茨城の中小企業診断士による「知恵の経営」

茨城県での知的資産経営(=知恵の経営)支援なら、NO.1の実績です!

部分的に不合理な行動

2014年09月30日 | インポート
 つい先日、「知的資産経営報告書」を作成され、実践されている社長を訪問した際のお話しです。
 その社長は、従来、大手の下請けの仕事が100%だったのですが、今は、自主事業が半分になり、下請け比率を下げることに成功しています。
 その成功の秘訣を伺ったところ、「自社の強みを把握し、その活かし方を変えただけだよ。」とのことです。
 さらに、新規事業にあたっては、自分の構想を10人に話したら、10人とも、「どうしてそんなにバカなこと、面倒なことをわざわざするんだい?」と言われたそうです。
 言われた当初はものすごく落ち込んだそうですが、そのあと、「誰もがバカだ、面倒だと思うということは、それこそが、参入障壁になってるんじゃないのか?」と、その事業に着するすることを決意したそうです。
 そうです、知的資産経営の王道である、「部分的には不合理であるが、全体のストーリーでみると極めて合理的」ということを実践されているのです。
 さらに続けて、「一番大事なことは、経営理念だ。」とのことです。
 「経営理念を明確にし、ぶれない経営をすること、これが大事だ。」とのお言葉をいただきました。
 価値創造ストーリー、経営理念といい、知的資産経営の王道を行かれる社長でした。
 その結果は、当然、「笑顔」の社長、「笑顔」の社員でした。


経営者との信頼関係

2014年09月09日 | インポート
 我々専門家が、中小企業を支援していく上で一番大事なことは、経営者との信頼関係です。
 どれだけ、経営者の負託に応えることができるか、その対価が報酬だと思います。
 だだし、お互いにほれ込んだ相手(経営者と支援者)との仕事では、報酬以上の対価を得ることができます。
 素晴らしい経営者に出会い、素晴らしいお話しを伺い、素晴らしい時を共有できる、この上ない報酬です。
 この喜びは、中小企業支援だからこそ味わえる醍醐味です。
 そのため、支援に先立って、経営者の経営理念を一番大事にしています。
 その意味は、どの経営理念が素晴らしいとか、そのような意味ではなく、経営者が一番大事にしている思い、それを正しく理解し、経営者と同じ思いで大事にしていきたいからです。
 それによって、経営者に寄り添った支援ができると信じています。