始まりは雨降り

今日はマギーの９歳の誕生日です。
「まさか！ 嘘でしょ？！」
本当ですよ。
９年前の今日、神戸からこの市にやって来たんです。
あの日は神戸も安城も冷たく激しい雨でした。
タクシーで独りで新幹線の駅まで向かうマギーに母が、
「こんな天気やし、明日に延ばしたら？」
と言いました。
旅行かと尋ねるタクシーの運転手さんに、
「いいえ、結婚するんです」
「そうなんかいな。 おめでとう！」
千五百円の料金はお祝いだと、ただで新神戸まで送ってくれました。
何はともあれこの家に荷物を置いて、檜と市役所へ。
既に蒲郡で長年暮らしている、マギーの小学校の先輩の所へそれから挨拶に。
その年の夏、檜の友達のカンナビスが、
全盲同士では新婚旅行もしてないだろうと、
彼の車で一泊温泉旅行に連れて行ってくれました。
あれから９年なんですね。
今日は天気予報では晴れだそうです。

マギーのメルマガ

メルマガ “I1000percent”を発行しました。
緑の館の落ちこぼれ妖精・マギーの素顔の日々を綴ります。
基本的にはここに綴るブログですが、
こことは別な思いを配信する事もあります。
マギーの喜び、涙、怒りも受け取って下さいね。
マギーのメルマガをもし読んで下さる方は、
以下に空メールして下さい。
s-5171@mag.did.ne.jp
折り返し
info@mag.did.ne.jp
から仮登録完了メールが着ます。
メール内のURLをクリックして、登録を完了して下さい。
登録時にアンケートが付いて来ます。
それにも答えてね、嘘でも良いですから。
宜しくお願いします。
バックナンバーはここからどうぞ↓↓
I1000percent
メールリンクタグが効かなくてご迷惑お掛けしますが、ごめんなさいね。

休憩

少し厚手のソックスをブーツの中に履いたら、
当然窮屈な感じがする。
右が特に。
そして靴音がいつもと違う。
硬いけど、しっかり道を把握している。
こんな事はマギーでなきゃ解らないでしょうけど。
靴が景色を教えてくれる。
微妙な音の跳ね返りで。
補聴器になってから、その感覚が失せた。
歩いていても楽しくない。
事故でいきなり全盲になったある人が、
頬に当たる太陽の温かさにもう一度生きる気力を取り戻した、
といつか聞いたけど、
あの時は知らないその人を応援したけど、
今マギーは、その人みたいに考えられない。
そして、暫く日記もお休み。
今年は毎日書こうとお正月には決めたけど。

曰く付きのジーンズ

昨秋の衣替えの折に出したものの、
まだ一度も履くチャンスがなかったジーンズ。
貰い物の、ちょっと曰く付きのジーンズ。
朝、それに足を通してみた。
いつまで経っても落ち着かない。
膝を撫でる冷えは、膝掛けでやがて解消。
なのに、腰回りとお尻だけはいつまでも寒い。
マント風ニットカーデの長めの裾で、しっかり包んでいるのに！
何日か洗濯しそびれた物を着けているみたいに冷たいの。
やっぱり曰く付きのジーンズだから？
そうじゃなかった。
全国的に今日は風がとても強かったでしょ？
パソコンの前のマギーが座る位置が、
建て付けの悪くなった我が家の隙間風の通り道に、丁度当たっていただけ。
午後、パソコンの前で転たねしてしまったマギーに、
檜が掛けてくれた毛布を、起きてから腰に巻いて解ったわ。
ほっとしたり、ちょっとがっかりしたり…(笑)。

マギーはポリアンナ―風向きはこの手で

朝目覚めると既に雨。
この季節は、家より外の方が暖かかったり、
晴の日より雨の日の方が暖かかったりする。
三月って響きだけで気持ちが華やぐ。
それは去年までのマギー。
人生の風向きが変わるまでこれは続くでしょう。
風向きは一生このままかもしれない。
こんな時、幸せ探しの名人・ポリアンナを思い出す。
周りにポジティブを振りまいて来た彼女が、
大怪我して吐露する。
小説の言葉通りじゃないけど、こんな意味。
「本当の悲しみや苦しみは自分が経験しないと解らないものよね。
こんな状態じゃ、喜び探しなんてできないよね」
小説は、それまでの独り善がりの行いをちょっぴり反省しているポリアンナの所に、
これまでに彼女に励まされた人々が列をなしてやって来て、
今度は落ち込んでるポリアンナを励ますって所で終わったと想うけど。
マギーはポリアンナ。
自分で自分を励まし、諫めましょう。
「ブログは読み物だ」
閉じたＨＰ・ジョニィとマギーの緑の館を開く時、
ジョニィから言われた言葉を思い出さなきゃ。
他の人の為には幾らでも悲しんでも良い。
マギー自身の悲しみはマギーだけの物。
ここに披露して、周りから同情を買ってはいけないわ。