岐阜市議会議員 柳原さとる 公式ブログ(SY blog active report)

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市政の通奏低音

2017-11-27 12:37:58 | 国際・政治
☆今期(2018年2月)限りで退任する市長が平成30年度の岐阜市重点政策の基本方針として
掲げたテーマが「底流をなす政策や方針を貫き、磨き、市政の通奏低音に」である。
<通奏低音=目立たないけど途切れることなく影響を与え続けるもの>
至極当然の言葉・意味だが一方で市長の市政に対する未練を感じさせる深層を見た気がした。
 16年間務めてきたことに自信があれば、出てくる言葉ではないように思う。
行政の流れは「通奏低音」がこれまでの岐阜市政の基本であったし、逆に奇をてらったような施策を
好んだのは市長ではなかったのかとさえ感じるのは私一人ではないと思う。 
 政策的対立が激しくなると、市政批判を選挙の勝利手段として選ぶことはよくあることだが、政策的
論点が明確でない今回のような選挙戦を目の前にして、敢て市政の基本方針にするところがプライドかな?
「自分の行ってきた市政運営を継続して欲しい」と素直に表現した方がわかりやすいのに・・
 いずれにしても、市民にとって「市政の通奏低音」は担保すべきだと議会人の一人として思う。

岐阜市長選考察

2017-11-21 10:56:10 | 国際・政治
☆任期満了により実施される「岐阜市長選挙」は現職不出馬を受け、6名の候補者による乱立選挙になりそうである。
 1月21日告示、28日投票という選挙日程も決定。岐阜市政にとっても一つの転換期を迎えることになる。
 候補者が多いことは市民にとって選択肢が広がるので良いことだが、今回の選挙は完全に政局選挙。政策的相違点が
ほとんどないのである。見方を変えれば、市政に対する市民の多様な声に応えるために、これまで安定的に市政運営が
行われてきたので、政策的対立軸が無い選挙だともいえる。
 それでは選択基準は何なのか、人柄?、年齢?、キャリア?、正直言って難しい選択になる。
 市長になりたい人より、市政を今後どの様にしたいのか、そういうビジョンなり思いを語る人を候補者選定の基準に
すべきである。
 誰々を市長にしたくない、党の威信にかけて市長候補を推す、あいつよりおれの方が良い・・・非常にネガティブな
思いが蔓延してはいないだろうか?
 市長候補の選択基準は、市政に対する熱い思いと、身命を賭けて己の信念を貫くぶれない姿勢、違う選挙に向けての
売名行為や陰に隠れた人物の代理候補のような人は本当に市民を愚弄する候補者ではないだろうか!
 ベストの選択は難しいかもしれないが、モアベターな選択をする必要がある。
 投票率の向上に乱立選挙が繋がれば少しは気が楽になる、最近の心境!

観光都市の課題

2017-11-08 08:41:04 | 国際・政治
☆ 秋の京都路に後援会バス旅行に出かけた、京都御所や嵐山を尋ねたが、さすがに観光都市、京都。
 混雑ぶりは想像以上で、嵐山の渡月橋は人ごみで対岸に渡るのも大変な状況。
 そんな京都で、宿泊税の条例制定が話題となっている。確かに観光地といえども居住する住民も
大勢いることも現実である。
 日常生活に影響が出ることも目の当たりにする。道路の混雑、路線バスの乗車ラッシュ、ごみ処理・・
観光産業に従事して生活している人だけではない現実に考えさせられる事実である。
★ また過日、倉敷市を訪問した際、観光客で賑わう「美観地区」とそれに隣接する旧来の商店街のギャップ
に驚いた。美観地区は建築物も制限を受ける観光地だが、お店を出せば賑わう人気スポットで人気が高く新規
出店にも高いハードルがあるようである。一方美観地区から倉敷駅に続く従来の商店街は、地方都市によく見られる
シャッター街(店が開いていない)である。旧チボリ公園跡地にはアウトレットも完成し、駅周辺は随分変貌を
遂げているが、課題は多いように感じた。
 中心街のあり方は、しっかりとした居住市民との協議の必要性を再認識した。