ドジャース 大谷翔平 タイムリーで勝利に貢献 2勝2敗タイに
2024年10月10日 16時03分
大リーグプレーオフのナショナルリーグの地区シリーズは、ドジャースとパドレスの第4戦が行われ、大谷翔平選手が貴重なタイムリーヒットを打ってドジャースが8対0で快勝しました。
対戦成績は2勝2敗となり、11日に行われる第5戦で勝ったチームがリーグ優勝決定シリーズに進出します。
記事後半では、大谷選手の全打席を詳しくお伝えしています。
NHKプラスで タイムリーヒットの場面を10/17(木) 午後0:15 まで配信
ドジャースの1勝、パドレスの2勝で迎えた第4戦は、パドレスの本拠地サンディエゴで行われました。
1番・指名打者で先発出場した大谷選手は1回の第1打席でセカンドゴロに倒れましたが、続くベッツ選手のソロホームランで1点を先制しました。
2回は2アウト一塁三塁で大谷選手が打席に立ち、変化球をライト前に運び、2試合連続のヒットがタイムリーとなって2点目を挙げると、ベッツ選手にもタイムリーヒットが出て、3対0とリードを広げました。
さらにドジャースは3回、5番・スミス選手のツーランホームランで5対0とパドレスを突き放しました。
大谷選手は4回、1アウトランナーなしで第3打席に立ち、フォアボールで塁に出たあと、ベッツ選手のセンターフライで、俊足を生かして二塁へとタッチアップを決めました。
さらに、次のバッターの三塁線への当たりをパドレスのサード、マチャード選手がはじき、大谷選手は二塁から一気にホームを狙いました。しかし、打球は塁審の手に当たりマチャード選手がこれをすぐに拾ってホームに送球し、大谷選手はタッチアウトとなりました。
6回の第4打席もフォアボール、8回の第5打席は空振り三振に倒れ、大谷選手はこの試合3打数1安打1打点、2四球でした。
ドジャースは好調のパドレス打線を8人のピッチャーで無失点に抑え、試合は8対0で勝って対戦成績を2勝2敗の五分に戻しました。
パドレスの松井裕樹投手は9回に7人目としてプレーオフで初登板を果たし、1イニングを投げてヒット1本を打たれたものの、三振は1つ奪って無失点に抑えました。
11日の第5戦はドジャースの本拠地ロサンゼルスで行われ、勝ったチームがリーグ優勝決定シリーズに進出します。
第5戦 ダルビッシュ先発登板へ
第5戦でパドレスは、第2戦で7回1失点と好投したダルビッシュ有投手が中4日で先発登板することになりました。
シルト監督は「第5戦には間違いなく投げる。彼はキャリア通算で203勝をあげていて、大舞台も経験してきた」と話し、絶大な信頼を寄せる38歳のベテランに大一番の先発を託します。
対するドジャースの先発はまだ明らかになっていませんが、第1戦で3回5失点だった山本由伸投手が中5日、第2戦で6回途中4失点だったフレアティ投手が中4日となるため、どちらも登板が可能となります。
ロバーツ監督は先発について「いくつかの選択肢がある。きょうと同じ作戦を立ててリリーフピッチャーでつなぐ“ブルペンゲーム”を組むこともできるし、フレアティや由伸を先発させることもできる。今夜投げた投手たちがあすどう疲労を感じるかも判断材料にしたい」と話していました。
パドレス 松井 「無失点よかった 第5戦楽しみ」
9月29日のレギュラーシーズン最終戦以来10日ぶりの登板となった松井投手はプレーオフ初登板を振り返り、「少し久しぶりだったのでかなり前のめり過ぎてまっすぐの動きなどもよくなかったが、無失点だったのでとりあえずよかった」とほっとした様子でした。
登板後はダルビッシュ投手から「とりあえず無事に帰ってきてよかった。お疲れさま」と声をかけられたということで、「いつも話を聞いていて勉強になることが多い。ダルビッシュさんの攻め方や技術を、最高峰の第5戦という場所で見られるのがすごく楽しみだ」と話していました。
【解説】明暗わけた投手起用
ドジャースは負ければシーズン終了、パドレスは勝てば地区シリーズ突破という勝負の一戦で、明暗をわけたのは両チームの投手起用でした。
ドジャースは当初、今シーズン3勝をあげているナック投手の先発登板が予想されていました。
しかし、あとがない状況でロバーツ監督は、9月の防御率が5.14とシーズン終盤に安定感を欠いていたルーキーではなく、防御率リーグ3位の3.53とチームを支えてきたリリーフ陣で短いイニングをつないでいく「ブルペンデー」を選択しました。
相手の打順を見ながらピッチャー8人を小刻みにつなぎ、これまで3試合で21得点を奪われていたパドレスを打線を無失点に抑えて勝利をたぐり寄せました。
さい配がずばり当たったロバーツ監督は「全体を通してとても効率的で効果的だった」と選手達をたたえました。
一方、パドレスはチームトップの14勝をあげ、第1戦にも先発したシース投手に託しましたが、2回途中3失点と流れを作ることができませんでした。
シース投手は中3日と短い間隔となったことの影響は否定しつつも、「攻めることはできていたが、コントロールがよくなかった」と悔やみました。最終第5戦も両チームのさい配に注目です。
2024年10月10日 16時03分
大リーグプレーオフのナショナルリーグの地区シリーズは、ドジャースとパドレスの第4戦が行われ、大谷翔平選手が貴重なタイムリーヒットを打ってドジャースが8対0で快勝しました。
対戦成績は2勝2敗となり、11日に行われる第5戦で勝ったチームがリーグ優勝決定シリーズに進出します。
記事後半では、大谷選手の全打席を詳しくお伝えしています。
NHKプラスで タイムリーヒットの場面を10/17(木) 午後0:15 まで配信
ドジャースの1勝、パドレスの2勝で迎えた第4戦は、パドレスの本拠地サンディエゴで行われました。
1番・指名打者で先発出場した大谷選手は1回の第1打席でセカンドゴロに倒れましたが、続くベッツ選手のソロホームランで1点を先制しました。
2回は2アウト一塁三塁で大谷選手が打席に立ち、変化球をライト前に運び、2試合連続のヒットがタイムリーとなって2点目を挙げると、ベッツ選手にもタイムリーヒットが出て、3対0とリードを広げました。
さらにドジャースは3回、5番・スミス選手のツーランホームランで5対0とパドレスを突き放しました。
大谷選手は4回、1アウトランナーなしで第3打席に立ち、フォアボールで塁に出たあと、ベッツ選手のセンターフライで、俊足を生かして二塁へとタッチアップを決めました。
さらに、次のバッターの三塁線への当たりをパドレスのサード、マチャード選手がはじき、大谷選手は二塁から一気にホームを狙いました。しかし、打球は塁審の手に当たりマチャード選手がこれをすぐに拾ってホームに送球し、大谷選手はタッチアウトとなりました。
6回の第4打席もフォアボール、8回の第5打席は空振り三振に倒れ、大谷選手はこの試合3打数1安打1打点、2四球でした。
ドジャースは好調のパドレス打線を8人のピッチャーで無失点に抑え、試合は8対0で勝って対戦成績を2勝2敗の五分に戻しました。
パドレスの松井裕樹投手は9回に7人目としてプレーオフで初登板を果たし、1イニングを投げてヒット1本を打たれたものの、三振は1つ奪って無失点に抑えました。
11日の第5戦はドジャースの本拠地ロサンゼルスで行われ、勝ったチームがリーグ優勝決定シリーズに進出します。
第5戦 ダルビッシュ先発登板へ
第5戦でパドレスは、第2戦で7回1失点と好投したダルビッシュ有投手が中4日で先発登板することになりました。
シルト監督は「第5戦には間違いなく投げる。彼はキャリア通算で203勝をあげていて、大舞台も経験してきた」と話し、絶大な信頼を寄せる38歳のベテランに大一番の先発を託します。
対するドジャースの先発はまだ明らかになっていませんが、第1戦で3回5失点だった山本由伸投手が中5日、第2戦で6回途中4失点だったフレアティ投手が中4日となるため、どちらも登板が可能となります。
ロバーツ監督は先発について「いくつかの選択肢がある。きょうと同じ作戦を立ててリリーフピッチャーでつなぐ“ブルペンゲーム”を組むこともできるし、フレアティや由伸を先発させることもできる。今夜投げた投手たちがあすどう疲労を感じるかも判断材料にしたい」と話していました。
パドレス 松井 「無失点よかった 第5戦楽しみ」
9月29日のレギュラーシーズン最終戦以来10日ぶりの登板となった松井投手はプレーオフ初登板を振り返り、「少し久しぶりだったのでかなり前のめり過ぎてまっすぐの動きなどもよくなかったが、無失点だったのでとりあえずよかった」とほっとした様子でした。
登板後はダルビッシュ投手から「とりあえず無事に帰ってきてよかった。お疲れさま」と声をかけられたということで、「いつも話を聞いていて勉強になることが多い。ダルビッシュさんの攻め方や技術を、最高峰の第5戦という場所で見られるのがすごく楽しみだ」と話していました。
【解説】明暗わけた投手起用
ドジャースは負ければシーズン終了、パドレスは勝てば地区シリーズ突破という勝負の一戦で、明暗をわけたのは両チームの投手起用でした。
ドジャースは当初、今シーズン3勝をあげているナック投手の先発登板が予想されていました。
しかし、あとがない状況でロバーツ監督は、9月の防御率が5.14とシーズン終盤に安定感を欠いていたルーキーではなく、防御率リーグ3位の3.53とチームを支えてきたリリーフ陣で短いイニングをつないでいく「ブルペンデー」を選択しました。
相手の打順を見ながらピッチャー8人を小刻みにつなぎ、これまで3試合で21得点を奪われていたパドレスを打線を無失点に抑えて勝利をたぐり寄せました。
さい配がずばり当たったロバーツ監督は「全体を通してとても効率的で効果的だった」と選手達をたたえました。
一方、パドレスはチームトップの14勝をあげ、第1戦にも先発したシース投手に託しましたが、2回途中3失点と流れを作ることができませんでした。
シース投手は中3日と短い間隔となったことの影響は否定しつつも、「攻めることはできていたが、コントロールがよくなかった」と悔やみました。最終第5戦も両チームのさい配に注目です。
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