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東証大引け 日経平均続伸 470円高、米株高で買い 月間では今年初の下落 国内株概況 2024年4月30日 15:26

2024-04-30 16:08:27 | 日記
東証大引け 日経平均続伸 470円高、米株高で買い 月間では今年初の下落
国内株概況
2024年4月30日 15:26

30日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、終値は前営業日比470円90銭(1.24%)高の3万8405円66銭だった。29日の米株式市場でハイテク株の上げが目立ち、東京市場でも半導体関連を中心に主力株に買いが波及した。日銀が26日まで開いた金融政策決定会合で政策の現状維持を決めた。緩和的な金融政策のもとで円の先安観が根強いとの見方も株買いを後押しし、上げ幅は一時600円を超えた。

日銀が円安に対応して早期に利上げに動くとの警戒感が後退し、日本の株式市場が祝日で休場だった29日の外国為替市場で円相場は34年ぶりに1ドル=160円台をつけた。同日午後からは日本政府・日銀が為替介入に動いたとの観測もあり、一時154円台まで急伸するなど、円相場は乱高下した。ただ、30日の東京市場では再び157円台まで下落するなど、円の先安観は根強く、トヨタやホンダ、SUBARUなど主力の輸出関連株には採算改善を見込んだ買いが入った。

国内では企業の決算発表が本格化し、製造業を中心に市場予想を上回る今期の業績見通しや株主還元策を発表し、好感する買いが集まった。市場予想を上回る2025年3月期(今期)の業績見通しを示した三菱電と日立が上場来高値を更新した。約10年ぶりの大規模な自社株買いを発表したコマツも上場来高値を更新した。午後は商船三井が市場予想を上回る今期の業績見通しを発表したのを手がかりに急騰した。郵船や川崎汽など他の海運株も強含んだ。

利益確定売りなどで、指数の上値が重くなる場面があった。今週は5月の大型連休の谷間で市場参加者が少ないとみられるほか、5月1日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表、同3日には4月の米雇用統計の発表を控え、投資家の様子見姿勢も強かった。

日経平均は4月に月間では4.86%安と、今年初の下落で終えた。月間下落率は22年12月以来1年4カ月ぶりの大きさだった。

30日の東証株価指数(TOPIX)は続伸した。終値は56.69ポイント(2.11%)高の2743.17だった。4月月間では0.91%安と、今年初の下落となった。JPXプライム150指数も続伸し、26.37ポイント(2.26%)高の1191.71で終えた。

東証プライムの売買代金は概算で5兆6678億円、売買高は20億7443万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1374。値下がりは247、横ばいは30だった。

東エレクや信越化、ソフトバンクグループ(SBG)が高い。ファナックと安川電が上昇した。住友商や三菱商、三井物なども買われた。一方、アドテストや日東電が大幅安。TDKやデンソー、住友化が下落した。野村やキッコマンは売られた。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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