顧問先の社長との会話で、「会社は社会の公器である。だから、我が社は、常識人しか採用しない。」との発言がありました。
この社長の「常識」とは、「あいさつをきちんとする」といったたぐいのことです。言われてみれば当たり前のことなのですが、「その当たり前のことができなくなってきている世の中である。」と嘆いていました。
さらに、「なぜ常識人が必要かと言えば、会社は社長の持ち物ではなく、社会の持ち物だから」ということでした。
まさに、「企業は社会との関係で成り立っている」ということを示されていました。
「社会の公器」という意識があれば、世の中で起こっている不祥事(食中毒問題等)はあり得ない話です。
さらに、某電力会社の経営者のような対応はできないはずです。
地域の中小企業には、この社長のようにすばらしい理念をもった経営者が多くいることを伝えていきたいです。