緑の館のマギー

嬉しい事も悲しい事も、
緑の館の落ちこぼれ妖精、
マギーのきらきら愛千パーセントの日々を綴ります。

熊笹

2013-01-23 05:28:09 | 日記
節子の誕生日。
おめでとう電話を朝しました。
今日は、節子と共通の友達だった熊笹も誕生日。
「だった」と言うのは、熊笹は数年前に亡くなったの。
この熊笹が檜とマギーとを引き合わせてくれたんです。
彼は何度も他の人にキューピッドを努めながら、
自分は独身のまま逝きました。
熊笹は、時代歴史小説を書いていました。
何処にも発表する事なく、誰かに添削して貰う事もなく。
盲学校時代、教師からもいじめられた(と彼は言う)熊笹は、
「ノー」と言われるのを非常に恐れていましたね。
だから、彼の友達は皆、同窓生以外の、
全国に散らばる盲人のペンフレンドか、
点字が解る、もしくはテープで声便りをしてくれる晴眼者でした。
視覚障害者の世界では、俗に「目明き」と呼ばれる人達を晴眼者と呼びます。
彼はだから、友達にも「ノー」とはけっして言いませんでした。
優しいから女性に人気がありました。
でも、そこまででした。
文通と電話だけで恋愛擬きにまでは発展するのですが、
話が具体化へ向かう前に逃げ出してしまうのです。
あんなに結婚して家族を作る事に憧れていたのに。
あちらの世界でも、同じ事を繰り返しているのでしょうか?

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2 コメント

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なかなかalmightyとは行かないね (arao)
2013-01-25 19:39:00
熊笹さんのような立派な方でも万能とは行かなかったんですね、どなたでも 想いに反して不得手な分野があるんですね。自分のことより友達のことを最優先に行動されたんですよね 立派な生き方です。
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彼の様に (マギー)
2013-01-28 05:24:51
マギーが死んでもarao、思い出して下さいね。
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