《6年間ロングラン企画/山本太郎さんとともに(仮題)》

10月28日宇都宮での反秘密保護法・全国街宣キャラバンでのシール投票
★当サイトからの声明★
山本太郎さんを断固、全面的に支持する。
福島原発事故とそれが今もたらし拡大している放射能汚染・内部被爆の問題こそ、現下、全国全世界の喫緊最大の問題であり、私たちの命と未来がかかった最大の問題である。政府と国会と財界企業、メディアが、この福島で起きている真実を隠蔽・抹殺・きりすてようとしている中で、あらゆる場所、機会で山本太郎さんが福島の真実を懸命に訴えている。国会で《福島の真実》をきりすてて2020年東京オリンピックの成功・推進を決議することに、衆参両院でたった一人でも山本太郎参議院議員が反対票を投じたことも当然であれば、招かれた園遊会で福島で起きている真実(本当のこと)を天皇に伝えようとしたことも当然である。3・11福島原発事故とその危険の拡大が続き、そのために今も十数万人もの福島の人々が避難を強いられ、子どもたちに甲状腺がんをはじめとする被ばく症状・健康被害が相次いで確認され、「事故収束」と廃炉のための作業に高線量のもとで従事する原発労働者がおびただしい被ばくを強いられているときに、オリンピックなど日本でやっている場合か、麗々しくも華飾・虚飾の皇室園遊会などにうつつをぬかしていていいのか。あまつさえ、この国の首相・安倍晋三は、「福島原発事故による放射能の影響は港湾内の限られた範囲内で完全にブロックされている。コントロールされている。何も問題はない」と大ウソをつき続け、《福島の真実》を完全にきりすて続けようとしている。こんなことが許せるか。
《福島の真実》を伝え、訴え続けている山本太郎さんのやむにやまれぬ行動を「常軌を逸した行動」「前代未聞の暴挙」と非難して「議員辞職」を求めるという国会の自民党・公明党・民主党・維新の会さらにみんなの党も共産党も加わり、オール与党の幹部たちのやっていることは、原発事故と放射能汚染、内部被爆のもとで懸命に生き抜こうとしている福島の人々の怒りと苦しみ、叫びと戦いに対して、それを「常軌を逸した行動」「前代未聞の暴挙」と非難し、福島の人々の生存と人間的尊厳をことごとく切りすてる、あろうことか断罪までして棄民するということだ。
いったい全体、原発事故と放射能のもとで苦しみを強いられている福島の人々、子どもたち、被ばく労働者が何か罪でも犯したというのか。原発とあの事故さえなければ、いま起きている苦しみも犠牲もすべてはなかったことなのだ。その《福島》が生きんがために、起きている真実、強いられている苦しみを伝えるべく声をあげることのどこが、非難されねばならないと言うのか。ネット上では、ニュースで10・31園遊会での山本太郎さんの行動を知った福島の母親たちの「私たち福島の想いを代弁してくれた。これを問題視したり批判する人々がいるが、いったい、そういう人々は今まで一度でも福島のために何かをしてくれたことがあるか」という声が湧きおこっている。まったくそのとおりだ。《福島で起きている真実》を訴え、伝えようとする山本太郎さんの行動のどこがどうして非難されねばならないのか。
私たちは湧き上がる怒りを抑えることができない。国会の原発推進勢力たるオール与党の幹部たちが山本太郎参議院議員が10月31日の園遊会で《福島の真実》を伝えるべく手紙を天皇に渡した行為に対して行っている口を極めた非難を、福島の人々と全国全世界の人々は絶対に許さない。いま福島と全国全世界は怒りで沸き立っている。
私たちは福島・全国・全世界から山本太郎さんとその行動を断固支持する。弾劾され非難され、打ち砕かれ打ち倒されねばならないのは、《福島の真実》をきりすて《福島》を圧殺し原発推進を強行し続けようとしている安倍政権とそれを支えるオール与党である。嵐のように抗議・非難・弾劾を政府とオール与党に集中しよう。福島とともに、山本太郎さんとともに闘おう。
メディアが流していることや国会オール与党幹部の発言だけを見れば、あたかも山本太郎さんが非難の嵐の中で孤立し追いつめられているかのようだが、そうではない。福島、全国、全世界はこうした山本太郎さんへのバッシングとその内容を批判し、《福島の真実》を訴える山本太郎さんの懸命の活動に共感し、支持し、注目している。追いつめられており、倒されるのは、安倍政権でありオール与党である。
安倍政権、国会オール与党とメディアがグルになって行っている「議員辞職」キャンペーンとそのためにわめきたてている「理由(天皇の政治利用)」なるものは、そのことごとくが、いずれもデタラメきわまりない牽強付会として、以下の通り完全に破たんしている。
10月31日の秋の園遊会で、山本太郎参議院議員が、子どもたちの健康被害と被ばく労働者のきりすての実情、福島原発事故の現状をしたためた手紙を天皇に手渡したことの何処かに何か問題にすべき非違があるとでもいうのか。伝えようとした真実のどこかに「天皇や皇室に知らせてはならない」不当に偏頗な事実があるとでもいうのか。
非違と言われるようなことは何処にもない。山本太郎さんは園遊会に招かれて出席している。皇室儀礼上や祭儀上の手続き的習わしが仮にあったにせよ、園遊会に招かれた出席者が、天皇や皇室の人々に、挨拶したり、個人的信書を渡したとしても、それを何らかの処罰処分に値する行為として扱うことができるような明示の法律などありはしない。しかも、報道されている山本太郎さんの手紙手渡しの行為についても、その前後も、そのときも、「礼を失する」ような行為、「非難に値する」ような行為は何も見当たらない。そこで山本太郎さんが天皇に手紙を受け取るように要求したり威迫したりするような場面は一瞬だにない。通常一般の公的な場での社会常識に照らしても礼儀正しいものだ。だから手紙を天皇も受け取っている。

国民は、天皇や皇室の人々と対面や挨拶する機会があるとき、国民の気持ちや起きている切実な出来事や経験について語ることは、「礼を欠き」「常軌を逸し」、してはならないことなのか。誰が何と言おうと、今は「天皇は畏れ多き存在で直に国民が接し、天皇に直に何かを伝えるなどもってのほか」の大日本帝国憲法の時代ではない。だから、天皇皇后はじめ皇室が、被災地や施設を訪問した時に、さまざまのことを「打ち明けている」ではないか。戦後日本国憲法のもとで生きてきた人間にとっては、天皇は神格ではなく、人格であり、今では忘れかけている人や知らない人もいるだろうが「人間宣言」をした存在である。「個人として、陛下に子どもたちの健康被害と被ばく労働者のきりすての実情を伝えたかった」山本太郎さんの行為の何処に問題があるというのか。天皇も皇室もテレビや新聞は見はするだろう。しかし、メディアが真実をほとんど伝えていないことは、福島第一原発事故現場で起きていることや福島の子どもたちにおける甲状腺がんの多発や原発での「収束」「廃炉」作業で命を削っている作業員の被ばく線量の問題で日々次々と明らかにされているところだ。だが、それらの実際の真実は国民に広く知らされることはなく隠され続けており、国民一般以上に、天皇や皇室にはほとんど伝えられてはいない。原発事故被災地・福島を訪問した天皇や皇室の人々は「苦労をねぎらう」話はしても、起きている実態はほとんど伝えられない。本来ならば、宮内庁や接触する政府関係者が伝えるべきことだ。そうでなければ、真の「被災地皇室訪問」にもならない。山本太郎さんが伝えたいと心から思ったことはそのほんの一端に過ぎない。そのどこが問題か。
非難するに理由に事欠いて、何が「天皇の政治利用」か!「天皇の政治利用」というなら、戦後日本国憲法に「象徴天皇制」として天皇制を存続させ、政治的危機、階級対立の隠蔽のたびに、「危機と対立を超越した国民統合の象徴」として天皇・皇室を担ぎ出してきたのは、歴代政権与党、政財界中枢ではないか。福島原発事故・大震災での「被災地への天皇・皇室訪問」政策を見よ。「天皇の政治利用」とは政府が行うことであって、政治家個人や国会議員個人が行いうるようなことではまったくない。支配的組織としての権力を有する歴代政府与党こそが、戦後的に存続した制度的組織である「天皇制」を使って「天皇の政治利用」を続けてきたのだ。
そもそも、どこをどうおしてみても、個人である、しかも「たった一人」の山本太郎さんの10月31日の園遊会での行為は、「天皇の政治利用」にはまったくあたらない。国民は、天皇や皇室の人々と接する機会を得たとき、そうした公的な場面で国民が経験している苦痛や災厄、抱えている苦しみや怒りについて個人として打ち明けたり、伝えたりしては、いけないのか。さまざまの災害時や事故時に、訪問した天皇や皇室の人々に種々の制約があろうと話をしているではないか。そうした機会に、天皇や皇室の人々は対応しているではないか。山本太郎さんは、10月31日に、何か要求や威迫をもって自己の政治的見解や政治的認識をおしつけようとでもしたか。全然そうではない。福島で起きていることを伝えようとしたにすぎない。山本太郎さんはかくかくしかじかの内容の信書を天皇に渡して訴えたとでも公開・表明しているか、そんなことはしていない。天皇に「個人として陛下に子どもたちの健康被害と被ばく労働者のきりすての実情をつたえたかっただけ」だ。このどこが「天皇の政治利用」か。そもそも個人としての山本太郎さんが、天皇(皇室)という制度的組織的存在を「利用」する(ことがあり得る)というとらえかた自身がおかしいのではないか。天皇(皇室)が国家における制度的組織的存在であることから、「天皇の政治利用」が可能になるのであり、それは社会を牛耳る支配階級・政財界中枢、その支配的政党においてのみ可能なことなのだ。このことを「天皇の政治利用」をめぐる議論では根本からはっきりさせるべきだ。
戦後憲法のもとで、戦前の大日本帝国=天皇制国家の教訓から「天皇の政治利用」を制約してきたのは、まさに政府による「天皇の政治利用」だ。しかし、歴代政府与党は、それをやってきた、やり続けてきた。とりわけ、福島原発事故・東日本大震災の被災地に対して、政府は、民主党政権のときも、自民党政権になってからも、政策的に「復興政策」の重要な一環として、「天皇・皇室の被災地訪問」を繰り広げてきた。何のためか。最大の被災地・福島の人々の怒りと苦しみをきりすて、福島の犠牲の上に「東日本大震災からの復興」政策は財界・企業本位の金儲け優先ベースで強行している。この福島きりすて・被災地きりすて政策に対する怒りと苦しみが、生きるための命の反乱に転化することを防ぐために、天皇・皇室による「慰撫」「慰労」の被災地訪問政策をとり続けている。これこそ、最大最悪の「天皇の政治利用」そのものではないか。国策としての財界・大企業の金儲け本位の東日本大震災復興政策強行のために、「危機と対立を超越する国民統合の象徴」として天皇・天皇制の戦前以来の伝統的影響力を使っているのだ。
国会オール与党は口をそろえて「山本太郎の天皇への手紙の手渡し」を「天皇の政治利用」などとわめきたてているが、まったくアベコベであって、「天皇の政治利用」というなら政府与党の「天皇・皇室の政治利用」こそが、「天皇の政治利用」である。だいたい、自党の改憲草案で「天皇の国家元首化」を打ち出しているような政党が、どの口で「天皇の政治利用は憲法違反の暴挙」などと言えるのか。ここにおいてマスメディアがこの「山本太郎議員の行為=天皇の政治利用」キャンペーンを張り巡らしていることを絶対に許してはならない。
国会オール与党(自民・公明・民主・維新・みんな・共産党)も、山本太郎議員への「議員辞職もの」バッシングには法律上の理由がないことを苦々しく自認している。バッシングの本音、核心は「天皇への直訴」の一点に尽きる!「田中正造の天皇直訴のようなことを続けさせてはならない」、これが衆参絶対多数議席を確保しながら、あらゆる意味で出口なき危機に追いつめられている政府と国会オール与党が、10・31「直訴」に激甚に反応している最大の理由だ。
自民党の脇雅史参議院幹事長は、「天皇の政治利用」を挙げて「憲法違反は明確だ。二度とこういうことが起こらないように本人が責任をとるべきだ」と「議員辞職」を激しくわめきたてた。だが「天皇の政治利用」なる牽強付会にでっち上げた理由はどんなにマスメディアを使って山本太郎さんバッシングのためにあおりたてようが、そんなところに「根拠」はない。
本音は下村博文文科相の会見に以下のように露骨に表れている。
「議員辞職ものだ。これを認めれば、いろんな行事で天皇陛下に手紙を渡すことを認めることになる。政治利用そのもので、足尾銅山鉱毒事件で明治天皇に直訴を試みた田中正造に匹敵する」
自民・公明・民主・維新ら国会オール与党の幹部は、山本太郎さんの「議員辞職」を求める会見で、あれこれ言っているが、「議員辞職を求める法律上の根拠」がないことは認めている。◆「きわめて配慮に欠けた行為ではないか」(公明党・井上義久幹事長)、◆「国会議員が踏まえるべき良識、常識に照らして、不適切な行動」(公明党・太田昭弘国交相)、◆「適切かどうかは常識に照らせばわかる」(田中憲久厚労相)、◆「国会議員として常軌を逸した行動」(古屋圭司国家公安委員長)、◆「陛下に対しては、常識的な態度で臨むべきだ」(稲田朋美行革相)、◆「政治利用を意図したもので許されない」(民主党・松原仁国対委員長)、◆「日本国民であれば、法律に書いていなくても、やってはいけないことは分かる。陛下に対して、そういう態度ふるまいはあってはならない。しかも政治家なんだから」(維新の会、橋下徹共同代表―大阪市長) ◆「憲法の象徴天皇制に対する大変な勘違いだ。政治利用と言われてもやむを得ない」(みんなの党・渡辺喜代美)。
◆「憲法上、天皇は政治的な権能を有さず、政治的な対応を求めることは憲法の規定にそぐわない行動だ」(共産党・志位和夫委員長!)
ここにハッキリしているように、法治国家であり、法律主義でありながら、立法府たる国会の議員や国会に議席を有する政党の幹部がわめく山本太郎参議院議員に対する「議員辞職」要求には法律上の根拠など何ひとつないのだ。代わりに、前面に出ているのは「常識」「良識」「常軌」「やってはいけないこと」「陛下への態度ふるまい」といった法律外の情緒的道徳的な激高でしかない。法律によらず、議員辞職を求めるなど言語道断だ。法律上の根拠もなければ、人倫といったレベルでの非難根拠すらない。<o:p></o:p>
要するに何が、どういうことが起こっているのか?<o:p></o:p>
(1)第一に、まず「山本太郎の議員辞職の断罪ありき」である。その「理由」たるや「畏れおおくも天皇陛下に対して直訴を行うことなどもってのほか」という戦前の「不敬罪」反応・「不敬罪」対応である。<o:p></o:p>
(2)第二に、「国会議員として」「天皇陛下に対して」の「良識」「常識」「態度ふるまい」「法律になくてもわかること」に明らかな「陛下の国会」「陛下の議員」というとんでもない道徳的理由づけである。いつから国会・国会議員は、「陛下の国会」「陛下の議員」になったのか。<o:p></o:p>
(3)第三に、山本太郎さんの闘いに対する恐怖である。山本太郎さんに対する憎悪である。「今はたった一人」の山本太郎さんの獅子奮迅、懸命の活動で追い詰められ、グラグラになっている国会オール与党の危機意識である。昨年衆院選、今年参院選での山本太郎さんの彗星のような登場と国民(労働者農民漁民、青年、女性)の山本太郎さんの闘いへの共感の巨大さ、「被ばくさせない」「TPP入らない」「飢えさせない」の基本政策と「秘密保護法」絶対反対の突出した取り組みが巨大な全人民的な闘いをまき起こしていること、これに対する政府既成政党の恐怖である。<o:p></o:p>
(4)第四に、特に今回の10・31園遊会での「直訴」のインパクトである。政府もオール与党もここで致命的な誤りを犯した。日本近代史から現代史における田中正造について、「田中正造のような暴挙を二度と起こさせてはならない」と「撲滅すべき逆徒」と断罪する立場を明らかにしたことだ。今年9月14日には佐野市で田中正造の没後100年を記念して800名の集会と行進が「未来を拓くデモ」として闘いとられている。足尾銅山鉱毒事件で天皇直訴を決行した田中正造は、公害闘争、住民運動の先駆者、民衆の抵抗運動のリーダー像として肯定的に語り継がれ書き継がれてきている。中学や高校の教科書でも、今回のオール与党幹部たちの田中正造断罪論のような扱い方はまったくしておらず、肯定的に歴史を開いた不屈の偉人として描かれている。山本太郎さんの今回の行為を口をきわめて非難する与党幹部たちは、山本太郎さんの今回の行動と田中正造の天皇直訴の義挙を等視することで、山本太郎さんのような闘いこそが未来を拓く必要な闘いだ、政府支配者・既成政党にとっておそるべき新たな勢力の台頭だということを逆に暴露してしまったのだ。政府も国会絶対多数のオール与党も完全に追い詰められており、危機のまっただ中にある。<o:p></o:p>
(5)第五に、今日の記事の最後に言っておこう。政府、オール国会与党の山本太郎さん「天皇直訴」断罪は、いま天皇・天皇制を漆黒と無知蒙昧の戦前から「日本の再生」と私たちの闘いの圧殺のために担ぎ出したことによって、天皇・天皇制の戦後的ペテン性・イカサマ性・ぜい弱性を暴きだしてしまったということだ。
近々の例でいえば、10月31日のこの園遊会の前に、天皇は10月26日から27日全国豊かな海づくり大会式典に出席に熊本県を訪れている。その際、合志市の国立ハンセン氏病療養所菊池恵風園を視察し、苦労・心労をねぎらっている。水俣の資料館や慰霊碑を訪れた上、水俣病患者として数十年苦しんできた患者さんの語り部から話を聞き、患者さんや遺族と懇談した。語り部の会の会長で水俣病患者の緒方正実さんが「差別や偏見を恐れて38年間症状を隠し続け、その後10年かけてようやく患者と認められました」と話し、天皇は「お気持ちを察するに余りあります。さまざまな思いを込めてこの年まで過ごしてこられたことに深く思いを致しています」と述べて、これまでの苦労に思いを寄せられたとメディアには報じられている。<o:p></o:p>
ハンセン氏病は戦前、「日本国民にあらざる、人前では生きていてはならない者」として天皇制によって差別され隔離・収容・虐待を受けてきた。水俣病については犯罪企業チッソ経営陣には皇室は深いつながりがある。これらはハンセン氏病や水俣病患者と家族の筆舌につくせぬ苦難の歴史を知るものにとってはいまだ記憶に新たなことだが、メディアの先の報道でしか知らない人々には、天皇皇后の熊本訪問と「慰労、いたわりの言葉」は過去のすべてを隠蔽するものでしかない。<o:p></o:p>
現在の天皇皇后が過去の経緯にどれだけの認識を持ち、訪問時に何をどう感じたかは別であるとしても、このように天皇は政治利用され、いままた福島や東北被災地で同じ役割を担っている。<o:p></o:p>
(6)ところでもう一つ、ここで触れておきたいこともあるにはあるのだ。山本太郎さんは、ハンセン氏病患者や水俣病患者とその家族の歴史を知り、そして今回の天皇皇后の熊本訪問でのメディア報道通りの認識しかなかったとして、その山本太郎さんが、仮に前掲メディア報道をそのままに受け取り、メディアが報じたような天皇・皇后の「慰労・いたわり」を信じたとしたならば、そうした言葉通りの天皇を前提に、今の福島の子どもたちの健康被害と被ばく労働者のきりすての実情について天皇に個人として伝えたいと思い手紙をしたためたのだとしても、普通に考えれば決してない話ではない。山本太郎さんが天皇に渡した手紙の中味は当人以外知る由もないし、当サイトが先に書いたことは単なる一つのちょっとした推測でしかないが、そういう次元での思いから個人的でしかし、心からなる山本太郎さんの想いからの天皇への手紙(福島の真実を知ってほしいと伝えようとしたこと)の手渡しを指して、誰が「天皇の政治利用」「許しがたい暴挙」「常軌を逸した行動」などという資格があるのか。山本太郎さんという人は、3・11福島原発事故があり、子どもたちへの20ミリシーベルト基準の文科省通達で、思い立った瞬間に、生まれて初めて反原発デモに参加し、俳優としての生活の糧(収入)の道を断たれる事も恐れず、以降、まっすぐに行動し続け、チェルノブイリにもドイツにも福島にも直に入って被ばくさせないという闘いを貫いてきた人である。福島のきりすてとそのための一国の首相の前代未聞の「放射能の影響はブロック、コントロール」論の大ウソで詐取した2020年東京オリンピック招致に国会でただ一人反対票を投じた。TPPのISD条項からTPPの危険性を認識した瞬間から懸命に学習し、ブルネイにも足を運んで来た人である。秘密保全法の中身を知った瞬間から、たった一人でも全国キャラバンで行脚し続けてきた人である。
この真摯さ、必死さ、本気性、誠実性が、彗星のように、山本太郎さんという国会議員を生み出した。その姿勢が無限大ともいうべき広がりをもったボランティアをつくりだして、参院選では七十万に迫る高得票を得た。<o:p></o:p>
山本太郎参議院議員の行動を恐れ、憎んで今回、「議員辞職もの」バッシングの先頭に立っているオール与党の幹部たち、政府与党と企業財界の言いなりに「天皇の政治利用」の牽強付会キャンペーンを繰り広げているメディアに言いたい。あなたたちは恥ずかしくはないのか。あなたたちの言っていることのどこに、山本太郎さんが語っている真実、天皇に伝えたいと思った真実に迫るような中身があるのか。 人の心を打ち、魂をゆさぶるような中身もなく、ただただ激しいバッシングに勢いがあるだけの支離滅裂な暴論、謬見で、「法律になくても考えてみればわかる」などとさもさもらしく言う前に、少しは自らを恥じたらどうか。
福島とともに闘う山本太郎さん断固支持!「議員辞職」論はじめいっさいの処分に絶対反対!
「天皇直訴」を山本太郎議員処分にこじつけ、あわせて国会を戦前のような「陛下の国会」にすることなど誰が許すものか!私たちはどこまでも山本太郎さんとともに、福島と一つになって、真実と正義のために、原発再稼働阻止、全原発即時廃炉のために、そして人が人らしく生きられる社会のために闘う。超反動臨時国会を怒りの大衆行動で打ち破ろう!山本太郎参議院議員に対する「議員辞職」「懲罰」をわめきたてている自民・公明・民主・維新・みんな・共産党ら国会オール与党をゆるさず、オール与党の翼賛国会による国家戦略特区法案-解雇自由化法案、国家安全保障会議設置法案(日本版NSC)、特定秘密保護法案をはじめとする超反動法案を絶対に廃案に追い込もう。安倍政権をたおそう!秘密保護法案ゼッタイ廃案!ともに闘おう!<o:p></o:p>
・・・・・・・・・・・・・・・・・集会案内の転載j・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
![p20121104e[1].jpg](http://nonukessuginami.up.d.seesaa.net/nonukessuginami/image/p20121104e5B15D-46a79-thumbnail2.jpg?d=a2)
▼日時: 11月3日(日) 正午開会
▼場所: 東京・日比谷野外音楽堂
新自由主義とたたかう労働組合の全国ネットワークをつくろう!
今こそ闘う労働組合を全国の職場に!
国鉄1047名解雇撤回! JRの業務外注化阻止!
安倍政権の改憲・TPP・民営化・解雇自由・非正規職化攻撃を止めろ!
反原発・反失業! 全世界の労働者と団結し「生きさせろ」の大反乱を!
★プログラム
▼今こそ闘う労働組合を全国の職場に 呼びかけ3労組からの訴え
武谷新吾(全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部書記次長)
中村吉政(全国金属機械労働組合港合同委員長)
田中康宏(国鉄千葉動力車労働組合委員長)
▼連帯あいさつ
萩原 進(三里塚芝山連合空港反対同盟事務局次長)
高山俊吉(憲法と人権の日弁連をめざす会代表)
星野暁子(星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議)
▼国際連帯アピール
イジェウン(民主労総ソウル地域本部長)
イホドン(解雇者復職闘争特別委員会〔全解闘〕議長)
クルト・シュナイダー(ベルリン都市鉄道の民営化に反対する行動委員会/ドイツ機関士労働組合組合員)
滞日・在日外国人労働者から
▼10万署名の力で最高裁解雇撤回判決かちとろう!
葉山岳夫(弁護士・動労千葉顧問弁護団長/国鉄闘争全国運動呼びかけ人)
大野義文(元安芸労働基準監督署長/国鉄闘争全国運動呼びかけ人)
下山房雄(九州大学名誉教授/解雇撤回・JR復帰最高裁署名呼びかけ人)
横田 厚(元国労釧路闘争団/解雇撤回・JR復帰最高裁署名呼びかけ人)
動労千葉争議団/国労小倉闘争団
JR業務外注化阻止!
▼福島を先頭とした反原発のたたかい
佐藤幸子(ふくしま診療所建設委員会呼びかけ人)
橋本光一(国労郡山工場支部書記長)
斉藤征二(元全日本運輸一般労働組合原子力発電所分会)
▼安倍・橋下打倒を!憲法改悪阻止!
西川重則(止めよう戦争への道!百万人署名運動事務局長)
沖縄行動団 / 憲法改悪反対労組声明
▼1分間アピール(闘いの決意)
閉会のあいさつ / 団結ガンバロー / インターナショナル斉唱 (終了予定15時)