記念日・年中行事
○バイクの日
オートバイによる交通事故の増加を防ぐため、政府(総務庁〈現在の内閣府〉)の交通対策本部が
1989(平成元)年に制定したもの。日付はバイク(819)の語呂合わせから。とくに、若者に対する
バイクの安全運転教育を積極的に展開する日、と定めている。全国自治体の交通安全対策室や
地元警察は、この8月19日を中心に、二輪車の安全運転講習会等を展開。同様に二輪車関連団
体は二輪車の交通安全啓発や有用性を訴求するイベントを展開している。
○俳句の日
正岡子規研究家の坪内稔典らが提唱し、1991(平成3)年に制定。「は(8)い(1)く(9)」の語呂合
せ。夏休み中の子供達に俳句に親しんでもらう日。
これとは別に、俳句作家の上野貴子氏が主宰する「おしゃべりHAIKUの会」が「俳句記念日」を制
定。句会などをとおして、俳句の楽しさ、奥深さ、季節感の大切さなどを知ってもらうのが目的。記
念日に合わせてイベントや大会などを行う。
○愛知のいちじくの日
県の特産物であり日本一の出荷量を誇る愛知県産のいちじくを、もっと多くの人にアピールして、そ
の美味しさを知ってもらおうとJAあいち経済連が制定。日付は愛知県産のいちじくが数多く出回る
7月から10月までの4ヶ月の、「いちじく」の語呂合わせからそれぞれ19日とした(7月19日・8月
19日・9月19日・10月19日)。いちじくは古くから栽培されていた果実で、果糖、ブドウ糖、ビタミ
ン、カリウムなどのさまざまな成分が含まれ、食物繊維も豊富な独特の甘みのある果実。
○松坂牛の日
日本を代表する和牛の松阪牛(まつさかうし)の個体識別管理システムの運用が開始された200
2(平成14)年8月19日にちなみ、毎月19日を記念日としたのは全国で松阪牛を通信販売する
千葉県船橋市の株式会社やまとダイニング。松阪牛の美味しさをアピールし、業界全体を盛り上
げるのが目的。
※義秀忌
小説家・中山義秀[なかやまぎしゅう]の1969(昭和44)年の忌日。
代表作:『厚物咲』『碑』『咲庵』
○第60回くしろ市民北海盆踊り(北海道釧路市・北大通6~13丁目)
釧路駅前の北大通を埋め尽くす踊り手に、観衆も楽しめる釧路市の一大恒例行事。釧路の短い夏
の終わりを飾る。こども・親子の部に続き、仮装、手踊り、フリースタイルの3部門のコンクールを実
施(コンクールへの参加は事前申込が必要)。2014年は60回を数え、盛大に開催される。
□花輪ばやし(秋田県鹿角[かづの]市・花輪町内、特にJR鹿角花輪駅前、8月19日~20日)
幸稲荷神社の祭典に奉納するため盛大に行われる祭礼囃子。10台の屋台がちょうちんに照らさ
れ、漆や純金箔の彫刻が闇夜にきらきらと浮かび上がり、燃えるような囃子が夜を徹して繰り広げ
られる。
○納涼花火(神奈川県藤沢市・片瀬海岸西浜、19:00~19:20、約1200発、8000人)
夏休みの終わりが近づく8/19、神奈川県藤沢市では、湘南の夜空に約1200発の納涼花火が打
ち上げられる。江の島の夕暮れをバックに、潮風を感じながら花火をのんびりと見ることができる。
ケイトウ(鶏頭) plumed cockscomb
【花言葉】「おしゃれ」「感情的」「奇妙」「情愛」「色褪せぬ恋」
【概要】
ケイトウ(鶏頭、学名:Celosia cristata)はヒユ科ケイトウ(セロシア)属の一年草。原産地はアジ
ア、アフリカの熱帯地方と推定され、日本には奈良時代に中国を経由して渡来した。韓藍(カラア
イ)の名が「万葉集」にも登場する。和名の由来は、花序をニワトリの鶏冠(とさか)に見立てたもの
である。 属名のCelosia はギリシャ語の「keleos(燃やした)」からきている。焼けたように赤く乾
燥した様子を表したものである。 種小名の cristata は「鶏冠のような」という意味である。
園芸品種には4つの系統がある。 最も一般的な鶏冠鶏頭(トサカケイトウ)系、球形の花序つける
久留米鶏頭(クルメゲイトウ)系、羽毛のような花序をつける羽毛鶏頭(ウモウゲイトウ)系、花序の
先が硬くとがる槍鶏頭(ヤリゲイトウ)系である。
【特徴】
草丈は30~60cm。葉は長い楕円形で、互生する。 葉の先は尖り、つけ根の部分も細くなる。
開花期は6~9月で、ニワトリの鶏冠(とさか)のような形の花を咲かせる。 花の色には黄色、オレ
ンジ、赤などがある。 花弁はなく萼片が5枚、雄しべが5本である。茎は木質化して硬い。
花の後にできる実は胞果(薄皮のような果皮の中に種子が1個入っているもの)である。 蓋がとれ
るように割れて、艶のある黒い種子が現れる。
・トサカケイトウ系
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・クルメゲイトウ系
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・ウモウゲイトウ系
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・ヤリゲイトウ系
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【詳しい育て方】
■主な作業
摘心:分枝の多い品種では、草丈が20~30cmの頃に摘心して育てることもできる。
切り戻し:夏の間に一通り花が咲いたあと、やや短めに丈を切り詰めるとワキから芽が伸びてきて
秋にも花を咲かせる。
支柱立て、土寄せ:草丈の高くなる品種は倒れることもあるので、蕾が出始める頃に支柱を立て
るか、株元に土寄せをする。
■栽培環境
日照不足になると花色が冴えない。真夏の暑さにも十分耐えるので、たっぷりと日の当たる場所で
育てる。
■水遣り
生育旺盛で花も開花する夏に水切れさせてしまうと、生長が著しく衰えるので土の表面が乾いたら
たっぷりと水を与える。
■肥料
肥料は植え付ける際にゆっくりと効くタイプの肥料を混ぜ込んでおく。以降は花が咲き出す頃に少
量の肥料をやる程度で十分。肥料-特に窒素成分の多いもの-を多く与えると、茎は太くなり葉もよ
く茂るが、花が十分咲かなかったり花姿が乱れるので気をつける。
■用土
鉢やコンテナでは赤玉土7:腐葉土3の割合で混ぜた土を使用する。特に土質は選ばないが、地
植えは水はけの良い場所に植え付ける。水はけの悪いじめじめ湿った場所では、根腐れを起こし
て枯れやすい。
■植え付け・植え替え
一年草で花後には枯れるので、植え替える必要はない。
苗の植え付けは本葉が4~5枚の小苗のうちに行う。ケイトウは大きくなってから根をいじるような
作業(植え付け・移植)を行っても、根付きにくい性質があるからである。矮性種(草丈の低い品種)
で15cm、高性種(大きくなる品種)は20cm~30cm間隔で植え付ける。適期は5月~6月。
■ふやし方
タネをまいてふやす。タネは春にまくのが基本であるが、発芽温度が25℃前後と高温なので早ま
きは厳禁である。まきどきは関西平地で4月下旬~6月上旬。平鉢などにまとめてまいて、最初の
本葉が出てくる頃に1本ずつビニールポットに植えて、本葉4~5枚頃に土を崩さないように植え
付ける。手間なら花壇やコンテナに直接まいて間引きながら育ててもよい。
■病気と害虫
病気:立ち枯れ病
水はけの悪い土壌だと茎葉がしおれて枯れてしまう立ち枯れ病にかかったり、根が腐って株がだ
めになることがある。
害虫:アブラムシ、ヨトウムシ
アブラムシが付くことがあるので、見つけ次第薬剤を散布して駆除する。ヨトウムシは夜行性で、茎
葉を食い荒らす害虫。昼間は土の中に潜んでおり、株元の地面を軽く掘ると出てくることがある。
■まとめ
発芽温度が高いので、早まきは禁物
植え付けは苗が小さいうちに行う
夏は乾燥に気をつける