同じ日付(1月30日)で日付変更線前の現在時刻での追記を末尾に付加しました。
特報・杉並版
(地域・児童館、あんさんぶる荻窪)
1月27日説明会報告
1月27日午後7時から8時半まで、荻窪税務署そばの天沼小学校地下で、「『(仮称)天沼三丁目複合施設・複合施設棟』の用途に関する近隣説明会」が行われました。前回11月1日の旧若杉小学校での説明会は、広報すぎなみの最終頁の片隅という目立たない箇所での説明会の案内・周知でしたが、今回の説明会は天沼三丁目地域に「近隣の皆様へ」と題する回覧板で昨年12月にこっそりと周知されただけで、広報すぎなみには掲載せず、直前の1月13日になって(関心ある人でも必ずしもみる機会や手段があるとは限らない)区のホームページに流されただけです。しかも案内では参加定員は100名としながら実際には数えてみると、天沼小学校地下の会場には84人分のイス席しか配置されていませんでした。
開催された1月27日「説明会」の模様
区は白垣企画課長、牧島政策経営部長、寺井政策経営部副参事、施設再編整備担当部課長はじめ18名が配られた席次表通り出席、区側の説明と報告・答弁は専ら寺井政策経営部副参事が行い、何点かについて白垣企画課長が補足答弁。参加した区民は全席を埋め、あんさんぶる荻窪の税務署との交換そのもの、区の住民無視の進め方、あんさんぶる荻窪(荻窪北児童館が最大の実体としてある)の廃止と税務署との交換に関する地元・荻窪五丁目での説明会がいまだ一度も行われていないことに対する抗議と住民説明会の開催要求に質疑は集中しました。
区側の質疑に対する答弁は、誠実さと責任性にかける「結論ありき」の姿勢に終始し、「説明は行った」「区民の意見は聞いた」「今後も意見をいただきながらご理解を得ながら進めていく」という口先だけ、形だけのアリバイづくりのために説明会を開いたことは、誰の目にも明らかでしたが、参加者の追及の中で、区が考え、区が進めている「あんさんぶる荻窪・税務署交換」をめぐって、区が「説明として言っていること」と、実際に区が「何も決まっていないにもかかわらず、決定していることであるかのように現在進めていること」の食い違いが覆いがたく暴露され、杉並区(田中区政)のむき出しの姿があからさまに示されました。
以下、何点か、区の答弁・姿勢・方針との最も白熱化した重要な争点・テーマに沿って、1月27日の「説明会」で明らかになった重大問題として、荻窪五丁目をはじめとするあんさんぶる荻窪と児童館の利用者、職員、関係者はじめ全杉並の住民の皆さん、区施設で働き「区立施設再編整備計画」で職場と仕事が存続の矢面に立たされている職員の皆さん、全東京全国の皆さんにお知らせ・お伝えし、確認します。
【1】区が決定的な重大答弁「あんさんぶる交換について地元・荻窪五丁目を対象とした説明会は行わない」!何度も区が言明!
あんさんぶる荻窪は荻窪五丁目にある区立の複合施設であり、その最大の実体は、二階にある荻窪北児童館であり、この児童館には、学童クラブだけでなく、放課後の一般学童の居場所、乳幼児親子の居場所、中高生の居場所、周辺の保育園や幼稚園の子どもたちや親子が気軽に出入りし、ボランティアの方々も含め多世代老若男女の交流の場として年間15万人を超える子どもたちと区民に開かれた居場所になっています。 そして、このあんさんぶる荻窪とそこにある荻窪北児童館という施設は、当初から自生的にそうなったわけではなく、幹線道路に囲まれ、子どもたちが遊び場として安心して利用できる公園が近くにない地域での学童保育の取り組みとして、設計・意匠段階から竣工後の運営にいたるまで職員、地元荻窪五丁目住民、子どもたちのの健全な育成環境に関する経験者・専門家、地域の英知と創意と苦労と努力を結集して営まれ、区内のみならず、都内的にも全国的にも非常に評価の高い、安心できる施設として発展してきました。
荻窪五丁目という地域、小学校単位の通学域で言えば桃井第二小学校通学地域の住民と荻窪北児童館を擁するあんさんぶる荻窪の施設は、このように、切っても切れないものです。設計に関わったという五丁目の住民の方も質疑で触れました。「あんさんぶる荻窪は私たちが杉並に植えた一本の苗」と建設当時からかかわってこられた方々はおっしゃっています。あんさんぶる荻窪、荻窪北児童館は、荻窪五丁目、桃井第二小学校通学域にとって、今やそれなしにはあり得ない地域の居場所、子どもたちと住民の安心・安全の拠り所、宝ともいえる施設です。それをつくったのも地元荻窪五丁目を中心とした区民(住民)と職員なのです。
ところがどうでしょう!▲あんさんぶる荻窪、荻窪北児童館の最大の当事者である地元・荻窪五丁目、桃井第二小学校通学地域、そこに働く職員の意見も聞かず、寝耳に水のような区の一方的な「あんさんぶる荻窪廃止」「税務署との交換」が降って湧き、この地元や職場に、一言の相談もなく、▲一度もこの荻窪五丁目で荻窪五丁目、桃井第二小学校通学地域の住民を対象とした説明会も開くことなく、あんさんぶる荻窪と荻窪税務署の交換を区の計画・方針としてすすめており、▲たび重なる地元・荻窪五丁目住民の荻窪五丁目での「あんさんぶる荻窪廃止、税務署との交換」に関する説明会の開催の要求に対して、拒み続け(※)、▲1月27日の説明会では、開き直って「地元等特定の地域を対象とした特定の説明会は、施設再編整備という区全体に関わる観点からは公平を欠き適正を欠くので行わない。」と言いきったのです。
【※質疑で「ウソつくな」と暴露され追及されたように、実際には「(2014年6月12日か6月19日に)五丁目説明会を開いてはいかがでしょうか?」という打診めいたことを区は行っており、にもかかわらず、その後は「五丁目説明会」はぴたりと「なかった話」にされ、一切触れず、求めても無視し続けているという経過があるようです。】
区のこの居直り的な説明会拒否・不開催方針は、どこをどうおしても、絶対に認めるわけにも、ゆるすわけにもいきません。この決定的な区の答弁は、言葉の弾みで出て来た暴言ではありません。繰り返し、何度も言いきったように、これが区の方針だと
いうことです。
冗談ではない!中身抜き、意味抜きのコトバだけ聞いていると、事情を知らない人は何か荻窪五丁目住民が、地元利害、地域エゴを張って、反対のための反対をしているかのように思う人もいるかもしれませんが、ふざけるなという話です。
ここで区が言う「地元」とは、荻窪北児童館を利用している当事者、あんさんぶる荻窪を利用している当事者、子どもたちが安心して安全に遊べる公園が近くにない荻窪五丁目、桃井第二小学校通学地域に荻窪北児童館を開設するに当たり、地域の知恵と創意を集中し、切実な思いを形に変え、「住民の福祉とその増進」のために自治体たる杉並区に協力してあんさんぶる荻窪を作り上げて来た住民以外の何物でもありません。
こんな話、こんなやりかた、進め方がどこにあるか!いまだ最大の利用者、最大の協力者、最大の当事者である荻窪五丁目、桃井第二小学校通学地域で一度も、その廃止しようとしている施設(区内最大の荻窪北児童館とそれを要するあんさんぶる荻窪)の説明会も開いていない!さらに説明会を要求しても、それに対して、とうとう拒否の理由に事欠いて「地元等特定地域を対象にした説明会は開かない」「特定地域対象の説明会は公平・適切を欠く」と居直って「絶対開かない」と言っているのです。
区が言っていることは、「住民の福祉と増進のための公の施設」をそれが不可欠の地域から、その地域・地元への説明もなしに、取り上げる、廃止するということ、一度もその施設の存在する地域への説明もなしに、施設廃止を条例で決めるということです。
これは要するに、地元住民は反対するから、地元住民に反対されると区の計画は進められないから、地元地域での説明会はやらない、地元には説明も周知もしないということです。説明会を開いたら大変なことになる、大反対で区の計画・方針が潰されるに決まっているからやらないというような施設廃止、あんさんぶる・税務署交換は、区の計画・方針そのものが根本から「やってはならない」とんでもない計画・方針だからにほかなりません。地元当事者に説明会をやらない理由を考えるより先に区がすべきことは、地元当事者に説明できないような計画・方針、そんなものを策定しない、してはならないということでしょう。
何が「特定地域を対象に説明会をやることは公平・適正を欠く」だ?!言ってるそばから、ぼろが出るような屁理屈は通用しない。今回の説明会にむけて区が作成し配布した天沼三丁目地域の回覧板にどういう題がつけられているか?「近隣の皆様へ」だ。天沼三丁目の公務員宿舎跡地への「複合施設・複合施設棟」用途説明会は紛れもなく「地元(近隣)説明会」ではないか。説明会では参加者から即座に「ちらしに書いてることと矛盾してるじゃないか」の声が飛んでいる。
いずれにしても区は区立施設の設置・廃止・管理について、その施設の利用者、当事者、立地の住民を対象にした設置・廃止・管理に関する説明会などすべきではない、やらない、ということを繰り返し繰り返し何度も言明した。これが住民にとって一番近い位置にある政府たる自治体がすること、言うことか!事は重大な上にも重大だ。この決定的な確信犯的な答弁については、責任が問われねばならない。こんなことがゆるされるか!荻窪五丁目全域に、杉並区全区に、全国にこの決定的な区答弁を知らせ、暴露し、抗議、断罪しよう!
【2】地元への説明も、地元の合意もなしに、来年2月開会の区議会第一回定例会に「あんさんぶる廃止・荻窪北児童館廃止、税務署と交換」の条例案提出の方針を言明した!
質疑では、「公の施設の設置、廃止、管理については条例で定めなければならない」という地方自治法244条の二の規定に基づく追及も行われました。これに対して、区は、来年2月開会の区議会第一回定例会に「あんさんぶる廃止・荻窪北児童館廃止、税務署と交換」の条例案提出と答弁しました。
これは「区は既に決定しているかのように交換を前提に具体的なことを進めているが、誰も、あんさんぶると荻窪と荻窪税務署の交換について、どこで決まったのか、どうなっているのか、さっぱりわからない」という区の「あんさんぶる荻窪・税務署」交換の進め方に対する広範な疑問と不信・批判が渦巻いている中で、交換が条例として議会の承認を得ていないと今後の工事や移転等が進められないという区の側でのタイムリミットととして、寺井副参事答弁で思わず口の端に出た「(2016年1・2月定例会で条例化⇒)それなら間にあう」という区の認識から、区が方針として固めていた2016年第一回定例会条例案提出を、今回の説明会で打ち出したものです。
これは住民への周知も住民との合意もなしに「あんさんぶると荻窪と荻窪税務署の交換」を何が何でも条例にして住民にのませる(強行する)というむきだしの強行路線があからさまになったということにほかなりません。
しかし、これは、「決まってもいないことを、既に決定していることのように、進めている」「あんさんぶると税務署の交換なんて一体どこで決めたのか、誰も認めてないぞ、合意なんてない」という指摘、批判、抗議、怒りの前に、実際には区が追いつめられているということです。「決まってもいないことを、既に決定していることのように、進めている」というのは本当にそうだからであり、区(田中区政、経営企画部)自身が一番わかっていることだからです。
だが、地方自治法244条の二を持ちだされて、条例にするというのは区の意志であっても、寺井副参事答弁でも、これまた何度もそう(⇒)言いましたが「交換はまだ決定していない、交換は国と協議中で協議が続いている」というのが現状です。にもかかわらず、現在、「交換」を前提として、今回説明会のテーマとされているように天沼三丁目公務員宿舎跡地建設予定の施設の複合施設・複合施設棟の基本設計の説明会をこの4月に行う、2016年の条例案も先のことなのに、条例で廃止が決まるあんさんぶる内の荻窪北児童館の学童クラブの桃井第二小学校への移転とその移転を前提とした改築検討懇談会が既に実施されているわけです。
寺井副参事の「交換は決定していない。協議中である」という答弁は、決定的です。これもまた説明会の質疑で即座に突き出された重大事実です。「決定されてもいない交換を決定されていることであるかのように進めている」と厳しく追及し批判する意見が多数の質問者から出されたのは当然です。区がやっていることは明確に地方自治法244条の二に反する違法なものだということです。
【3】 すべては昨年7月9日の国と区の「あんさんぶる荻窪⇔荻窪税務署・国家公務員宿舎跡地」交換契約締結に向けた「覚書」、さかのぼれば一昨年11月13日の麻生財務大臣と田中区長の「あんさんぶる荻窪⇔荻窪税務署・国家公務員宿舎跡地」交換の「最終合意」が基になり、そこで合意・締結されたことに基づいて進められている!
質疑では2014年7・9覚書と2013年11・13麻生・田中合意についても暴露・追及が行われました。「条例にもよらないで、しかし、あたかも決定されていることのように進められているその『決定』」にあたるものこそ、「覚書」であり、「麻生・田中合意」であることが浮き彫りになりました。
寺井副参事答弁では「別に隠しているわけではない。覚書は事務的文書」、とごまかしましたが、参加者から「私も覚書をみてみたい。どこで見れるのか。事務的文書だからこそ、中身を見たい」と意見が出されています。公開すれば、何が国と区の間で合意・締結されているかはすぐわかります。いな、そもそも、質疑で明るみに出ましたが、7・9覚書に先だって「覚書について」という文書まで昨年6月21日に作成されているのです。土地や建物の評価額や2018年度を目途とする交換契約締結の前の工事等に際しての貸付財産の使用の際の有償の基準額等はまだ協議中かもしれませんが、ほとんどの具体的事項は「覚書」締結で「決められている」のです。それにしても寺井副参事は自分が言っていることが何を意味するかわかっていないようだ。「単なる事務的文書だ。覚書を見なくてもこうやって区は具体的なことは説明しお伝えしている」ということは、「覚書」に基づいて具体的なことをやっているということではないか。
施設再編整備計画という全体の視点でというのであれば、その目玉に麻生・田中合意で座り、7・9覚書の手順・方針通り進めている「あんさんぶる荻窪⇔荻窪税務署・国家公務員宿舎跡地」交換の大本、起点である麻生・田中合意(田中区長は2013年11月19日区議会全員協議会で「最終合意」と報告しています)、下絵・手順・方針書(まさに「具体的事項細目にわたる事務的文書」)になっている「覚書」を公開し、それに関する全区での説明会を行うべきではないか。麻生・田中「最終合意」と7・9覚書を詳らかに明らかにできないのは、まさに、「結論ありきで既定方針として計画を強行」「条例は最後の仕上げでよい(議会に唱和させるのは簡単)」という区民そっちのけ、住民・地域・地元無視というあくどい田中区政の手法の全貌が白日のもとに明るみに出るから、それをまさに「隠そうとしている」からにほかなりません。後ろめたいことがないというなら自ら公開しオモテに出せばいいのだ。
7・9「覚書」の内容とコメントについては、カテゴリー「じどうかんなくすな!あんさんぶる荻窪・税務署交換」のバックナンバーで2014年11月9日記事、11月10日記事、11月14日付け記事をごらんください。
【4】あんさんぶる荻窪は30億円かけてつくった、築10年、それを国に渡して、国の明け渡した土地に民営特別養護老人ホームと複合施設・複合施設棟を60億円かけて新設する!⇒施設をつくるのもなくするのも、その施設は区民のもので、区長や区のものじゃない!区が勝手にやっていいものではない!」
これも質疑で何人もの発言者が抗議した点だ。コメント不要。当たり前のことだ。ところが白垣企画課長は「あんさんぶるが重要な施設であることも児童館が果たしている役割も大きい。しかし児童館の機能は継承し発展させる。そして何よりも特別養護老人ホームは建設による待機者解消は急務だ。税務署跡地の広大さと2百床の特別養護老人ホーム建設は、どんな事情にも優先して行うべきことと考える」と強調して答弁しました。では、なぜ特別養護老人ホームを直営で建設しないのか。区は特別養護老人ホームも、認可保育所もすべて民間委託、指定管理者という民営化方針だ。どうした生活状態の高齢者や共働き世帯が特別養護老人ホームや認可保育所に入所できないで苦しんでいるのかわかっているのか。
税金を払っているのは私たち住民だ。誰のための施設なのか。誰のための行政なのか。「自治体の責務」「住民の福祉とその増進」に反するカネ儲け優先のイカサマ「福祉」と「福祉の充実」のウソ看板による政治的利権のために、私たち住民の血税を使うな。
【5】荻窪北児童館廃止反対、あんさんぶる荻窪廃止に絶対反対!2016年(来年)2月開会の区議会での「あんさんぶる荻窪廃止、北児童館廃止、税務署交換」条例を絶対に阻もう!
① 今年4月26日の区議選は大きな位置を持っています。田中・麻生会談「合意」にも「覚書」にも「あんさんぶる荻窪⇔荻窪税務署・国家公務員宿舎跡地」交換にも現在の区議会は完全に沈黙し、唱和さえしている。このオール田中与党の区議会の体たらくな惨状こそ、田中区政がトップダウンの独断専行で職場も無視、住民も地域も無視で進める暴挙をなすがままにゆるしている原因だ。真っ向から反対する候補を区議会にに圧倒的な得票で送ろう。私たち住民とともに声をあげて闘う議員をつくりだそう。
② 児童館職場、児童館・学童保育分会を応援・支援して闘おう。正規・非正規職員から職場を奪い、仕事を奪う施設再編整備に反対しよう。職員に超低賃金・不安定雇用・過酷労働を強いる民間委託に反対!職員の生きられる、働ける労働条件なしに施設利用者の安心・安全も、子どもとお年寄りの安全・安心もなし!
、
③ 「あんさんぶる荻窪⇔荻窪税務署・国家公務員宿舎跡地」交換に絶対反対の住民運動を荻窪五丁目を先頭につくりだそう。荻窪五丁目で説明会を開かせよう。そのために 「あんさんぶる荻窪⇔荻窪税務署・国家公務員宿舎跡地」交換で起きていることを荻窪五丁目全体、区内全体に周知しよう。説明会で暴露されたこと、区が言っていること、やっていることを伝えれば必ずみんな怒ります。反撃の火の手は上がっています。杉並を住民の手にとりもどそう。
以下は本日追記
当通信が本日付で出した記事について、記事をプリントアウトして読んでもらい、立場や職業や地域や年齢が違う四者(四人)への意見聴取を直接対面で試みたところ、次の意見が出されました。
意見聴取は以下4項目について行いました。
①田中区政・杉並区・田中良区長が「あんさんぶる・児童館廃止、税務署・公務員宿舎跡地との交換」でやっていることへの評価・意見
②区による買い取りも補償も移転地の確保もなしに「狭あい道路拡幅整備」条例で「道路拡幅」「木造住宅密集地域の防災・延焼対策」の理由で、私有財産(土地)の一部を道路に整備することが、憲法29条(財産権)や土地収用法68条(収用又は使用に因る損失の補償)の規定に基づいてやっていいことかどうかに関する評価・意見
③道路・橋梁を除く区の596施設を聖域なく「再編整備」するという理由で、施設職員、施設利用者、施設がある地域・住民の合意なしに、杉並区・田中区政・田中良区長が「公の施設」の廃止、売却・転用・交換・多機能化・複合化・統合を進めていることに関する評価・意見
④前記①②③を進めている杉並区又は首長・田中良に対する評価・意見
4人の評価・意見
《Aさん(60代・杉並区外・民主党支持の知人・男性)》
①そこに施設があり、利用者や関係者が大勢いる当事者・地元地域、地元との合意なく条例にしようとするなど考えられない。ゆるされるかどうか以前にそういう発想で行政をやる感覚そのものが信じられない。②土地所有者の合意なしでもそういうことをやれると思っている区長だからこそ、①のようなことを何のひっかかりもなくやれるのだと思う。③首長と言えども、「計画」の説明責任も果たさず説明努力もなし、「合意」もなしに、住民の税金でつくられ運営されている施設を勝手に廃止したり、売却したり、交換したりするなどもってのほか。私の住んでいる区ならリコール起こす。施設は区や区長のもんじゃない。④杉並区というところは前の山田宏区長にしても、いまの田中区長にしても何でそういうのが出てくるのか。そういう首長は、いずれおしまい、やってることは必ず失敗に終わる。
《Bさん(60代・国が定める資格を有する法律家・支持政党なし・男性・区外)》
①についても②についても③についても⇒違法・違憲。法律家だから法律に照らしてどうかというより、社会常識、社会通念、まともな普通の国民の良識に照らしてあり得ないし、そもそもリアリティがない。④レベルが低い、ダメ首長。そういうのをトップに据えてしまった杉並区の有権者は、このままでいいと思うようなら、杉並はろくなことにならない。
《Cさん(40代・女性・専業主婦・杉並在住)》
①②③④まとめて⇒「何よ!」「なめんなよ」「女を怒らせたら、どういうことになるか」「思い知らせて赤っ恥かかせてやるからね。」
《Dさん(20代・Cさんが連れて来た娘さん・非正規・杉並在住)》
①子どもを産んでも先々保育や小学校の時期が心配だから産む気にもなれないし、結婚する気にもなれない。母親みたいにまでは言わないけど、私のこれからの人生どうしてくれるの?②社会とか地域とか職場とかって、みんなの合意があってほどほどにスムーズになると思ってる。②とか③とか難しいことはよくわからないけど、区が考えてること、やってること、その真逆じゃないの。④そういうのって「嫌」「大っ嫌い」
特報・杉並版
(地域・児童館、あんさんぶる荻窪)
1月27日説明会報告
1月27日午後7時から8時半まで、荻窪税務署そばの天沼小学校地下で、「『(仮称)天沼三丁目複合施設・複合施設棟』の用途に関する近隣説明会」が行われました。前回11月1日の旧若杉小学校での説明会は、広報すぎなみの最終頁の片隅という目立たない箇所での説明会の案内・周知でしたが、今回の説明会は天沼三丁目地域に「近隣の皆様へ」と題する回覧板で昨年12月にこっそりと周知されただけで、広報すぎなみには掲載せず、直前の1月13日になって(関心ある人でも必ずしもみる機会や手段があるとは限らない)区のホームページに流されただけです。しかも案内では参加定員は100名としながら実際には数えてみると、天沼小学校地下の会場には84人分のイス席しか配置されていませんでした。
開催された1月27日「説明会」の模様
区は白垣企画課長、牧島政策経営部長、寺井政策経営部副参事、施設再編整備担当部課長はじめ18名が配られた席次表通り出席、区側の説明と報告・答弁は専ら寺井政策経営部副参事が行い、何点かについて白垣企画課長が補足答弁。参加した区民は全席を埋め、あんさんぶる荻窪の税務署との交換そのもの、区の住民無視の進め方、あんさんぶる荻窪(荻窪北児童館が最大の実体としてある)の廃止と税務署との交換に関する地元・荻窪五丁目での説明会がいまだ一度も行われていないことに対する抗議と住民説明会の開催要求に質疑は集中しました。
区側の質疑に対する答弁は、誠実さと責任性にかける「結論ありき」の姿勢に終始し、「説明は行った」「区民の意見は聞いた」「今後も意見をいただきながらご理解を得ながら進めていく」という口先だけ、形だけのアリバイづくりのために説明会を開いたことは、誰の目にも明らかでしたが、参加者の追及の中で、区が考え、区が進めている「あんさんぶる荻窪・税務署交換」をめぐって、区が「説明として言っていること」と、実際に区が「何も決まっていないにもかかわらず、決定していることであるかのように現在進めていること」の食い違いが覆いがたく暴露され、杉並区(田中区政)のむき出しの姿があからさまに示されました。
以下、何点か、区の答弁・姿勢・方針との最も白熱化した重要な争点・テーマに沿って、1月27日の「説明会」で明らかになった重大問題として、荻窪五丁目をはじめとするあんさんぶる荻窪と児童館の利用者、職員、関係者はじめ全杉並の住民の皆さん、区施設で働き「区立施設再編整備計画」で職場と仕事が存続の矢面に立たされている職員の皆さん、全東京全国の皆さんにお知らせ・お伝えし、確認します。
【1】区が決定的な重大答弁「あんさんぶる交換について地元・荻窪五丁目を対象とした説明会は行わない」!何度も区が言明!
あんさんぶる荻窪は荻窪五丁目にある区立の複合施設であり、その最大の実体は、二階にある荻窪北児童館であり、この児童館には、学童クラブだけでなく、放課後の一般学童の居場所、乳幼児親子の居場所、中高生の居場所、周辺の保育園や幼稚園の子どもたちや親子が気軽に出入りし、ボランティアの方々も含め多世代老若男女の交流の場として年間15万人を超える子どもたちと区民に開かれた居場所になっています。 そして、このあんさんぶる荻窪とそこにある荻窪北児童館という施設は、当初から自生的にそうなったわけではなく、幹線道路に囲まれ、子どもたちが遊び場として安心して利用できる公園が近くにない地域での学童保育の取り組みとして、設計・意匠段階から竣工後の運営にいたるまで職員、地元荻窪五丁目住民、子どもたちのの健全な育成環境に関する経験者・専門家、地域の英知と創意と苦労と努力を結集して営まれ、区内のみならず、都内的にも全国的にも非常に評価の高い、安心できる施設として発展してきました。
荻窪五丁目という地域、小学校単位の通学域で言えば桃井第二小学校通学地域の住民と荻窪北児童館を擁するあんさんぶる荻窪の施設は、このように、切っても切れないものです。設計に関わったという五丁目の住民の方も質疑で触れました。「あんさんぶる荻窪は私たちが杉並に植えた一本の苗」と建設当時からかかわってこられた方々はおっしゃっています。あんさんぶる荻窪、荻窪北児童館は、荻窪五丁目、桃井第二小学校通学域にとって、今やそれなしにはあり得ない地域の居場所、子どもたちと住民の安心・安全の拠り所、宝ともいえる施設です。それをつくったのも地元荻窪五丁目を中心とした区民(住民)と職員なのです。
ところがどうでしょう!▲あんさんぶる荻窪、荻窪北児童館の最大の当事者である地元・荻窪五丁目、桃井第二小学校通学地域、そこに働く職員の意見も聞かず、寝耳に水のような区の一方的な「あんさんぶる荻窪廃止」「税務署との交換」が降って湧き、この地元や職場に、一言の相談もなく、▲一度もこの荻窪五丁目で荻窪五丁目、桃井第二小学校通学地域の住民を対象とした説明会も開くことなく、あんさんぶる荻窪と荻窪税務署の交換を区の計画・方針としてすすめており、▲たび重なる地元・荻窪五丁目住民の荻窪五丁目での「あんさんぶる荻窪廃止、税務署との交換」に関する説明会の開催の要求に対して、拒み続け(※)、▲1月27日の説明会では、開き直って「地元等特定の地域を対象とした特定の説明会は、施設再編整備という区全体に関わる観点からは公平を欠き適正を欠くので行わない。」と言いきったのです。
【※質疑で「ウソつくな」と暴露され追及されたように、実際には「(2014年6月12日か6月19日に)五丁目説明会を開いてはいかがでしょうか?」という打診めいたことを区は行っており、にもかかわらず、その後は「五丁目説明会」はぴたりと「なかった話」にされ、一切触れず、求めても無視し続けているという経過があるようです。】
区のこの居直り的な説明会拒否・不開催方針は、どこをどうおしても、絶対に認めるわけにも、ゆるすわけにもいきません。この決定的な区の答弁は、言葉の弾みで出て来た暴言ではありません。繰り返し、何度も言いきったように、これが区の方針だと
いうことです。
冗談ではない!中身抜き、意味抜きのコトバだけ聞いていると、事情を知らない人は何か荻窪五丁目住民が、地元利害、地域エゴを張って、反対のための反対をしているかのように思う人もいるかもしれませんが、ふざけるなという話です。
ここで区が言う「地元」とは、荻窪北児童館を利用している当事者、あんさんぶる荻窪を利用している当事者、子どもたちが安心して安全に遊べる公園が近くにない荻窪五丁目、桃井第二小学校通学地域に荻窪北児童館を開設するに当たり、地域の知恵と創意を集中し、切実な思いを形に変え、「住民の福祉とその増進」のために自治体たる杉並区に協力してあんさんぶる荻窪を作り上げて来た住民以外の何物でもありません。
こんな話、こんなやりかた、進め方がどこにあるか!いまだ最大の利用者、最大の協力者、最大の当事者である荻窪五丁目、桃井第二小学校通学地域で一度も、その廃止しようとしている施設(区内最大の荻窪北児童館とそれを要するあんさんぶる荻窪)の説明会も開いていない!さらに説明会を要求しても、それに対して、とうとう拒否の理由に事欠いて「地元等特定地域を対象にした説明会は開かない」「特定地域対象の説明会は公平・適切を欠く」と居直って「絶対開かない」と言っているのです。
区が言っていることは、「住民の福祉と増進のための公の施設」をそれが不可欠の地域から、その地域・地元への説明もなしに、取り上げる、廃止するということ、一度もその施設の存在する地域への説明もなしに、施設廃止を条例で決めるということです。
これは要するに、地元住民は反対するから、地元住民に反対されると区の計画は進められないから、地元地域での説明会はやらない、地元には説明も周知もしないということです。説明会を開いたら大変なことになる、大反対で区の計画・方針が潰されるに決まっているからやらないというような施設廃止、あんさんぶる・税務署交換は、区の計画・方針そのものが根本から「やってはならない」とんでもない計画・方針だからにほかなりません。地元当事者に説明会をやらない理由を考えるより先に区がすべきことは、地元当事者に説明できないような計画・方針、そんなものを策定しない、してはならないということでしょう。
何が「特定地域を対象に説明会をやることは公平・適正を欠く」だ?!言ってるそばから、ぼろが出るような屁理屈は通用しない。今回の説明会にむけて区が作成し配布した天沼三丁目地域の回覧板にどういう題がつけられているか?「近隣の皆様へ」だ。天沼三丁目の公務員宿舎跡地への「複合施設・複合施設棟」用途説明会は紛れもなく「地元(近隣)説明会」ではないか。説明会では参加者から即座に「ちらしに書いてることと矛盾してるじゃないか」の声が飛んでいる。
いずれにしても区は区立施設の設置・廃止・管理について、その施設の利用者、当事者、立地の住民を対象にした設置・廃止・管理に関する説明会などすべきではない、やらない、ということを繰り返し繰り返し何度も言明した。これが住民にとって一番近い位置にある政府たる自治体がすること、言うことか!事は重大な上にも重大だ。この決定的な確信犯的な答弁については、責任が問われねばならない。こんなことがゆるされるか!荻窪五丁目全域に、杉並区全区に、全国にこの決定的な区答弁を知らせ、暴露し、抗議、断罪しよう!
【2】地元への説明も、地元の合意もなしに、来年2月開会の区議会第一回定例会に「あんさんぶる廃止・荻窪北児童館廃止、税務署と交換」の条例案提出の方針を言明した!
質疑では、「公の施設の設置、廃止、管理については条例で定めなければならない」という地方自治法244条の二の規定に基づく追及も行われました。これに対して、区は、来年2月開会の区議会第一回定例会に「あんさんぶる廃止・荻窪北児童館廃止、税務署と交換」の条例案提出と答弁しました。
これは「区は既に決定しているかのように交換を前提に具体的なことを進めているが、誰も、あんさんぶると荻窪と荻窪税務署の交換について、どこで決まったのか、どうなっているのか、さっぱりわからない」という区の「あんさんぶる荻窪・税務署」交換の進め方に対する広範な疑問と不信・批判が渦巻いている中で、交換が条例として議会の承認を得ていないと今後の工事や移転等が進められないという区の側でのタイムリミットととして、寺井副参事答弁で思わず口の端に出た「(2016年1・2月定例会で条例化⇒)それなら間にあう」という区の認識から、区が方針として固めていた2016年第一回定例会条例案提出を、今回の説明会で打ち出したものです。
これは住民への周知も住民との合意もなしに「あんさんぶると荻窪と荻窪税務署の交換」を何が何でも条例にして住民にのませる(強行する)というむきだしの強行路線があからさまになったということにほかなりません。
しかし、これは、「決まってもいないことを、既に決定していることのように、進めている」「あんさんぶると税務署の交換なんて一体どこで決めたのか、誰も認めてないぞ、合意なんてない」という指摘、批判、抗議、怒りの前に、実際には区が追いつめられているということです。「決まってもいないことを、既に決定していることのように、進めている」というのは本当にそうだからであり、区(田中区政、経営企画部)自身が一番わかっていることだからです。
だが、地方自治法244条の二を持ちだされて、条例にするというのは区の意志であっても、寺井副参事答弁でも、これまた何度もそう(⇒)言いましたが「交換はまだ決定していない、交換は国と協議中で協議が続いている」というのが現状です。にもかかわらず、現在、「交換」を前提として、今回説明会のテーマとされているように天沼三丁目公務員宿舎跡地建設予定の施設の複合施設・複合施設棟の基本設計の説明会をこの4月に行う、2016年の条例案も先のことなのに、条例で廃止が決まるあんさんぶる内の荻窪北児童館の学童クラブの桃井第二小学校への移転とその移転を前提とした改築検討懇談会が既に実施されているわけです。
寺井副参事の「交換は決定していない。協議中である」という答弁は、決定的です。これもまた説明会の質疑で即座に突き出された重大事実です。「決定されてもいない交換を決定されていることであるかのように進めている」と厳しく追及し批判する意見が多数の質問者から出されたのは当然です。区がやっていることは明確に地方自治法244条の二に反する違法なものだということです。
【3】 すべては昨年7月9日の国と区の「あんさんぶる荻窪⇔荻窪税務署・国家公務員宿舎跡地」交換契約締結に向けた「覚書」、さかのぼれば一昨年11月13日の麻生財務大臣と田中区長の「あんさんぶる荻窪⇔荻窪税務署・国家公務員宿舎跡地」交換の「最終合意」が基になり、そこで合意・締結されたことに基づいて進められている!
質疑では2014年7・9覚書と2013年11・13麻生・田中合意についても暴露・追及が行われました。「条例にもよらないで、しかし、あたかも決定されていることのように進められているその『決定』」にあたるものこそ、「覚書」であり、「麻生・田中合意」であることが浮き彫りになりました。
寺井副参事答弁では「別に隠しているわけではない。覚書は事務的文書」、とごまかしましたが、参加者から「私も覚書をみてみたい。どこで見れるのか。事務的文書だからこそ、中身を見たい」と意見が出されています。公開すれば、何が国と区の間で合意・締結されているかはすぐわかります。いな、そもそも、質疑で明るみに出ましたが、7・9覚書に先だって「覚書について」という文書まで昨年6月21日に作成されているのです。土地や建物の評価額や2018年度を目途とする交換契約締結の前の工事等に際しての貸付財産の使用の際の有償の基準額等はまだ協議中かもしれませんが、ほとんどの具体的事項は「覚書」締結で「決められている」のです。それにしても寺井副参事は自分が言っていることが何を意味するかわかっていないようだ。「単なる事務的文書だ。覚書を見なくてもこうやって区は具体的なことは説明しお伝えしている」ということは、「覚書」に基づいて具体的なことをやっているということではないか。
施設再編整備計画という全体の視点でというのであれば、その目玉に麻生・田中合意で座り、7・9覚書の手順・方針通り進めている「あんさんぶる荻窪⇔荻窪税務署・国家公務員宿舎跡地」交換の大本、起点である麻生・田中合意(田中区長は2013年11月19日区議会全員協議会で「最終合意」と報告しています)、下絵・手順・方針書(まさに「具体的事項細目にわたる事務的文書」)になっている「覚書」を公開し、それに関する全区での説明会を行うべきではないか。麻生・田中「最終合意」と7・9覚書を詳らかに明らかにできないのは、まさに、「結論ありきで既定方針として計画を強行」「条例は最後の仕上げでよい(議会に唱和させるのは簡単)」という区民そっちのけ、住民・地域・地元無視というあくどい田中区政の手法の全貌が白日のもとに明るみに出るから、それをまさに「隠そうとしている」からにほかなりません。後ろめたいことがないというなら自ら公開しオモテに出せばいいのだ。
7・9「覚書」の内容とコメントについては、カテゴリー「じどうかんなくすな!あんさんぶる荻窪・税務署交換」のバックナンバーで2014年11月9日記事、11月10日記事、11月14日付け記事をごらんください。
【4】あんさんぶる荻窪は30億円かけてつくった、築10年、それを国に渡して、国の明け渡した土地に民営特別養護老人ホームと複合施設・複合施設棟を60億円かけて新設する!⇒施設をつくるのもなくするのも、その施設は区民のもので、区長や区のものじゃない!区が勝手にやっていいものではない!」
これも質疑で何人もの発言者が抗議した点だ。コメント不要。当たり前のことだ。ところが白垣企画課長は「あんさんぶるが重要な施設であることも児童館が果たしている役割も大きい。しかし児童館の機能は継承し発展させる。そして何よりも特別養護老人ホームは建設による待機者解消は急務だ。税務署跡地の広大さと2百床の特別養護老人ホーム建設は、どんな事情にも優先して行うべきことと考える」と強調して答弁しました。では、なぜ特別養護老人ホームを直営で建設しないのか。区は特別養護老人ホームも、認可保育所もすべて民間委託、指定管理者という民営化方針だ。どうした生活状態の高齢者や共働き世帯が特別養護老人ホームや認可保育所に入所できないで苦しんでいるのかわかっているのか。
税金を払っているのは私たち住民だ。誰のための施設なのか。誰のための行政なのか。「自治体の責務」「住民の福祉とその増進」に反するカネ儲け優先のイカサマ「福祉」と「福祉の充実」のウソ看板による政治的利権のために、私たち住民の血税を使うな。
【5】荻窪北児童館廃止反対、あんさんぶる荻窪廃止に絶対反対!2016年(来年)2月開会の区議会での「あんさんぶる荻窪廃止、北児童館廃止、税務署交換」条例を絶対に阻もう!
① 今年4月26日の区議選は大きな位置を持っています。田中・麻生会談「合意」にも「覚書」にも「あんさんぶる荻窪⇔荻窪税務署・国家公務員宿舎跡地」交換にも現在の区議会は完全に沈黙し、唱和さえしている。このオール田中与党の区議会の体たらくな惨状こそ、田中区政がトップダウンの独断専行で職場も無視、住民も地域も無視で進める暴挙をなすがままにゆるしている原因だ。真っ向から反対する候補を区議会にに圧倒的な得票で送ろう。私たち住民とともに声をあげて闘う議員をつくりだそう。
② 児童館職場、児童館・学童保育分会を応援・支援して闘おう。正規・非正規職員から職場を奪い、仕事を奪う施設再編整備に反対しよう。職員に超低賃金・不安定雇用・過酷労働を強いる民間委託に反対!職員の生きられる、働ける労働条件なしに施設利用者の安心・安全も、子どもとお年寄りの安全・安心もなし!
、
③ 「あんさんぶる荻窪⇔荻窪税務署・国家公務員宿舎跡地」交換に絶対反対の住民運動を荻窪五丁目を先頭につくりだそう。荻窪五丁目で説明会を開かせよう。そのために 「あんさんぶる荻窪⇔荻窪税務署・国家公務員宿舎跡地」交換で起きていることを荻窪五丁目全体、区内全体に周知しよう。説明会で暴露されたこと、区が言っていること、やっていることを伝えれば必ずみんな怒ります。反撃の火の手は上がっています。杉並を住民の手にとりもどそう。
以下は本日追記
当通信が本日付で出した記事について、記事をプリントアウトして読んでもらい、立場や職業や地域や年齢が違う四者(四人)への意見聴取を直接対面で試みたところ、次の意見が出されました。
意見聴取は以下4項目について行いました。
①田中区政・杉並区・田中良区長が「あんさんぶる・児童館廃止、税務署・公務員宿舎跡地との交換」でやっていることへの評価・意見
②区による買い取りも補償も移転地の確保もなしに「狭あい道路拡幅整備」条例で「道路拡幅」「木造住宅密集地域の防災・延焼対策」の理由で、私有財産(土地)の一部を道路に整備することが、憲法29条(財産権)や土地収用法68条(収用又は使用に因る損失の補償)の規定に基づいてやっていいことかどうかに関する評価・意見
③道路・橋梁を除く区の596施設を聖域なく「再編整備」するという理由で、施設職員、施設利用者、施設がある地域・住民の合意なしに、杉並区・田中区政・田中良区長が「公の施設」の廃止、売却・転用・交換・多機能化・複合化・統合を進めていることに関する評価・意見
④前記①②③を進めている杉並区又は首長・田中良に対する評価・意見
4人の評価・意見
《Aさん(60代・杉並区外・民主党支持の知人・男性)》
①そこに施設があり、利用者や関係者が大勢いる当事者・地元地域、地元との合意なく条例にしようとするなど考えられない。ゆるされるかどうか以前にそういう発想で行政をやる感覚そのものが信じられない。②土地所有者の合意なしでもそういうことをやれると思っている区長だからこそ、①のようなことを何のひっかかりもなくやれるのだと思う。③首長と言えども、「計画」の説明責任も果たさず説明努力もなし、「合意」もなしに、住民の税金でつくられ運営されている施設を勝手に廃止したり、売却したり、交換したりするなどもってのほか。私の住んでいる区ならリコール起こす。施設は区や区長のもんじゃない。④杉並区というところは前の山田宏区長にしても、いまの田中区長にしても何でそういうのが出てくるのか。そういう首長は、いずれおしまい、やってることは必ず失敗に終わる。
《Bさん(60代・国が定める資格を有する法律家・支持政党なし・男性・区外)》
①についても②についても③についても⇒違法・違憲。法律家だから法律に照らしてどうかというより、社会常識、社会通念、まともな普通の国民の良識に照らしてあり得ないし、そもそもリアリティがない。④レベルが低い、ダメ首長。そういうのをトップに据えてしまった杉並区の有権者は、このままでいいと思うようなら、杉並はろくなことにならない。
《Cさん(40代・女性・専業主婦・杉並在住)》
①②③④まとめて⇒「何よ!」「なめんなよ」「女を怒らせたら、どういうことになるか」「思い知らせて赤っ恥かかせてやるからね。」
《Dさん(20代・Cさんが連れて来た娘さん・非正規・杉並在住)》
①子どもを産んでも先々保育や小学校の時期が心配だから産む気にもなれないし、結婚する気にもなれない。母親みたいにまでは言わないけど、私のこれからの人生どうしてくれるの?②社会とか地域とか職場とかって、みんなの合意があってほどほどにスムーズになると思ってる。②とか③とか難しいことはよくわからないけど、区が考えてること、やってること、その真逆じゃないの。④そういうのって「嫌」「大っ嫌い」