ドイツプライムカップ準々決勝の激闘から2週間、ヴァントはフリー検索を行う。レバークーゼンの控えベテランGKヒルデブラントの契約が延長されていた。これを見たヴァントは彼とは縁が無いのかとがっくりするが、逆の立場だったら同じことをしていただろうから仕方が無い。今回はGKの獲得を見送った。それよりも、本当に欲しいのはセンターバックだ。バウアー、メッツェルダー、クリズペラと世界レベルがギリギリなのである。イェレミースも来季はいなくなるし、ここで獲っておきたいが、これと言った人材が残っていない。マンチェスターのエルンストも契約は延長されていた。獲りたい選手を獲れないことを悔やんでも仕方が無いので、使えそうな選手の元へスカウトを向かわせた。
ドイツプライムカップ準決勝はドルトムントと対戦。最近になって調子を上げてきたドルトムントは、1回戦では2部のコットブスにPKの末に勝ち、2回戦はレバークーゼン、準々決勝はゲルゼンキルヘンに1-0で守り勝って準決勝まで駒を進めてきた。
光プレイからユングニッケルが長くボールを持ってシュートを決める。その後も前半は押しまくるマンシャフトだが、後が続かない。こうなると、流れはドルトムントに傾いて51分にロシツキーのゴールで同点とされるいつものパターン。延長に入っても決着付かずに2試合連続のPKとなった。
ポドルスキー、フライアー、フォルツと3人が決めれば、ドルトムントもFWが2人きっちり決めてくる。
実況「あーっと、3人目の杉下が蹴ったボールをレンジングが止めた!」
マンシャフトは4人目のバウアーが決めれば、勝利に近付くもふかしてしまう。一方、ドルトムント4人目はロシツキーで難無く決めてきた。
マンシャフト5人目は延長から入っているイェンス・イェレミース。老練な読みで右上に決めて一歩リードした。
だが、ドルトムントの5人目もきっちり決めて、ここからはサドンデスとなる。
マンシャフト6人目はラルス・ユングニッケル。かつてはPKを任された男は左に決めて5-4と再び一歩リード。
ドルトムント6人目のサルバトーレ・ガンビーノが、ペナルティーマークにボールを置く。ゴール前で構えたレンジングとガンビーノの蹴った方向は合っていたが取れない。
しかし、ガンビーノの蹴ったボールはポストを直撃。この瞬間、マンシャフトが2度目の決勝進出を果たした。
ドイツプライムカップ準決勝
マンシャフト 1-1 ドルトムント
PK 5-4
(得点) 5分 ラルス・ユングニッケル(マンシャフト)
51分 ロシツキー(ドルトムント)
決勝の相手は、なんとバイエルンを1-0で下したSCベルリンだ。ワルサーやマリウスら超若手が試合に慣れてきて、更に強くなってきている。
【基本情報】 チケット料金 4000円
来場者数 34508人
【収入】 チケット収入 1億3803万2000円
勝利ボーナス 2000万
施設収入 6729万600円
【支出】 試合運営費 1742万6533円
【合計】 2億789万6066円
【資本金】 41億6536万