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一進一退、米株高が支え(先読み株式相場) 2020/6/15 6:45

2020-06-15 08:07:08 | 日記
一進一退、米株高が支え(先読み株式相場)
2020/6/15 6:45

15日の日経平均株価は一進一退となりそうだ。前週末の米ダウ工業株30種平均は4日ぶりに反発し、米株式相場の水準調整がいったん収まったとの見方から押し目買いが入るだろう。もっとも新型コロナウイルスの感染第2波への警戒感から戻り待ちの売りも出やすい。日経平均は前週末終値(2万2305円)近辺で推移するだろう。

前週末12日のダウ平均は前日比477ドル高の2万5605ドルで終えた。11日に1861ドル安と過去4番目の下落幅を記録し、割高感が和らいだとみた個人投資家などの押し目買いが優勢だった。米長期金利が5営業日ぶりに上昇したのを手掛かりに、金融株に買いが目立った。

前週末の大阪取引所の夜間取引で日経平均先物9月物は12日清算値を50円上回る2万2190円で終えた。

15日早朝の外国為替市場で円相場は1ドル=107円台前半で推移している。前週末の米銀行株高や円安進行を追い風に、東京市場でも銀行株や自動車など輸出関連銘柄に買いが先行する公算が大きい。

半面、足元の株式相場の不安定さを背景に企業業績や景気動向の分析を重視する長期投資家は買いを見送っている。「日経平均はCTA(商品投資顧問)の平均買いコストを下回る水準まで下げており、買い持ち高の解消売りが続く」(国内証券のストラテジスト)との見方もある。東京都の新型コロナ新規感染者数が14日に47人と、5月5日以来の高水準となったのも相場の重荷になる可能性がある。

15日は中国で5月の工業生産高、同月の小売売上高、1~5月の固定資産投資など重要経済指標が発表になる。同国の5月の貿易統計(ドル建て)では輸出と輸入がそれぞれ前年割れとなり、輸入の落ち込みは市場予想を超える低調さだった。内外需ともに弱含むが「復調が遅れている個人消費の回復が確認できれば、中国内需の慎重な見方が和らいで株式相場にプラスになる」(国内証券のエコノミスト)との声が聞かれた。

日本では日銀が16日まで金融政策決定会合を開く。米国では6月のニューヨーク連銀製造業景況指数が発表される。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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