約1カ月にわたる9月の定例会が本日最終日を迎える。平成22年度決算や防災対策等の補正予算を審議してきたが、一定の活発な論議が行われたと思う。
決められたスケジュールどおりにいかないのも議会だが、岐阜市議会はとにかく毎回何かがおこる。今回も市民病院決算を巡り、まだ最終日も委員会が開催される予定である。
今春の選挙前に、ある新聞が議員の質問実績一覧を掲載し物議をおこしたが、本会議の質問だけにクローズアップされがちの議員評価は正しくないのである。
提案された議案審議は各関係常任委員会に付託される。その委員会審議がどの様に行われているか、ことらの方が重要だあると思うが、案外各常任委員会で発言する議員は特定の人間に偏っている。ほとんど議論に参加しない議員もいるが、それでは細かな部分までの議案審議は不可能である。
議員評価も総合方式で、議会に臨む姿勢をきちんと見聞して欲しいものだ。
マスコミもニュースねたになるものについては傍聴があるが、あとはあまり顔を見る機会が少ない。一般傍聴も可能な委員会審査状況を是非とも多くの方々に見て頂きたい。
議員と理事者のがち勝負がそこにはある。
議員の資質を見極めるのには絶好の場であることを知って頂きたい。なぜなら本会議と違い原稿を読みながらの質疑はなかなか難しいゆえに、議員の案件に対する習熟度が一番わかるからだ。