生保協会の清水会長、超長期債の運用拡大もまだ積極投資の水準でない
佐野七緒
2023年9月15日 17:07 JST
生命保険協会の清水博会長(日本生命保険社長)は15日の定例会見で、国債への投資について、「増やしてきてはいるが、まだまだ積極的に投資する環境にはない」との認識を示した。
清水会長は日生社長としての立場でコメントした。20年や30年、それ以上の超長期金利に関しては従来より上昇基調であるとして、日生として機動的に国債の運用を広げてきたが、絶対水準としては負債コストと比べると「まだ積極的に買う水準ではない」と述べた。
また、景気回復のために民間企業による賃上げ継続が重要とした一方、継続的な賃金上昇や安定的で持続的な物価上昇の達成が見込まれる状況であるのかについては「まだまだ弱い」と語った。
生保業界としても独占禁止法を順守した取り組みを徹底することが必要-損害保険業界での企業向け保険の保険料事前調整問題受け
性加害は到底許される行為ではない。被害者に寄り添った対応が優先されるべきだ-ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川氏の性加害
日生個社としては、現在ジャニーズ事務所のタレントを起用していないし、また起用する方針もない
関連記事:
生保株が上昇、大和証が「強気」に判断上げ-日銀政策変更を意識
ジャニーズ広告に連鎖する見直しの流れ、「人権」に厳しい目線
最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
LEARN MORE
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます