東西圧縮回流記

仙台青春風の旅 ブーメランのように 

彼岸の鎌倉

2023-03-26 | 横浜・東京・東海村
鎌倉霊園の桜

鎌倉霊園

案内図

昨日は雨の中、お彼岸から何日か後に鎌倉霊園に行き墓参しお祈りした。故人をよく知る方々と一緒だった。大変お世話になり敬愛している大先輩だった。「和」という墓刻とお墓の佇まいからそのご人格や決心、人生観などが伝わってくる。

30年近く前、子供が小さいころ横浜の洋光台に住んでいた。洋光台の南方に円海山がある。円海山は標高153mながら横浜市内で一番高い山だ。洋光台駅方面から円海山とその稜線を経由して天園に至り、鎌倉アルプスまでのハイキングコースがある。下山口は鎌倉の建長寺と瑞泉寺に別れる。途中に横浜霊園と鎌倉霊園がある。随分と久しぶりに鎌倉の山に来た。

このハイキングコースは子供が小さい頃は背負子(ショイコ)に乗せたり歩かせたりして、小学生になってからは長尺の天体望遠鏡を円海山まで担ぎ上げ、シリウスだベテルギウス だと星空を見たものだ。

時は流れ両親を含め先立つ人も多くなり、いよいよ覚悟が必要な時間帯が否応なく追いかけてくる。この現在の時間を如何に充実させるか穏やかに迎えるか人それぞれに違うのだろう。それでも何かに対抗するように生き抜く苦悩と後悔、噛みしめる喜びと湧き出る楽しみがある。


雨の鎌倉駅

コメント (2)
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下嶋浩先生と日本アルプス縦断レース

2023-03-17 | バイク・山歩き





Trans Japan Alps Race 2022: TJAR 2022
日本アルプス縦断レースが昨年8月に実施された。富山の日本海から北アルプス、中央アルプス、南アルプスを経て静岡の太平洋まで415km、富士登山7回分、フルマラソン10回分というから恐れ入谷の鬼子母神だ!

初日は日本海富山の魚津海岸から剣岳早月尾根を登って剣岳頂上に至り、その後は立山、薬師岳を越えて休憩し、2日目には槍が岳を越えて上高地に至っている。超人レースだ。


剣岳と左側に早月尾根






上高地を経由
あとは中央アルプス、南アルプスを登り、静岡まで。


富山から静岡まで北、中、南の3つアルプス計415km
4日と17時間
優勝者は土井さん
福岡国際マラソンを2時間28分で走ったというのだからレベルが違う。

以前にも述べたが、山岳トレイルレースは50年前には単にランニング登山と言われていた。
その先駆けが下嶋浩さんだった。




下嶋溪(本名:下嶋浩)
山と渓谷社「ランニング登山」1986年発刊980円
神奈川県出身1975年からマラソン登山に取り組み、国際的に第一人者 として知られる
 
下嶋浩先生 
経歴
1944年生まれ
東京工業大学教授 工博
ロボット工学の第一人者 登山家
ロボット国際標準規格に関するISO国際会議日本代表など
著書 下嶋浩(共著)「ロボット工学」森北出版社 ほか
1999年8月スイスアルプスのマッターホルン登攀中に事故 享年54歳

ボクが企業に就職した当初の指導員でNさんという方が、下嶋教授と同じ大学の同期同級生で機械工学専攻だった。ボクが企業勤務を終えて仙台に赴任したとき、Nさんが遊びに来られたので松島に案内したことがある。そのとき下嶋先生のことはよく知っておられ、惜しい人をなくしたと苦渋の想いを話されていた。

下嶋先生は、趣味とはいえ日本の山岳レースの先駆けになったのと同時に、学問の分野でも一流の研究をされていた。一流の方は何をやっても一流なのだと深く感じ入りました。合掌
 
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摩耶山の青谷道

2023-03-15 | 淡路・神戸・明石・京都
ボクが大学に入学した後、神戸の実家は王子公園の近くに落ち着いた
摩耶山の青谷道は数知れず登った
散歩がてら1人で登った
妹や弟と一緒に登ったこともある
正月にも登った
摩耶山の行者尾根も何回か登った
懐かしかったのでチェックした


雨の日だって岩場がある山登りたい!【摩耶山、行者尾根】 - YouTube






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啓蟄2023 蔵王刈田岳

2023-03-07 | バイク・山歩き
左端のピークが蔵王連峰の刈田岳

啓蟄や蔵王がおいでと呼び掛ける・・・歳歳

昨日は啓蟄(けいちつ)
春が来たかなと虫が巣穴から頭を出すように、ボクも蔵王に歩み寄る

三角形の刈田岳のピーク付近に避難小屋が点のように見える
すみかわスキー場からあの点を目指す


蔵王の火口付近は熱気があるのかそこだけ黒い



火口湖の御釜は氷結し雪に覆われている




頂上の避難小屋



やっと刈田岳頂上に着いた

いつもの単独ソロ登山です
装備はアイゼン、スノーシュー、ピッケル、トレッキングポール
雪が締まっていてスノーシューは不要だった
途中で会ったのは下りの一組2人だけ
頂上には山形側から来たスノーボーダーの数人組
彼らもスノーシューを持参していた



頂上のETモンスター


あとは下り
 

下り仙台方面に白いドーム屋根が見える



雁戸山の双耳峰
すみかわスキー場に下山
往復約6時間


帰路途中の蔵王不動尊
無事帰着のご報告と御礼

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有楽町で逢いましょう

2023-03-05 | 仙台・東北

「松山酒ミュージアム」 




伊達家重臣茂庭氏


松山町は旧宮城県志田郡松山町で、東北本線沿線で仙台の北方にあり、小牛田の手前にある。現在は市町合併により宮城県大崎市松山になっている。
そこに「松山酒ミュージアム」 がある。大崎市松山は銘酒の蔵元「一ノ蔵」で有名だ。このミュージアムでカミサンの同好のお友達が人形を展示しているという。そこで運転手がわりにお供と相成った。


今年はうさぎ年



大崎市松山といえばフランク永井の誕生の地だ。
ここで生まれ仙台市苦竹の進駐軍基地(現在は自衛隊仙台駐屯地)で働き、一念発起して上京し歌手として大成したサクセスストーリーだ。

有楽町で逢いましょう フランク永井 昭和33年ビクター 

この歌はボクが小学生のときのヒット曲だ。どういうわけか歌詞は覚えているし暗唱もできる。

有楽町といえば、十何年か後に企業の横浜の研究所に勤務を始めたとき、豊洲にも工場と研究所があったが、当初は新橋から豊洲までバスで通ってイライラしていたものだ。地下鉄有楽町線が豊洲まで延長されて開通した時はJR有楽町から乗り換えることができ、バスの渋滞と暑さの混雑から開放されてホッとしたものだ。

まさか子供時代に考えた「有楽町で会いましょう」の甘美な世界とは別の、通勤とビジネスが主体の有楽町に来るとは夢にも思わなかったよ!


フランク永井展示室











「君恋し」レコード大賞を受賞


吉田正 門下生

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