コズモと読んでください COSUMO

株式、債券、為替、投資信託を主に

米国株、ダウ続伸し130ドル高 1年11カ月ぶり高値 ナスダックも年初来高値 米国・欧州株概況 2023年12月9日 6:30

2023-12-09 06:34:48 | 日記
米国株、ダウ続伸し130ドル高 1年11カ月ぶり高値 ナスダックも年初来高値
米国・欧州株概況
2023年12月9日 6:30

【NQNニューヨーク=矢内純一】8日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸した。前日比130ドル49セント(0.36%)高の3万6247ドル87セントと1週間ぶりに年初来高値を更新した。2022年1月以来およそ1年11カ月ぶりの高値。朝発表の11月の米雇用統計は総じて強い内容だったが、米連邦準備理事会(FRB)が一段と金融引き締めをするほどではないと受け止められた。米景気悪化への懸念も和らぎ、主力株の一部に買いが入った。

11月の米雇用統計では、非農業部門の雇用者数が前月に比べ19万9000人増え、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(19万人増)を上回った。失業率は3.7%と前月の3.9%から低下した。平均時給は前月比の上昇率が0.4%と市場予想の0.3%より高かった。

雇用統計の発表を受け、米債券市場では長期金利が上昇(長期債価格が下落)し、株式の相対的な割高感を意識した売りが先行した。その後は次第に買いが優勢となった。市場では「雇用統計は景気が大幅に落ち込むことへの懸念を和らげ、株買いを促した」(FHNファイナンシャルのクリス・ロウ氏)との見方があった。

ミシガン大学が8日発表した12月の消費者態度指数(速報値)は前月から改善した。1年後の予想インフレ率は3.1%と前月(4.5%)を下回り、21年3月以来の低水準となった。消費者マインドが上向き、期待インフレが下がったことも、株式相場には追い風となった面がある。

個別では、航空機のボーイング、金融のゴールドマン・サックスが上昇した。石油のシェブロンや半導体のインテルも上げた。半面、機械のハネウェル・インターナショナルと小売りのウォルマートが下落した。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も続伸した。前日比63.979ポイント(0.44%)高の1万4403.973と、およそ5カ月ぶりに年初来高値を更新した。22年4月以来の高値。半導体のエヌビディア、交流サイトのメタプラットフォームズなどが買われた。

多くの機関投資家が運用指標にするS&P500種株価指数も続伸した。前日比18.78ポイント(0.40%)高の4604.37と、22年3月以来の高値となった。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿