すぎなみ民営化反対通信

東京・杉並発。「一人が万人のために、万人がひとりのために」をモットーに本当のことを伝え、共に歩んでいきたいと思います

参院選東京で鈴木たつお勝利を!舛添免罪・オリンピック唱和・非正規前提・自衛戦争賛成の共産党はダメ!

2016年07月07日 | ストライキと参院選で戦争と貧困たちきろう

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7月10日参院選(東京選挙区)

自公民共ー既成政党うちやぶり、

           この人 鈴木たつおを国会へ!

 今日は記事をたてる予定はなかった。参院選過程で数回記事を建てられるかという思いの中でも、極度の一点集中の持ち場の取り組みと過労下の体調管理で今日まで記事をたてる隙間もなかった。とうとう参院選告示直前の6月19日付記事(参院選: 舛添「無罪放免」の自公民共たおせ!カネ・不正まみれの東京オリンピックは返上!鈴木たつお氏を国会へ)が参院選に係る唯一の記事となるところだった。田中杉並区政との激突下の特報・杉並版も6月21日付けの国有財産関東地方審議会の「あんさんぶる・税務署財産交換は適当」答申弾劾1本(国有財産関東地方審議会『東京都杉並区の国有財産の処理方針決定』を弾劾せよ!)にとどまった。

  だが、今朝、思わぬところで、スイッチが入ってしまった。なぜか、日本共産党都議団報告(2016年第二回定例会特集)というカラ―大判ニュースがポストに投函されていたからだ。表裏全段使って「舛添知事辞職」「公私混同 二度と起きない都政を」「真相解明と清潔な都政へ」(表)浪費体質にメスを」(裏)のスポーツ紙並の大見出しが躍っている。

 

  この6月21日舛添辞職を論じる日本共産党都議団報告が、なぜ参院選投票日7月10日を前にした今日という日に全戸(?)配付・投函されたのか。参院選明けの都知事選を前にしてか?それとも、参院選を前に東京選挙区の決戦で「舛添追及」トーンが「必要」と判断したからか?あるいは、舛添辞職時にこの都議団報告は作成され配付予定だったが、都議会で「舛添辞職=幕引き」に共産党が大きな一役を果たしたその破廉恥ぶりに党員や支持者から総すかんを食らい、ほとんど費消されることなく残っていたこのチラシをこの際嫌がる党員をも無理強い動員して、使いきるという判断からか?

 

厚顔無恥・破廉恥にも程がある!舛添追及・断罪ではなく、舛添「免罪・無罪放免」に進んで先頭に立った「幕引き」張本人が何を言うか!嘘も方便?!・・・、ふざけるな!

 日本共産党の都議団報告(舛添辞職・都議会報告特集)配付の真意がどこにあろうと、そんなことはどうでもいい。問題は醜悪な中身だ。舛添を自公と一緒に、民進党(民主党・維新)とグルになって、免罪し、辞職表明で、責任追及を幕引きした日本共産党が、「ウヤムヤ幕引き許されない」「真相解明と清潔な都政へ」「浪費体質にメスを」などと、どの口でどんな顔をして言っているのか!

 この追及を舛添辞職で中途半端で打ち切り、幕引きし、舛添を無罪放免したのは共産党だ!

共産党提出の百条委員会設置決議案に自公とともに反対に回って否決した側の民進党を隠して擁護―「第二自公」となりたいがための「野党共闘堅持」が目的で「民共」共闘守る?!

 以下の記事の写真をよく見て下さい!大きな画像ですがスライドすれば該当箇所の全文が見れます。

「不信任で共同」?!⇒ 舛添の辞職意向が漏れ伝わるや、一斉に不信任決議案をおろしたのは誰だ!「幕引きで共闘」ではないか!

 

 「一方、共産党都議団と生活者ネットが提案した、強力な権限を持つ百条委員会の設置を求める議案は、自民・公明などによって否決されました。舛添氏を知事に担ぎ出した自民党、公明党の責任が厳しく問われます。」

            

  民進党が抜けている!民進党が否決に回ったことを共産党の自己都合で隠した!

 「野党共闘=民進・共産共闘」の正体、動かぬ証拠

 民進党(民主・維新)が百条委員会設置議案に反対したことを日本共産党は隠している!

 民進党は、「これ以上の都政の停滞は許されない」と舛添・自公の理由づけ通りに、幕引きを鮮明にし、舛添と自民党の約束事であった「百条委員会は開かせない」の筋書きの通りに、動いた。その民進党を「百条委員会設置」議案提出者である日本共産党が、批判もせず、議案否決に回った民進党の役割を隠蔽し擁護しているということだ。

 これは日本共産党自身が、自公・民進らとまったく同じように、幕引きを望んでいたからにほかならない

 日本共産党は、こういうインチキ「野党」であり、その正体を党員・支持者、都民、労働者民衆から隠すためにはこういう都議団報告をまきちらす、実にたちの悪い「真正与党」だということです。日本共産党は「自・公・民進・共産」の翼賛連合を推進するれっきとした片割れ・先兵ということです。その日本共産党が「舛添辞職に追い込んだのは、共産党の真相究明・責任追及の結果だ、野党共闘の共同の力だ、そればかりではない都議会全会派の共同の成果だ」とばかりに大ウソをついてまわり、こういうチラシを厚顔無恥にもまきちらし、「安倍暴走政治にストップ 新しい政治にチェンジ!」「野党の共同こそ『希望』です」などとうそぶいているのです。

 

都議会はもちろん、国会にも、ただの一人の闘う「野党」もいない!腐りきった議会と既成政党をなぎたおし、私たち労働者民衆の怒りの先頭にたつ鈴木たつおを国会へ!

―とりわけ共産党をうちやぶり、労働者民衆の新しい政党を今こそつくろう!ー

 ★共産党は絶対ダメだ!日本共産党は

①「安保条約廃棄を凍結」し、「国家存立の危機では日米共同で対処」と自衛のための戦争には参戦に賛成し、その先頭に立つ!

  だから安倍・自公からの「ゆるしがたい暴言」批判に即応し、「人殺し予算」発言の共産党幹部を更迭!昨年も「『人質拘束・殺害の責任は原因をつくった安倍首相中東外交』と発信した共産党議員のブログ削除も決定」!

  侵略戦争と治安維持法で血塗られた天皇制に対しても「天皇制廃止」を解消・否定!

  要は、「自衛隊をわが国軍」と国会で答弁する安倍と同じ戦争勢力です!日本共産党は、安倍・自公民と同じ「日本の国を守る」戦争協力政党です。

    日本共産党は、改憲・戦争(人殺し)を阻止するために命を賭けて闘うことは絶対しないが、「この国を守る」「自衛」のためには「政府と一緒になって他国政府と共同」で「先頭に立って戦う」と宣言し、改憲・戦争に絶対反対でストライキやデモで立ち上がり政府に立ち向かう闘う労働者民衆に「政府と一緒になって弾圧を加える」・・・これが日本共産党の転向の歴史とこのかんの安保・戦争法めぐる国会闘争や闘う労働組合への敵対、闘う学生自治会への警察権力と一体となった敵対で示されている正体です。

  「国家存立の危機」に「日米で共同対処」すると宣明した日本共産党は、同じ理由で「有志連合」にも必ず賛成し、「共同対処」する。労働者民衆の団結、他国(世界)の労働者民衆との国際的団結・国際連帯で戦争を阻止するのではなく、自国の資本家政府と「共同」し、他国の資本家政府と「共同」し、資本家階級と「共同」する。すべての戦争は「自衛のため」「この国を守るため」を掲げて行なわれた。「自衛のための戦争」を掲げる共産党は、自民党改憲草案の「国防軍」には「反対できない」し、「反対しない」!。日本共産党は口先では「憲法擁護」「改憲反対」を掲げるが、「国家存立の危機」「国を守る」と政府が戦争に突入する時、必ずその口先スローガンを投げすてる最悪の改憲・戦争の党です。

 ②安倍政権と財界の「同一労働同一賃金」「非正規のコトバをなくす正社員ゼロ化」「労働者派遣法改悪を柱とする労働法制一括改悪」に対しても、「非正規処遇の改善の一歩」と評価し、非正規職撤廃の闘い、民営化・外注化・総非正規化と闘う労働組合と職場の決起に敵対。、

   だから、そのために「労働者階級の政党」という表現を党の綱領から削除し「国民政党」と共産党を自己規定。

  「資本主義の廃絶」ではなく「資本主義の枠内の改革」を党是に、労働者階級の自己解放=全人間解放という社会革命を真っ向から否定。

  要は、日本共産党は、「資本主義を守る政党」であり、「資本主義を覆し私たち労働者民衆が運営する社会をつくろうという闘いから、1%の資本家階級と政治家を守るためには、何でもする政党」だということです。

③消費税廃止に反対し、「10%税率増税に反対」=現消費税率「8%」には屈服!

  保育・介護・年金・医療の民営化は容認、安倍政権の大ウソ「保育・介護」政策を共産党の提言に応えるものと評価。

  共産党は「保育園落ちた 日本死ね」の母親・非正規・全民衆の怒りと思い、叫びに背を向け、本音は「日本いい国 保育園入った」の安倍や限られた層の、まともには口が裂けても言えないような本性を隠して保育民営化、企業立認可保育園を推進している。公立、自治体直営の認可保育園の増設を否定し、国と自治体の公有地を使って保育民間企業を誘致すれば「待機児童は解消できる」というのが共産党の政策。共産党の政策は、常に、何でも、安倍・自公・財界・企業の政策、戦略をなぞっています。これを「共産党の提言・要望が政府財界を動かす」「政治も社会も変えられる」とうそぶいているのです。

  全産業平均の月額給与水準より10万円も11万円も低い超低賃金と過酷な労働条件で働いている保育士、介護士についても、共産党は保育士については「5万円アップ」介護士については「▽円アップ」すら言わない、そして安倍の「保育士月額6千円アップ」を評価する立場であり、介護士については安倍と同じで無視している。「財源難」と称する政府財界の大ウソをいっさいの政策の前提にしている。共産党は、政治家や資本家の隠し持ち、そこでとぐろを巻いている巨兆のカネを吐き出させる、没収する立場もなければ、従前共産党が言っていた「内部留保を使え」という主張も今ではかなぐりすてている。労働組合の力を信頼できず、労働者の気持ちと闘いに依拠せず、非正規労働者の怒り、労働者・職場の団結、ストライキで闘いとるという当たり前の闘いを否定して行き着いた先が、安倍の言うことをなぞって、その枠内で要望・提言するという、なれの果ての姿がここにあります。やっていること、言っていることは「野党共闘」どころか「安倍・財界・企業との共同」です。

④福島第一原発事故による放射能被ばくを否定・隠蔽し、「放射能安全」キャンペーンの先頭に立っている。放射能被ばくを無視・抹殺するということは、ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマをなかった話にすることであり、だからこそ、原爆投下のアメリカのオバマを礼賛してありもしない「核廃絶」「核軍縮」オバマメッセージを賛美し、ヒロシマには核兵器使用のボタンを携帯しているオバマを賞賛できる。もともと共産党は「原爆投下で戦争は終えられた」「核技術は人類の進歩」「放射能は安全、人間を元気にする」という核兵器肯定・放射能礼賛論者です。

⑤2020年東京オリンピック招致決定前は「オリンピックなどやっている場合か」と言っていたものを、安倍の「放射能コントロール」デマ招致プレゼン演説と巨億の裏金工作による招致決定以降は、国会はじめ、全地方議会で「オリンピック成功」翼賛決議に全議員連座。開催都市の都議会でも猪瀬・舛添のオリンピック優先のカネまみれ・腐敗まみれ・不正まみれの乱脈・専横を黙認・容認し続けて来た。

 

腐敗しきった自公民共の先兵・日本共産党を叩き落とし、私たち労働者民衆の政党をつくろう!

私たちの怒りの先頭に立つ鈴木たつおを何としても国会へ!

 

 

以下は鈴木たつおの参院選の主張です。

■労働者民衆の怒りが舛添都知事を倒しました。しかし、舛添を擁護した自公はもちろん、追及を放棄した野党も同罪です。金まみれのオリンピックに群がる連中は全部ダメです。

■ 消費税の「増税延期」も選挙のための茶番です。大企業や富豪がタックスヘイブンに隠し持つ何十兆円もの資産を没収して、消費税は廃止すべきです。

■ いまの政治家は誰も信用できません。本気で真相を暴き、戦争と貧困をなくすために闘う「野党」もいません。“安保も自衛隊も米軍も認めて資本主義を守る”という「野党共闘」では、戦争も貧困も止められません。

 

■ どうすればいいのか。私たち自身が職場や地域で団結して闘う。その力こそが社会を変えます。この資本主義体制の「政治」の目的は、法人税を大幅に下げて消費税増税をくり返すことにも明らかなように、大金持ちの利益です。こんな社会の仕組みを根本から変えよう。そのために、力を合わせて、労働者民衆の利益をつらぬく政党をつくりましょう。

 

 

①改憲・戦争させない!

「辺野古新基地阻止」「全基地撤去」を闘う沖縄とともに、朝鮮半島への侵略戦争と憲法改悪を絶対に阻止する。国境を越えた労働者連帯こそ、戦争をなくす力だ。

②消費税は全廃!

「増税の延期」ではなく、消費税は全廃する。社会保障の財源がないというのはウソだ。大企業や富豪がタックスヘイブンに隠しもつ、何十兆円もの資産を没収しよう。金もうけ目的の民営化ではなく、誰もがうけられる保育・医療・介護を実現する。

③非正規職の撤廃!

労働者が団結すれば、非正規・貧困の現実をひっくり返すことができる。安倍が掲げる「働き方改革」とは、解雇自由、残業代ゼロ、総非正規職化だ。労働法制の大改悪を阻止しよう。労働運動をよみがえらせ、ストライキで社会を変えよう。

④全原発廃炉、命を守る!

避難者への支援うち切りと帰還強制をゆるさず、福島県民と原発労働者の命を守りぬく。川内原発をただちに止め、再稼働阻止・全原発の廃炉を。マイナンバー制度と裁判員制度を廃止する。盗聴拡大などの刑事司法改悪をゆるさない。

⑤東京オリンピックは返上!

誘致のために巨額の裏金が使われた。オリンピック予算は当初の10倍、数兆円になった。私たちの税金がますますむしり取られる。しかも放射能汚染土を埋め立てに使うという。今からでも遅くはない、2020年の東京オリンピックは返上しよう。

 (以上は、いずれも、「平成28年執行 参議院(東京都選出)議員選挙ビラ 第12号 東京都選管」の法定ビラから抜粋で転載)

 

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国有財産関東地方審議会『東京都杉並区の国有財産の処理方針決定』を弾劾せよ!

2016年06月21日 | 児童館なくすな!あんさんぶる⇔税務署交換

特報・杉並版

(児童館・あんさんぶるー地域・職場版)

 舛添疑惑と参院選直前情勢の中で、財務省が6月16日、第254回国有財産関東地方審議会を開き、 「あんさんぶる荻窪・荻窪税務署等」財産交換を「適当」とするゆるしがたい答申を出していることがわかりました。以下は、速報です。徹底弾劾あるのみです。関東地方審議会は、さしずめ、舛添都知事の「政治とカネ」「公私混同」疑惑を「辞職」茶番劇でもみけした東京都議会というべきもので、田中杉並区長のイカサマ「財産交換」疑惑をあれだけ抗議し真摯な審議を求めてきた地元・荻窪と杉並の怒りを踏みにじり、無視し去ったのです。ゆるしがたい!

  だが、どんな火事場泥棒で「手順」を踏もうと、ダメなものはダメ、ゆるせないものはゆるせない!財務省、関東財務局が何を決めようと、撤回しかありえないものは、必ず撤回させる!そもそも、財務省の当の事務方は、「あんさんぶる荻窪は、税務署に適していない。税務署にとっては書庫は役所の命であるのに、その配置場所が原状のあんさんぶるではどこにもない。超重量の可動式書庫で移動可能な設備に大改修するくらいなら、天沼3丁目にこれから杉並区が建てると言っている庁舎をやめてもらって、そこに税務署を建替えた方がいい。駅前が最適だなどとはわれわれは考えても言ってもいない」といっているくらいだ。

  そもそも「手順」など踏んでいないし、およそ公正なものではない、「公正らしさ」のかけらすらない!財産交換契約締結まで2年近くもある。世界を震撼させている「イギリスのEU離脱」問題ひとつをとってみてもこの1~2年の間にどんな経済的破局、金融恐慌がひきおこされ、2年先の金利や不動産価格がどんな大変動に見舞われているかもわからない。だから国・財務省の側でも1月の杉並区サイドで行った「あんさんぶる荻窪」「荻窪税務署等」の評価額鑑定があっても、最終的な判断の前に国は国サイドでの評価額鑑定を行うと説明していたのではなかったか。ところが、前言を翻して関東地方審議会は早々と、杉並区サイドの財産価格審議会の一方的「適正」判断を追認し、肯定するかのように、今回の「適当」答申を出したのだ。こんなデタラメがあるか!

  理由はひとつ!杉並区がこの6月区議会で33億円の「天沼複合施設棟建築工事」予算を通し、更地化を終えた国家公務員宿舎跡地でこの7月、杉並区の新庁舎「天沼複合施設棟」の建設工事に着工しようとしているからだ。

  だが、この33億円の「天沼複合施設棟」建設工事予算にしてからが、2年も先の「財産交換契約」締結の最終ゴールを前提にして、予算をとり、しかも実際に工事をやってしまおうというとんでもないものだ。この杉並区・田中区政の暴挙に対して、これを助け、正当化するものとして、この関東地方審議会の「杉並区の財産交換は適当」答申は出されたのだ。こんなものは「審議会」でも「審議」でも「答申」でもない。先に「結論ありき」の政治決定だ。まさに、その名の通り『東京都杉並区の国有財産の処理方針決定』なのだ。

  舛添が「辞職」に追い込まれたように、田中区長が「辞任」においこまれないという保証は何一つないことは、田中区政が「緊急事態宣言」の名のもとに、区の「財政」(住民の血税)や「施設」や「公園」を自分の財布であるかのように、住民の意見も聞かず、説明もせず、好き勝手に食いつぶしたり、きりすてていること、それに対して「田中良その人」の責任が区政最大の問題になっていることからも言えることだ。田中と密室のトップ会談で「あんさんぶる・荻窪税務署交換」を決めた麻生太郎財務大臣だってそうだ。そもそも、第254回審議会答申結果では、「急がれる天沼特別養護老人ホームの完成は2021年」と書かれている。2021年とは2020年東京オリンピック後のことだ。安陪政権が延々と2020年オリンピック後も居座り続けていられる保証など何一つない。麻生がアベもろともぶっとばされるのは時間の問題だ。関東地方審議会は、アベや麻生がぶっとばされ、田中区長がひきずりたおされ、「財産交換」が宙に浮いたら、どう責任を取るつもりか。

★下記に、抗議の集中を!

国有財産関東地方審議会 会長 上絛正仁

 埼玉県さいたま市浦和区常盤7-4-1 埼玉りそな銀行

国有財産関東地方審議会 委員 伊藤 聡

 埼玉県さいたま市浦和区上木崎5-7-29

 ㈱伊藤不動産鑑定事務所(代表取締役)

 ※注!・・・この伊藤聡委員は、一般社団法人日本不動産研究所関東支社長として、あんさんぶる荻窪・荻窪税務署等の財産交換をめぐって審議が行われた2014年2月10日の関東地方審議会に出席し、数度発言を行っていた委員であり、その一般社団法人日本不動産研究所が杉並区から財産鑑定を委託されて、あんさんぶる荻窪、荻窪税務署等の鑑定を実施し、それに基づいて2016年1月19日の杉並区財産価格審議会が行われたことから、大紛糾した原因となった人物である。そこから、あんさんぶる荻窪・荻窪税務署等の財産交換を審議中の関東地方審議会からは「利益相反」「審議会の公正中立性」の問題から審議会から外れることは間違いないと言われていた委員である。その伊藤聡委員が自ら外れることもなく、審議会も伊藤委員を外すこともなく、6月16日第254回審議会が行われ、「財産交換を適当と認める答申」を出した。伊藤委員は、前掲1月19日の杉並区財産価格審議会の答申直後に、一般社団法人日本不動産研究所から出て、伊藤委員が代表取締役となって㈱伊藤不動産鑑定事務所を設立して日本不動産研究所から距離を離して見せているが、そんなごまかしが通用するものでない!逆に、2014年の第245回審議会出席以来、伊藤聡なる人物が「財産交換」の疑惑のキイパーソンとして暗躍していたことが、㈱伊藤不動産鑑定事務所設立と同社の代表取締役としての今回の第254回審議会への出席によって確定した。この伊藤聡が委員として出席し、答申に関与している以上、6月16日の関東地方審議会「財産交換は適当」と認めた答申は、不当であり、不公正であり、無効である。徹底的に弾劾しよう。

関東財務局管財第1部管財総括第1課

電話048-600-1168(ダイヤルイン)

 ★以下は、「あんさんぶる荻窪・荻窪税務署等財産交換は適当」答申を出した詳報資料

第254回国有財産関東地方審議会答申結果

http/kantou.mof.go.jp/kanzai/pagekthp035000046.html

『東京都杉並区の国有財産の処理方針決定』http://kantou.mof.go.jp/content/000135869.pdf

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参院選: 舛添「無罪放免」の自公民共たおせ!カネ・不正まみれの東京オリンピックは返上!鈴木たつお氏を国会へ

2016年06月19日 | ストライキと参院選で戦争と貧困たちきろう

参院選(6月22日告示、7月10日投票)

舛添断罪を絶対あいまいにするな!

 

 66月21日、舛添は先日の「辞職」に基づき都知事の任を解かれ、そして6月22日参院選が告示されます。都知事選に際して、今日は、「舛添辞職」とその意味について、参院選にとって曖昧にできないテーマとして記事にします。極端に時間も体力も「隙間」がない中で、ここはパスできないテーマとして、まともな推稿も読み直しもなく書き下ろしました。前後の重複や幾多の誤入力があるかと思いますがご容赦ください。参院選期間に立て得る記事は数回にも届かないかもしれませんが、重大な歴史的転換点となる今回の参院選、お読みいただき、役立てられるなら幸いです。とくに、特報・杉並版をごらんになってくださっている皆さんに参院選に際しての一資料として読んでいただければ幸いです。、

私たちの怒りは舛添「辞職」ではおさまらない! 公金横領や偽証の罪で逮捕され刑務所に送られるべき舛添が、私たちの血税をわたくし(私)し、追及・糾弾されている事実も、偽証とだんまりで明らかにせず、何の責任も問われず、「辞職届」ですべてチャラにし、「都知事給与全額返還の約束」もなかった話のようにどこへやら、退職金2200万円と期末手当380万円(ボーナス)まで受け取ろうとしている。この舛添「辞職届」を都議会(全政党全会派)は大歓迎し、そもそも「辞意」がもれ伝わるや争うようにいっせいに不信任決議案を取り下げ、「疑惑追及・真相究明」の集中審議をとりやめ、「百条委員会設置でしか真相究明は舛添疑惑に対してはできない」といわれていた、虚偽の申述があれば偽証罪に問われる百条委員会設置決議案は、自・公・民進党(元民主・元維新)こぞって反対で否決し去った。そこでは経過からすれば誰が見ても一悶着あると思われるのに何事ももなく、共産党も含めて、「舛添疑惑追及の都議会」などなかった話であるかのように、「幕引き」が何の恥じらいもなく公然と語られ、22日告示の参院選と、都知事選候補者選び(誰にするか、先だしジャンケンか後だしジャンケンか)のおしゃべりに熱中している。

 ★舛添要一を都知事として擁立し、アベ・自公の2020年東京オリンピック戦略のもと、この2年4カ月、東京の労働者の非正規化と住民の生活苦をよそに首都東京の支配とリバブル活性化に巨億のカネをつぎ込み、「オリンピック成功」のためなら舛添が何をやろうと積極的に放任し、舛添都政を総力で支えてきたアベ・自公は、犯罪者・舛添と同罪だ。それだけではない。この舛添都政を自公と一緒になって支え、舛添疑惑の現在進行形の専横・腐敗を質しもせず、2年4カ月にもわたって黙認・黙過し、1000万都民の怒りの爆発の中で、ついにたおされた舛添を「辞職」をもって幕引きで免罪し「咎なし、無罪放免」した民進党(元民主、元維新)・共産党も同罪だ。いうまでもなく、これは都議会会派としての民進党・共産党だけの問題ではない。共産党(志位委員長)、民進党(岡田代表)と舛添は同罪だということだ。要は、参院選で「野党共闘」を組む、その共産党・民進党らが、アベ・自公と「幕引き」「手打ち」をしたということである。「舛添疑惑追及」の寸止め・打ち切り・幕引きの「辞職茶番劇」は、政府や権力者と身体を張って闘う「野党」や「政治家」、労働者住民の怒りを体現して闘う『野党」「政治家」などどこにもいないという腐りきった議会、政党、政治の翼賛化の極みを満天下に明らかにした。

参院選の争点は、自公vs民共(野党共闘)ではなく、私たちの怒りの先頭に立って闘う労働者人民の新しい政党の鮮明な台頭と勝利

 ★ 舛添辞職後、22日告示で火ぶたを切って落とす参院選について、アベ(自民党)・山口(公明党)や岡田(民進党)は「参院選は自公vs民共の闘い」、志位(共産党)は、「参院選は野党共闘で自公と補完勢力を追いつめる闘い」と言っているが、これは「本家本元の自公」と自公と何ら変わらぬ「第二自公」(民共ー野党共闘)の茶番劇でおさまるところのない私たちの怒りと憤りをおさえこむための翼賛選挙の超反動的な枠組みだ。しかし、そんな思惑がまかり通ると思っているなら、大間違いというものだ。既に「・・・日本死ね」の怒りは堰を切って広がっている。舛添「辞職茶番劇」に対すると1000万都民、1億国民の怒りは、万人の「日本死ね」のさけびだ。

  ★ 2016年、この6月22日告示をもって始まる参院選の争点は、

 ① 安倍が『ニッポン1億総活躍プラン』等の破綻したデマ公約で打ち出している「正社員ゼロ-全員非正規」「労働契約法・パートタイム労働法・労働者派遣法の一括改悪」の『働き方改革』とそれを軸にした「1億総貧困社会の強行」をめぐる闘いであり、労働者の団結そのものを禁圧・解体し労働組合・労働運動の根絶・一掃をねらう安倍政権・資本家階級と激突し、非正規職撤廃を真正面に掲げて労働組合の確然たる再生と強力な発展をかちとる闘いです。

 

これは、アベの「非正規というコトバをなくす」と称する「働き方改革」の中身を2015年1月、安倍晋三のお仲間・竹中が書いている記事です。アベの言っているのは「コトバをなくす」ことであって「正規社員をを非正規にすれば、非正規と言う概念も言葉もなくすることができる」というものです。

 ② この参院選で改憲可能な参議院議席数3分の2を確保し、緊急事態条項創設-改憲・戦争に突き進むのをゆるすかどうかの闘いであり、

 ③ 自公民合意をもって決定した「消費税増税と社会保障改革」をアベノミクスの完全な破たんと参院選と政権延命のために再延期し、実際には社会保障制度を根こそぎ解体し、法人税大減税と大増税、に福祉を切りすてて突き進むアベ・自公に対して、消費税をあくまでなくす闘いであり、

 ④ 安倍政権が、すべてを「2020年東京オリンピック開催」のロードマップのもとに収斂・正当化し、オリンピック一色で「国論統合」を醸成して強行しようとしていることに対して、真向から、カネまみれ・腐敗まみれ、福島きりすて・放射能被ばく隠し、熊本きりすて、首都東京の戒厳体制と自治体動員、24時間労働力動員、地域破壊・再開発のオリンピック返上を敢然と掲げる闘いである

 この参院選の主要な一歩も譲れない争点を見る時、▲舛添を私たち1000万都民、全国1億人民の怒りがひきずりたおしたことには、とてつもなく大きな意義があるとともに、▲絶対に曖昧にできない一歩も譲れない問題として「舛添徹底断罪」があることをはっきりさせる必要があります。舛添徹底断罪は、参院選の特別に重大な争点であると言っても何ら過言ではありません

 舛添とアベ・自公が同罪であり、舛添を「無罪放免」した共産党・民進党も、舛添、アベ・自公と同罪だというのは、自公が擁立し支持し政府と舛添都政が連携した舛添とは何ものであり、共産党・民進党が、自公と手打ちし「無罪放免」した舛添とは何ものかということです。舛添が考えていること、言ってきたこと、やってきたこと、開き直っていること、その厚顔無恥さ加減、そのすべてが、自公・民共そのもの、社会と国を牛耳っているほんの一握りの腐りきった連中の姿そのものだということにほかなりません。

 ここでは、数点あげるだけでも十分です。

 ◆第一に、舛添は、小泉政権時代の2005年に起草された「自民党憲法改正草案」の作成の事務局長として、そのとりまとめを行っている。要するに「国防軍の創設」も「緊急事態条項の創設」も舛添「改憲草案」だということだ。この極右改憲論者・舛添を安倍晋三は、石原慎太郎の国政回帰の後釜として都知事に押し立て都知事選史上最高の得票を得た猪瀬都知事が東京オリンピック誘致後、徳洲会事件で失脚した、その後釜に、この極右改憲論者・舛添要一を、2020年首都東京の支配と東京オリンピック準備のために、都知事候補に選んだ、担ぎあげたということです。

 

 上の写真は前回2014年都知事選:はっきりさせようということです!
こいつらが、福島・熊本をきりすて、2020年東京オリンピック強行のもと、私たちを改憲・戦争、「正社員ゼロ・全員非正規」「1億総貧困社会」を「1億総活躍社会」と称して推し進めている張本人たちだ。私たちと若者、子どもたちが生きるためには、こいつらを全部お払い箱にし、人間の労働と生活を取り戻し、新しい世の中につくり変えねばならないということです。

 

 ◆第二に、舛添は2014年都知事選で「東京に国家戦略特区を設ける」「安倍内閣の国家戦略特区制度と連携して、幅広い産業政策を実施し、東京を世界一の規制改革のモデルケースにする」「東京を構造改革の突破口にする。2020年はそのベストチャンスであり、ラストチャンスである」ということを公約に掲げ繰り返している。「アベノミクスの効果で、経済に明るい兆しがみえている」「『国家戦略特区』で東京から経済を立て直す」と言い続けている。深夜労働、長時間労働、すき家ーゼンショ―に典型的な労働法制の治外法権域としてのブラック企業・ブラックバイトはこの舛添の「観光振興策重視、鎖国日本の打破、24時間営業の日本」という労働者を人間として見ない規制改革・労働者の無権利化、労働法制破壊のもとで、この東京で一気に拡大した。舛添は、「日本再生・デフレ脱却」のターゲットとして、一般的な「地方創生」ではなく、東京を「ターゲットにすべき」と進言し、このかんアベノミクス成長戦略で強行された非正規化に寄与し、安倍が「ニッポン1億総活躍プラン」で打ち出している「労働契約法・パートタイム労働法・労働者派遣法の一括改悪」を2020年東京オリンピックの開催地・東京で先取りするということをやってきたのです。そして何よりも、こうした舛添を都知事候補に自公に推奨したのが、連合中央だ。

 ◆第三に、2014年都知事選で舛添がまるでクリーンであることの証であるかのように、掲げた「介護、子育て支援、福祉の舛添」なる看板はこの2年4カ月の在任期間にものの見事に大ウソが暴露されつくしているということです。この点は、安倍政権発足以来の「成長戦略スピーチ」から、先の「1億総活躍社会」戦略(三本の矢)、参院選を前にして今般の「ニッポン1億総活躍プラン」に掲げられた数値目標(保育所待機児童解消、保育士賃金改善、特養ホーム待機者解消、介護職員賃金改善)のことごとくが、本気度のかけらもない嘘八百であったことと見事に照応している。それもそのはず、保育所待機児童激増にせよ、特養待機者増にせよ、東京がダントツにトップだからだ。 (※この点については、この春「すぎなみ保育緊急事態宣言」をだしたこの地・杉並の田中区政についてもまったく同じですが。)

 安倍が大ウソツキであり、その気もなかったように、舛添も、大ウソツキで、その気もなかったということだが、舛添は都知事就任以来、2年4カ月の間、美術館通いはしても、都政施策最大課題である待機児童問題の現場である保育園には一度として視察に行っていない

 ◆第四に、もはや完全に明らかなように、2020年東京オリンピックをどうするのか、安倍晋三の「福島原発事故の影響なし」「放射能はコントロールされている」の大デマスピーチによる東京開催決定があり、猪瀬都知事の「政治とカネ」辞職があり、新国立競技場問題があり、エンブレム問題があり、2020年夏季オリンピックの東京招致での裏金2億3千万円問題の発覚があり、舛添都知事の「政治とカネ」辞職がおきた、このカネまみれ、腐敗まみれ、不正まみれで穢れきった東京オリンピックを返上するのか、強行するのかということです。この8月開催のブラジル・リオオリンピックは、前大統領ルーラのペドロブラス汚職で失墜し、後を継いだルセフ政権は大統領弾劾決議でひきずりおろされ、代行するテメルもペドロブラス構造汚職に連座している中で、ブラジルではデモとゼネストが燃え上がっている。東京オリンピック中止、東京オリンピック返上を掲げているのは、鈴木たつお候補ただひとりである。

アベ・自公も「野党共闘(民進党・共産党)」もゆるすな!たった一人でも国会で私たちの怒りの先頭に立ってたたかう仲間が必要です!

  安倍=舛添と国会や都議会でおしゃべりはしても労働者住民の怒りと一体になって真向から闘って来なかった、それどころかそれを容認・黙過してきたのが、共産党であり民進党だということです。

  その決定的集大成として、民進党・共産党の屈服ぶり、自公とのツーカーの内通的協力、翼賛ぶりが、共産党や民進党が、参院選で何を言おうとごまかしようもなく暴きだされたのが、「舛添疑惑追及」の寸止めと「辞職」による幕引きの茶番劇だということです。「舛添疑惑追及」を舛添「辞職」で免罪、自公と有無通じあって「都政をこれ以上停滞させられない」という舛添のコトバと同じ理由で「無罪放免」した民進党・共産党が、アベ・自公の改憲ー「緊急事態条項」創設に道をつける役割を果たし、「国防軍」の創設に「自衛の権利」と「国家存立の危機には日米安保で共同対処」でこれに道を開いて協力し、「同一労働・同一賃金」のペテンで「正社員をゼロにすれば、非正規のコトバはなくせる」というアベの労働法制一括改悪を「非正規の処遇改善の一歩」と称して、自公と同じテーブルに着いて協力するのは目に見えていることではないでしょうか。このことこそが、参院選を前にした「舛添辞職茶番劇」で明らかにされた最大の真実です。

 そして、幕は、もちろん、これでひかれたわけではまったくなく、怒りの大噴火がはじまり闘いの幕が開いたのです。政治は地に堕ち、議会は腐りはて、社会はこわしつくされ、私たちの生きる権利は蹂躙され続けてきた。だが、だからこそ、今、社会を私たちの手に取り戻し、労働と生活を人間のものに奪い返す新しい時代の息吹が台頭している。社会を動かしている私たち労働者が立てば歴史は変わる!職場から、地域から、家庭から、たった一人から、怒りと希望かざし、未来を拓く一歩を踏み出そう。「力合わせ未来拓く」(!!志位・共産党)だって?!、「あなたと一緒に闘う」(蓮舫・民進党)だって?!→それはお前たちの言葉ではない!「自公と力合わせて、この国を守る、この資本主義を守る」だろう!「自公と一緒に闘う労働組合に対して闘う」だろう!みんなが見透かしているぞ!鈴木たつお候補とともに、ここまで腐りきった国と政治を根本からつくり変えよう!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 以下は鈴木たつお予定候補者(参院選・東京都選挙区)のサイトからの転載です.http://suzutatsu.main.jp/

iいかkaha 

 

suzu27/10

 

★べ

  【参考・・・経過を振り返り、私たちが解き放つべき怒りを刻む】

舛添「辞職」茶番劇・・・腐りきった東京都議会と舛添を「無罪放免」した民進党・共産党

「辞職」で片づけられてたまるか!「幕引き」だって?! ふざけるな!舛添をひきずり倒した私たち1千万都民の憤激、全国1億人民(99%勢力)の怒りはおさまらない!

★「東京オリンピック」の主催都市・東京の都知事といえば

「高額海外出張(大名豪遊)」から「動く知事室(政務・公用車の私的大乱用による別荘往復等190数回)」「資料収集(政治資金による美術品買いあさり)」「家族のホテル宿泊・飲食代・プロ野球観戦」「自分の似顔絵入り饅頭大量発注・配布」、すべて何をやってもかまわないと傲慢不遜の専横で腐敗の限りを繰り返し、居直り続けてきたのが舛添都知事の2年4カ月だ。

この舛添が「自ら辞職を届け出た」ことについて「辞職は名誉の切腹、打ちクビになるのを選ばなかった。政治家として立派な決断」などと自民党は言っている。舛添「辞職」のどこが「切腹」か!冗談ではない。だんまりと偽証で自らは何も、ただの一言の事実も認めず、シラを切リ通して、そのどこが「切腹」か。都知事の地位は失っても、罪にも問われず、退職金とボーナスまで受け取って、そのどこが「名誉の切腹」か。そもそも、都議会本会議での「辞職」についての表明では、舛添の口からはただの一言も「謝罪」の弁はなかった。舛添はそこで次のように言っている。

  「私自身の問題によりまして、都民の皆様からいただきました4年間という任期の途中でこのような形となり、反省と心残りの念は尽きませんが、すべて自らの不徳の致すところであります。私が最も懸念いたしましたのは、オリンピック・パラリンピック大会への影響であります。リオデジャネイロ大会を控える中での選挙は、次期開催都市としてふさわしくないと考えました。そして、4年後の東京大会も同様であります。この事態を避けたいと思いました(⇔「リオ・オリンピックでの東京への五輪旗ひきつぎのための舛添出席、9月までの続投」は「参院選と都知事選の重荷と舛添問題の参院選への影響」を恐れる自民党中枢・都議会自民党との密約だったといわれている) 「しかしこれ以上、都政の停滞を長引かせることは、私にとっても耐え難いことでございます。従いまして、私が身を引くことが一番だと考えるに至り、都知事の職を辞する決意をいたしました。」

★これが99%の都民・国民の怒りと糾弾に対して糾弾されている本人がする「辞職」の弁か。しかも、私たちの怒りと糾弾への敵意も露わに唇を真一文字に結び、怒気をはらんだ眼でにらみすえ続けてきたこの1週間から打って変って都議会では「不信任案」を取り下げてくれた都議会与野党に対して「さわやかな表情」でまるで「これで無罪放免された」かのようにこの「辞職」理由を述べている。この舛添の「辞職」理由の発言に、1千万都民、1億国民の怒りを体現して、断罪・糾弾の声を浴びせる議員は一人も、ただの一人もいなかった。不信任案を提出していた全政党全会派は、「辞職」意向が伝わるや、いっせいに不信任案を取り下げている。都議会は犯罪者・都知事を「無罪放免」したのだ。

★舛添は、追及されている疑惑について何一つ自ら真実を明らかにするのではなく、「第三者の弁護士の調査によって客観的に明らかになった事実でお答えする」と称して、二人のヤメ検(※検事から弁護士になった弁護士のこと。この二人は「政治とカネ」の問題で閣僚を辞した安倍内閣閣僚、自民党の小渕や甘利の弁護を行なった弁護士、「逃がし屋」のプロだ。)に依頼し、そのヤメ検弁護士が都議会で明らかにした報告は、直接に証拠の精査や関係証人聴取を行うこともなく、疑惑の的になっている事項のあれこれを取り違えたりもしているデタラメなもので、専ら事態収拾を図るための政治的報告だった。ヤメ検弁護士が都議会総務委員会で行なった報告は、一点「違法ではないが、不適切」にその目的があり結論があった。「不適切」とは舛添がやったとされ追及されているのも傲慢に居直っていると指摘されていることも「もっともなことだ」、「事実はあった」ということであり、「違法ではない」とは「それでも罪を問うことはできない、無罪放免だ」ということだ。

 ★「せこすぎるんですよ!御託を並べているがいい加減にしなさいよ」と都議会で舛添に迫って見せた都議会自民党は、実際には、舛添との間で、「9月まで続投」「辞職に際しては退職金は保障する」「百条委員会は設置させない」という条件で密約を交わしていた。「はっきりさせたいことは舛添知事は辞職すべきだ、その一点です」と言い切っていた公明党女性都議は、質疑で調査を約束した事実について「辞職意向」が伝わってからは、記者にその後どうなったかと取材を受けても言葉を濁し、「ボールは相手の側(舛添)にある」と継続調査や追及はしないことをごまかした。個々の事実調査に基づき議場で追及していた民進党都議は、「辞職意向」が伝わるや「集中審議は中止、百条委員会設置議案には反対」、その理由を自公や舛添とすりあわせた通りに「都政の停滞はこれ以上続けるわけにはいかない」と言いきった百条委員会設置決議案を提出した共産党は、否決と「辞職」に対して、「百条委員会は否決されたが党として独自の調査を続ける」と言葉少なく、心は「舛添疑惑追及」にあらず、「参院選、都知事選での民進党との野党共闘」にのめりこむばかり、舛添徹底追及などこれっぽっちも考えていない。むしろ、参院選のためには収拾してよかったと自公と同様に思っている。舛添を「幕引き」で「無罪放免」するような政党が、アベ・自公と闘えるわけがないし、そもそも闘う気などまったくない。街角や駅頭でテレビの取材をうけた都民は、この都議会のていたらくと幕引きに「何だ、これは」「まったく許せない」「舛添なんかボコボコにすべきだ」と憤っている。

 参院選(東京選挙区)鈴木たつお氏の勝利で、私たち労働者人民自身の新しい政党をつくろう!

 ★舛添=安倍を徹底断罪! 舛添を「『無罪』放免」した自・公・民進・共産党、「政治家」を参院選でなぎたおそう!

 ★「不正・腐敗とカネ」まみれ、福島きりすて・放射能隠し、熊本きりすての2020年東京オリンピックは返上!

 ★改憲・戦争ー緊急事態条項に絶対反対!正社員ゼロ・全員非正規ー1億総貧困社会にする安倍政権を今こそたおそう!原発再稼働、40年超原発の60年原発使用継続、放射能被ばく隠蔽・「放射能安全」、核武装能力保持の安倍ぜったい許すな!私たち労働者住民の怒りの先頭に立つ鈴木たつお候補(参議院選・東京選挙区)を国会へ!

 ★参院選・鈴木たつお候補勝利で安倍政権たおし、新しい労働者民衆の政党をつくろう!

     

 

 
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子どもの遊び場、地域の公園つぶす杉並区「緊急対策」に絶対反対!問答無用の強行やめ、計画を撤回しろ

2016年06月05日 | すぎなみ保育緊急事態宣言ー田中区政批判

 特報・杉並版

お知らせ

6月9日午後1時15分~東京地裁712号法廷

民事第31部(A)永谷典雄裁判長係属

杉並区(田中良区長)による虚偽告知・押印詐取損害賠償請求事件

 ★第二回裁判★

 【 あんさんぶる荻窪―荻窪税務署・公務員宿舎財産交換の強行のために、地元町会長に対して、「あんさんぶる荻窪の荻窪北児童館は、桃井第二小学校にスッポリ移転する)との虚偽の説明を行い、区が本文から署名・提出日付まで予め印刷済みの「桃井第二小学校早期改築要望書」に荻窪地区連合町会所属の町会長から署名をだまし取って提出させた事件。

この要望書を区は、地元が財産交換・あんさんぶる時廃止に合意していたという証拠として利用した。原告南荻窪会会長と荻窪五丁目町会長は要望書を撤回している。地元への一度の事前告知も、その後の説明会もなく、すすめられている区のあんさんぶる廃止・財産交換に対して反対し、「子どもの居場所を守れ」を掲げて地元荻窪南、桃井第二小学校学区を中心に署名運動を行い、荻窪南口商店街のゲートには大横断幕を掲げて訴えている。地元住民の懸命の取り組みで行なわれた今年1月の情報公開で、杉並区田中区長が2010年12月3日に財務省理財局長に『荻窪税務署建替えについて(要望)』と題する要望書を提出しており、杉並区が「特養整備のために」と一貫して説明していた財産交換の目的・理由が虚偽であり、当初は「特養」のことなどまったく考えていなかったことが明らかになっており、1月22日東京新聞が大きく報道した。この情報公開事実は財務省に保存されていたことから明るみに出たが、杉並区は、住民の請求に対して「既に廃棄処分に付しているので存在しない」とし、証拠隠しをはかっていたことも明らかになっている。

田中区長が権力をほしいままにして地元切り捨て・住民無視を続ける杉並区を引告として、相手に回し、地元町会長が提訴し、異例の原告本人訴訟として取り組まれている。】

公園つぶし・「緊急事態宣言」の田中区政たおそう 

   田中区長・杉並区が「保育緊急事態宣言」「待機児童解消緊急対策」で、いま井草、久我山等、区が決定した「更地化、保育所転用対象の公園」をめぐる「説明会」、テレビ、新聞等メディアを使ってやっていること、開会中の杉並区議会第二回定例会で行なわれている区の答弁は、ことごとく断じて許せない!!

  怒りと抗議が杉並区内を駆け巡っている。事態に直面すれば当たり前に誰もが抱く区への不信とやむにやまれぬ思いは、杉並区・田中区政そのものに向けられた怒りと抗議だ。

 杉並区・田中区政の理不尽に怒り噴出

  以下は、あんさんぶる荻窪と荻窪税務署・国家公務員宿舎跡地の財産交換、荻窪北児童館廃止、桃井第二小学校の急改築に対して「子どもの居場所を守れ!」を掲げて地元の声を背負って立ちあがっている「荻窪 子どもの居場所を守る会」のサイト(http://suginamichildren.tokyo/#)のtwitter (Twitterアカウント:@suginamichild)で掲載されている「更地化、保育所転用対象の公園」をめぐる「説明会」に関する「つぶやき」から拾った意見の転載です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ●杉並区さ、認可保育園の広い園庭で遊びたいのに入れないし、園庭ない認可外で遊びに行ってた公園小さくなっちゃうし、小学生になったら児童館を廃止しちゃうし、学童を学校に入れちゃうし、放課後に校庭で遊んでたら近所にうるさいって怒られちゃうし、公園の広場も奪われちゃうし…何これ?

●うちの周りは公園だらけ。毎日保育園の子どもたちが集まってくる。ワンボックスで乗りつける園も。午前中は賑やかですごくいい感じ。子どもが遊べる公園のありがたみを一番知ってるのは保育園だと思うのだが。区はどこで遊んでるか知らないのかな?

●杉並区の保育園建設。報道で詳しく扱ってたけど、住民が区に要望出して実現した公園だと分かった。住民の交流や避難場所にもなっていて、住民が悪く言われるのは違うかなと思った。

●今回の杉並区の保育園問題は、保育園建設に対する住民の抵抗の問題ではなく、区有地なら住民に説明もせずに自由に使えると考えている、杉並区の行政の進め方の問題。

●子どもは大きくなるんやで…成長するんやで…今の保育園待機児童問題を解決してもその子たちは大きくなって小学生になって、今度は学童に入れない、遊び場(公園)もない、児童館もないってなったら子どもたちの居場所はどこにあるの( ´-` ).。oO

●東京新聞 杉並の公園の保育園今日、区長と対話いつ、どこでって区に聞いても答えない。やっと久我山でという。井草地域は??やらないの?? 区は「(対話ではなく)説明会です」という。は?説明会?でもいいから井草でも開け。 議事録くらい、公表しなさい。記者は入れるんですって。

●3歳、小1、小4と壁だらけですね。滞りなくいけるよう全体を常に見ていく必要があるはず。少子化の予測が外れた以上、児童館廃止や学童の学校内移転も見直すべき。その場しのぎの計画ばかりで、杉並区のこの先が心配です。

●杉並区保健福祉課「民有地に保育所を建設しようとすると2年くらいかかってしまう」…何故2年前から保育園作らなかった?認可保育園の抽選落ちて泣く泣く認可外に流れる人沢山いたのに、泣く泣く保育園諦めた人もいるのに、もっと前からやってたら緊急事態にはならなかったのに。

●杉並には会議室や集会室などを利用した保育室をたくさんある。そうした保育園の子供たちは今回潰される公園にもにきて、のびのび遊んでいる。この実態を知っているなら、保育園に来る子供にとっても公園は残すべき。公園を残してが住民エゴなんて、実態を知らない人の言い分。

●つまりは待機児童対策とは、その児童が大きくなる時のことも考えないといけないわけで、近眼的に公園潰すのは問題の先送りにしかなってないよね。それとも遊び場のない子供は無視してもよいという話なのだろうか(いやまあずっと無視され続けてるけどさ

●杉並区がやろうとしている公園の保育園転用のゴリ押しぶりって、あんさんぶると荻窪税務署+官舎の等価交換(ついでに荻窪北児童館の廃止)といっしょで、住民にとっては寝耳に水のままずんずんゴリ押しされるという剛腕ぶり…。

Q.保育士の確保は大丈夫なのか?A.民間に任せているので大丈夫 →丸投げ!?Q.園庭を保育園児と小学生が共有すると言っているができるのか?A.詳細は決まっていない。 →複数の公園の一部を転用するんだから、公園を利用していた子供たちのことも考えようよ…orz

●杉並の保育園問題。廃校になった某小学校の校舎は10年間ほぼそのまま。保育園や特養にしての声がある中、なぜか民間幼稚園に、園舎を建て直す間といって貸し出した。そばの系列中高の敷地に仮園舎は作れるのにだ。まだ教室はまだ一杯ある。公園をつぶさずとも、駅近で校庭が広い保育園は作れるのだ。

●杉並区は保育緊急事態で保育園一気に作る予定を掲げたが、箱は作るが保育士何処にいるんだ?の現実も。給料安くて職離れが進む保育士にどんな優遇策を出すのかしら?箱あり、児あり、保育士足りない…ありえない。

●杉並の保育園。一気に2000人分もの保育園を作って、保育士はかくほできるの?素朴な疑問。

●区の緊急特集号がポストに入ってた。大学の教授が保育所整備に関して意見を述べている。子ども達が学童期になった時に遊ぶ場の必要性までは述べてない。子どもって、いつまでも零歳児、一歳児じゃないってことを考えてる?保活してる方たちも、我が子が地域で大きくなるってイメージ持ってる?子(続く

続き)育てしやすさ=保育所がある、になってない?学童期の子どもを外で遊ばせたい、ボール遊びを思う存分させたい、って思う頃には空き地がなくなって路しまわないか?今だって路上で遊んでいると近隣から学校に電話かかると聞くが、この先、一体どうなっちゃうんだろう?

●【緊急事態宣言】て言葉が怖い。緊急事態ならなにやってもいいのか?改憲の【緊急事態条項】みたい。

●今日はちょい久々に訪れた児童館で中学生T君達があんさんぶるや児童館,向井公園等の廃止問題について話してた。「あの区長、普通に公共物破壊で訴えられないかな?」だって😅一緒に帰った小6のW君は「区民センターで児童館みたいに騒いだらJJIに怒鳴られる…児童館が良い😭」との事…

●こういうチラシが投函されてたんですが、待機児童問題って保育士の給与アップなどの待遇改善が主な解決策だっていう指摘が色んな人からされてたと思うんだけど、このチラシを見る限りその部分への具体的な言及は無い。大丈夫なのか。

●保育園は増やせば良いって問題じゃないと思う( ´-` ).。oO親御さんたちも安全な場として預けたいわけなんだからただ保育園増設して保育士集まりません、保育の質は悪くなりましたごめんなさいみたいなことにならないと良いな。

●えええ….マジでジャリ公潰して保育園にする気なのか?!(帰宅したら説明会のチラシが入ってた)ネットで覆われててボール遊びが出来る貴重な公園なのに!たしかに待機児童たいへん、いやでも小学生たちが溜まり場にしてる公園潰すのは違うだろ!と思うんだけど

●杉並区緊急事態宣言、どこを保育園にするか公表から採決までの期間が短すぎる!子供の広場をつぶして保育園を建てて、じゃあその園児達はどこで遊ぶの?!保育園を作ってほしい人だってそんな事は望んでいないはず!なんでもやればいいってもんじゃないんだよ!役人さんよ!考える頭はないのかい?!

●毎年毎年、未就学児が増え続けている杉並。保育園の不足は次には学童の場の不足、子供の遊びの場の不足になっていく。その場しのぎで公園や学校を保育園にしてもその後に新たな問題が発生しますよね。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  これを「一部の人々の意見」だと切り捨てて区の方針を強行するというのか!これを「『保育所整備に反対』する地域住民の『エゴ』」だと捻じ曲げて、区の緊急対策は区民に説明を尽くし理解を得たと強弁して強行し続けるというのか!マスコミは、これでも「保育所に子どもを入れたい住民と子どもの居場所・公園を譲らない住民の対立」と描き、区は「反対の意見の方もいるのは十分理解しているが、今をおいて待機児童解消の機会はない。今後も説明を尽くし、緊急対策を実施する」とうそぶいてあくまでも住民無視、問答無用で強行するというのか。

  区の緊急対策本部も全部、現場で激しい反発と真摯な住民意見に直面してわかっているはずだ。区側がどんなに鉄面皮で、区が決定した通り進めると強弁を譲らず、住民の真摯な意見と抗議に説明責任を拒み続けようと、ひきさがることなく追及する堰をきったように続く住民意見に当初予定時間をはるかに超えた説明会となり、「継続して次回説明会」を開かざるを得ない状況に追いつめられたことも思い知ったはずだ。

  すべては、「保育緊急事態・待機児童ゼロを掲げれば、公園を潰そうと施設を削ろうと何をやってもかまわない」という田中区政の「緊急事態宣言」そのものの問題だ!

  住民がことさらに抵抗しているのではない。住民はまともに当たり前のことを言っているだけだ。区が計画の策定から強行まで、すべてがすべてメチャクチャなことをやっているのだ。

  「待機者解消は待ったなし」を掲げ「喫緊の大規模特養整備」のために、子どもの居場所、あんさんぶる荻窪・荻窪北児童館の廃止を、施設や地元にも何の事前告知もなく国と区で勝手に決定し、強行している「あんさんぶるー税務署交換」と同じように、「待機児童ゼロ」を掲げて、今度は「保育所整備」の目的で、子どもの遊び場、地域の公園を潰すということだ。しかも、幼い子どもを抱えて働いている親なら誰でもわかるように、就学前の保育所保育の後には、必要な児童館(就学後の学童保育)の問題があり、就学前でも就学後でも子どもを地域で安全に安心して自由に遊ばせることができる公園が必要なのに、区は、児童館は廃止と決めており、公園は潰すというのだ。こんなものがまともな保育政策などでは金輪際ないことは、区がどんなに「待機児童解消」「保育所整備緊急優先」と強弁しようと、既に多くの人々に見透かされ批判されているところだ。

 田中区政の暴挙絶対許すな!声をつなげ、怒りを束ねて、公園つぶし・「緊急事態宣言」粉砕を

  子どもと親、地域にとってなくすわけにはいかない子どもの居場所、子どもの遊び場を奪って、そこに保育所をつくるなどということを誰が納得できるか。保育士が確保できるとは誰が見ても思えない、保育士をそろえられるメドもまったく立っていないのに、これから半年で定員2220人分の保育所をつくって、すべて民間に丸投げし、後は野となれ山となれなどという区のメチャクチャな方針に、誰が納得できるか。ありとあらゆる意見と不信、不安、疑問の声は、子どもの居場所のことも、子どもを抱えて働く親たちのことも、子どもの健やかな成長を願う地域のことも、保育所や児童館で子どもと親のために働く職員のことも、まったく眼中にない、その杉並区と田中区長に向けられている同じ一つの怒りだ。

★田中区政足下の区職場からの決起でトップダウン政治の根幹崩そう

  特に訴えたいことは、「緊急事態宣言」「広報すぎなみ緊急特集号」を土日休日も返上させられ全住戸全事業所配付に動員されているのも、「全庁一丸となって」なる区長のトップダウン方針で「緊急事態宣言」強行のために部課部署に関係なく動員されているのも区の職員が、このメチャクチャな田中区政のやりかた、地元無視、区有地・区施設更地化、子どもの遊び場・地域の居場所である公園を潰すことに対して、いかなる態度をとるかということです。

  田中区長がやっていることは自治体そのものの破壊・解体であり、自治体で働く正規。非正規問わぬ職員に、「緊急事態」の名のもとに田中区長の「私兵」となって黙って従えということだ。職員の協力拒否には正義と大義がある。区の施設も区の土地も、区の財政も、区の職員も、自分の箱であり、自分の土地であり、自分の財布(カネ)であり、自分の意のままにできる労力・私兵であり、いつ、どのように使おうと、何に使おうと自分が決められるというのが田中区長が思っており、やっていることだ。しかし、形骸化していようと有名無実化していようと「住民の福祉の実施と増進」は自治体の責務であり、自治体を職場とする労働者の一線です。

  「緊急事態宣言」「待機児童解消緊急対策」の実体の何たるかを一番知っているのは職員だ。声をあげよう。住民とともに一緒になって闘おう。その瞬間に、強権の権化、トップダウンと問答無用の独裁者と思われた田中区政の終わりが始まる。

6・7月参院選の大激突情勢の中で、安倍政権、「杉並の安倍=田中」たおそう

 田中区政は、6月1日をもって事実上、選挙に突入した参院選を、火事場泥棒のようにこの「緊急事態宣言」強行の時として選んだフシがある。しかもおあつらえ向きに、安倍政権が「1億総活躍社会」プランを公約としており、その3本の矢の2番目の的を「希望出生率1・80」、その矢に「待機児童ゼロ」を掲げていることも計算しただろう。

 だが、それは田中の計算違いであり、逆に安倍の改憲・戦争ー「緊急事態条項」は、田中の「緊急事態宣言」と重なり合って、政府や自治体が「緊急事態」で何を狙いとし、どういうことをやるのかの具体的見本となる。「待機児童ゼロ」は、安倍を見ても田中を見ても、ウソとだまし討ちの最たるものだ。全産業標準月額給与と保育士月額給与の格差は10~11万円だ。「保育士給与改善」と安倍が公約しているのは「たった2%、6000円の引き上げ」だ。しかも安倍が右の計算の基準としている保育士月額給与水準はあくまで7年以上勤続の保育士の平均額だから、実際にはもっと低い。低賃金で心身ともに厳しい仕事だから7年も働き続けられず離職していく保育士は膨大な数にのぼる。だから保育士不足が発生しているのだ。給与が15万円ならたった3000円だ。ふざけるな!何が「改善」「引き上げ」だ!だから、前掲twitterでも「保育士確保はあり得ない」という断定的指摘が多数あるが、みんな、保育現場の超低賃金がわかっているから、きっぱり言い切っているのだ。これらは一例に過ぎない。田中は、「杉並の安倍」だ。「緊急事態宣言」の田中ゆるすなは、そのまま改憲・戦争ー「緊急事態条項」の安倍たおせだ。安倍政治と田中区政への怒りを相乗的に解き放って、終わらせるために声をあげよう。子どもたちと私たちが生き抜き、地域と社会、仕事と職場を私たちの手に取り戻す闘いです。

 

 

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広報私物化、全戸全事業所配布の物量作戦!田中「緊急事態宣言」で公園等更地化、民間企業丸投げはさせない

2016年05月28日 | すぎなみ保育緊急事態宣言ー田中区政批判

田中区長!

何が

////////////////////////

~『緊急対策』を策定しました

////////////////////////

だ! 

 

///// もう区で決めたので ///// 公園も施設も更地化して工事保育所つくらせ企業にやらせます。 ///// 『緊急事態』ですから従ってもらいます。もう決まったことです区が決めた以上、後戻りすることはできません。 ///// ”

 

(工事現場用トラロープ///// デザインは。田中区政にとって、ゆるキャラの「なみすけ」と一体のキャンペーン・ロゴになり、杉並区(自治体・地域)まるごとスクラップ&ビルドの強行の特注イシュ―となっているようです。

特報・杉並版

  杉並区内の全住戸・全事業所に、この広報すぎなみ緊急特集号がポスティングされています。例のない大規模な広報すぎなみの私物化であり、これをもって、全区民に「周知・説明は尽くした」という物量作戦です。まだ自分の子どもが普段遊びまわっており、自分たちも長年利用している公園が、更地にされ、とりあげられ、そこに民間企業の保育所がつくられることをまったく知らない人々が大多数の中で、区は「策定しました}(過去形!)と大量の区の広報が届けられているのです。「もう区として決めたことだ、もう決まったことだ。これには変更はない、従ってもらいます」と言っているのです。しかも土日返上で3日間、区の職員をまるで「自分(区長)の私兵」のようにこき使って区内を駆けずり回らせ、ポスティングさせています。

※この広報すぎなみ2016年5月28日緊急特集号の紙面、中身詳細は以下のpdfでごらんになれます。

http://www.city.suginami.tokyo.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/024/315/sg2166.pdf

  何が「保育所整備は自治体の責務です」だ!「区立施設再編整備計画」(道路・橋梁除く区施設596の聖域なき見直し、売却・廃止、転用、多機能化・複合化)」で自治体を壊し、地域の施設を壊し、職員の職場を壊し、「住民の福祉とその増進ー地方自治の本旨」をぶっつぶすことに躍起になっている田中区政が、「保育所整備は自治体の責務」だと?!嘘も休み休み、自分がしていることを考えてから言え。「学童保育・児童館は全廃だ」などということを平気で自治体の最優先施策に据える区が、よくもまあ、こういう真っ赤なウソが言えるものだ。

  4月18日の突然の『すぎなみ保育緊急事態宣言』、5月13日の『待機児童解消緊急対策』の記者会見、5月17・18日の臨時区議会開催によるその強行のための補正予算の採決・議決承認強行。近隣200メートルにしか告知しない「説明会」とそのいずれでも怒り爆発、大紛糾にもかかわらず、まともな説明は一切行わず、強行ありき。このデタラメ、メチャクチャな「緊急事態」宣言の問答無用の強行で、公園等に保育所をつくる保育民間企業を決定し、この6・7月にもその建築工事に着手する!田中区長は、広報すぎなみ緊急特集号をもって、戦前の大本営発表のようなつもりになっています。

 田中区長は、「緊急事態」の名のもとに、独裁者にでもなったつもりか。物量作戦の広報すぎなみ緊急特集号の全住戸・全事業所配布で、杉並区の「制空権」「区民総動員令」でも手にし、「空爆作戦」「地域・職場制圧の戒厳令」でも発しているつもりか。言っていることは全部うそではないか。やっていること、田中区長ガ描いていることは、全部だましうちではないか。

 田中区長にこの際言っておこう。こういうことをけたたましくわめきたて、やればやるほど、区がすすめるウソとだまし討ちの正体はあまねく明らかになり、地域はもちろんのこと、区長足下のの区職場からも猛然たる反発・憤激がまきおこるだろう。人々は、一揆に、ストライキに立つだろう。人をみくびるではない!田中区政をたおせ!絶対反対で声をあげよう。

続く・・・・

 

 

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離職絶えず、資格あっても保育職選べない現実も無視!田中区長の「保育士確保策の充実」は無責任な大ウソ

2016年05月26日 | すぎなみ保育緊急事態宣言ー田中区政批判

特報・杉並版

(「安倍・1億総活躍社会」&「杉並区・保育緊急対策」批判-全地元地域・職場版)

★安倍首相は2017年度末までに「保育定員を40万人増の目標を引き上げ50万人増やす!」「9万人不足する保育士確保のためには保育士給与2%引き上げで6000円増やす!」(4月26日1億総活躍社会国民会議 ⇓) 

なめてんのか!一般標準給与月額から11万円開きがあって喘ぎ苦しんでるのに「2%、6千円上げて改善してやる」だって?!これが「改善だって」?!・・・「保育士月額給与は21万円、全産業の平均月額給与と11万円という大きな格差がある。保育職の給与改善は待ったなし」と言っていたのはどこの誰だ!それが半年も経たないうちにいつの間にか「保育士月額給与は26万8千円」に言い変えられ、「月額給与格差は4万円」に言い変えられ、しかも、たったの「2%、6千円引き上げ」で、「着実に改善をすすめる」だ!?

★杉並区・田中良区長は2016年度中に、「2220人分の保育所を整備し、2017年4月には待機児童ゼロを実現する」!「そのために公園等の区有施設を直ちに更地にし、認可保育所を整備するとともに、保育士確保策を充実させ、保育の質を守る」!(5月13日区長「待機児童解消緊急対策」記者会見)

ふざけんな!杉並区の「保育士確保策の充実」って何だよ!何か一つでも保育職労働者が置かれている現実を変えるために、まともなことやる気があるのか!・・・ 「保育士のスキルアップ、就労継続のために、私立保育園で充実研修」だって?「保育士志望者に求職情報支援、保育事業者主催の新卒者向け説明会や見学会の支援」だって?!「潜在保育士のための不安解消の体験研修の支援」だって?!「育休明けに復職できるように復職者が保育所に優先入所できる仕組みを作る」だって?!「就職応援ナビすぎなみ」の保育士求人情報を入手しやすい検索方法の改善」だって?!そんなことで苦しんだり悩んだりしてると思ってるのかよ!保育職では食っていけない、生きていけない、かたときも子どもから目を離せないものすごい責任が求められる仕事に精神的身体的限度をはるかに超えた強労働を強いられ、ぼろぼろにされる、そういう超低賃金と劣悪・無権利の労働条件が、いまの保育現場だから、離職者が絶えないし、保育職応募をためらい、選ばないし、復職するという気にもなれないで苦しんでいるんだよ。しかもハッキリと言った!「保育士がおかれてる状況は大変で改善していかなくてはならない。そこでは労働の問題があるこれは国の問題、国の仕事。自治体としては保育サービスの提供、その向上に努めたい」(5月13日区長記者会見) 何なんだよ!結局、安倍政権が言っている「1億総活躍」の大デマ、「保育士処遇改善」のイカサマには「国の問題」「国の仕事」とうそぶき、現実を放任・容認、杉並区でも手をつけない!それどころか、「民間活力の活用」「企業立認可保育所」を『緊急事態宣言』で一挙に進め、民営化で保育職の超低賃金・非正規職化を積極的に促進・推進するということではないか。

 ここにあからさまになっているのは、安倍首相・国も田中区長・杉並区も、「超低賃金・非正規で行く」という根本には絶対に手をつけない、それどころか、ますます「超低賃金・非正規で行く」ということです。

 田中区長が・杉並区が、けたたましく打ち出した『保育緊急事態宣言』、問答無用で躍起になってすすめている『待機児童解消緊急対策』が何であるのか、その先に「待機児童ゼロ」はあるのか、また安倍首相や田中区長が言っているような「保育士処遇改善」「保育士確保」ははたしてあるのか、ないのか、その正体は何なのかをハッキリさせるために、上記の「保育士不足」の根本問題である保育職の超低賃金・超劣悪労働条件の問題はきわめて重要であり、核心問題です。核心問題だからこそ、安倍首相も田中区長も、この問題を取り上げざるを得ず、しかし、前記の通り、大ウソをついて切って捨てているということです。「福祉第一だ」「介護だ、施設入所待機者解消、喫緊の特養整備だ!介護離職ゼロだ」、「保育だ、待機児童ゼロだ、認可保育所大量整備だ、保育士確保の充実、給与改善だ」などとわめきたて、そうしないと「取り返しがつかない、打つ手なしの危機になる」と叫びながら、やっていること、現実は、まったく保育や介護、福祉など眼中になし!「民間活力の爆発、そのためには民営化、全員低賃金非正規で行く」、すべての根幹にこの国策があり、田中区政の施策があるということです。

 保育士・保育職が生きていけない、食っていけない、保育職として働き続けることができない!・・・そういう状態で、保育は保育たり得ません。保育士・保育職が生きていけないような保育はもはや親がわが子を預けて働けるて保育であり続けるわけがないのです。いま地域で行われている「公園等の更地化と保育所整備」の説明会で必ず出る住民からの質問・意見に、杉並区のメチャクチャな進め方に対する怒りの批判とともに、「保育士を集められるのか」「保育士確保の目途もたっていないのに、保育所だけたくさんつくって、どうするつもりなのか」という指摘・追及があります。けだし当然です。つまりは、安倍首相や田中区長・杉並区は、保育のことなど何も考えていないのです。ここをハッキリさせる必要があります。

 そういう安倍や田中が、「女性は子どもの保育のこと、子育てを理由に四の五の言わず、働きにでろ」「賃金がどうのこうの、処遇がどうのこうのと言わず、保育で働け」「女性を働かせるために『保育所』を増やすことが必要だから、地域住民も四の五の言わずに公園を差し出せ、地域施設がなくなっても文句を言わず、従え」と言っているのです。

杉並の地域でいま起きていること・・・保育所に転用、更地化工事の行なわれる各地域での説明会はどこでも怒り爆発

 突然の4・18「すぎなみ保育緊急事態宣言」-5・13「待機児童解消緊急対策」田中区長記者会見、何の事前の告知もなしに、5・17~18臨時区議会での2017年度中の2220人分の保育所整備のための補正予算強行、・・・・自分が慣れ親しみ、地域の子どもたちが日ごろ遊んでいる公園が「保育所整備に転用」されることになるとは思ってもいない、まったく知らされていない保育所整備の対象用地の地域で、それも周辺2百メートル位の住民に直前に「周知」するだけで、各地でその「公園転用・更地化」の説明会が相次いで強行されています。

 しかも、この5月中にもそこに保育所を開設する保育業者を選定し、決まり次第、更地化工事と建設工事を始めると一方的に「説明」し、驚いて参加した当然の疑問と「なぜ、ここにつくることにしたのか」「何も聞いていない」という説明責任の追及に一切答えることなく「いま直ちにやらないと待機児童数は手に負えないものになる、今始めなければ間にあわない」とそれぞれの地元・住民に、この急転直下の「緊急事態宣言」「緊急対策」強行を飲ませよう、従わせようとメチャクチャなことをやっています。これぞ、田中区長が「区長である自分が決めた、条例や議決などによっているわけにはいかない。だから『緊急事態』だと宣言した」と言わんばかりの『緊急事態宣言』の執行だというわけです。

 田中区長・杉並区は、「喫緊の特養整備」を目的に掲げれば、杉並最大の荻窪北児童館があり、近くに公園、子どもの遊び場がまったくない荻窪南につくられ、まだ築浅の「あんさんぶる荻窪」を取り上げ、荻窪税務署と交換し、天沼3丁目の税務署跡地等の広大な用地を手に入れ、日本一のプラネタリウムを有し子どもたちの科学学習と体験学習の拠点である科学館を廃止させることが出来るように、今度は「待機児童解消」「認可保育所の整備」を目的に掲げれば、たとえ反対があろうと強行できると踏んで、「保育緊急事態」を一方的に宣言し、やみくもに突っ込んできています。

 だが、田中区長・杉並区はとんでもない思い違いをしています。確かに住民は、「待機児童解消はいいことだし、保育所をつくるということには反対ではない」と言ってはいるが、そこにつけこんで強行できると思ったら大間違いだ。「なぜ、ここなのか、どうして、何十年も地域で大切にされてきたここなのか、住民の憩いの場や散歩の場所にしてきたところを何で選んだ。児童館がなくなり、公園がなくなり、これでは幼い子どもたちや小学生が自由に遊ぶ姿をどこでも見られなくなる。そんな重大なことを、一言の事前の告知もなしに勝手に決めて、今やらないと間にあわないとは何事か」という怒りは、当然に、そこまでメチャクチャなことをやってまで作ろうとしている、区が言う、その「保育所」とはどんなものなのか、ずっと問題にしてきたことを今頃になって「緊急事態」だと区が問答無用でやろうとしているが、本当に「保育のため」なのか、「こんな急転直下で住民の合意もなしに区がやろうとしているにはトンデモナイ嘘があるのではないか」という根底的な不信と批判となって燃え上がるのは時間の問題です。

  田中区長は、あんさんぶる廃止、あんさんぶる・税務署財産交換で、「子どもの居場所を守れ」と駅前商店街に大横断幕が掲げられ、ポスターが貼りめぐらされ、署名運動がまきおこるような地元・荻窪の誇りと根源的な怒りに直面し、大ウソとだまし討ちの田中区長が損害賠償請求裁判の被告として訴えられるに至っています。公園や施設を更地にされる各地域の地元からの反撃は、この荻窪と同じ根源的な怒りの爆発がはじまったということです。

  あんさんぶる荻窪と税務署の財産交換のことの起こりは、田中区長・杉並区が喧伝してきたような「喫緊の大規模特養の整備」「入所待機者の解消」のためなどではまったくなかった、そんなことは区長の頭の中にもなかったということは、区が隠滅していた区長文書(2010年12月3日田中区長名の財務省理財局長宛「荻窪税務署の建替について(要望)」)が明らかになったことによって、その大ウソが確定しています。) 

 安倍の「1億総活躍社会」「待機児童ゼロ」、田中区長・杉並区の『すぎなみ保育緊急事態宣言』『待機児童解消緊急対策』はどんな大ウソで成り立っているか?ブログ「保育所落ちた 日本死ね」、杉並区での「公園等更地化、保区所新設」説明会での大紛糾。保育所(職場)からの渾身の決起が決定的に重要な位置を持っています。超低賃金・強労働と闘い、非正規職撤廃をめざして職場が団結して声を上げることは、安倍政権の「1億総活躍」、田中区長・杉並区の「緊急事態宣言」を根底からひっくりかえし、政治と社会、職場と地域を私たちの手に取り戻す闘いです。私たちが生き抜くための激突は、もう始まった、始まっているのです。

 

 続く・・・・

 

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学童保育・児童館なくし、認可保育所整備では区立つくらず企業立ばかり!何が「育児&仕事の最後の砦」だ

2016年05月22日 | すぎなみ保育緊急事態宣言ー田中区政批判

特報・杉並版

(「杉並区・保育緊急対策」批判-全地元地域・職場版)

杉並区は、これまで無視し切り捨て、踏みにじってきたことを、忽然と思いだしたように、こういうときにだけ持ち出したりするな!

「働きたい方々が安心して育児と仕事を両立できる社会を実現するための最後の砦として保育所の整備は不可欠です」

 

『すぎなみ保育緊急事態宣言』(裏ページ)では杉並区役所待機児童解消緊急対策本部(保健福祉部保育課)の名で冒頭に「・・・最後の砦・・・保育所・・・」と一番上に書いたように書かれています。

 

「保育所は最後の砦」⇔「緊急対策」強行のために、杉並区は、心にもない白々しいウソをつくな!

 杉並区は、「平成28年度中(今年度中)に保育所の大規模な整備を実行」「『待機児童ゼロ』を達成します」とけたたましく一方的に「緊急対策」を打ち出し、区民にこの「緊急対策」の実行のための具体的諸施策を認めるように求めています。そのために、区は「働きたい方々が安心して育児と仕事を両立できる社会を実現するための最後の砦として保育所の整備は不可欠です」と書いています。保育を働く世帯と子どもたちの「最後の砦」として守り抜くために懸命になっている方々がそう言うならまったくその通り!しかし、「最後の砦」たる福祉・保育をないがしろにしてきた区がいきなり心にもないことをこれから区がやろうとしているトンデモナイことを正当化するために言いだした!

 怒りに堪えないとはこのことです。切実に求められている「最後の砦=保育所」の増設を拒み、怠ってきた、逆に、「財政難」「コスト削減」を理由に施策から放り出し、民間企業に差し出し投げ出してきたのは誰なのか。誰にでも分け隔てなく入所が開かれるべき「最後の砦」としての保育所のありかたを壊してきたのは誰なのか。

 そもそも、誰のせいで、何のせいで、保育所に入れない子ども、保育所に子どもを入所させられず、親が子育てと仕事の股裂きで悩み苦しみ続ける「待機児童」世帯が激増してきたと思っているのか?国や企業の低賃金総非正規職化、女性労働力の極限的動員の国策で、子どもを保育所に入所させられなければ働けない、生計も維持できない非正規共働き世帯・一人親世帯が激増した。それに対して、国や自治体が最低限でも公的責任でまかなわねばならない社会保障・福祉を自ら投げ出し、自治体立認可保育所・保育施設という本来おこなうべき保育施策を打ち切り、すべて「民間活力の活用」と称して、民間認可保育所・保育施設と規制緩和による認可外小規模保育に切りかえ、保育ビジネス企業に保育を丸投げで委ねてきたからにほかなりません。

  杉並区もまったくその例外ではない。この「待機児童解消対策本部」名の前掲チラシ裏には 認可保育所整備率 23区中 20位 と強調されているが、まさに、杉並区が認可保育所をつくってこなかったということです。チラシでは、「このかん急ピッチで認可保育所整備を進めているが、整備率は23区中20位にとどまっている」と言っていますが、区は反省の色や真摯な姿勢はうかがえません。というのは田中区長や区側がしきりに「山田宏前区長が3期11年間認可保育所をまったくつくってこなかったぜいだ」と全部を山田区政のせいだけにしているからです。“田中与党命”の無所属区民派(いのち・平和クラブ)のけしば誠一議員らが「田中区長は就任以来、認可保育所整備を進めてきましたが、整備率は23区中20位。原因は山田前区長が11年間1カ所も認可保育園をつくらなかったためです」(2016年5月区政報告 NO、289 5月臨時議会報告)などと早速言いふらしています。山田区政の福祉切り捨ては論外、悪いに決まっている!だが、田中区長が区長に就任したのは2010年7月です。ああだこうだと言おうと、この6年間近くの間、田中区長は、何もしてこなかったということです。山田区政とさしたる違いはない!

 私たちは、この2010年7月区長就任以来の田中区政のこれまでの期間が「待機児童解消」や「子育てと仕事の両立」、「保育」をめぐってどんな6年間だったかをよく振り返ってみる必要があります。民主党が国の政権について民主党のプロジェクトが企画立案した「子ども子育て支援新システム」が国政上の目玉政策となって、「待機児童激増⇔解消」問題が国会でも議論となった時期です。都議会議長や民主党都連会長、民主党都議会幹事長を歴任し、民主党から杉並区長になったのが今の田中良区長だったことは重要なことです。さらに政権再交代による自公政権に移行後も、「税と社会保障の一体改革」めぐる三党合意と「子育て支援新制度制度」実施に向けて「待機児童解消」問題はますます大きな焦点になり、安倍政権が、アベノミクス成長戦略の柱として「待機児童解消加速化」戦略と数値目標を矢継ぎ早にエスカレートさせ、にもかかわらず、ほとんど進捗が示されず、「待機児童激増」「潜在的待機児童」問題が国を揺るがす大問題となっているのです。そして、「保育所落ちた 日本死ね」ブログによる国や自治体に対する根源的な怒りの爆発です。

  この「保育所落ちた 日本死ね」ブログと共感の爆発こそが、(保育所待機児童問題にとどまるものではない社会の根底からの怒りの爆発ですが)、安倍政権が、『1億総活躍社会ロードマップ』(5月31日閣議決定予定)で、「40万人分保育定員増」を何の成算根拠もないのに「2017年度末までの50万人定員増、待機児童ゼロ」に積み増し、田中杉並区長が、『すぎなみ保育緊急事態宣言』で「2016年度(平成28年度)中に2220人分の保育所整備」「2017年度末待機児童ゼロ」を打ち出した、最深の根拠でしょう。

  超コンパクトに端折って見てきましたが、いずれにしても、田中区長、杉並区が、唐突に乱暴で、メチャクチャに問答無用の形で進めるという意味で、この『緊急事態宣言』に「本気」ではあっても、子どもたちの保育、保育所に子どもを入所させたい親、子育てと仕事の問題が今日明日生きられるかどうかになっている圧倒的な働く世帯の苦しみにの問題に、区が自治体として本気で真摯に責任を持って取り組もうとしているとは、とうていみることはできません

 児童館廃止(全廃)、学童保育解体を徹底して進めると決めている杉並区!あんさんぶる荻窪(杉並最大の荻窪北児童館)や科学館、子どもの居場所、遊びと育ち、学びの場を平気でつぶす、なくすと平気で言っている杉並区!その杉並区がどの口で「働きたい方々が安心して育児と仕事を両立できる社会を実現するための最後の砦として保育所の整備は不可欠です」などと言えるのか!

 「待機児童ゼロ」だとか「大規模に認可保育所整備を実行」「保育所は育児と仕事を両立できる社会を実現するための最後の砦」といくら区が言おうと、1ミリも信用はできません。全部ウソだということをはっきりさせねばなりません。

 学童保育=児童館は、まさに、共働き世帯、一人親世帯はじめ働く人々が安心して子どもを施設に預け、働くことができる、そのために全国に先駆けて、この杉並で区の非常勤職員14名と地域の父母・住民の献身的創造的取り組みで7つの学童保育所としてつくられ、長い歴史を経て、41学区に41児童館として定着し、地域に根を張った、地域になくてはならない子どもの居場所、老若男女全世代の地域コミュニティとして営々と発展してきた地域施設です。

 2013年9月発表の「杉並区施設再編整備計画」で区は、その最大の目玉として、この児童館を、41館全部、廃止するという計画を打ち出したということ、いまだそれを強行し続けようとしているということを、私たちは絶対に曖昧にできません。この一事をみても、区が「保育所は育児と仕事を両立できる社会を実現するための最後の砦」などとは全く考えていないこと、カケラも思っていないことは明らかです。田中区長も杉並区も、子どものことや親のことをまったく考えていません。

  保育所に入れない、この子をどうしてくれるんだ!ちゃんと保育所に入れられなければ、働きたくても働こうにも、まともに働くこともできない。働くことも奪うのか!生きていけない!子どもと私たちの保育の権利、生きる権利を杉並区はどうする気だ! これは、保育所に子どもを入所させられないで苦しむ親も、児童館を廃止され、子どもの居場所。遊び場を奪われる親も、一緒です。

 

田中区長が「緊急対策」で進めようとしている「認可保育所」とは、公園等の区有施設を更地にして、民間企業立で認可保育所をたくさんつくるということ!「認可保育所をつくることはいいことだが・・・」とはなりません!

  杉並区の「施設再編整備計画」は、特養ホームでもハッキリ言っていますが、保育所についても、すべて「民間活力の活用」、すなわち民営ですすめるというのが区の施設の経営・運営方針です。4月18日『すぎなみ保育緊急事態宣言』と同日区長記者会見に続いて行われた5月13日区長記者会見では、田中区長は、「区有施設の転用」という「転用」の用語は使わず、あえて意図ありか、区長にとっての自然な本音感覚の表現として口を衝いて出たかは別として、何度も「更地化」という用語を使用しています。この「更地」と区長が「上物(うわもの)」という用語を用いて記者会見で記者の質問にやりとりし説明しているところでは、非常に重要なことが言われています。これは区が行う「大規模な保育所の整備」のほとんどと位置付けられている「認可保育所」をどう見るかという点で田中区長の考え方というものが非常に分かりやすく出ているという意味でも重要です。

 ▲(今般の保育所緊急整備の区のコンセプト、具体的範囲は?)

「区の施設・用地の更地化工事まで(が区の関与)」、「建設費といっても、区が出すのは更地化工事費用でこれが当初予算32億円と今回補正2.9億円の36億円まで。かかる建設費は、更地に上物をつくる保育事業者の負担、そこが、どんなものをつくるか、いくらかけてつくるかでさまざまで、事業者次第で変わるので区が言えることはない」

⇒つまり、区は保育所整備では、更地化工事費以外にはカネは出さない、区は区の施設・用地を更地にして、あとは公募で落札して入ってくる保育事業者に渡すだけ。⇒事業者がそこに保育所を自分のカネで建てて、開設し、運営する(⇒区は地代として賃料等収入をきちんと払ってもらう。)

・・・これが保育所の整備をめぐるカネと経営・運営の問題の全部だ。要するに、これほど明確な話はない。認可保育所は国の標準的な認可基準に基づく自治体基準だから、児童定員や職員定数、施設面積等や利用料は一定の基準があるが、保育にとって最も重要な位置を占めている保育職員の身分、雇用形態、賃金・労働時間、勤務形態、職場環境等、子どもの安全と健康、成長等に重大な影響をもたらす問題やそうした問題が現場で発生すること、事業者がそうした保育施設にとっての重要な諸問題に対応できる経営基盤を有するかどうか、事業者が社会福祉法人であるか、資本力ある民間企業であるか等は、区としては、基本的には、まったく関知しないということです。早い話、社会福祉法人や株式会社が応募で落札して、施設を建てても、職員が集められず、あるいは中途で職員数を維持できなくなり認可保育所を運営し続けることができなくなろうが、破綻しようが、杉並区としては、痛痒、責任はない。区としては、経営・運営できなくなって撤退したら、他の法人や株式会社に回せばいいという程度で、とにかく区は更地にして、上物をつくらせ、区に土地使用の賃料が入り続けるという関心と問題意識しかないのです。

 ▲(保育所への助成、補助金の問題は?)

「入ってくる事業者の主体・種類、規模、つくる施設の規模等によって検討することで、すべて、事業者がきまってからの話、いま答えられるような問題ではない。」「やらせてほしいと既に言ってきている提案型事業者も一定あるわけで、区としては、いっぱい公募に応じるところが出てくると思っているので、心配はしていないし、あまり考えていない」

⇒事業者自身による建設工事費負担という点も考えると、区としては、要するに、株式会社(民間企業)が認可保育所の圧倒的過半となると判断している、あるいは、提案型事業者が多数あるということへの区長コメントにみられる「自信の程」からすると既に事実上、選別候補はメドが立っているということでしょう。

・・・東京新聞5月20日によれば、18日の高井戸みどり公園に整備予定の認可保育所の建設に関する説明会では「50メートル四方ほどの同公園の4割を定員120人の認可保育所用地とし、5月中に保育所事業者を公募、8月には建設工事に入る――。区側はこんなスケジュールを明かした。」という。この急転直下のタイトな行程で、公園を更地にし120人規模の認可保育所の建築にこの8月から着工するというのだから、すべては選別候補企業と話ができていたうえで民間認可保育所を同地に強行開設しようとしていることはまず間違いない。

 

みなさん!これが、「保育所落ちた 日本死ね」という痛憤の訴え、保育所にわが子を入れられない、保活を続け、何度もはじかれ、落とされ、踏みにじられた親たち、非正規共働き世帯、ひとり親世帯、私たちの怒りに対する田中区長、杉並区の「緊急対策」だというのですよ!

 ・・・で、杉並区は、「認可保育所の大規模な整備」と言っているが、どんな保育所をつくると言っているのか?杉並区、田中区長は「保育人材の確保策を充実して保育の質を確保しますと言っています。5月13日の田中区長記者会見を引いた記事を5月15日の以下の記事後段でそのまま紹介しています。詳しくは以下をご参照ください。

4・18『保育緊急事態宣言』-5・13田中杉並区長記者会見批判★聖域なき区有施設の更地化と民間企業丸投げhttp://blog.goo.ne.jp/suginami-no-2/e/dd9e29151190ed68d4eb5b95747d368b

 次回に続く「杉並区・保育緊急対策」批判の続きとして

保育職の超低賃金非正規職問題と安倍政権の「総非正規職化・貧困」問題に踏み込んだ「すぎなみ保育緊急事態宣言」批判を予定しています。安倍も、田中区政もふざけるな、という話です。ここでは、同じ認可保育所でも、株式会社立ではなぜダメなのか、さらに進んで民営化保育は自治体立認可保育所でも保育職の非正規職化として激しく進んでいること、この問題について明らかにしていきます。核心に総非正規職化・貧困問題があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

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何と“田中な”!けしば誠一(無所属区民派-いのち・平和ク)、公園等区有施設の聖域なき更地化に賛成表明

2016年05月20日 | すぎなみ保育緊急事態宣言ー田中区政批判

特報・杉並版

『すぎなみ保育緊急事態宣言』・田中区政批判ー全地元地域・職場版

 ★ ★ ★ ★

 “田中な”などという形容詞やコトバはもちろんありません。・・・が(!)、“与党命”のこの議員にこれほどピッタリの表現もありません。

大ウソとだまし討ちの常習犯である田中良杉並区長の「認可保育所を中心に来年4月までに2220人分の保育所整備、待機児童ゼロ」、「そのためにこれまで手を付けてこなかった公園・学校等の区有地・区有施設の聖域なき転用(更地化)」と「保育人材の確保策の充実、保育の質の確保」を掲げた『すぎなみ保育緊急事態宣言』の推進の最先頭に立って、田中区長とそっくりどころか、田中与党の見本よろしく、「田中区長そのもの」の見解を披瀝したビラが、この無所属区民派(いのち・平和クラブ)けしば誠一が最近、駅頭等でまいているビラです。

●「福祉第一の田中区政」とことあるほとに田中区政を絶賛

●児童館全廃、(道路・橋梁を除く)区有596施設の廃止・売却・転用、多機能化・複合化の施設再編整備計画に賛成

●「児童館全廃は一部の人々のデマ、児童館は継承・発展」と杉並区の「児童館は廃止ではなく施設にとらわれることなく事業は継承・発展、充実・拡充」キャンペーンの先頭に立つ

●「児童館全廃」反対を決議して懸命に児童館存続を訴えている児童館職場に街宣カーで乗り付け「児童館全廃はウソ」と児童館分会をうそつき呼ばわり

●「あんさんぶる荻窪は税務署と交換、特養整備のため!」と荻窪南地域の唯一不可欠の子どもの居場所の廃止に賛成、区議選アンケートでもあんさんぶる廃止賛成を表明

●議会にあっては、あんさんぶる問題で、「一部の人が事実に反することを言っていることで議員として立つ瀬がない。区は事実を説明してもらいたい」と質問し、区理事者に言いたい放題のウソを並べさせ、地元住民をうそつき呼ばわり(区との出来レース質疑応答

●件(くだん)の「桃井第二小学校早期改築」荻窪地区7町会長要望書に係る「七つのハンコ事件」で、地元町会長が要望書を撤回した事実に関して、窮地に立った区に「事実経過」の説明を求め、「地元には足しげく通い説明を尽くし、地元の理解は得てきた。地元の理解なしに、このような要望書が出ることはない」旨の区理事者のウソの上塗り答弁を引き出し、地元荻窪南の町会と住民に敵対

●「あんさんぶる廃止・財産交換」議会となった2~3月議会では、代表質問で「いのち・平和クラブ」曽根議員が、けしば誠一議員が先鞭をつけた質疑手法を使って、1月情報公開事実で明らかになった「あんさんぶるー税務署等の財産交換」の発端、2010年田中区長「荻窪税務署建替について(要望)」で「特養整備などまったく区において念頭になかった」事実をめぐって、窮地に立った区を擁護する立場で、「一部の人々がこういうことを言っているが区から正確な事実を明らかにしてほしい」と区に正当化・合理化させる出来レースで、開き直りの場を与えた

●財産交換問題で財務省から直に聴取した区にとって都合が悪い事実経過が議会で暴露されたことに対して、「財務省に真偽を確かめたところそうではなかった」と虚偽の意見を述べる(財務省職員自身が、けしば発言に怒っていると漏れ伝わってきている!)

・・・・・・・・・・

●狭あい道路拡幅条例改悪に率先賛成

・・・・上げればきりがない話ですが、この無所属区民派(いのち・平和クラブ)-けしば誠一議員にして、この“田中な”チラシあり!です。それも、田中区長が二度の記者会見をもって宣言した「保育緊急対策」に、まるごと賛成の表明として駅頭や地域で出されたということです。明日21日には、杉並区役所で、二度めの5月13日(金曜日)に区長記者会見の場ではじめて公表され、週明け16日には参加申し込みを締め切るというシンポジウム「どうする杉並の保育」が予定されています。6月区議会はこの「すぎなみ保育緊急事態」宣言をめぐる攻防です。なんと時を選rんだ、それも悪質な“田中な”チラシでしょう!こんなかく乱情報以外の何ものでもないデマちらしではあっても、見過ごすことはできません。口先で「脱原発」「戦争に反対」「保育、介護の充実」「格差に反対」等々を並べたてていることで紛らわしい立ち居振る舞いをし、「区民派」「いのち・平和クラブ」などと自称しているけしば誠一議員らが、このように「身も心も田中与党」として大ウソとだまし討ちの田中区政に賛成していること自身がとんでもないかく乱、分断、混乱をもたらす敵対だからです。

 「喫緊の特養整備」を掲げて、科学館が廃止され、あんさんぶる(荻窪北児童館)が廃止されようとしているのです。 「待機児童解消緊急対策」「すぎなみ保育緊急事態宣言」「1年間で2220人分の保育所整備」を掲げて、地元や職場に何の打診もなく片っぱしから更地化するこの杉並区の計画強行が何を狙っているか、何を私たちにもたらすかは、科学館やあんさんぶるの廃止をみれば、あまりにもはっきりしていることではないでしょうか。子どもや父母のためではありません!聖域なき区有施設用地転用⇒36億円を注ぎ込んでの更地化工事と後は民間企業丸投げ・民営任せの杉並区の無責任「待機児童解消緊急対策」には反対あるのみです。「すぎなみ保育緊急事態宣言」ー杉並区「保育緊急対策」の大ウソとだまし討ちを暴ききって、職場からも地域からも大反対の声をあげましょう!

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20日桃井第二小学校校舎改築基本設計説明会に際し、ハッキリさせておきたいことがある!

2016年05月19日 | 児童館なくすな!あんさんぶる⇔税務署交換

特報・杉並版

(児童館・あんさんぶる・桃二小-地域・職場版)

  明日20日午後7時から桃二小体育館で「桃井第二小学校校舎改築基本設計説明会」が行われます。今回の説明会について、区は「杉並区まちづくり条例」及び「杉並区中高層建築物の建設に係る紛争に係る紛争の予防と調整に関する条例」に基づく計画の近隣説明会として行うと明らかにしています。これは単なる地域住民に対する「基本設計」の住民説明会ではありません。参加者に出席者名簿に記帳させ、建築確認申請に向かっての最初の手続きとして行われる近隣説明会です。私たちは、区が天沼三丁目公務員宿舎跡地建設予定の「(仮称)複合施設棟の基本設計ならびに実施設計の説明会」が、標識の設置も伴って、「杉並区まちづくり条例」及び「杉並区中高層建築物の建設に係る紛争に係る紛争の予防と調整に関する条例」に基づく計画の近隣説明会として行われたことを忘れるわけにはいきません。区はそれから1年後の現在、この複合施設棟建設については、工事説明会を残すのみで7月には着工としています

 区が、桃二小建替えについて、天沼三丁目と同じ手順で「はじめたら建築確認申請・工事説明会・着工にそのまま行き着かせる」プロセスにこの明日の説明会がすんだら、そこでどんな議論になろうが、反対や新たな要求や見直し意見が出ようが、強引に進めるという算段です。

 当通信はじめ、あらゆる機会で、つとにさまざまに指摘され批判されていることなので、この記事では、あらためて結論的に暴露・批判するにとどめますが、この20日の桃二小改築基本設計の説明会に際しては、絶対にハッキリさせておかねばならないことがあるのです。

【1】杉並区が、桃二小の子どもたちと地元から反対・要求・意見を言わせない説明会日時の設定は絶対におかしい!ゆるせない!

 上の写真は、昨年6月22日の桃二小校舎改築権と医懇談会(桃二小ランチルーム)で配布された区の文書、配布資料です。この写真でもわかりますが、三番目の項目として「平成26年7月に荻窪地区の7町会長から、子どもたちの教育環境と放課後対策を含めた健全育成環境の向上を図るため、区の対応方針を踏まえた桃井第二小学校の早期改築を求める要望書が区に提出されました」という記載があります。実は、この下線部の7町会長連名の要望書についての記載は、区が公式文書でこの懇談会配布資料記載にいたるまでまったく触れてこなかった事実に、はじめて触れたものです。この点は後日の説明会のやりとりでもうなづいて認めています。区としては、「あんさんぶる荻窪の財産交換で桃二小へ移設する施設については既存校舎の改修や敷地内スペースの整備で足りる」と区が判断していたことも記されており、しかし、“桃二小早期改築要望書が地元町会から出されたので、建替と計画を転換した”ということがハッキリ書かれています。区は「桃二小改築要望書が地元から出されたので、建替えに決めた」と言っているのです

 しかし、現在、地元南荻窪町会長が、この一昨年7月桃二小早期改築要望書は区からの虚偽説明を受けて捺印も区が本文から町会長署名・提出日付まで予め印刷済みの文書に捺印させられたものとして、昨年の署名撤回のみならず、杉並区(田中良区長)を被告として損害賠償請求を提訴し、その第一回裁判も5月12日に開かれています。要望書署名撤回では荻窪五丁目町会長が、昨年6月に撤回しています。

 今回の20日の桃二小改築基本設計説明会は、わざわざ、この桃二小の子どもたちが最も多く通学しており、最大の地元である荻窪南のすずらん通り商店会の会合の日にぶつけられています。これは偶然ではなく、これまで再三、荻窪南の町会や商店会、盆踊り、防災訓練日にぶつけて、同様の懇談会や説明会の日時設定が行われてきたからです。今回の説明会設定は、荻窪南という桃二小の最大の地元から説明会に来れないようにするために、同じ日に区がわざわざ、ぶつけてきたことは明らかです。

 区が桃二小改築に転換した「最大の根拠」とする要望書を地元中の地元の2町会が撤回し、区をこの要望書を巡って提訴している、その原告・南荻窪町会長の出席できないようにして、説明会を強行するとは、何事でしょうか。

【2】区の「施設再編整備計画」「実行計画」「学校改修計画」には入っていなかった桃二小建替えの急転直下の決定経過であったことは明らか。急きょ建替にきりかえたからこそ、無責任・デタラメな計画になった。

 最大のしわよせが、工事が大規模化・長期化することで学びの場、遊び場、体育の場等々を長期間奪われ、居場所を失う期間を別の場所で過ごさざるを得ない子どもたちであり、児童館から桃二小に移るとされた学童クラブ・放課後居場所事業の子どもたちです。区は荻窪高や駐車場等々を延々と職員にかけずり回させて捜しまわった経過をごまかすことはゆるされません。父母の不安、振り回される子どもの大変さ、学校職員の大変さ、これらは何度も何度も、区に寄せられている。区に責任がとれるのか。子どもを放り込む場所があれば問題は片付くとでも言うのですか。

 どんなにバラ色の改築校舎設備や位置づけをふんだんに区がふくらませて、桃二建替えを正当化しようと、実際に、貴重な期間を不自由で厄介な罰所で苦しみながら過ごす子どもたち、父母が強いられる犠牲が出ることはごまかすことはできません。

【3】そもそもこの区が決定した改築計画は安全なのか、立地は低湿地であり、地盤は堅固であるとは言い切れない。改築桃二小の4階にプールをつくるというような計画は考えられない危険計画だ!

 桃二小はプールにひび(亀裂)が発生しプールを改修した経過があります。ところが、区の吉田施設再編整備部長は、このプール亀裂改修工事の事実を、議会や説明会で、「ペンキを塗り直しただけ」と言ってのけました。そんな答弁や説明、ごまかしや糊塗・隠蔽を平気でやれる杉並区が、地震の震動や衝撃を考えれば、到底思いつかない新校舎4階にプールをつくるという設計でこれを強行しようとしているのです。子どもの安全、父母の安心、その保障を区は何だと思っているのでしょうか。

 日照の問題やほかの問題もあります。しかし、この4階プール設計の一事ですべてあきらかではないでしょうか。惨事がおきてときには「想定外」とごまかせばいいとでも思っているのでしょうか。

 起こり得る危険を無視し去り、、子どもの安全の問題、父母の安心の問題を第一に計画のベースに据えていない基本設計・実施設計は、無条件に白紙に戻し、十全な検討、安全第一の設計のために時間をかけるべきだというのは、議論するまでもなく当たり前のことです。

【4】そもそも前掲写真の「改築への経過」にも明らかなように、桃二小建替は、「あんさんぶる荻窪の財産交換」話なしにはなかった!「財産交換」を前提にしながら、その「財産交換」にしてもいまだ何ら確定したことではない!そんな現実の状況下で、桃二小改築の建設が工事に向けて、40億円超もの莫大な「住民の血税」を使って強行されるなどということがゆるされるのか!

 桃二小改築問題をめぐるすべての理不尽は、行き着くところ、「あんさんぶる荻窪(荻窪北児童館)廃止、税務署との財産交換」から始まっているということです。

 しかし、「国と区で決めてきたことだから今さら白紙に戻せない」(田中区長2016年3月25日荻窪地区連合町会に呼ばれてもいないのに出席を強行し「私の目の黒いうちは白紙撤回などさせない」という暴言とともに田中区長が言い切ったことです)と言おうと、麻生財務大臣と田中区長がどんななやりとりで何を決めたかを示す公式の証拠はなにひとつありません国と区が秘密で締結した2014年7月9日「覚書」の中身も区の側から明らかにされたことは一度もありません。あるのは、今年2・3月区議会で、区が一方的に鑑定結果を評価した「あんさんぶる荻窪」と「荻窪税務署・公務員宿舎跡地」の現時点での不動産評価額を示し、2018年5月1日財産交換を打ち出した議案25号の「財産交換」決議だけで、2018年になってから国側が行う鑑定結果と国の合意なしには、まだ下駄をはいていない未確定の話です。

 杉並区は、財産交換が破談、不成立となったら、「財産交換」をいっさいの前提にした桃二小改築についてどう責任をとるつもりか!この一事をみれば、区が莫大なカネ(血税)を注ぎ込んで強行しようとしている桃二小改築がいかに理不尽なことかは明々白々です。すべて白紙に戻せ!

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4・18『保育緊急事態宣言』-5・13田中杉並区長記者会見批判★聖域なき区有施設の更地化と民間企業丸投げ

2016年05月15日 | すぎなみ保育緊急事態宣言ー田中区政批判

 特報・杉並版

(「すぎなみ保育緊急事態宣言」批判ー全区地元地域・職場版)

『保育緊急事態宣言』なるもので田中区長と杉並区がやろうとしていることは何か?

  非常に大規模で、この1年間で、「区有施設(土地・建物)を立ち遅れている認可保育所整備のために聖域なく転用し、来年4月までに2220人分の保育所整備を実現する」という「待機児童解消緊急対策」が『緊急事態宣言』として区から打ち出され、杉並区は田中区長を本部長として区役所全庁挙げて急速に動き始めました。これには、私たちが一歩も譲れない大変重要な問題が幾重にもあります。「寝耳に水」の「児童館全廃、(道路・橋梁を除く)区立施設再編整備計画」発表、「田中良杉並区長-麻生財務大臣会談によるあんさんぶる・税務署の財産交換」の轍を踏むわけにはいきません。「あんさんぶる廃止・財産交換」は「喫緊の大規模特養整備」を掲げて打ち出されました。今回は、「すぎなみ保育緊急事態」を掲げて、杉並じゅうの区有の施設・用地をこの1年間で更地化するというものです。

  何だ、これは!ふざけんな!ゆるしがたい!なめられてたまるか!という思いを禁じ得ません。

  今回から「児童館・あんさんぶる-地域・職場版」と並行して、『すぎなみ保育緊急事態宣言』批判を特報で系統的にお伝えしていきます。

  この『緊急事態宣言』に頭に来ている人はいっぱい居らっしゃると思いますが、まずは記事としては、できるだけ怒りは抑えて、今回起きてきている事態、区が言っていること、考えていることをまず正確につかむために整理し、【1】資料編とします。次回以降は以下の記事に続いて、暴露・批判編として【2】・・・を掲載します。

【1】 資料編まず、杉並区がけたたましく矢継ぎ早でうちだしている「待機児童解消緊急対策」をめぐる経過と「緊急対策」の内容(骨子)

突然の田中区長と杉並区待機児童解消緊急対策本部の緊急対策の策定と発表の経過  

  田中良杉並区長が記者発表した4月18日『すぎなみ保育緊急事態宣言』については広報すぎなみ5月1日発行号と5月冒頭の杉並区内の戸建て住宅とマンション・アパート等集合住宅の全ポストに投函配布された全戸配布チラシで、区内のみなさんは既に目にされていると思います。

 平成28年4月18日区長記者会見(すぎなみ保育緊急事態宣言) (PDF 410.3KB)

 

※この『すぎなみ保育緊急事態宣言』はじめ、区の『緊急対策(第〇弾)』キャンペーンは、すでにお気づきの方も多いかと思いますが、なぜか(?)、黄色と黒の虎模様////////のトラテープ、トラロープという専ら工事現場や建築現場で使用されるデザインが使用されています。記事で後で触れますが、「施設再編整備計画」にみられるようにスクラップ&ビルドというのが大好きな田中区長は、そのせいか、しばしば、あるいはことさら「更地化」という用語を多用しています。余談になりますがこの////////は、たまたま、こういうデザインになったということではなくて、この1年間で区有の施設・用地を更地化して、何が何でも民間企業に2200人分の規模の保育所をつくらせるという意気込み・本気性をわかりやすく意図的に強調したものでしょうか、それとも区有の施設・用地を転用するために聖域なく更地にすることへの田中区長のわかりやすい本音・衝動が表出したものでしょうか、・・・いずれにしても「緊急対策」の正体に関係する意味ありのものと言うべきでしょう。

 これに続いて、5月13日、田中区長は記者会見で「平成29年4月に待機児童ゼロを実現する。保育事業者からの提案型も含めて、合計30カ所の認可保育所を整備し、2220人分の定員増の目処が立った」「政令市以外で言えば、自治体として過去に例がない過去最大の規模の待機児童解消の取り組みとなる」と強調しました。

 区長記者会見動画(YouTube 杉並区公式チャンネル)(外部リンク)

    5月13日の記者会見では、田中区長は、「今年4月の待機児童数は136名と昨年の42人を大きく上回った。当初立てた1100人増の整備計画のままでは、来年4月の待機児童数は推計予測560人になるという推計予測であり、500の待機児童数となればもう手の打ちようがない危機的事態に直面する。そこから平成30年4月も見据えて新たに緊急整備で1100人分を積み増し、来年4月には待機児童ゼロにするという緊急事態を宣言した。」と緊急対策の決断の理由を説明しています。

 またこの記者会見の質疑応答で、田中区長は「要は、手を打たなければこうなるという危機的状況がハッキリあるのがわかっていて、どうするのか。ここまでハッキリしていて何もしないというのであれば、そういう人は政治家を辞めたほうがいい。この危機的状況に対してやるべきことはないのか。あらゆる手段を尽くして、全庁挙げて来年4月待機児童ゼロにする、そのために私自身が待機児童解消緊急対策本部長となった」と区長の政治姿勢に係る取り組みの決意まで披歴して見せました。

 田中区長と待機児童解消緊急対策本部が、明らかにしている緊急対策と言われている施策の柱は、『すぎなみ保育緊急事態宣言』と『杉並区長記者会見』に明らかなように、大別して以下の二つ。

 ①「区有の施設、用地を更地化し、保育所の整備に転用する」

 ②「保育の質の確保と保育の人材の確保策の充実

 ⇒ この①②にこそ、暴露・弾劾すべき最大の批判点の対象があります。批判ついては、後述します。

矢継ぎ早の「緊急対策の実施」の動き

 これも、5月13日区長記者会見で発表されたことですが、

 ★ 5月17日、18日に臨時杉並区議会を開会し、区有施設・用地の更地化工事の予算を、当初33億円予算に加え、2億9千万円の補正予算を追加し、議会に承認を得ようとしています。

  •   田中区長は、記者会見の場で、① 「緊急対策」による認可保育所等整備に要する区の費用支出は、更地化工事費用であり、約36億円、②実際の保育所整備の建設費は、区が更地化した用地に公募や提案型で入ってくる保育事業者(民間企業含む)に拠るところ、更地に上物をつくるのは事業者なので区がどうこう言えるものではないし、いくらかかるかもわからない、③区からの認可保育所への補助金助成も入ってくる事業者によってさまざまでいくらになるかはそのときにならないと何とも言えない、ということも質疑で明らかにしています。この②の点については、杉並区が保育所整備で出すカネは更地化までで、区有地を活用(転用)して民間企業に建設させ運営させるというのが区の保育政策だということを曖昧さなく、ストレートかつ平然と確認している点は、留意してください。

 ★ 5月21日(土)午後2~4時杉並区役所中棟6階第4会議室でシンポジウム「どうする杉並の保育」(杉並区役所)のを開催するとしています。

 5月13日記者会見で公にされた予定であり、参加は事前申込制であり、申し込み締め切りは5月16日(月)というものです。(金曜日の記者会見で発表!週明け月曜日に申し込み締め切り!!

  区長による現況報告、パネルディスカッション(【パネリスト:・幼稚園保護者・待機児童保護者・幼稚園事業者・保育園事業者・保育システム研究所代表 吉田 正幸 氏・ファザリングジャパン会員 佐藤 雄佑 氏・学校法人あけぼの学園理事長・梅花女子大学教授 安家 周一 氏・読売新聞東京本社調査研究本部主任研究員 榊原 智子 氏)が行なわれる模様です。

当初計画ならびに緊急対策で2220人の保育需要を満たし「来年4月待機児童ゼロ」とする認可保育所整備等の用地の所在地、定員、種別等の一覧

平成28年5月13日区長記者会見資料:http://blog.goo.ne.jp/admin/editentry?eid=dd9e29151190ed68d4eb5b95747d368b&p=1&disp=50

平成29年4月に向けた区の当初整備計画 【11認可保育所 759名)  

1 阿佐谷北三丁目計画 阿佐谷北三丁目29 番 100名 認可保育所

2 井草一丁目計画 井草一丁目6 番       60名 認可保育所

3 和泉三丁目計画 和泉三丁目4 番       60名 認可保育所

4 梅里二丁目計画(馬橋保育園仮移転に伴う定員増)

             梅里二丁目34 番           24名  認可保育所      

5 永福二丁目計画 永福二丁目17 番            60名  認可保育所

6 上高井戸計画 久我山一丁目4 番             80名  認可保育所

7 久我山五丁目計画 久我山五丁目4 番     80名 認可保育所

8 善福寺一丁目計画 善福寺一丁目16 番    80名 認可保育所

9 成田東四丁目計画(阿佐谷南保育園仮移転に伴う定員増)

              成田東四丁目9 番             5名 認可保育所

10 本天沼二丁目計画 本天沼二丁目42 番        60名 認可保育所

11 旧大宮前体育館計画 宮前二丁目11 番      140名 認可保育所

                                 (小 計 749名)

阿佐谷北三丁目計画及び旧大宮前体育館計画は、事業者の提案により

保育定員等を合計して10名増加        10名 認可保育所

                                (小 計  10名) 合計759名                               

▲平成29年4月の待機児童数の当初予測で予定の整備計画【3認可保育所 320名】

1 遊び場109番  上井草四丁目6 番 100名   認可保育所

2 成田西二丁目用地 成田西二丁目24 番 100名   認可保育所

3 宮前自転車集積所 宮前二丁目24 番  100名   認可保育所

4 和田堀会館 堀ノ内二丁目22 番         20名    定期利用保育  合 計 320名

▲保育事業者からの開設提案による整備(平成28年4月末時点での見込み)

・認可保育所 102名

・小規模保育事業 154名

・定員調整等 ※   90名         合 計 346名

▲今回の『すぎなみ保育緊急事態宣言』に基づく緊急整備・・・平成28年度補正予算第2号により追加整備予定の施設一覧【7認可保育所 795名 】

1 久我山東原公園(一部) 久我山五丁目12 番27 号    80名   認可保育所

2 向井公園        下井草三丁目13 番7 号   120名   認可保育所

3 高井戸みどり公園(一部) 高井戸西一丁目9 番4 号 120名   認可保育所

4 井草地域区民センター中庭 下井草五丁目7 番22 号  120名    認可保育所

5 天沼中学校隣接用地 本天沼三丁目10 番20 号       100名   認可保育所 

6 旧杉並中継所管理棟駐車場 井草四丁目15 番      80名      認可保育所

7 土木材料置場 成田西三丁目8 番              100名   認可保育所  

                                          (小 計 720名)

8 善福寺だいかんやま公園 善福寺二丁目26 番22 号     25名  定期利用保育

9 高齢者活動支援センター(一部) 高井戸東三丁目7 番5 号 15名 定期利用保育

10 北公園緑地事務所資材等置場 下井草四丁目21 番8 号   20名 定期利用保育

11 職員住宅久我山寮 久我山五丁目24 番19 号      15名  定期利用保育

                                           (小 計 75名)

                                         合 計 795名

 以上のように、認可保育所22園を新たに開設し、定期利用保育、小規模保育も含めて2220人分の保育所を来年2017年4月までの1年足らずで整備し、とにもかくにも何が何でもいったん「待機児童ゼロ」を実現するというものです。

※「定期利用保育」・・・・←「ひとつき預かり保育」、最長1年で月極めの更新制による。認可保育所に入所できなかったケースにパート等で働く場合に、認可保育所の空きスペースや一時預かり専門施設において実施するサービス。杉並区では平成28年実施園としては㈱withや㈱ライフサポート、㈱ひのまるキッズガーデン、社会福祉法人が実施している。

 4・18 『緊急事態宣言』や5・13区長記者会見では、杉並区は他の区と比べて杉並区は認可保育所の整備が大きく立ち遅れており、保育需要に対する認可保育所の整備率が「東京23区中20位である」と再三強調しています。ここから緊急対策では、認可保育所の新設・整備にほとんどの重点注力を決め、そのために区有施設(土地、施設)を上記のように、杉並じゅうで保育所転用可能用地として、片っぱしから更地化し、その区の「決断」と「22か所の認可保育所」 「2220人分の保育需要への対応という大規模な取り組み」を「政令市以外では過去に例がない最大規模の待機児童解消策」として田中区長は記者会見では強調しています。「23区中20位」という認可保育所整備に位置づけも取り組みも熱心ではなかったことを痛く反省し本気で取り組むものとして、この「過去例がない緊急対策」に踏み切ったのでしょうか?それともトップダウンで「聖域なく片っぱしから区有の施設・用地を転用する」剛腕をふるおうとしていることを「政令市以外では過去例がなく最大規模」として自賛し評価を得たいということでしょうか?

保育の質の確保と保育人材の確保策の充実

 ここまで「緊急対策の柱」と記者会見で田中区長が掲げた一つ目の柱である「区有施設、区有地を転用して保育所を整備する」に関わる緊急対策をみてきました。では、二つ目の柱と田中区長が言っている「保育の質の確保と保育人材の確保策の充実のほうではどういうことを言っているのでしょうか。

  ▲「国の緊急対策(「待機児童解消に向けて緊急的に対応する施策について」平成28年3月28日厚生労働省)においては、認可保育所の人員配置や面積基準について、国の定める基準を上回る基準を設定している区市町村において、国の基準を上回る部分を活用して、一人でも多くの児童を受け入れるよう区市町村に要請している。しかし、区においては、現在の保育水準を維持するとともに、保育士等の労働環境を保持するためにも従来の区基準を堅持する。」として0歳児・1歳児に対する職員配置基準を国が保育士1:定員6をとっているのに対して、あくまでも杉並区は1:5を維持するということを田中区長は記者会見でも強調しています。国が保育士の処遇を改善するとか保育の質の向上を言いながら、保育士にこれまで以上の負担が過重するような方針を緊急対応として自治体に通達してくるのは矛盾しており問題がある」とまで言って3月の厚労省要請に「反発」し批判してみせました。

 ▲また田中区長は、記者会見では「保育の質の問題と保育士の職場環境や労働条件の問題は一体の問題と考えている」と強調し、「女性就労の問題や育児休暇の保障の問題に見られるように、保育の問題は労働情勢が根本にある」とも強調しました。しかし、だから、どうあるべき、どうするべきとは明言はせず、「労働情勢は国、自治体である区は保育サービスの提供、充実に努める」とコメントしました。

 ▲では、緊急対策で、「保育人材の確保策の充実」としては何を杉並区はやるのかという話に当然になります。これについて区長が記者会見で明らかにし、杉並区が言っているのは次のようなことです。

  ①「現在働いている保育士等のスキルアップ・就労継続を図るため、区内の私立保育所団体などが実施する研修の充実を支援

  ②「大学や専門学校などの保育士養成機関に対し、区内で保育施設の新設を予定している保育事業者の情報を記載したリーフレットの配布やポスターの掲示などを依頼し、新卒者への求人内容の周知を行う」「区内の保育施設開設に関する情報を周知するため、保育事業者が実施する新卒者向
け説明会や見学会などを支援する」

  ③潜在保育士を対象とした採用支援・・・ 保育現場から長期間離れているなどの、いわゆる潜在保育士を対象として、保育事業者が実施する不安を解消するための職場体験等の研修を支援する」

  ④「現在働いている保育士を対象とした離職防止に向けた取組・・・
 区内の保育施設に勤務する保育士が育児休業を取得後、円滑に職場へ復帰できるよう、平成29年4月入所申込から、復職者が保育施設に優先入所できる仕組みを設ける

  ⑤「ハローワークとの連携による合同就職相談・面接会のほか、新たに区独自の相談会を開催する」「 区が提供する区内事業所の求人情報サイト「就職応援ナビすぎなみ」の保育士に関する求人情報を入手しやすくなるよう、検索方法などの改善を図る」

  苦労して保育士資格を得て、なお保育所に就職していない、あるいは長年保育所で働いてきたがいまの職場環境や労働条件ではとても続けられない、保育所から出産育児のために休んでいたが職場復帰に二の足を踏まざるを得ない、保育を重要な大事な仕事と考えて専門学校で必死に学んできたがいざ就職となると生計の問題を考えると募集に応じる気になれない・・・こうした人々が、この区長会見や区が打ち出した「保育人材の確保策の充実」を聞いたら、どう感じ、どう思うでしょうか。彼女ら彼らが何に苦しみ、悩み、そうなっているのか、なぜ、保育職員になり手がいないのか、なぜ保育所の離職率が高いのか・・・このことに実際には思いを致すところがない「保育人材確保策の充実」は何も語っていないに等しいものです。この問題を抜きに、「給与の低さや、労働条件、職場環境の問題は、国の問題」という話はないでしょう。ましてや、田中区長はじめ区は「認可保育所を含めて、保育は民間企業の活力に委ねる」という基本方針をますます強力に進めています。「民営で行く」ということは、非正規職で行く」ということ以外の何ものでもありません。民営を前提に保育所整備を進め、非正規職の身分で「保育の質」を要求し、区が「スキルアップ」だ「研修支援」というのは、保育職員をボロボロにし、従ってまた、絶対に確保しなければならない保育の安全を瓦解させ崩壊させるということです。

 少し、長くなりましたが、この「二つ目の柱」の問題は、キャッチコピーやコトバでどんな聞こえがいいことを言おうと、田中区長と緊急対策本部の眼中には、実際には、「保育」や「保育職」の問題がないことを示しているということではないでしょうか。この点は、特に、【2】批判の方で、踏み込んで暴露し批判したいと思います。

地域・区民の合意形成の問題

  突然の「緊急事態宣言」、けたたましいキャンペーン、いかに「緊急事態」「いま手を打たないと・・・」と区が言おうと、前掲のごとく杉並区内全域で、区有施設(土地、施設建物)を更地にするという激変施策断行について、区は地域や住民や施設職場、施設利用者に対して何らかの事前の合意形成努力をするつもりがあるのでしょうか。広報には出した、区の公式ホームページでも流した、区内全域の全住戸に配布した、ということでは、説明責任の「せ」の字にも値しません。5月13日の区長記者会見では、記者から質されて、「対象用地の地元の自治会長や町会長には説明し理解を求めた」と言うのみです。全区的な住民説明会についても、整備用地となる地元での件の「更地化」と「保育所開設」の住民説明会についても、行なうと言う説明もしていません。その区の姿勢は、前掲5・21シンポジウム『保育所をどうする』の突然の告知、それも記者会見の場での告知から、事前申し込み制で、週明け月曜日の申し込み締め切りにもあらわれています。何のための、誰のためのシンポジウムか?

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 あんさんぶる荻窪の廃止、荻窪税務署・公務員宿舎跡地との財産交換で、計画発表から、「財産交換」議案議決強行まで、ただの一度も「あんさんぶる荻窪」地元の荻窪南では説明会は行なわれませんでした。荻窪南の住民の方々は、今回の『すぎなみ保育緊急事態宣言』とそれ以降の杉並区の進め方に、「あんさんぶる(荻窪北児童館)」廃止の進め方とそっくり、おんなじだ」と感じている方が多いと思います。

 

「りふじんじん」(NHK「みんなの歌」4~5月分)・・・まったくたくたく まったくたくたく やってらんないよ  じんじんじんじん じんじんじんじん りふ じんじん・・・」のこの歌詞のこの文言がズバッと子どもと母親(親たち)の思いを吐き出していて、広く拡散しているようです。時期は「保育園落ちた 日本死ね」ブログの直後から。→はやぶさ 歌詞&動画視聴 歌:ネット動画プラス 

 

※歌詞リンクコード  http://www.uta-net.com/movie/206017/

 

※youtube動画 https://www.youtube.com/watch?v=t9P0RJJe7nk

 

 今回の『緊急事態宣言』とは、施設・職場や利用者や地域・住民・子どもの権利や都合、意見や反対はいっさい認めず、「緊急事態」だから区の決定・計画には無条件に従ってもらう、区の思い通りに問答無用で進めるということです。

  「緊急事態」とはいつの時代も、戦争のときに見られるように、その一言で為政者が行なおうとしていることをその強行のために、いかなる反対や批判も認めず、ゆるさない、権利・自由の圧殺のために宣言されてきました。田中区長と杉並区が「緊急事態」というコトバを選んで使っていることは明らかです。そして「緊急事態」を宣言して強行される為政者の施策は、ほとんど例外なく、大ウソとトップダウンの秘密主義、強権によるだまし討ちを常套手段としているのも歴史が示す事実です。いや戦時中のことやつい先日のことである特定秘密保護法や集団自衛権閣議決定、安保・戦争法の時のことや「憲法改正」の本丸として準備されている「緊急事態」条項を例に上げなくても、あんさんぶる問題で「喫緊の特養整備」のウソ(区長は「天沼の大規模用地が欲しかった」と事の起こりを自認しており、区長文書でも明らかになっています)や地元・荻窪南に対する徹底した無視抹殺で私たちは思い知らされています。「喫緊の特養整備」とは今風に言いかえれば「すぎなみ特養緊急事態宣言」という位置づけだったのです。

 

次回記事 ⇒ ひとまず「批判編」を何回かに分けながら始めます。よろしくお願いします。

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インフォメーション・・・・・・・・・

5月20日(金)19時~

桃二小校舎改築基本設計説明会

  この説明会は桃二小近接のごくわずかの住民にしか告知されていないようです。しかも、「杉並区まちづくり条例」及び「杉並区中高層建築物の建設に係る紛争に係る紛争の予防と調整に関する条例」に基づく計画の説明会として行われます。天沼三丁目複合施設棟の説明会とまったく同じ手法、手順で区は突っ走ろうとしています。以下は転載させていただきました。

 

5月14日
 
杉並区立桃井第二小学校校舎改築基本設計説明会が2016年5月20日(金)午後7時から午後8時30分まで桃井第二小学校体育館で開催されます。皆さん是非出席しましょう!
       

 

荻窪 子どもの居場所を守る会 5月14日
2016年5月20日(金)午後7時から体育館で開催される桃井第二小学校校舎改築基本設計説明会は、「杉並区まちづくり条例」及び「杉並区中高層建築物の建設に係る紛争に係る紛争の予防と調整に関する条例」に基づく計画の説明会とのことです。

 

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