これは確か全体の懇親会が終了した後に、ホテル周辺をぶらついたときのことだ。
◆逢衆ラーメン屋にて
~07/12/2006~
「手打ちラーメン」の旗がたなびいている。
宿にも近いし、田酒を飲んだ「しめ」にはもってこいだろう。
店の前まで来ると、戸口の前には「焼鳥」と大きな字。
焼き鳥屋崩れ?か、しかしここまで来たら仕方あるまい。
暖簾をくぐると、カウンターだけの空間。
しかも角があって8席、理想のパターンではないか。
先客は中年男性が一人、焼鳥をつまんで、上方にあるテレビに見入っている。
じゃあ、とりあえずビールと言おうとしたが、残念ながら、飲まないと決めてあるA社である。
では一気に、ということで
「手打ちラーメンを」
少し気弱そうな親父が、すばやく麺を出し、準備にかかった。
スープが煮えたぎっている。
丼に入れられたタレが、妙に黒いのが気にかかる。
数分後、手打ちラーメン登場。
いかにも醤油が濃そうなスープ、
手打ち風ではあるが、もっさりしてそうな麺
ごく普通のメンマ、チャーシュー
そして、麩が入っている。
味については…
言うまい。
少し侘しいシチュエ−ションに実に相応しいとだけ
言っておくか。
ふと、昨夏急逝したKさんのことが思い浮かんだ。
こうした場末に一緒に来たかったなあ
このラーメンの味に、なんて言葉を返すだろう。
いや、もうここに来るまでは随分と飲んでいるから、食べ物は口にせず、親父と語るだけか
「何やってんだこの国は!なあ、親父」
突然、先客の男性が話しかけた。
テポドンが発射されるシーンが、さっきから何度も画面に映っている。
◆逢衆ラーメン屋にて
~07/12/2006~
「手打ちラーメン」の旗がたなびいている。
宿にも近いし、田酒を飲んだ「しめ」にはもってこいだろう。
店の前まで来ると、戸口の前には「焼鳥」と大きな字。
焼き鳥屋崩れ?か、しかしここまで来たら仕方あるまい。
暖簾をくぐると、カウンターだけの空間。
しかも角があって8席、理想のパターンではないか。
先客は中年男性が一人、焼鳥をつまんで、上方にあるテレビに見入っている。
じゃあ、とりあえずビールと言おうとしたが、残念ながら、飲まないと決めてあるA社である。
では一気に、ということで
「手打ちラーメンを」
少し気弱そうな親父が、すばやく麺を出し、準備にかかった。
スープが煮えたぎっている。
丼に入れられたタレが、妙に黒いのが気にかかる。
数分後、手打ちラーメン登場。
いかにも醤油が濃そうなスープ、
手打ち風ではあるが、もっさりしてそうな麺
ごく普通のメンマ、チャーシュー
そして、麩が入っている。
味については…
言うまい。
少し侘しいシチュエ−ションに実に相応しいとだけ
言っておくか。
ふと、昨夏急逝したKさんのことが思い浮かんだ。
こうした場末に一緒に来たかったなあ
このラーメンの味に、なんて言葉を返すだろう。
いや、もうここに来るまでは随分と飲んでいるから、食べ物は口にせず、親父と語るだけか
「何やってんだこの国は!なあ、親父」
突然、先客の男性が話しかけた。
テポドンが発射されるシーンが、さっきから何度も画面に映っている。