記念日・年中行事
○防災とボランティアの日
1995年1月17日午前5時46分、淡路島北端を震源域とする兵庫県南部地震が発生し
た。
阪神・淡路大震災では、政府や行政の対応の遅れが批判された一方で、学生を中心とした
ボランティア活動が活発化し、「日本のボランティア元年」と言われた。
これをきっかけに、ボランティア活動の認識を深め、震災への備えの充実強化を図る目的で
、1995年12月の閣議で「防災とボランティアの日」の制定が決定され、よく1996年から
実施された。
○おむすびの日
米に関係する民間企業やJA等でつくる「ごはんを食べよう国民運動推進協議会」が2000
年11月に制定し、2001年から実施した。
日付は公募で選ばれ、阪神・淡路大震災ではボランティアの炊き出しで被災者が励まされ
たことから、いつまでもこの善意を忘れない為、1月17日を記念日とした。
○ひょうご安全の日[兵庫県]
阪神・淡路大震から11年目の2006年に兵庫県が制定した。
兵庫県では、「ひょうご安全の日を定める条例」(平成17年4月1日施行)に基き、阪神・淡
路大震災の経験と教訓を継承するとともに、いつまでも忘れることなく、安全で安心な社会
づくりを期する日として、1月17日を「ひょうご安全の日」と定め県民の参画のもと、「ひょうご
安全の日」に相応しいさまざまな事業に取り組む。
・ひょうご安全の日のつどい
http://www.19950117hyogo.jp/gathering/
○今月今夜の月の日
尾崎紅葉の『金色夜叉』の中で、主人公の貫一が熱海の海岸で、貫一を裏切った恋人のお
宮に「可[い]いか、宮さん、一月の十七日だ。来年の今月今夜になつたならば、僕の涙で必
ず月は曇らせて見せるから」と言い放ったことから。
この日の夜が曇り空になることを「貫一曇り」と言う。熱海ではこの日に「尾崎紅葉祭」が行
われる。
□太平山三吉神社・三吉ぼんでん祭(秋田県秋田市)
力の神・勝負の神にあやかろうと、80あまりの梵天が威勢よく先陣を競う荒々しく勇壮な
祭。10時半から正午頃まで行われる。一年の幸を祈り、梵天と呼ばれる依代[よりしろ]を
奉納する特殊神事。神力宿る梵天の三角守りを取ろうと、拝観者も一体となって揉み合いに
なり、祭は最高潮に達する。
https://www.youtube.com/watch?v=dim8UPMeWCE
□笹野観音初十七堂祭(山形県米沢市)
山伏たちによる火渡りの荒行が14時から行われる。火渡りは当日参加可。笹野観音境内
や、その付近では、名物の笹野一刀彫等の露店が立ち並び、お鷹ぽっぽや削り花が店頭
に並ぶ。
お鷹ポッポ http://upload.wikimedia.org/wikipedia/ja/4/43/Otakapoppo.JPG
□初観音会[はつかんのんえ](兵庫県神戸市灘区摩耶山天正寺金堂と境内)
17日は本尊、十一面観音の縁日に当たる。毎月17日に法会を行うが、一年最初の観音会
を初観音会と言う。初観音会は特に法会を厳修し、一年の厄除けと開運を祈願する。10時
30分から十一面観音悔過[けか]会式並びに阪神淡路大震災物故者追討法会、12時から
阪神淡路大震災物故者追討の鍾、12時20分から厄除復興祈願法燈護摩供。
(摩耶ケーブル・ロープウェイはリニューアル工事のため当日運休。)
□奉射祭(静岡県三島市・三嶋大社)
悪疫退散を祈る古式ゆかしい神事。射抜かれた大的は、災難除けのご利益があるとして、
参拝者が破り、持ち帰る風習がある。
冬の土用入り(太陽黄径297度)~立春の前日(1月17日~2月3日)
☆冬の土用・寒土用
立春の前日までの18日間。元々は立春の前の18日間だったが、現在では太陽が黄径29
7度の点を通過する瞬間から立春までを指す。
土用の間は土の気が盛んになるため、土を動かすことや殺生が忌まれた。
デンドロビウム dendrobium
【花言葉】「我が儘な美人」
【概要】
デンドロビウム(デンドロビューム、学名:Dendrobium)はラン科セッコク属に分類される植
物の総称で、東南アジアを中心に熱帯・亜熱帯アジア、オセアニアにおよそ1200種が分
布する。栽培や育種も盛んで膨大な数の交配種がある。樹木や岩の上に根を張り付かせて
生育する着生ランである。
属名のDendrobiumはギリシア語のデンドロン「(dendron:樹木)+ビオス(bios:生活)」
が語源で、そのライフスタイルに由来する。
種によって姿形はあまりにも違いすぎ、分類上は4亜属41節に細かく分けられる。栽培上は
さほど細かく分けることはなく、ざっくりと「ノビル系」「デンファレ系」「フォルモサム系」という
風に似たものを系統的に分けるのが一般的である。
■デンドロビウム・ノビル系
野生種のノビル(D.nobile)を中心に品種改良された系統をノビル系と言う。種小名のノビ
レ(nobile)は「高貴な」という意味で、花姿に由来する。単にデンドロビウムと言うとノビル系
を指すことが多い。
本種は、ネパール。シッキムラオス、タイ南部から中国南部に分布し、標高2000~3000
mの高冷地を生育域とし、日本のセッコクなどに似るが、遥かに大きくなる。花は白に紫を帯
びる。古くから生薬として使われ、それ以上に洋ランとしても有名で、最も代表的なデンドロ
ビウムである。また、交配親としても重要で、本種を中心とする交配品種群をまとめてノビル
系という。
【特徴】
着生の多年性植物で、茎は高さ30~60cmで多数が束になって生じる。茎は狭紡錘形、
肉質で汚緑色をなし、節間はやや短くて2cm程度、葉鞘は次第に白茶色になってこれを包
む。葉は基部を除いて節ごとに生じ、葉身は長楕円形で長さ7~11cm、幅1~3cm。二年
目で脱落する。
開花期は2~5月。花は、普通は落葉した茎の上半分の葉腋からそれぞれ出る。短い花茎
の上に2~4花を総状につける。花は蝋質で芳香がある。花径が6~8cmで、萼片と側花
弁は基部が白色で、先端の方から紫紅色を帯びる。唇弁は中心部が濃栗色で外側は同心
円状に白みを帯び、先端から藤色に色づく。中央の濃色部はビロードのような肌合いとな
る。花の寿命は長い。なお、花色には変異が多い。
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/3/32/Dendrobium_nobile_
【園芸品種】
オリエンタル・スマイル’ファンタジー’(Den.Oriental Smile ’Fantasy’)
オレンジ系交配種、黄色ベースの花弁にオレンジ色の覆輪が入る。
http://kendolie.myweb.hinet.net/dendrobium_nobile.htm
イエロー・ソング’レモン・ケーキ‘(Den.Yellow Song ’Lemon Cake’)
レモンい得ろーの交配種。リップのみやや濃色になる丈夫な品種。
【詳しい育て方】
■季節・日常の手入れ
花がら摘み
花が枯れてきたら花がら摘みを行う。花がらはしっかりと花茎の根本から取らないと、残った
花茎の根本から根が出てきて株が弱る。
一度花を付けた茎(バルブ)からはもう花は咲かないが、開花後1年くらいは内部に栄養を
蓄えており新芽の生長に必要なので、決して折らないこと。開花後2年目以降でしわしわに
なったものは植え替え時に地際から切り落としても構わない。
■日当たり・置き場所
一年を通して日当たりのよい場所で育てる。春に暖かくなったら(最低気温10℃以上)屋外
に出して、よく日に当てて丈夫な株に育てる。真夏は葉焼けを起こさないように風通しのよい
場所を選ぶ。葉焼けするようなら明るい日陰に置く。
耐寒温度は5~6℃で、晩秋に日当たりのよい室内に移動させる。6~7℃の低温に20日
以上当たると花芽ができやすいので、取り込むのはギリギリまで待つこと。
1本のバルブでも位置によって成熟スピードが異なる。バルブの先端と株元に近い部分は
成熟が遅くて、真ん中あたりが早い。であるから、花芽が真ん中しか付かなかった場合は、
バルブが完全に成熟しなかったということである。ちなみに、そのようなバルブは1年遅れ
で花芽が付かなかった部分に花芽を出すことがある。バルブの上から下まできっちりと花芽
が付いたということは、それだけ育て方がよかったと言うことになる。
■水遣り・肥料
春~秋の生育期には植え込み材料の表面が乾いたらたっぷりと水を与える。過湿にすると
根が腐ってしまうので気をつける。9月頃にバルブの頂点に立ち気味の葉が出て(とめ葉)
生長が止まり、バルブが肥大して飴色になっていく(充実期)。徐々に水遣りの回数を減らし
て、冬の休眠期は乾いてから2~3日経ってから水を与える。休眠期には葉に多少シワがよ
るくらい乾かしても大丈夫である。
肥料はたくさん要らないが、時期を的確に合わせてしっかりと与えると丈夫な株に育つ。新
芽の伸び始め~夏前が肥料を与える時期である。期間中、1000倍に薄めた液体肥料を
月2回与え、同時に5月と6月に1回ずつ固形の肥料を与える。基本的に夏以降は肥料は
与えない(9~10月に1回花芽に効くリンカリ肥料を与えることもある)。あくまで「肥料は控
えめ、時期を合わせて」を心がける。
■用土
水ゴケ単用。プラスティック鉢を用いる場合は、水はけのよい発酵バークやあく抜きヤシ殻
チップを用いた方がよい。
■植え替え・植え付け
鉢の中が根でいっぱいになったら植え替えを行う。だいたい2年に1回が目安。大株なら同
時に株分けを行う。湿らせた水ゴケを用いて、腐った水ゴケなど古い植え込み材料は取り除
く。うえかえの適期は3月下旬~4月。すでに株元から新芽が出ていることも多いので、新芽
を傷つけないように注意する。
■ふやし方
株分け、高芽とり、茎伏せができる。
株分けはバルブを3~5本つけて切り分け、少し小さめな鉢に水ゴケで植える。適期は植え
替えと同じ3月下旬~4月。
高芽は茎の途中に出てくる芽で、日照不足や肥料過多などが原因で本来花芽になるものが
葉芽になってしまったものである。葉が3~4枚の頃に切り取って、根の間に水ゴケをつめて
周りも水ゴケでくるんで小さめの鉢に植える。作業は春~秋の生育期なら随時可能である。
茎伏せはバックバルブを1~3節に切り、湿らせた水ゴケの上に挿すか伏せておくと、3~4
か月で新芽を吹く。適期は春~秋。花の咲いた節からは新芽が発生しない。
■かかりやすい病害虫
害虫:カイガラムシ、ナメクジ
茎にカイガラムシが付いて吸汁する。薬剤が効きにくいのでこすり落とす。ナメクジが葉、蕾
や花を食害する。早めに見つけて駆除する。
■まとめ
肥料は控えめ、適期に合わせて的確に与える
耐寒温度は5~6℃、冬は室内に
水は乾いたら与える。過湿は禁物
・管理
https://www.youtube.com/watch?v=fx7Kg380ZGg
・デンドロビウムの植え替え(素焼き鉢と水ゴケ)
https://www.youtube.com/watch?v=bMgl81slEUs
・植え替え(プラ鉢とバークチップ)