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株式、債券、為替、投資信託を主に

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2019-08-21 17:21:48 | 日記
(ブルームバーグ): 年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の水野弘道理事兼最高投資責任者(CIO)は20日、グローバル市場が非常にシンクロナイズ(同期化)された状況の下で、運用担当者はあらゆる資産クラスで損失を出す危険があると語った。
  水野氏は米カリフォルニア州サクラメントで、GPIF(運用資産額約1兆5000億ドル=約159兆円)が過去3カ月の間に株式と債券、為替ポジションで損失を出したことを明らかにした。
  水野氏は、米最大の公的年金であるカリフォルニア州職員退職年金基金(カルパース)の理事会で、株式で損失を被る際には債券で利益が得られるというのが、ポートフォリオ分散の一般通念だが、GPIFがあらゆる資産クラスで損失を出し、為替差損も被る状況は、これまで起きたことがないと説明した。
  GPIFの2001-18年度の運用収益率はプラス3.03%。一方、カルパースは年間目標のプラス7%に対し、年間平均の運用実績はプラス6%強となっている。
  国内株式と国内債券を合わせると、今年3月末時点でGPIFの運用資産全体の半分以上を占めるが、多くの日本債の利回りがマイナスとなり、日経平均株価も過去3カ月で約3%下落した。GPIFはプライベート資産などに積極的に投資することで、伝統的な投資対象と相関性のないリターンを得ることを目指している。オルタナティブ資産の基本ポートフォリオに占める割合の上限は5%に設定されている。
  水野氏は、公開市場と必ずしも相関性がないのは明らかという理由からプライベート資産やプライベート投資をどこも増やそうとしており、参加者と取引が混み合う「クラウディッド・トレード」の様相が強まっていると指摘した。  
原題:Japan’s $1.5 Trillion Manager Warns of Global Investing Losses(抜粋)
(GPIFの運用資産構成などを追加して更新します.)
記事に関する記者への問い合わせ先:ロサンゼルス John Gittelsohn johngitt@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Alan Mirabella amirabella@bloomberg.net, Josh Friedman、Vincent Bielski
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©2019 Bloomberg L.P.

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