緑の館のマギー

嬉しい事も悲しい事も、
緑の館の落ちこぼれ妖精、
マギーのきらきら愛千パーセントの日々を綴ります。

競馬場で会った人

2016-03-29 23:47:16 | 日記
今日の最高気温、19℃?
このまま春爛漫に突入してね。
と、13時くらいに書いた続きです。

27日もこんな明るい穏やかな日曜日でした。
一生訪れる事はないだろうと思ってた競馬場。
聞いてた通り、家族連れのピクニックコースでしたね。

少しでも馬を生で身近に感じたくてパドックやレースコースの傍に。
パドックでは、足音や鼻息、においも感じれました。
出走の合図の笛は聞こえたけど、馬達の蹄の音、鞭は聞こえなかった。
と、帰って来てからSkype仲間に話したら、
ラジオで聞こえるゲートの開く音は録音だと教えてくれました。
そうだったのか。

フェンスに手を掛けて、より良く音を聴こうとしてたら、
「人の新聞踏まんとって」
と男性の声。
足下に広げてたのを知らずに、マギーがしっかり靴で踏んでしまってたんですね。
勿論、直ぐ謝りました。
その男性が関西なまりだったので、ついマギーも関西弁に。
隣の県から、レースの為だけに来てると話してくれた彼はそれから、
「笛鳴ったらスタートや。
後15秒でこっちへ走って来るから」
などと、レースの様子を細かに説明してくれました。
レースがあっと言う間に終わって、立ち去るマギーに、
「きつい言い方して悪かったな」
と男性が言いました。
目が見えないからとは言え、彼には大切な新聞を踏んじゃったのはマギーです。
なのに、あなたはとても親切に色色教えてくれました。
有り難う!

マギーと後悔しない人生を

2016-03-28 16:08:29 | 日記
昨日、とあるガイドボランティアグループの研修会で競馬場に行きました。
そこでの話は別にして、急な仕事で檜は参加できませんでした。
あんなに楽しみにしていたのに。


「わしの人生は後悔ばっかりや」
しみじみ言うので、マギーと結婚した事も後悔してるかって尋ねてみました。
「死ぬ時になるまで解らん」
檜はしれっと(この使い方が正しいかよく解らないけど)言いました。
それって、マギーとの暮らしに満足してないって事か?
小さく意地悪して突っ込むと、檜は照れ笑い。
マギーは檜とのこの暮らしに満足してるよ。
これまでの人生で一番穏やかな毎日を檜から貰っているよ。

あれさえなかったらとか、あの人と出会わなかったらとか、マギーは思った事がないな。
確かに渦中の人の時にはいっぱい泣くけれど、それが必ず後に役立つと信じてる。
渦中の人で苦しい間にも、嬉しい事に出会ってる筈。
ただ、人はその小さな幸せを見過ごしてるだけ。

携帯分裂!檜とマギーもあわや分裂?

2016-03-23 08:49:32 | 日記
入院中に見た夢が、正夢になっちゃった。
携帯を水没させた訳じゃないけど、分解しちゃったの。
携帯会社としては、これを機にスマフォにして欲しいでしょうけど、
同じ機種本体だけをそれを扱う業者で購入、
シムカードを新しい電話機に移して使う事にしました。
それが来るまでは、スピーカーと操作部分のある方だけを持ち歩きます。
不幸中の幸い、マギーには画面部分は不要。
見掛けは変でも、使用には支障ないもん。
以前檜が携帯を開いたままうっかり踏んづけた経験が、今役立ってます。

19日の土曜日、玄関で転んだんです。
ドアステップを上がってる所に吹いた突風にふらついて、そのまま横倒れ。
ウインドブレーカーのポケットの中の携帯を押し潰す形で。
開閉を繰り返す時、何だかずれてるなとは感じていたけど、昨日、とうとう2つに分裂しちゃいました!
笑ってるマギーに、檜は内心、苛立っていたでしょうね。
余計な出費だもん。
ごめんなさいね。

檜の後輩、もう直ぐ誕生!

2016-03-23 07:27:26 | 日記
今日、昼には野路菊は兵庫に帰ります。
そしたらまた、蘭子の淋しい病が顔を出すのかな?

蘭子と野路菊は、夜盲に始まり、視野欠損が進み、やがては失明に至る
(弱視のままで一生を終える幸運な人も稀にいる)、
原因は劣性遺伝と言われる病気での患者同士。
違うのは病気に向かうその姿勢かな?
蘭子はさて置き、野路菊は鍼灸・マッサージ師の国家試験を受けたばかりです。
結果発表は今月28日だそうです。
今はネットで答え合わせができるので、手応えはあると野路菊。

彼が蘭子宅に来た日曜日、今年の問題に檜とマギーも挑戦。
一般社会でもこれだけ健康意識が高い昨今、
テレビや本で得た知識ででも答えられる物から、当然、専門分野での質問まで、
今受けたら落ちるかもと少し心配になるほど、多種多様なトリッキーな物ばかり。
中途失明者で点字で試験に臨む人には、それだけで難関でしょうね。
勿論、そんな人への受験には代替方式もありますけどね。
幸い、まだ弱視の野路菊は活字で受験しました。
4月には檜の職種での後輩が誕生ですね。

今日から、この地で12歳

2016-03-22 07:55:14 | 日記
マギーがここに戸籍を移した記念日です。
あれから12年経ちました。
妖精としてはひねくれた300歳だけど、
人間としては、この4月から、輝く中学生ですね(笑)。
多感な年頃に突入ですね。
小さな喜びをつぶさに感じれる12歳でいましょう。
苦しみと悲しみとを栄養にして、優しい人に育ちましょう。
かなり気障な台詞吐いちゃったね。

One-Day Liberty

2016-03-22 06:53:04 | 日記
今、蘭子との電話を切った所です。
朝の6時24分です。
野路菊が檜に治療を受けたいから、昼前には来るとの予約。
いつもの様に、芒が蘭子と野路菊を車で送って来るそうです。
相変わらず蘭子ペースですね(苦笑)。

昨日は予想通り、蘭子から自由のマギーでした。
呼び出しの電話がなかった。
蘭子お待ちかねの野路菊が、20日に兵庫から来たからです。
明日まで彼は蘭子宅に泊まっています。
その20日は蘭子を真ん中に7人で大移動。
マギーにその気ができたら、20日の事も書きましょう。

噂は本当だった( ∵)

2016-03-14 07:44:48 | 日記
樺のパソコンは完全にⅩに上がってた訳ではありませんでした。
PCが喋らなくなって、目を借りたヘルパーさんの説明から、
もうお手上げだと樺が思い込んでいただけでした。
それならそれでⅩに挑戦しよう。
樺はⅩ用に音声読み上げソフトを注文しています。

序でながら、1つのOSにそれ専用の音声ソフトが要るんです。
これが安価ではないんです。
助成金も出ない事もないけれど、対応は自治体でまちまち。
障害者団体の情熱や力量も関わって来ます。
我が市の姿勢にマギーも満足してはいないけど、
パソコンへの関心がまだ乏しいこの市の盲人会には多くは望めません。
数年前にここにも紹介した無料音声ソフト・NVDAもあるし、
NVDAならOSを選ばず読み上げてくれます。
いざの時には、樺のパソコンにNVDAを入れてあげるつもりでした。

そんな訳で、Ⅷに戻すよりⅩを試すと決めた樺。
途中だったグレードアップを水城に完了して貰いました。
Ⅹの専用ソフトが来るまでNVDAのつもりでしたが…。
な、なんと! Ⅷのソフトが読み上げるではありませんか!
誰からともなく静かに流れている噂は本当だったんだ!
勿論、不具合の危険性も鑑み、Ⅹのソフトが来たら直ぐ差し替えますけど。

姿勢

2016-03-14 05:18:42 | 日記
昨日は結局、夜が明けてからうとうとし始め、
檜が肩を叩いて起こしてくれたのが11時半。
13時には我が家の最寄りの駅で水城と合流。
知らない間にWindowsⅧからⅩに上がって困ってると言う樺を訪ねました。

ここにも何度か登場する水城は、我が家のPCドクター。
任せてる業者が来てくれるまで日数が掛かって弱ってる樺に、檜が水城を紹介。
樺とは、ひょんな事から関わる事になった、隣の市のとある集まりで知り合いました。
彼は健常だった頃の様にお馬さんに関わりたくて、パソコンを覚えたんだって。
目が見えなくなってまだ7年。
視覚障害者としてのリハビリ受けて、今は独り暮らし。
男女の違いもあるでしょうが、比べる問題じゃないでしょうが、
失明宣告されて18年の蘭子とは、姿勢が全く違う。
いえ、全盲同然になった今から、蘭子も変わるんでしょうね。

人間って勝手ね(  ̄ー ̄)

2016-03-13 00:48:20 | 日記
人間って本当に手前勝手ね。
夜中に起きてるのはしょっちゅうなのに、
今夜だけは流石のマギーも苛立ってる。
こんな自分に苦笑い。

今日も出掛けるので、早々と寝就いた所へ、
携帯の操作法を尋ねる蘭子からの電話。
これが逆だったら、彼女は露骨に怒鳴るわね。
眠れなくなったのはマギーの所為だって。
口で伝えた後、念の為にメールもしたけど、
今夜も泊まってる芒や、ヘルパーの麻美もいるけど、
マギーの伝えた手順はきちんと彼らに理解されたかな?

麻酔から覚めるまで

2016-03-08 17:26:39 | 日記
入院中マギーが退屈しなかったのは、それがたった三日間と短かった事と、
いつもの仲間といつでもSkypeできたからでしょうね。
術後直ぐにSkypeを立ち上げても、安静を促す眠剤でも入っていたか、
殆ど皆の話を聴くだけで、仲間には随分迷惑掛けたでしょうけど。

はっきり目が覚めるまでのマギーの記憶です。
過去にも経験した全身麻酔から覚める途中の様に、首から下の感覚がまるでない。
頭を持ち上げようとすると、頭が中に水を張ったボールになって揺れる。
実際に何度か様子を診に来た看護師の出入りする声や物音、
Skype仲間の笑い声なんかとはまた違う不思議な気配に取り巻かれていました。
妖精だか幽霊だか、世間がそう呼ぶ様な物達がうろつく気配なんです。
単に、脳内の回線が正常に手を繋ぎ会えていなかっただけでしょう。

ちょっと慌てた愉快な夢も見ていましたね。
大きなポケットに携帯を入れたまま、お風呂に入っていました。
お風呂と言っても、マギーを包んでいるのはお湯じゃなく、
かなり質量のある温かい空気に周囲から押されてる感じなんです。
水没した携帯はもう働かない。
マギーは困り果てていました。
それでも諦めきれず、試しに文字を打ってみました。
濡れた携帯は最初、くぐもった声で文字を読みましたが、
次第にいつもの音声に聞こえる様になりました。
ほっとしていると、お風呂ではなくベッドにマギーはいました。

不可能の文字がナポレオンの辞書にないなら、退屈の文字はマギーの辞書にない

2016-03-08 17:24:52 | 日記
確かに暖かく、昼前に外を歩いた時には気持ち良かったけれど、
同時に湿気も高く、こうして家の中にいるのは何となく疲れる。
今頃入院気疲れ?

3日の木曜は、退院したその足で、補聴器屋と耳鼻科にも行ったし、
4日の金曜は、いつも水曜の山吹が家事援助に来てくれたし、
5日の土曜は、とあるガイドボランティアのグループと「オニギラズ」を作って、
夜は、誰も泊まりに来なくて独りきりが不安だと言う蘭子宅に檜と泊まったし、
6日の日曜は、蘭子と芒、檜とマギーとで足湯とお昼を食べに行ったし。

流石に、昨日と今日の蘭子の誘いは断りました。
入院の前からの約束で、明日は彼女の家の近所のカラオケ喫茶に行くんだから。
蘭子と同じ病気で失明した女性が、ガイドヘルパーと一緒にその店に来る。
友達を欲しがる蘭子にそう言う情報をくれた人がいるんです。
彼女の市の盲人会に入ってみようかなとも、やっと蘭子は言い出しました。
蘭子を長く知る檜は、直ぐに気が変わるだろうし、長続きしないと言います。
たとえそうでも、彼女の中に小さな変化が生まれてるなら、それはそれで良い。
退屈したくないなら、自分で忙しくする何かを見つける事だもん。

入院二日目も天国でした

2016-03-05 16:07:27 | 日記
入院二日目、いよいよ肝組織を採取。
当然、朝食抜き。
10時半、点滴の声が掛かったので、看護師が来る前にトイレ。
準備万端だねって言われました。
点滴で片腕が動かせないから、もう片方で携帯いじって暇つぶし。
11時に男女4人が、マギーに言わせれば物々しく病室に。
マギーの部屋がそのまま処置質に。
された事は胸の組織を採取した時と同じ。
エコーで鍼を刺す位置を決めて、麻酔して、いざブスリ!
処置は1時間ちょっとで終了。
3時間の安静後、遅い昼食。
それだけの事でした。

痛みは全く感じないけど、局部麻酔なので違和感はずっとありました。
携帯をマナーにするチャンスがなく、処置中に幾つか違う着信音が流れました。
そのままでいいと言われ、どうやって携帯を扱うのかとか質問された。
「姫、メールでござりまする」の着信音が、お医者さん達に受けたみたい。
昨夜閉じたパソコンが、何故か今朝旨く立ち上がらなくて、
話の序でに厚かましく、音が出る所までお医者さんにして貰いました。
そう、楽しい検査時間でした。

芒の反撃

2016-03-04 11:31:30 | 日記
たとえ、スイートピーから蘭子に電話があったにしろ、
先に彼の携帯に電話したのはおそらく蘭子でしょう。
彼女に頼まれて幾ら彼の携帯番号を削除しても、
次に彼女の携帯を見たら、彼の番号がしっかり戻って来てる。
誰かがやはり彼女にせがまれ、履歴かミニSDカードから取り出して来るんでしょう。
拒否したと蘭子は檜に言ったけど、拒否じゃなく削除ですよ。

あれだけ大騒ぎして昨夏に別れた筈のスイートピーを、最近とみに蘭子は恋しがる。
あれこれ蘭子の思い通りに動いてくれるものの、芒の理解力や反応、行動の鈍さに、
マギーの目の前でもレストランででも、蘭子は芒に悪態をつく事が多くなった。
芒も言われてばかりじゃない。
別居中の雪柳と携帯で、芒と蘭子と3人でやりとりした後、
「雪柳さんは人がいいけど、蘭子さんは根性が悪い」
と、とうとう蘭子に言ったそうな。
親にも言われた事のない言葉を芒に吐かれたと、蘭子は怒り心頭。
蘭子のマンションの8階から飛び降りて死ぬとか、
その夜も泊まってくれてた芒に帰れと言い放った。
そんな蘭子を置いて芒が帰れないのを見越してね。
マギーが入院した夜にそんなあれこれがあったそうです。

本音はそこかい!

2016-03-03 21:36:54 | 日記
これは昨日の朝、書き掛けた物です。

ここには蘭子も去年の春、蜘蛛膜下出血で入院している。
その蘭子から、マギーを見舞いたいと昨日の夜、檜に電話があった。
今日は朝から手術(かなり大袈裟に檜は言ってくれたのね)だから、マギーは昼過ぎても面会できる体調じゃないだろうと檜は断ってくれた。
拒否した筈のスイートピーから蘭子の携帯に着信履歴があり、
それをマギーにどうにかして欲しいと言うのが、蘭子のお見舞いの本当の目的だった。
マギーは小さな溜息と、さもありなむの苦笑。

ここは天国じゃ、今の所は

2016-03-02 07:03:31 | 日記
檜が一昨年入院した同じ病院で、最初の朝を迎えました。
トイレとシャワー、洗面台も当然付いていて、
テーブルなどの備品はマギーが使い易い様、自分で模様替え。
病院のWi-Fiで昨日の夜はいつもの仲間とSkypeしたし、
夕べの食事も美味しかったし、ナースコールも一度も押さずに済んだし。
何より、部屋は朝から夜まで程良く暖かで快適そのもの!
たった二泊三日で帰ってしまうには勿体ないくらいです。