goo blog サービス終了のお知らせ 

コズモと読んでください COSUMO

株式、債券、為替、投資信託を主に

米国株、ダウ反発し443ドル高 米労働市場を巡る懸念が後退 S&P500種は3カ月半ぶりに6000台回復 米国・欧州株概況 2025年6月7日 5:56

2025-06-06 21:50:22 | 日記
米国株、ダウ反発し443ドル高 米労働市場を巡る懸念が後退 S&P500種は3カ月半ぶりに6000台回復
米国・欧州株概況
2025年6月7日 5:56

【NQNニューヨーク=森川サリー】6日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日ぶりに反発し、前日比443ドル13セント(1.04%)高の4万2762ドル87セントで終えた。この日発表の5月の米雇用統計が労働市場の底堅さを示し、雇用悪化を巡る過度な懸念が後退。主力株を中心に買いが入った。貿易問題を巡る米中協議への期待も相場を支えた。

朝発表の5月の米雇用統計では、非農業部門の雇用者数が前月比13万9000人増え、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(12万5000人増)を上回った。平均時給も前月比0.4%上昇と市場予想(0.3%上昇)を上回った。失業率は4.2%で市場予想と一致した。

前日までに発表された雇用関連指標では労働市場の伸びが鈍化していることを示す内容が目立ち、市場では米景気に対する先行き不透明感が強まっていた。「労働市場に対する悲観的な雰囲気が漂っていたが、雇用統計を受けて安心感が広がった」(ニューブリッジ・セキュリティーズのドナルド・セルキン氏)との指摘があった。

ダウ平均の構成銘柄ではないが、テスラが反発した。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)とトランプ米大統領との批判の応酬がいったん収まった。前日に14%あまり下落したこともあり、見直し買いも入りやすかった。「市場参加者からすれば娯楽のようなもので、長期的なテスラ株の下振れリスクではない」(ケース・キャピタル・アドバイザーズのケニー・ポルカリ氏)との見方があった。

米国と中国の貿易交渉が進展するとの期待も相場を支えた。トランプ氏は6日午後、来週9日にロンドンで米中の閣僚級協議を開くと自身のSNSに投稿した。米国からはベッセント米財務長官、ラトニック米商務長官、米通商代表部(USTR)のグリア代表が出席する。「具体的な内容がまとまるまで、様子を見たい」(ケースのポルカリ氏)との声もあった。

ダウ平均の構成銘柄ではセールスフォースやアマゾン・ドット・コム、アップルが上昇した。シェブロンやメルク、ゴールドマン・サックスも高かった。一方、ホーム・デポとマクドナルドが安かった。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は反発した。前日比231.505ポイント(1.19%)高の1万9529.953(速報値)と2月20日以来、約3カ月半ぶりの高値で終えた。アルファベットやメタプラットフォームズ、パランティア・テクノロジーズが上昇した。一方、前日に四半期決算を発表した半導体のブロードコムは下落した。

多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数は反発した。前日比61.06ポイント(1.02%)高の6000.36と、2月21日以来の高値で終えた。

最新の画像もっと見る