東西圧縮回流記

仙台青春風の旅 ブーメランのように 

ガソリン価格 環境税 EU

2008-01-31 | Weblog
ガソリン価格高騰は切実な問題です。ガソリン25円値下げ、揮発油税、暫定税率、つなぎ法案、与野党一転合意などニュースが飛び交っています。

昨年ドイツに行ったとき、ガソリン価格は1リットル135ユーロ、日本円で約220円だった。ドイツでは日本より80円高いガソリンを使っている。原油価格は国際価格で変わらない。理由は環境税を導入しているためです。EU諸国はガソリン等に環境税をかけ、その財源を環境対策や、再生可能エネルギー利用に使っている。研究会でも各国の現状を調べたことがある。環境対策についても国際標準から日本のステータスが下がり続けているというのが現状です。日本としても何らかの対策が必要です。EUのほかに米国、中国、インドの現状もある。税や財源の問題は利害関係があり難しい。プラスがあればマイナスがある。環境税は平成18年度には導入との話があったが、見送られた。国や地方の財政状況は厳しく、小さな政府に向かわざるを得ない。関西では鉄道と自転車のシステムがうまく行っているとのこと。ただ地方では鉄道がなく、全く状況が異なる。全体最適と、個別の利害とがある。食料とエネルギーの問題と、エネルギー利用や二酸化炭素削減には基本的な原理原則の不透明性が依然として存在する。本当の解決方法には合意が必要だが、リーダーシップも不可欠です。ただ持続可能で豊かな社会には次の一手が求められている。

220円のガソリン、厳しいですが耐えられますか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あえて言う 次は環境の時代

2008-01-16 | Weblog
掲げたタイトルは長年叫ばれてきたので少し時代錯誤の感じもするが、状況は刻々と変化してきている。

日経新聞の特集を見てゼミの学生と話をした。次の時代を読むには経済、すなわちお金の動きをみる必要がある。米国の動きはいつも日本の前を行く。シリコンバレーは時代の先端を進んできた。黎明期はスタンフォード大学や周辺の研究拠点を核にした半導体や集積回路を基本とするハードの時代、次はアップルやマイクロソフトをはじめとするソフトの時代、その次はグーグルを先頭とするインターネットの時代となり、それも既に成熟してきた。記事によるとベンチャーキャピタルが地球環境を対象とした環境技術に巨額の投資を始めている。食料とエネルギーの問題もある。風力、太陽光などはクリーンエネルギーバブルともいえる様相を呈している。ただし環境の世紀に進まざるを得ない。ベンチャーキャピタル・エンジェルは環境技術に向かっている。

キーワードは太陽電池、二酸化炭素の地下貯留、水素で動く自動車、バイオマス、エタノール車、コメからエタノール、となっていた。さてどれが本物か。コストは誰が負担するのか。バラマキだけでは進まない。選択肢が幾つもあって希望が見えそうなところでバブルが発生する。チューリップの球根はどれか。可能性が少ないものもある。解答が見えるものも幾つかある。反対に環境負荷の増加にならないか、将来は技術的な解決ができそうか、ブレークスルーは起きるか。研究室の仲間と議論してみよう。多くの人と話してみよう。表層的なものに惑わされるな。自分で考えて本物の考えを持とう。情緒的に流されず定量的に評価しよう。

前にも提言した。「前途洋洋たる若者はこの世に新しい生を受けたことを誇りに思い、この環境の世紀に最も効果が上がることに着手し、大きく変革しよう。」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする