東西圧縮回流記

仙台青春風の旅 ブーメランのように 

ワールドカップ 十里木 利府

2009-10-31 | Weblog
 日韓主催のサッカーワールドカップは2002年に開催された。決勝トーナメントの日本とトルコの対戦は宮城県利府町にある宮城スタジアムで開催された。その日は雨がしきりに降る冴えない天候だった。何万円かする高額のチケットはインターネットで申し込んだが、あまりにも人気が高く当然のごとく入手できなかった。

 記憶に残っている印象は鮮明では無いが、フリーキックがゴールバーに当たって跳ね返ったか、かすめて外れたか、あのあたりが運命の分かれ目だった。逆に相手のトラ刈りのフォワードにコーナーキックを頭で合わせられ、無念の失点で敗退した。一瞬の空白がありノーマークだった。相手選手がゴールの真正面にいるのに、誰もマークをしていなかった。頭一つ抜け出していた。中田英寿が声を張り上げ指示を出していたが挽回出来なかった。まさしくその場所は宮城スタジアム、つまり利府のサッカー場だった。チケットが無かったので仙台へ行けず、結局は横浜あざみ野から富士山南麓の十里木へ移動し、ビールと豆腐で固唾を呑みテレビ観戦した。

 さて、先週は利府の町役場の前で「利府環境まるごとフェア2009」が開催された。共同研究者のブースに「バイオマスと太陽光熱利用の低炭素システム」のパネルとペレットストーブを展示させて頂いた。展示は子供たちの興味を引いており、主催者のご挨拶を伺っていると、町村の単位でも環境や温暖化といった言葉が自然に出てきており、関心が高いことを実感した。

 利府といえば、前回の冬季オリンピックで金メダルをとった直後に荒川静香さんのパネルを役場に展示していた。利府は塩釜、松島と仙台に隣接し、スポーツ施設と大型ショッピングセンターや新幹線基地があり、近年大きく変貌している。


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仙台国際センター 夢メッセみやぎ

2009-10-19 | Weblog
 首都圏で国際会議や大規模な展示会が開催される場所といえば、東京ビックサイト、有楽町の東京国際フォーラム、みなとみらいのパシフィコ横浜、幕張メッセなどがある。小規模ながら仙台にも、仙台国際センター、夢メッセみやぎなどがある。先週はその2ヵ所の展示場で小生や学部の研究紹介のパネルを展示した。

10月14日 「産学官連携フェア2009みやぎ」(仙台国際センター) では 「バイオマスと太陽光熱利用の低炭素システム」
10月15日-17日 「エコプロダクツ東北2009」(夢メッセみやぎ)では「生物多様性と持続可能な食産業」を、それぞれ紹介した。

 2050年の時点で二酸化炭素などの温室効果ガスを1990年の基準から80%も削減することが求められる。食料の生産・輸送・製造加工・流通・消費・廃棄や3Rに至る食産業においても同様の基準まで温室効果ガスの削減が求められる。原子力の利用が進展しないのであれば、再生可能エネルギーに頼らざるを得ない。持続可能とは、自然界の生物多様性の維持から技術的な対応、それに加え雇用が確保できる経済の持続可能性まで広範囲な要求をバランス良く満たす必要がある。そこにはビジネスチャンスがある。

 他の人が考えつかない技術や仕組みを見出すひとや組織が一歩前に出て生き残る。君の目の前に宝の山があるのでは?
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宮城大学「食産業フォーラム」発足 クルージング

2009-10-07 | Weblog
 本年4月に宮城大学が県立大学から公立大学法人に移行したことに伴い、より地域に密着し産業振興に貢献することを求められている。

 宮城県の出身者は県内に就職することを望む。残念ながら企業のキャパシティは大きいといえない。宮城県は自動車、電池産業や太陽電池などの企業誘致を積極的に展開している。単純だが明快な解は「マーケットやビジネスがあるところに雇用がある」ということです。

 そこで我々は「食産業フォーラム」を設立した。先週9月29日に太白区のキャンパスで設立講演会を開催した。東京大学名誉教授の矢野俊正先生「俯瞰と創発」、宮城県古川農業試験場の城所隆場長「地域農業活性化のための技術開発」、社団法人食品需給研究センター長谷川潤一主任研究員「地域食産業活性化のための技術動向」の講演を頂いた。考え方が整理できた。このフォーラムの趣旨説明では、グローバルな視点を持ち地域産業への貢献など大学が食の産業やその研究開発の基点となり、農商工連携や関連するプロジェクト推進に積極的に係わっていくことを提言した。企画部会を立ち上げて戦略を策定し、運営部会で具現化する。その呼びかけを行った結果、食材開発、安全安心や環境対応に確かな手ごたえを得た。我々は理念や技術を提供し、核となって組織を運動体として自己増殖させるところまで持ちこみたいと考えている。地域の期待に答え産業の基点となることが必至である。

 さて、週末にかけてメンタツ、極めて個人的な講習と試験があった。塩釜から松島沖に向けてクルージングした。安全確認、肩の力を抜きなさい、トランシット、目標は遠くに、と。なるほど!

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