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茨城の中小企業診断士による「知恵の経営」

茨城県での知的資産経営(=知恵の経営)支援なら、NO.1の実績です!

訴求すべき魅力

2014年06月09日 | インポート
新商品開発が終わり、その商品を展示会へ出展しようとしている企業があります。
その際、何を一番に訴求すべきでしょうか?
もちろん、新商品の特徴、他社との違い、価格も大事です。
でも、もっと大事なのは、その商品を生み出した背景ではないでしょうか?
社長のどのような思いがあって、それをどのような努力・工夫で形にしたのか、という点です。
すなわち、「経営理念→しくみ→技術・ノウハウ→商品・サービス」という、新商品のストーリーです。
このストーリーこそ、顧客が評価をしてくれるポイントではないでしょうか?
見えている強みを評価して購入してくれた顧客より、見えていない(隠れた)強みまで評価して購入してくれた顧客の方が、ロイヤルカスタマーになるでしょう。
そうです、見えていない(隠れた)強みとは、知的資産経営のことです。
知的資産こそ、顧客に訴求すべき魅力なのです。


経営理念と経営センスの関係

2014年05月12日 | インポート
 新規事業を考えていくうえで、中小企業に向いている方法として、保有する強みの活かし方を変えるという方法があります。
 強みの活かし方を考える上では、外部環境の変化を読み取り、その変化にどのように対応していくのかということも前提になります。
 外部環境の変化に対応するため、保有している知的資産をどのように活かしていくか、その前提として、知的資産をどのように強化していくか、ということを考えることです。
 一方、外部環境の変化をどのように読み取るのかという点については、「何を変化の兆しの指標とするか?」、これがポイントになろうかと思います。
 これを表現を変えるなら、「経営者の勘所」ということもできると思います。
 ただし、単なる思いつきではなく、その経営者自身のセンスで定点観測をしているので、他人は気づかない、外部環境の変化の兆しに気づくことができるのだと思います。
 それでは、そのセンスはどこから生まれるか?
 センスなので、ちょっと難しいのですが、その源は、「経営理念」だと思います。
 この「経営理念」には、経営者の価値観が含まれいますから、その価値観がその経営者のセンスを作り上げているのだと思います。
 極端な表現をすれば、何が好きで、何が嫌いか、これがセンスの源ではないかと思います。
 そう、誤解を恐れずに言えば、経営者は、自分の好き嫌いで、経営を行って良いと思います。
 ただし、ここでの好き嫌いは、自分の理念に当てはめて、合っているか、合っていないかという意味です。
 「経営理念」を活かした経営、これこそが、自然と経営センスを磨き、外部環境の変化にも勘所良く対応できる経営になっていくのだと思います。


新年度こそ、知的資産経営

2014年04月03日 | インポート

桜の花も満開になり、新年度がスタートしました。
心機一転、あらたな気持ちで経営に臨む新年度こそ、知的資産経営に着手するのに良い季節だと思います。
新年度になり、新しいことにチャレンジしようとされている経営者の方も多いと思います。さらに、予算が執行され始めましたので、補助金の応募を考えている経営者も多いと思います。
その際、大事なことは、「そもそも、我が社は、なんのために存在しているのか?」ということではないでしょうか?
目先の利益に捕われ、本当に大事なものを見落としていませんか?
補助金獲得も大事、コストカットも大事です。
しかしながら、それ以上に大事なのは、付加価値を上げることです。
経営者のみなさんが行っている事業で、価値のない事業はないはずです。
なんらかの価値があるからこそ、顧客はお金を支払ってくれているはずです。
そのため、「顧客が、当社にお金を支払ってくれる本当の価値は何か?」ということを掘り下げ、その答えとして、「当社の存在理由」を考えることが大事です。
そうすると、より顧客に満足してもらうため、どのように付加価値をあげていけばよいのか、それを必然的に考えるようになります。
この付加価値を考えていく手法が、知的資産経営です。
そして、知的資産経営を実践していくと、自然と付加価値を上げていく企業へと変貌をしていくことができます。
新年度こそ、知的資産経営に取り組み、自社にも満開の花を咲かせましょう。


知的資産経営を実践された社長のコメントです。

2014年03月24日 | インポート

昨年度から、知的資産経営を実践されている社長からいただいたメールをご紹介いたします。
社長の生の声が、一番説得力があると思います。

以下、いただたメール文です。

横田先生

 

 おはようございます。

 昨日は、息子共々公私に渡り、ご指導賜りありがとうございました。

 昨日は、息子の意外な面を知ることができたことと、本人なりの「知的資産経営」が頭に入っている様子が分かって、少しは安堵させていただきました。

 これも、横田先生から「知的資産経営報告書」策定の意義と、「ぶれない知的資産」の持ち方や、「価値創造ストーリー」つまり「知的資産を活かすためのプロセス」を学び、それがすばらしい資産であることを把握できた賜物であると確信しています。

 

 会社&私にとっても、横田先生に個別指導を賜り、今まで眠っていた「すばらしいの無形資産」をスッキリ目覚めさせることができるようになりました。

 

 この「知的資産経営報告書」策定は、我々中小企業の経営者がいつも悩んでいる「問題=課題」を解決してくれる「宝物」です。

 

ただ、「知的資産経営報告書」の表現は、「報告書」となっているので、第三者は「過去のレポート」と勘違いしそうですので、「知的資産経営宝物書」にした方が、これから取り組もうとしている企業や経営者の皆さんにスムーズに「入口」に入ってもらえるのではないでしょうか。

 この「無形の宝物」は、常に磨きをかけて「企業の成長」「企業の人財」「商品・サービス」という「目で見える宝物」=「有形の宝物」に育てること、つまり「見える化」ができます。

 

「宝物書」は「有形の宝物」として後世に伝えていくことができる「企業の財産」だと思います。

 そして、「宝物書」は受け継がれ、その企業の大事な「宝物過去帳」になり、「秘伝」の味を伝えて老舗となる企業を作り上げていけると思います。

 

 これから、知的資産経営 に取り組む企業・経営者の皆さんに是非、当社の成功事例を公開してください。

 

 1社でも多くの企業・経営者が、この「宝物書」策定に取り組み、取り組んでよかった! これからの経営のやり方が見えるようになった!会社が元気になった! と言ってもらえるように努めたいと考えております。

 

 当社の「宝物」は、これからもっと磨きをかけ、「秘伝」の味にするとともに、この知的資産経営が幅広く普及するよう頑張りますので、これからもご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

 

 


各種補助金公募が始まりましたが…

2014年02月27日 | インポート

平成25年度補正予算、平成26年度予算に関する、補助金の公募が始まりました。消費増税を踏まえ、中小企業の経営に配慮した、補助金バブルの様相を見せている部分もあります。
ただし、ここで注意しなけばならないのは、補助金のための計画を作ってはいけないということです。
企業が保有する強みを明らかにしたうえで、価値創造ストーリーを作成し、将来のあるべき姿のために、どのように保有する強みを強化・獲得し、どのような将来の価値創造ストーリーを描いていくか、これが明確になっていることが大事です。
すなわち、知的資産経営を行うことができていない企業は補助金を受けるべきではないと思われます。
自社の強み、その活かし方が明確になっていないのに、補助事業が上手くいくはずがない、仮に、補助事業期間だけできたとしても、補助金がなくなってしまったら、かえって、経営を悪化させてしまう場合もあります。
よく、補助金の相談も受けますが、必ず聞くのは、「社長は、何がしたいのですか?」という、いたってシンプルな質問です。
それでも、このシンプルな質問に明確にお答えいただけない方もいらっしゃいます。
そのような方は、決して、補助金に応募すべきではないと思います。
まずは、自社の強み、活かし方、これを明確にすることからはじめましょう。
「急がば回れ」です。