東西圧縮回流記

仙台青春風の旅 ブーメランのように 

「亡国の環境原理主義」著者・有馬純

2021-11-22 | 安全保障



福江島大瀬崎灯台


この本は今回のバイク旅行に持参した
「亡国の環境原理主義」(株)エネルギーフォーラム2021.11.1
東京大学の有馬純教授の著作だ
筆者は長らくの間、政府の代表としてCOPに参加していた
    *国連気候変動枠組条約締約国会議
     (COP: Conference of the Parties 締約国会議 )
有馬先生はかの京都議定書で有名な1997年COP3にも参加し
その後のCOPにも継続して参加している
国益を守るために必死になって対応していたことを知った
ポイントとなるのは2015年のパリ協定
今年はまた揺り戻しが生じた
とんでもない目標を掲げた
肝心なのはエネルギーミックス

問題となるのは3つの原理主義
1.反原発原理主義
2.再生可能エネルギー原理主義
3.環境原理主義

児童だったグレタさんをマスコミが持ち上げているが
これらはCOPとは直接の関係がないイベントだ
それをマスコミが面白おかしく報道しているだけだ
ドイツを主とする環境原理主義は自然を夢見る無批判の絶対主義という記述は興味ある
彼らは最大排出国の中国を決して批判しない
一般の人はそれを刷り込まれる
有馬先生の著書は我々技術系サイレントマジョリティの考えを代弁して展開し問題の本質を明快にしている

我々に必要なのは自国の経済を維持発展し最大幸福度を得ることだ
極論すれば学生の就職先を確保することや
若者やお父さんがリストラされ自殺者を出さないことだ
日本の高効率燃焼の大型石炭火力発電は熱効率60%程度ある
小規模の石炭燃焼では熱効率10%程度のボイラはざらにある
CO2の排出量を計算すればその差は歴然としている
原子力を利用しないでエネルギー問題の解決はできない
少し計算すれば解ることを皆さん気がつかない

かつて小生は学生に定量的に評価することを勧めた
自分も少し進めてみよう


下五島福江島の朝


福江島 鬼岳

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