ミッドナイトイーグル ジャズ ハラス

先週は時間に少し余裕ができた。幾つかを徒然なるままに。

ミッドナイトイーグル：お目当てのジャズ喫茶が昼間は閉っていたので、仕方なく近くの映画館に入ったところ偶然にも上映していた。これが思わぬ拾い物で大当たりだった。少し芝居がかったところもあるが、スリルがあった。久々に面白い映画だった。戦場カメラマンの苦悩は描ききれていないが、竹内結子さんは凛々しく素敵だった。吉田栄作は久々に観たが、国を守ることを語り、存在感のあるいい役者になっていた。

ジャズ：一関にいいジャズ喫茶があると聞いて出かけた。深刻な表情で聴き入っている人々がいた。小生は心地良くバーボンを何杯か飲んで歩いて帰ってきた。風邪をこじらせてしまった。

中野孝次「ハラスのいた日々」：共感した。沁みこんできた。著者は洋光台に住んでおられたようだ。ちょうどそのころ、小生もごく近辺に棲んでいた。フェンスで囲まれた運動場にも同時期に時々行っている。錯覚に違いないが、そういえば朝夕の散歩で一緒になったような記憶もある。

小池真理子「無伴奏」：ひとにすすめられて読んだ。バロック喫茶など音楽を聴かせるせる店はいくつかあった。三越から電力の裏あたりにあったようだ。ナンバースクールの出身らしい。小生も北山の輪王寺近辺に棲んだことがあるので土地勘があり、風土に馴染みがある。高校生の視点だったのが気にかかったが、小池さんらしい展開とスリルがあった。

安比でスキー：ザイラーコースは上級用というが、上部の急勾配部分もフラットで全然危険な感じがしなかった。４～５kmのコースは快適だった。天気も良く気分も晴れた。

まずは良いお年を！

さらば十里木 さらば富士 さらばミントの家

十里木を離れることになった。９年間棲んだ。ミントと山荘で暮らした。家族も来た。ただ最近の２年半はすっかり行けなくなった。２０代は山歩き、ロック、沢登り、次は子供と河原でバーベキュー、ジャンバラヤ、磯遊び、ハイキング、オートキャンプ、スキー、子供の成長に合わせて遊んだよ。その次は子離れの時期だった。そこでミントのために、人生を楽しむためにかな、富士の裾野、十里木高原の山荘に行った。「ミントの家」の立派な看板も作ったね。近隣の山野の散策を随分楽しんだ。気分が向けば、散歩のついでに富士山や北岳の山頂に立った。ここを拠点に信州のスキー場や山へ遠征した。カミさんと生垣の手入れや掃除をし（ミントは寝ていた）、午後はウッドテラスでのビールも良かった。たまには急ぎの仕事に読書。お客があれば夜はお決まりのバーベキュー。でも別れる時がきた。

ダイセンジガケダラナヨサ！　
さらば十里木、さらば富士、さらばミントの家！

涙も乾いたよ。名残り惜しいが、皆さんともお別れ。御殿場と十里木とを往復していたカドの家の犬のおじさん、貴重な立派な犬たちでしたね。いつもお声を掛けて頂いて有難うございました。ご挨拶もできずにサヨナラします。お元気で！