追悼

　突然の訃報に耳を疑った。今年も何回かお会いし話も交わした。
30数年来の良き先輩として、また政治に携わる多くの教訓も教えて頂いた。

「首長というのはその自治体運営において想像以上の力がある。在任が長期にわたると自らが気づかないうちに
傍から見ると独裁になる危険があるので、３期が限度。今期限りで身を引く」と数週間前に聞き、素晴らしい人だと
再認識をした矢先の出来事。
　人の運命は決まっているのだと思い知らされる現実を感じた。
　「室戸英夫」北方町長の突然の死は、これまでに数多くの人々を送ってきたが、忘れえぬ出来事である。
　１３日の町葬には多くの会葬者がお見えになったようであるが、私は密葬前に１時間ほど棺に眠る室戸さんと
長い付き合いを懐かしみながら、お別れをした。
　本当に長い付き合いや何かとお世話になった人々が亡くなっていく現実に、一つ一つ耐えて自分の人生を歩んで
行かなければならないが、辛く寂しい気持ちをどうにも抑えられない自分がそこにいる・・・・・