し、熱く訴え、「命と人権のためにどこまでもあきらめずに闘いましょう」と呼びかけました。

  3・11原発事故被災地・福島で原発いらない1000万人署名を必死で集めている人々を代表して11人の全国の人々からの熱い熱い感動的なレポートとアピールの手紙が読み上げられ、連帯と決意の拍手が湧き起りました。

 春まだき冷たい霧雨がそぼふる日比谷野外音楽堂に6000名超の「福井おおい原発再稼働はゆるさない」「再稼働絶対反対」「原発いらない」の怒りと決意が大結集しました。

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 集会では、主催者から、7月16日、さようなら原発10万人大集会・大デモをこの東京での実現が熱烈に呼びかけられ、福島からのアピールでは、13日前に1万6千人を結集して闘った3・11郡山開成山球場での原発いらない福島県民大集会をひきつぎ、来年も再び福島で3・11大集会を開催すると宣言されました。デモでは「再稼働など絶対許さない!」という決意のボードと横断幕が続き、労働組合や生協の旗が林立しました。

 「政府権力者が福島の人々と子どもたちの犠牲のうえに原発と核を続け、私たちみんなが苦しみ、つらい思いで耐え、ガマンし生き抜き闘っている・・・・・しかし、言ってもいい。つらいと!痛い時は痛いと、苦しいと!ガマンしないで。私たちはめったに使わないが『バカヤロ―』と言っていい! 長生きしましょう!みんなで生き続けましょう!闘ってこの私たちで世界を見届けましょう!」(落合恵子さんのの閉会の挨拶で印象的だった箇所の骨子。)

 私たちは、3・11郡山に続いて、また一歩前に出た。政府・電力資本は「おおい原発3・4号機再稼働」へ昨日(3・23)たった5分間の原子力安全委員会とトルコとの原子力協定締結(原発輸出の布石)で《原発推進》の「一歩」を踏み出したつもりだろうが、私たちも《原発いらない》の怒りの一歩で前に出ました。この同じ今日24日韓国でも古里原発緊急停止の事故が起き、反原発・脱原発の闘いがまきおこっている(後段資料参照)。

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 デタラメ・斑目原子力安全委員長はこの期に及んでも「わが身第一」とばかり追及と断罪を恐れ、A級戦犯として裁かれることから逃げようと、「福井おおい原発再稼働は、あくまで政府と安全保安院が決めること」と自分たちがその道をつけた罪の深さ・大きさをごまかしている。誰が許すものか!再稼働を私たちの怒りの決起でたたきつぶそう。負けるわけにはいかない。

 ① 原子力安全・保安院は原子力安全デタラメ委員会が23日に審議もせずに回避・無視抹殺した「おおい原発直近の活断層の影響分析」を既に予め決めている「問題なし」「影響なし」の結論通り「評価」し(4月1日にはなくなっている安全・保安院が廃止までの1週間でこういう審査をするなど絶対許されない)、

 ② それを受けて、「原発再稼働判断プロセス」の「最終決定権者」=政府4閣僚を代表して枝野経産相が4月上旬週末に福井を訪問し4月中に「了解」を得るための「説明」を行い、

 ③ 4閣僚最終決定で再稼働を強行しようとしている。

 4月がおおい原発現地、福井、関西電力・関西、政府行動をめぐる激しい衝突となる。この攻防と衝突は、

 ④ 四国電力愛媛・伊方原発3号機再稼働阻止をめぐる決戦と連動しており、

 ⑤ 核燃サイクルの再開、そのための世界初の100%MOX燃料原発=電源開発・青森県大間原発工事、日本原燃・青森県六ケ所再処理工場工事をめぐる闘いと連動している。

 みなさん!NHK世論調査結果でさえ、「原発はないほうがよい」「原発廃絶」は7割を超えている。実際にはもっとだ。その声、その想いを福井で、関西で、福島・東京・全国で形にしよう。

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資料;韓国からの報道

2012.3.24:16.54朝日配信

韓国の古里原発、今度は緊急停止 試験運転中の原子炉

 韓国の原子力安全委員会は24日、釜山(プサン)市の古里(コリ)原子力発電所で試験運転中の原子炉が給水機器の故障で緊急停止したと明らかにした。同原発では、最も古い1号機の全電源喪失の事故隠しが発覚したばかり。

 安全委によると、昨年12月から試験運転中の原子炉で23日夜、蒸気発生器に水を供給するポンプが止まり、原子炉が自動停止した。放射能漏れはないといい、国の機関などが原因を調べている。

 古里原発の電源喪失事故が明らかになってから、釜山市議会が政府に「即時廃炉」を求めるなど反発が高まっている。

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原発はいらない!絶対にいらない!地球上どこにもいらない!原発と核はあってよいところなどない!原発と核をなくすまで闘おう!

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映画『わたしたちは忘れない』完成を伝える報道からの転載

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予告編

 

http://www.youtube.com/watch?v=QI98mEyH9c8&feature=youtu.be

 
 

福島の学校現場を直視する、映画「わたしたちは忘れない 福島 避難区域の教師たち」が完成!<o:p></o:p>

 

新作ドキュメンタリー映画「わたしたちは忘れない 福島 避難区域の教師たち(33分、16:9)が、完成しました。この映画は、震災直後、避難を強制された区域内で働く教職員の苦闘を描いたドキュメンタリーです。15000人もの小中高生が県外に避難し、避難区域のすべての学校が休校になりながら、現場に張り付いて働き続けている教育労働者の現実はほとんど報道されていません。しかしここに、原発震災のもたらした被害の重要な一端があるのではないでしょうか?福島の学校が本来あるべき姿に再生するためには、彼ら被災した教職員たちが人間らしい生活を取り戻すことが不可欠です。この作品が、その方途を探るきっかけになれば幸いです。(湯本雅典)<o:p></o:p>

 

・解説<o:p></o:p>

 

2011年3月11日の震災後、爆発を起こした福島第一原子力発電所周辺の小・中学校は休校となった。被災した教職員は、自分の家族と共に避難せざるを得なかった。それでも彼らは、ちりぢりばらばらとなった児童、生徒の実態把握など、できることから教育活動を再開した。<o:p></o:p>

 

福島県教育委員会は、5月に早々と2012年度の教職員の新規採用をしないことを発表。当面、福島県の教職員は、現行の教員数で混乱した教育現場の立て直しをせざるをえなくなった。さらに原発の影響で休校中の学校の教職員には「兼務発令」を出し、現任校に在籍しながら児童・生徒が転校した先で勤務するという体制をとらされた。この結果、ちりぢりになった自分の子どもたちへの関わりは思うようにできなくなり、避難先から兼務校への遠距離通勤を強いられる教職員も続出した。<o:p></o:p>

 

震災後、被災地の学校現場に真に求められていたことは、一体何だったのだろうか?<o:p></o:p>

 

・33分 16:9 DVDVIDEO NTSC 
・製作:2012年3月
・製作、ナレーター:湯本雅典
 協力:福島県教職員組合 福島県教職員組合双葉支部 福島県教職員組合相馬支部他
・2000円(税込・送料別)
(販売収益の一部を、福島県教職員組合双葉支部、相馬支部にカンパします。)
DVDご希望の方は、以下までお願いします
 yumo@estate.ocn.ne.jp090-6039-6748 湯本雅典<o:p></o:p>

 ※以上、全文が転載です。

 

 

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