茨城の中小企業診断士による「知恵の経営」

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社長の思いを大事にする支援

2013年12月06日 | インポート

お付き合いしている金融機関さんのご紹介で、ある飲食店の経営者さんを訪問しました。
その経営者さんは、以前にも、東京から飲食関係のコンサルタントを何人か紹介され、試しにコンサルをお願いしたところ、高い金額の割には、そのコンサルタントの経験値を押し付けるような形であったので、私のことも、どうせ以前のコンサルタントと同じだろうと考えていたようでした。
そのため、お会いした際は、あまり浮かない顔をしていたようでしたが、私のスタンスをお伝えしたところ、「今まで会ったコンサルタントの中で、一番ためになる話をしてくれた。今日は、出会うことができて本当に良かった。」とおっしゃっていただけました。
私がお伝えしたのは、「社長の思いを大事にしたい」「社長が事業を通じて成し遂げたいと考えていることを教えて欲しい」ということのみです。
これは、知的資産経営を実践してきた私にとっては当たり前のことで、企業の価値創造ストーリーは、経営理念から始まるため、まずは、それを十分理解しないと何事もはじまらないという、それを実践したのみです。
逆にいうと、いかに、世間のコンサルタント(支援者)が、社長の思いを聞かずに、指導という名のもと、自分の経験値を押し付けているか、そのことが浮き彫りになった気がしました。
JALを再生させた稲盛さんのお言葉のように、「強く思うこと、これが成功の秘訣」なのです。
そのため、我々支援者は、社長が強く思うことのお手伝いをしているにすぎず、社長ご自身が答えを持っているということを忘れてはならないと、あらためて、この飲食店の経営者さんに教えられました。