記念日・年中行事
○タウン情報の日
タウン情報全国ネットワークが制定。
1973年のこの日、日本初の地域情報誌『ながの情報』が発行された。
○昭和基地開設記念日
1957年のこの日、日本初の南極観測隊が南極・オングル島への上陸に成功し、昭和基地
を開設した。
この年から翌年にかけては「国際地球観測年」で、南極大陸には日本をはじめ12か国によ
る観測網が敷かれた。
○人口調査記念日
1872年のこの日、日本初の全国戸籍調査が行われた。
当時の人口は男が1679万6158人、女が1631万4667人の合計3311万825人だっ
た。
○草城忌、東鶴忌、銀忌
俳人・日野草城[ひのそうじょう]の1956年の忌日。
無季俳句、連作俳句を率先し、モダンな作風で新興俳句の一翼を担った。
「春の灯や女は持たぬのどぼとけ」
「ところてん煙の如く沈み居り」
「春の夜や足のぞかせて横座り」
ラナンキュラス(ハナキンポウゲ[花金鳳花]) Persian buttercup
【花言葉】「眩しいほどの魅力」「名誉」「名声」
【概要】
ラナンキュラス(ハナキンポウゲ、学名:Ranunculus asiaticus)はキンポウゲ科キンポウ
ゲ属の半耐寒性多年草・球根植物。西アジア~ヨーロッパ東南部、地中海沿岸原産。園芸
ではラナンキュラスと呼ばれることが圧倒的に多く、ハナキンポウゲと呼ばれることは稀。
キンポウゲ(金鳳花)は、漢名「金鳳花」に由来し、黄色い八重咲きの花を「金色の鳳[おおと
り]」と形容したもの。元々「ウマノアシガタ」を指す語で、キンポウゲの花は小さいが、黄色い
花に対する賞賛の意味を込めたものであろう。ハナキンポウゲの名も特に花が美しいので名
付けられた。
属名のラナンキュラス(Ranunculus)は、原産地では湿地に生え、葉の形が蛙の脚に似て
いるので、ラテン語のrana(蛙)を語源として名付けられている。種小名のasiaticusは「アジ
アの)と言う意味である。
【特徴】
草丈20~60cm、葉は3つに裂け深く羽状に切れ込む。切れ込みの回数により1~3回3
出の3種類の葉がある。
開花期は4~5月で、花茎を立てて、黄色の光沢のある重弁花を開く。18世紀のヨーロッパ
で育種が進み、品種改良された園芸品種には、赤、ピンク、オレンジ、白など花色も多彩で
ある。 大輪種では直径が15cmにもなり、花弁が5枚の基本種のほか、八重咲き~万重咲
きがある。
・原種
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/2/23/Persian_Buttercup_0
【園芸品種】
ビクトリア・ストレイン・・・1960年代後半、アメリカの改良種を更に改良した品種。大輪で
花色が豊富である。
http://flower365.sakura.ne.jp/24/357.jpg
ドリーマー・・・1970年代後半に作出された品種で、一つの球根から咲く花の数が多く、茎
が長いので切花向け。
http://shop.takii.co.jp/shop/img/product/l1/QRQ610.jpg
【詳しい育て方】
■季節・日常の手入れ
枯れた花や葉の掃除
花が枯れてきたら花茎の下から切り落とす。花びらの縁が枯れ始めた頃が切る頃合である。
あまり長くつけておくと見た目が悪い上に、余分な栄養をとられ、傷んだ花にカビが生えて病
気にかかることもある。枯葉や黄色くなった葉も取り除き、株は常に清潔にしておく。
球根の掘り上げ
花後に葉が黄色く枯れてきたら球根を掘り上げる。適期は6月頃。掘り上げた球根は葉を取
り除いて土を落とし、日当たりでしっかり乾燥させてから涼しい場所に貯蔵する。乾燥が十分
でないと、高温多湿期に腐ることがある。
■日当たり・置き場所
日当たりのよい場所で育てる。凍結や霜にあわなければ戸外で越冬できるが、ベランダなど
風の当たらない場所の方が無難。寒風や乾燥に晒すと葉が傷み、凍結にあうと株がだめに
なる。かといって、冬に暖かい場所(15℃以上)に置くと間延びするので、ある程度寒い場所
で締めて育てた方がよい。寒冷地での育苗や花付き鉢植えを入手した場合、室内の日当た
りのよい場所に置く。
■水遣り・肥料
観想させると葉がすぐに萎れ、過湿にすると球根が腐って株がだめになる。土の表面が乾い
たらたっぷりと水を与える。
肥料は芽が出て花が咲き終わるまで、薄めの液体肥料を10日~2週間に1回与える。
■用土
水はけがよく、やや水もちのよい土が適している。赤玉土5(中粒と小粒を半々):腐葉土3:
バーミキュライト2の配合土など。若しくは草花の培養土で十分。
■植え替え・植え付け
球根は戻してから植え付ける
球根の植え付けは10月が適期。市販の球根はかさかさに乾いており、そのまま植え付ける
と急激に水を吸って腐る。ゆっくりと吸水させて「戻す」必要がある。ラナンキュラスを育てる
上で最初のポイントとなる。
球根の戻し方と注意点
1.湿らせた砂やバーミキュライト、固く絞った水ゴケと球根をビニール袋に入れて、一晩以上
かけてゆっくりと吸水させる。
2.湿らせたキッチンペーパーやティッシュペーパーで球根をはさんで、ビニール袋に入れる
なり、ラップで包む。
ポイントは「ゆっくり戻す)ことなので、干し椎茸を戻すが如く水の中に直接球根を浸すような
方法はよくない。汲水中は日陰の涼しい場所に置く。
乾燥した球根を鉢や庭に直接植えて、水を少しずつ与えて戻すこともできるが、一旦球根を
戻してからの方が、傷んだ球根があった場合取り除くことができる(黒ずんで水を吸わない球
根の時にある)。
球根の植え付け
水を十分吸った球根は膨らんでピチピチになるので、改めて土に植え付ける。植え付けは5
号鉢(直径15cm)に3~5球ほどが目安。露地植えは10~15cm間隔で植え付ける。
鉢植えは深さ2~3cm、庭植えは深さ5cmほどで、根が出る先が尖っている方を下に向け
て埋めて植える。
■ふやし方
大きくなった球根を分けてふやすことができる。球根の付け根に白い短毛が生えている箇所
がある。ラナンキュラスはここから芽を出すので、この部分を分けるようにする。
タネからふやすこともできる。まき時は10月である。発芽温度は15℃前後で、20℃を越す
とほぼ発芽しない。発芽するまで2~3週間かかるので、それまでは乾かさないようにする。
■かかりやすい病害虫
病気:灰色カビ病 / 害虫:アブラムシ
春先からアブラムシが発生する。花茎や蕾、葉について吸汁するので薬剤を散布して駆除
する。
灰色カビ病は多湿環境で発生しやすい病気である。枯れた花や葉から発生することが多い
ので、株は常にきれいにしておく。
■まとめ
球根はゆっくり吸水させ「戻して」から植え付ける。
枯れた花や葉をこまめに摘み取る
6月頃掘り上げてよく乾燥させて貯蔵する