前進あるのみ

真面目で何事にも一生懸命に前向きにをモットーに頑張るのみ!

祝!初一人雪山登頂記 その1

2012年02月04日 | Weblog

自転車を始めてはや9年目に突入した私でも、雪山に一人で登頂したことは恐らくなかったであろう。
多分・・・記憶では・・・汗
しかし、今日のこの日、旦那は休日出勤、そして来週始めは雨の予報で、多分この日と明日を逃しては雪山には
行けないだろうと想定し、どうしても行きたかった。えーい!一人で行っちゃえ!てきな勢いで、けど少々不安は
あるものの、この機会を逃すまい・・・という気持ちの方が勝つ私。
恐らく来週でも雪は残ってるはず。しかし、アイスバーンの範囲が広がるに違いない。寒い雨なら雪になるだろう。
けれど、雨の日の予想気温は10度以上・・・こりゃ、間違いなく雪質は悪くなるとふんだ。

今朝も起きてみてびっくり!驚
ネットで天気をチェックしたらアメダスでここ周辺が雨?慌てて外を見る。しっかり路面が濡れているではないか!
降るなんて言ってなかったのに!怒


しかし、今後の予報をチェックし、何とか雨は降らなさそうとにらんだ私は、予定より少し遅らせはしたものの、
予定通り葛城へと向かうことにした。喜
路面は濡れているけれど、気にせずペダルをひたすら踏む。
んー、やっぱりMTBのブロックタイヤはずっしり重く感じる。汗
けど、全ては雪山のために、ひたすらペダルを一人踏み続ける。
マイペースでえっちらおっちら・・・

塔原のバス停に着くまでで、結構疲れるのだ。
しかし、めげずに到着。


そして、今回も楽しいドラマ万歳のツーリングとなったことをここで発表しておこう。喜



まずは、一人で記念撮影。喜
相変わらす中に色々着込んでいる私。苦笑







そして最初の激坂を制覇し、いよいよ林道へと入っていく。
そう、ここが白銀の世界へと通ずる道となっているのだ。

幻想の世界へ脚を一歩踏み入れるような感じだったね。喜 ははは、大げさって?笑
この時点では、朝の雨がどう影響しているのかは、まだわからず、不安な気持ちの方が勝ってたかも・・・
木曜の雪の予報のときでもそんなに大坂は降らなかった。期待していたけど、大坂だけ降ってなかったような
感じだったよね。
それに朝の雨がどう影響するか・・もわからなかったから、とりあえず行ってみよう・・・みたいな感覚だった。






そして登り始めて約2km地点ぐらいから、辺りにちらほら雪の存在が見え始め、次第に道路の方にも雪が
確認できるように・・・

そして、その雪を観察すると・・・
どうやら降り立ての雪みたい・・・ということは・・・
朝の雨がここ葛城では雪だったんだ!喜 とわかった。

塔原までにある電工温度計は私が通過した時点では3度をさしていた。だから、恐らく葛城も雨だったのだろうと
思っていた。が、まぎれもなくこの雪質はさっき降ったような感じの雪質だった。ということは、2度から
雨が雪になることを知っていた私は、あの雨がここは雪が降っていた!という確信へと変わったのだ。

現に、ほんの今さっき降ったような雪質だったもん。喜






そして、降り立ての雪の上をさらに進んでいくと・・・
何やら道路に紛れもなくマウンテンのタイヤの跡がある・・・

明らかに私より先手を打って、誰かが登頂している!

あ!これは、もしや・・モトワ○さんちゃうかな?という予想を私は立てた。喜
こんな日に登ってくるのは私とモトワ○さんぐらいやもんなー・・・笑

明らかに少し前に行ったような感じである。だって、ほかに車のタイヤの跡もなかったもん。

そしてこのあと、その正体が明らかとなるときが来るのだ。喜

まずは私も淡々と登って行く。





完全、ここ周辺はアイスバーン状態。
辺り一面完全に真っ白になっている。細心の注意を払いながら登って行く。端の方を走る。
アイスバーンの上にパウダー状になった降り立ての雪が乗っかり、少し危険な状態のところもある。

そういうことをふまえて、私は登って行く。
危険だと察知すると、すぐに止まって路面の確認を怠らない。
そしてある箇所は歩き、ある箇所から乗る・・・の繰り返しをし、安全第一で登って行く。

しかし、私は嬉しそう。喜






さらに上へと進んでいくと、やっぱりさっきの雨が雪だったことを象徴するかのように、枝にもしっかり
雪の存在が確認できるではないか!

思わず止まって、マウンテンと共に記念撮影。






待ってました!この風景を。

ケーキのパウダーを枝に振り掛けたような感じ。

凄くきれいだったよ~
やっぱり来て良かった~~~

そりゃ、当然皆と一緒に来るほうが楽しいに決まってるんだけど、一人はそれなりに楽しめるから、一人でも
行きたいって思えるんだよね。
次第に雪も多くなってきて、アイスバーンからほぼ脱出できたし・・・
あとは上まで上がるだけ・・・って感じだったかな。

けど、時折、やっぱり日当たりのいい場所なんかは、一旦雪が溶け、その周辺はアイスバーンになっている所が
あったりしたから、まだまだ油断はできない箇所だった。





葛城を何回も登っている人なら、この場所がどこぐらいの位置かはわかるだろうね。

木々が見事にクリスマスツリー状態。
それもこれも、直前に降った雪が作り出す光景。

ほんと、いいときに来たものだ。喜

そして私のお気に入りのマウンテンと共に、今、こうしてこの場所に自分がいることが、とっても幸せ~って
思えたよ。
少しでもこの思いが皆に届くといいな。
そして、私も・・・僕も登りたい・・・と思ってくれたら嬉しいな。

葛城が皆を待っている。そう、私も吸い込まれるかのように、気がつくと足が葛城を向いていた・・・という
ことが何回あったことか・・・喜

夏に来ても素晴らしい葛城、けれど真冬だって素晴らしい。
不思議なぐらい吸い寄せられる葛城。不思議な力を持っているんだよね。





パウダーで化粧したかのようになっている木々を私はしばらく堪能していた。喜

そして、又私は再び山頂目指して登って行く・・・
ズンズン登って行く。
路面を見ながら、注意して登る。
そう、スリップしないように気をつけながら・・・
登りはまだいい・・下りがどうなるかなー・・・と考えながら・・・

そして、もうすぐしたら登山道との合流の道になる・・・と思ったときだった・・・・






前から見覚えのあるジャージの人が・・・・
あー!やっぱりモトワ○さんや~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
私は下ってくるモトワ○さんを撮影!喜

ね、私の予想、的中でしょ。喜
そう、あのマウンテンでの足跡はちゃっかりモトワ○さんが残して行ってたものだったのだ。喜




モトワ○さんに、この先の路面状況を聞く。
もう少し行ったら完全な雪に変わるから登りやすくなる・・しかし、ちょっと上に行くと車のタイヤ跡のワダチで
ハンドルを取られやすい・・・とのことだった。

この時点でも私は下りをどっち方面から降りようか悩んでいた。神通方面へ下りようか、それとも一旦来た道の
状態がわかっている塔原から下りようか・・・
それをモトワ○さんに言うと、一旦通った道の方がどういう状態かわかってるからいいんじゃないか・・との
ことだった。
私もこの時点ではそうするつもりでいた・・・

まあ、とにかく私はとりあえず今は下りのことは考えず、ひたすら登ることを考えて走ることに・・・喜

その前にモトワ○さんとの2ショット撮影。喜

そして、お互いに気を付けよう・・・・と言ってそれぞれ別の方向へと進んでいった。





なるほど、合流地点からさらにしっかりとした雪質に変わり、走りやすい状態に・・・喜

それにサクサクとした雪で、なんか、自分だけ得した気分になった。喜

lesserもやっぱり嬉しそうに、雪を見ている感じだった。笑




そしてせっかく登ってるのだから、自分もセルフで撮影しようと、サドルにカメラを載せて撮影。喜

ここまで来ると、一旦止まっても又すぐに再出発できるんだよね。
アイスバーンのところは一旦止まるとなかなか発進できないけど・・・汗

気分は最高潮!喜
それにこの日もそんなに風がきつくなく、曇ってはいたものの、走りやすかった。喜




さらに進み、もっともっと雪が濃くなってくる。
木々の雪もとっても綺麗で凄く幻想的だった。

正に白銀の世界という名にふさわしい。喜

明日来て、果たしてこの雪が残ってるかどうかは微妙なんだけど・・・

是非、皆で又来たいね。喜






と、ここで嬉しい私は再び参上!みたいな・・・笑

私は段々雪深くなっていくのを見ながら、本当に嬉しかった。自分だけこんな幸せでいいのだろうか?

今頃旦那はアクセク仕事を頑張っている・・・一方私は完全雪山を楽しんでいる・・・笑

まあ、旦那は、1度雪山に来たら満足な人だから、逆に二日連続はしんどいんじゃないかな?
私は行けるときは絶対何回でも行きたいけど・・・あ、1日1回の登頂で十分だけどね。苦笑






山の斜面にも綺麗に雪が積もっていた。喜
お~~ こんな光景大好き!思わず私の本音が出てしまう。喜






そしてやがて牛滝コースとの合流ポイントまで来た私。
ここまで来ると、山頂は近い。とは言うものの、まだ山頂までは少し登らないといけないんだけど・・
とりあえず一安心・・・といったところ。







ここをひたすら真っ直ぐ登って登って登った先に葛城山頂がある。
そう、ひたすら真っ直ぐ前だけを見つめて走る。

朝一降った雪が、周りの葉っぱに乗っかっている。

先週来たときよりも明らかに今日の方が雪が多かった。
しかも直前に降った雪の影響で、雪質も良く、走りやすい状態になっててくれたのが、一人初雪山登頂の
私には何より嬉しかった。

この雪質が、心の支えになってくれていたような、そんな気がした。
出だし、雨?走れる?みたいな状況で、やめとこうかどうしようか迷っていた私。

けど、来て良かった~~~
やっぱり葛城が私を呼んでいたのだ。喜







そしていつもの絶景のところで、思わず私は雪山に登ってこれたことへの素直な嬉しさを表現したかった。
自転車を立て、その上にカメラを設置し、喜びをポーズして写真を撮る。

ね!嬉しそうでしょ。
だってとってもとっても嬉しいんだもん。

そして、山頂近くにきて、太陽が暖かく私を迎えてくれたような感じで、まぶしいほどの光で照らしてくれた。

皆喜んでいる。喜

サクサクした雪で、本当に得した気分。最高の気分で登ってこれたことへの感謝を表現した写真でしょ。嬉






端の木々の斜面も厚い雪で覆われて、すっかり雪化粧となっていた。
真っ白で凄く綺麗だった。

正に別世界。
本当にここは大坂、和泉葛城山なのだ。喜

そして、明日、又再びここに現れることを約束して、山頂へと向かった。誰に?って?笑
勿論、ここの場所に・・・笑

だから、雪質、そのままにしといてな・・って・・・
明日は仲間も連れてくるから・・と・・・笑





そして、右に曲がると山頂・・・というところで、ちょっと寄り道。
中尾へと通ずるルートの所。

誰もあまり立ち寄ってなさそうな所に、まだ綺麗な雪が残っていた。

思わず吸い寄せられるかのように私は自転車を持って行き、写した写真が下の写真。

タイヤと地面との接触部分が見えないぐらい、すっぽりはまってる。喜
雪もフサフサ状態で、凄く良かったよ。

さぞ、私のマウンテンも喜んでいることだろう。
一番喜んでるのは私だけど・・笑 大喜!

どこにでも行けるマウンテン。舗装路は路面抵抗があってしんどいけれど、風の強い日もMTBならまず安心。
ロードじゃ風にびっくりするときもあるけれど、MTBならどっしりと構えていてくれる。
頼りになる存在である。
正に、今、この時期、大活躍してくれるマウンテン。ありがとう。喜 感謝感謝である。


そして・・・





下の写真が中尾ルートから広がる景色。

滅多に中尾へは行かないけれど、ちょこっと写真撮影。
中尾のルートも厳しい(勾配)ことで有名。
私は、何回か下ったことはあるけれど、登ったことはないルート。もうちょっと脚に自信があったら登るん
だろうけど・・・汗







金剛生駒紀泉国定公園に指定されている和泉葛城山。
幾度となく登ったことのある和泉葛城山。

ここで、実に多くの人と知り合いになり、お互い励まし合い、楽しい思い出を作り出す原点となった。
そして、多くのドラマを作り出し、まだまだこれからも素晴らしいドラマは続いていく。

そう、私の自転車の楽しすぎるドラマは、とどまるところを知らない。
永遠と続いていく。そう、きっと永遠と・・・

それは、ロードでもMTBでも同じように作り出されるドラマ。そして、一人でも皆とでも作り出されるもの。
自転車が素晴らしい乗り物であってよかった。
自転車を通じて、実に多くの素晴らしい体験が出来る。
今までその存在を知らずにいた自分がいる。9年前、私は葛城を登ったときは、一気には登れず、何回も
休憩しながら登ってきた。
時間がかかってでも、苦労してついに山頂にたどり着いたときの何とも言えない感動は、忘れることはない。

今では普通の道なら一気に登れるのが当たり前になっているものの、やっぱり登りきれたときの感動は
計り知れないものなのだ。それは、月日がいくら経っても変わらない。

私が一切葛城を登れなくなる日も、そりゃ、何年か、何十年か先には来るだろう。しかし、70歳になっても、
この自分の足で葛城を登りたいという気持ちはある。やっぱり、それが自信となり、自分に対する励みと
なることは間違いないのだから・・・
え?70歳って極端な・・・って?笑

要は、70歳になっても80歳になっても、ずっと自転車に乗り続けたいという気持ちから出た年齢である。喜






これまででも、色んなハプニングを経験してきた私。逆に色んな感動を味わった私。
そう、どんなときでも常に自転車と一緒。
まず、身近なものを感じ取れるようになった。今までなんとなしに通っていた川のせせらぎの音にも耳を傾ける
ようになったり、季節を通じて、鳴く虫の声や鳥の声で生命が生きているという実感を持ち、同じ場所でも
季節によって木々の葉っぱの色が変わり、それによって本当の季節の変化を自分の目で感じ取れる。

一年後、又ここで同じ風景と出会いたい・・・と思えば、同じ季節に自転車で行けばその風景に出会える。
自分の足がとどまったらそれまでだもんね。

同じようなペースで同じ距離を走れるわけではないけれど、時間がかかってでも私は、10年先、20年先、
同じ感動を同じ場所で味わいたい。
細く、長く、いつまでも・・同じ感動を味わいたい。

自転車は本当に自分を変えてくれた。私の人生を・・・
素晴らしい自転車。感動や、頑張る心を私に与えてくれた。
少なくとも、丸8年、そして9年目に突入した今の私に言えること。

これからもずっと素晴らしい自転車と共に暮らしたい。

そしてまだレポは続く・・・

ちなみに明日も和泉葛城山、行くよ~~~
行きたい人は、チーム練、MTBで宜しく。