昨夜はオフコースの小田和正氏のインタビュー特集。映画監督として映画を撮ったことがあるとは驚きだった。インタビューの中で彼は音楽が無性に好きなこと、音楽の好きな人に届けたいとのメッセージを送っていた。映像では彼はコンサート会場を猛ダッシュして歌いながら走り回っていた。インタビューが行われた聖光学院には小生も行ったことがある。
映画監督と出たところで無性に映画を見たいと思った。空いていた時間帯に上映されていたのが「ハルチカ」。春が近くなったので、ほのかな家族の物語か夫婦の絆の物語だろうと思っていたが、映画が始まるとこれが高校入学した直後のヒロインが登場する吹奏楽部の学園もの。合奏の猛練習がありコンクールに出場し挫折と希望の青春ドラマだった。ああ、これが小田和正氏の語っていた音楽の楽しさなのだと感動した次第です。
そういえばボクが青春をくすぶらせていた明石高校にもブラスバンド部があり、全国大会の常連で成績も良かった。何かの機会で全学年の生徒が講堂に集められ、ブラスバンドの合奏があり、上の学年の女子学生によるフルートの独奏曲があったのを思い出した。映画のヒロインは初心者で苦労していたが、何十年も前の先輩女学生が醸し出すメロディーは流れるように心地よく講堂内に浸みわたり、うっとりとした旋律にボクは千年の眠りに落ちたのでした。