東西圧縮回流記

仙台青春風の旅 ブーメランのように 

蔵王に冬がくる

2022-10-30 | バイク・山歩き

陸奥をふたわけざまに聳えたまふ蔵王の山の雲の中にたつ

齋藤茂吉の歌碑
熊野岳山頂

今日は一日中ガスの中
何にも見えなかった
それでもひたすら歩く


熊野岳神社


熊野岳山頂

エビの尻尾


刈田岳から御釜が辛うじて見えた


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南無大師遍照金剛

2022-10-21 | 淡路・神戸・明石・京都

鳴門海峡大橋
淡路島より四国を望む 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・


仏教のことは深く考えずにここまで来た。

南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)は真言宗で唱えるお念仏である。

四国八十八ヶ所巡礼は徳島の第一番霊山寺から高知、愛媛、香川の寺々を巡り徳島八十八番の大窪寺まで完結した後は高野山へお参りして完結する。

その間、杖を持ち鈴を鳴らして南無大師遍照金剛を唱え、ろうそくを灯し線香を上げ、御札を献げ、お経を読む。ただしお寺は何番から始めても良く、形式にはこだわらなくて良さそうだ。



まずは徳島の第一番霊山寺で身支度を整える。ボクはバイク乗りの急ぎの旅人で不謹慎だと思いながら準備をしていると、比較的若い人が「盛岡から来ました。 原付バイクを徳島でレンタルしました。5日ほどでいけるところまで行き、いったん帰って、八十八ヶ所の続きを完結するつもり」だそうだ。
車で巡る老夫婦、バイク連れの2人のおじさん、はては観光バスで乗り付ける巡礼団体などバラエティに富んでいる。







室戸岬


最御崎寺
室戸岬

徳島から室戸岬までの長い長い国道沿いに歩いている年輩の単独行者を何人か追い抜いた。登山用のザックを背負い、金剛杖かトレッキングポールを持っていた。彼の姿から「同行二人」、すなわちお大師様と二人で歩いるのだと納得した。

そうか、山に単独で行くことは少しも寂しいとは思わなかったのは、仏か神か、いつも「同行二人」だったのか、と納得した次第です。





前神寺
愛媛県西条市


道隆寺
香川県多度津町


キリスト教ではスペインのサンティアゴ巡礼が有名で、サンティアゴ大聖堂(サンティアゴ・デ・コンポステラ)をめざして巡礼をする。歩く人が多いが自転車やバイクでもあるらしい。

イスラム教ではハッジ、いわゆるメッカ巡礼は一生のうち一度はメッカまでという願望があるようだ。

また日本には「お伊勢参り」があり、庶民が江戸近辺から伊勢をめざして巡礼する。真面目な旅行者が主だったはずだが、ドンチャン騒ぎで羽目をはずした集団も多かったと聞く。庶民のレクレーションの一種だったのですね。

仙台でも「お伊勢講」というのがあり、地域みんなで積立金を出し合い、代表者が選出され、お伊勢参りに行ったそうだ。カミさんの話しでは、子供の頃にお伊勢講の解散集会が行われたそうなので、半世紀前まで形式が引き継がれてきたようだ。

振り返ってみると、私が子供の頃、金剛杖を持ち鈴を鳴らし、白装束で、「南無大師遍照金剛」と念仏を唱えながら歩いている爺さん婆さんの集団をたまに見かけた。あれは何だったのだろうと振り返ると、淡路八十八ヶ所巡礼というのがあったのだ。幼少のころに聴いた鈴の音と念仏のコーラスを今でも思い出す。洲本先山の千光寺から阿万、福良、松帆、都志、富島、岩屋、志筑 、洲本、由良までの八十八ヶ所を巡るそうだ。子供の頃、戦後の時代にも淡路八十八ヶ所巡礼が行われたということだ。



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樋口季一郞中将の銅像除幕式

2022-10-17 | 安全保障
さて先日10月11日に兵庫県淡路市多賀の伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)にて樋口季一郞中将の銅像除幕式があった。

今年7月下旬にバイク旅行で北海道に行き、石狩市八幡町にある樋口季一郞記念館を訪問した。館長の江崎さんから10月に銅像除幕式が樋口中将の生まれ故郷にて開催されると伺っていた。

そこで名古屋までフェリーで行き、バイクで現地へ向かった。

場所は淡路島にある伊弉諾神宮だ。古事記と日本書紀に記された国生み神話、伊弉諾尊(イザナギ)と伊弉冉尊(イザナミ)の二柱をお祀りする神宮で、小生が子供のころから身近にある日本最古の神宮だ。

以前にも述べたように、樋口季一郞中将の後世に残る業績は第二次世界大戦時のシベリア鉄道経由のユダヤ人救出ルートを確保した人道主義にある。また終戦直後にソ連(現ロシア)が千島列島東端の占守島(しゅむしゅとう)に上陸作戦を開始したことに対して断固反撃を指揮し北海道の分断と占領を阻止したことにある。経緯はそのタイミングにあるが、北海道は現在のウクライナのようにロシアの暴挙によって分断される寸前であった。

樋口中将はユダヤ人とイスラエルに命の恩人と大いに感謝され顕彰されている。今回の銅像建立にあったっては海外からの協力が大きかったと伺った。海外、地元と全国から250名程度の参加があった。

伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)
兵庫県淡路市多賀



伊弉諾神宮の由来




神事



樋口中将のお孫さん 樋口隆一明治学院大学名誉教授
除幕式 ご挨拶


除幕式後の記念撮影


樋口季一郞中将
等身大の銅像


銘板

記念式典



淡路島の風景は奈良の飛鳥地方によく似ている
棚田と瓦屋根の家々
大和と淡路は風景に類似性がある

地殻の凹凸がもたらした地形
これは東西圧縮のシワ理論で説明されている

この旅で後は四国に向かった

コメント (2)
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栗駒山は初冠雪

2022-10-06 | バイク・山歩き


栗駒山北面
岩手県須川温泉からのアクセス
頂上付近に冠雪が見えた
多分初冠雪
寒くなった
紅葉から冬へと駆け足が始まる



黄色系がきれいです



沢沿いの噴気孔
硫化水素の匂いがする


栗駒山北面の昭和湖
紅葉の時期一ヶ月間限定で立入可能

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神々のジュウタン 栗駒山

2022-10-03 | バイク・山歩き
栗駒山の紅葉は人に知られるようになった
写真は3日前の紅葉です
昨年と同時期に行ったが最盛期はもう少し後のようだ

赤、橙、緑、黄色が入り交じり「神々の絨毯」と呼ばれるそうだ
ここで神々がジュウタンの上で神事の酒盛りをするのだろうか
コロナ禍を終息させる酒盛りだろうか

紅葉は朝夕の温度差、光の加減、湿度、天気などによって大きく異なる
我こそはの自称紅葉評論家が多数輩出する



景色を愛でながらゆっくりと登る


栗駒山上部から宮城県側を望む



栗駒山頂上
日本武尊の東征など由来を記している

ここで昼食



栗駒山からの下り
宮城県側



下りの途中で栗駒山山頂を振り返る


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