東西圧縮回流記

仙台青春風の旅 ブーメランのように 

ダリ 諸橋近代美術館

2019-11-27 | Weblog







諸橋近代美術館は裏磐梯、磐梯高原にある。景勝地にあり、先週まで開館していて、冬季は休館、春まで再開しないということなので、先日アタフタと磐梯山の裏まで車で行った。

この美術館はサルバドール・ダリのコレクションが凄いと大学の同期生達が推奨していたので訪問することにした。

美術館はダリの作品を400点近く保有しており、その極一部を展示していた。ダリは原子核や量子力学、生命科学なども理解して作品に取り入れていると言われ、絵画はもちろん彫刻も素晴らしく、そういうことか、なるほどと思う。

絵画や彫刻が写真と違うのは、写実はもちろんだが、想像や空間と時間までも取り込んで自分の創造を盛り込むことができるということを改めて認識した。

それにしても、ダリは写実の実力はもちろん凄いが、その上にデフォルメも飛躍して、なおかつ時間を自分流に変換しており、宇宙の空間の歪みを何十年も前から具体化していることに、ボクは深く感動した。


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磐梯山 野口英世

2019-11-21 | Weblog
磐梯山には雪が***

志を得ざれば 再び此の地を踏まず

野口英世は30代後半に一度だけ故郷の猪苗代に帰ったという。潔い決意だ。51歳他界。









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青麻神社

2019-11-13 | Weblog



もう七五三の季節です。
青麻神社の周辺までサイクリング。

青麻神社の歴史は西暦852年に山城の国から来た穂積氏が祀ったのが始まりという。山城というと京都ですね。
多賀城は724年、
胆沢城は802年、
貞観の大津波は869年。

2011年の震災で被害を受けたので自宅を建て替えた。その棟上げ式にはこの青麻神社の神官にお祓いをお願いした。慣習に従い、地元の人々が集まり屋根の上から餅まきもした。

子ども時代に餅まきに行ったことがある。生まれ故郷の淡路の富島と同じことをするのだなと思った。


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多賀城と仏教

2019-11-04 | 歴史散歩






仏教伝来は西暦538年、四天王寺は593年、飛鳥寺は596年。

西暦710年の平城京遷都に始まる奈良時代、大和朝廷は奈良時代の初期から東北地区の平定に乗り出している。松島塩釜に近接する多賀城は西暦724年、大野東人により築城された。多賀城はその後の東北征伐の拠点となった。

岩手県奥州市水沢近郊に黒石寺が開祖したのは西暦729年。仏教は政治と密接な関係がある。

平安京への遷都は西暦794年、すぐに坂上田村麻呂が797年に征夷大将軍に任ぜられた。
岩手県奥州市水沢にある胆沢城は西暦802年に坂上田村麻呂が築城した。
蝦夷の指導者アテルイの降伏は同じ802年。
戦火で焼失した黒石寺を坂上田村麻呂が807年に再興したという。
貞観の大津波は869年。
平成の大津波は2011年。

多賀城の城址は車で15分も走れば到着するというのに、訪れたことがなかった。東北歴史博物館に行った経験はあるが多賀城址を初めて訪れたのはつい最近のことだ。遺跡は広大な地区に分散しているが、やっと全体像を掴むことができた。

仙台と大和を結ぶ糸は1300年以上前から繋がっている。ついこの前に西から来た自分は何者ぞと思い、悠久の時間経過と自分の持ち時間の係わりを比べてもてあそぶ秋の夜長です。



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